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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。

めまい

今日は専門チャンネルをいじっていたら、ヒッチコック監督の「めまい」をやる事を知りましたので、それを観ました。ちなみに「めまい」の前にやっていたのが、「サイコ」でした。


ストーリー
「スコティ」ことジョン・ファーガソン刑事は、犯人を追う途中に同僚を死なせてしまったショックで、高所恐怖症によるめまいに襲われるようになり、警察を辞めてしまう。そこへ学生時代の友人エルスターが現れて、何かに憑かれたかのように不審な行動する妻マデリンを調査してほしいという。スコティはマデリンを尾行するうちに、彼女の先祖であり過去に不遇の死を遂げた人物、カルロッタの存在を知る。カルロッタは髪型から首飾りまでマデリンそっくりであり、後にスコティはエルスターに、マデリンはカルロッタの亡霊に取り憑かれていると聞かされる。
尾行を続けていると彼女は突然海に飛び込み投身自殺を図る。そこを救い出したスコティは初めて彼女と知り合うことになり、やがて二人は恋へと落ちていく。スコティは彼女を救おうと思い、マデリンが夢で見たスペイン風の村へ向かうが、マデリンはカルロッタの自殺した教会へと走っていく。スコティは追いかけるが、高所恐怖症によるめまいのために追いつくことが出来ず、マデリンは鐘楼の頂上から飛び降りてしまう。マデリンの転落は事故と処理され、エルスターは彼を慰めながら、自分はヨーロッパへ行くと告げる。
自責の念から精神衰弱へと陥り、マデリンの影を追いかけ続けるスコティはある日、街角でマデリンに瓜二つの女性を発見する。追いかけると、彼女はかつてマデリンの通っていたカルロッタの旧居のアパートに住む、ジュディという女だという。スコットはジュディとデートの約束を取り付けるが、ジュディは自責の念に駆られる。知らないふりをしてはいるが、スコティに「マデリン」として会っていたのは、誰でもない彼女自身だったからだ。高所恐怖症のスコティを利用して、エルスターの妻殺しという完全犯罪に加担していたのである。
スコティは、せっかく出会えたジュディをも失う第二のトラウマを抱えて、精神衰弱から次第に正気を失っていく。一方ジュデイは、スコティをだます過程で次第に彼を愛してしまっていた。ジュディはスコティの狂気じみた要望に素直に応え、洋服、髪型、なにもかもをマデリンと同じにし、死んだはずの「マデリン」へと次第に変貌していく。
ジュディとスコティはいびつな愛を育もうとするが、ある時二人でデートに行く際、その愛は破綻を迎える。ジュディの頼みでスコティが首にかけようとしたネックレスは、マデリンがカルロッタのものとして身に着けていたネックレスそのものだった。真相がはっきりと見えてしまったスコティはジュディを、マデリンが転落した教会へと連れて行き、彼女を問い詰める。高所恐怖症も忘れ、鐘楼の頂上でジュディに迫るスコティ。しかし、そのとき暗がりから突然現れた影におびえたジュディは、バランスを崩してマデリンと同じように転落する。絹を裂くような悲鳴。突然現れた影は、実はものものしい雰囲気を不審に感じて鐘楼に上がってきた修道女だった。十字を切り、転落した女の冥福を祈って鐘を鳴らす修道女。スコティは、呆然としてその鐘の音を聞いているばかりだった。


解説&感想
アルフレッド・ヒッチコックが手掛けた、ミステリー映画の1本。
前半部分では幽霊に取り憑かれ女性!?という、ヒッチコックの映画にしては珍しい非現実的な恐怖を扱った恐怖映画かと思いましたが、中間辺りで実はそれが全部嘘であった事が明らかになって、いつものヒッチコックに戻った感じはありました。
ただ前半はサクサク進んでいたのに対し、後半は少しグダグダ気味なのはちょっと残念でした。
しかし仲間の妻殺しに協力し、まんまと主人公を利用してターゲットを殺したのは良かったけど、主人公を愛してしまい、しかもその主人公に正体がバレて、最期は精神的に追い詰められ、皮肉な事に自分が殺した相手と同じ死に方をするストーリーは見応えがあり、観る者を中々飽きさせません。人間悪い事は出来ず、やっても必ずそれが自分に返ってくるという事ですね。まさに因果応報。
毎度お馴染みのバーナード・ハーマンが担当した音楽も、妖しくも独特な雰囲気に包まれており、聴き応え抜群です。
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スタッフ
監督、製作:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:アレック・コペル、サミュエル・テイラー
原作:ピエール・ボワロー、トマ・ナルスジャック
音楽:バーナード・ハーマン
撮影:ロバート・バークス
編集:ジョージ・トマシーニ


キャスト
ジョン・"スコティ"・ファーガソン:ジェームズ・ステュアート
マデリン・エルスター、ジュディ・バートン:キム・ノヴァク
ミッジ:バーバラ・ベル・ゲデス
エルスター:トム・ヘルモア


OPです。一応CGが使われているそうですが、これがまた何とも言えない幻想的な雰囲気を出しており、さらにハーマンの音楽もあって、それがより一層強まっています。僕は正直本編より、このOPの方が好きだったりします↓

1枚目:アメリカ映画名作案内  めまい Vertigo
2枚目:Movie Review Vertigo (1958) The Ace Black Blog
参考:めまい (映画) - Wikipedia
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by asabatyou | 2012-05-26 18:19 | 映画 | Comments(4)
Commented by 光を持つ者 at 2012-09-14 02:59 x
僕もこの映画は、見た事があります。

高所恐怖症となったスコティは、死んだ筈の女と瓜二つ(同一人物なんだから当たり前ですが)の女性を前に狂気と紙一重となり、ジュディは別人になりすまして犯罪に荷担したために、罪悪感に苛まれていくという幻想的かつ陶酔的なストーリーは、美しく官能的で、そして愚かしい香りを匂わせながら破滅へのフィナーレを迎えるという見応えがありました。

しかし、この映画は公開当時は興行的に失敗したそうです。原因は、主演のジェームズ・ステュアートが老けて見えたからだとヒッチコック監督はコメントしています。やはり、スターは若く見られてなんぼなんでしょうね。

つづく
Commented by 光を持つ者 at 2012-09-14 03:09 x
そのせいか、ヒッチコック監督の次回作であり、集大成とも言われている作品『北北西に進路を取れ』では、主演に自分を使ってくれと監督に頼み込んでもヒッチコック監督は、これを断り主演にはケーリー・グラントになりました。実際には、グラントの方がステュアートより年上なのですがね。

この作品を最後に、ジェームズ・ステュアートはアルフレッド・ヒッチコック監督と袂を分かつ事になりました。

また、ヒロインであるキム・ノヴァクも事あるごとに監督は酷評したみたいです。

つづく
Commented by 光を持つ者 at 2012-09-14 03:15 x
キム・ノヴァクといえばフランク・シナトラ主演の映画『黄金の腕』にて、相手役に抜擢されブレイクしたのですが、現在は女優を引退されてるみたいです。

あまり監督としても満足のいく作品じゃなかったのでしょう。後年になって高い評価をされるようになったのは、あまりにも皮肉です。やはり、この映像効果を用いた作品は世に出るのが早すぎたのだと思います。

asabatyouさんは、これらについてどう思われますか?
Commented by asabatyou at 2012-09-14 19:54
そうだったのですか。
でもジェームズが老けて見えたからと言って、それが悪い方向に行ってしまう事があるんでしょうか?よく分かりません。
でもあの映画のジェームズは、確かに老けて見えました。
僕としては「スミス都へ行く」や「素晴らしき哉、人生!」の時の方が好青年といいますか、若々しさがあって好きです。

「実際には、グラントの方がステュアートより年上なのですがね。」そ、そうですか(笑)。そう思いますと、年齢と外見が必ず一致するとは限らないと、改めて感じます。

後年になって評価された作品といいましたら、フリッツ・ラングの「メトロポリス」や、「電光超人グリッドマン」などがありますね。
グリッドマンは今でこそ共感出来る部分があって面白いですが、放送当時はネットが普及していなかった為、設定や世界観などが分かりにくかった事もあり、大ヒットしませんでしたから。