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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。

街の灯

今日は借りたDVDの1枚「街の灯」を観ましたので、その事について書きます。
本作は中学生ぐらいの時に初めて観たのですが、ちょうどそれ以来です。


ストーリー
放浪者のチャップリンは、花売りをしている1人の娘に恋をした。
だが彼女は目が見えなかった事もあり、チャップリンが金持ちの人だと勘違いしてしまう。
そんな時チャップリンは自殺しようとしていた金持ちの男性と親友になるが、その人は酔っ払いだった事もあり、普通に戻るとチャップリンの事を忘れてしまうのだった。
チャップリンはその人の助けを得ながら、彼女に食べ物などを与え親しくなっていくが、それは長くは続かなった。
娘は熱を出して倒れ、さらに家賃を滞納していた事もあって立ち退きを迫られていたのだった。
チャップリンは彼女を救う為に色んな仕事をするが、全部失敗に終わり思うとおりにいかなかった。
チャップリンは金持ちの友人に助けを求めるが、泥棒に間違えられ、友人も酔いもすっかり覚めていて記憶がなくなっており、警察達に捕まってしまう。
それから時が流れ、刑務所から出たチャップリンは花売り娘と再会する。
彼の努力もあって娘は、ちゃんと目が見えるようになっていたのだった。
チャップリンは正体がバレたらどうしようと思い、その場から立ち去ろうとするが、娘は哀れみから花と小銭を手渡そうとする。
その瞬間、娘はチャップリンこそが今まで自分を助けていた恩人である事に気付くのだった。


解説&感想
チャップリンが手掛けたサイレントのコメディー映画(ただし音楽や一部の効果音が付いている。冒頭のシーンではセリフもあるが、加工されている為何を言っているのか分からなくなっている。これはすでに普及していたトーキー映画に対する皮肉と思われる)。
改めて観て思ったのですが、これは完全に淀川長治さん好みの作品ですね。
淀川さんはどんな困難があっても自分の責任に生きて、幸福をいつか努力でつかむという主人公の出る映画が好きだったそうですが、これはまさにその通りの作品です。
主人公のチャップリンは惚れた女性を救う為に、ボロボロになりながらも仕事をし、時には強敵を相手にボクシングをしながらも(「チャップリンの拳闘」にもあったが、チャップリン自身がボクシングのシーンがお気に入りだったらしく、それを再びやったという事らしい)絶対に諦めず、最後は彼女を救う事に成功する物語であり、まさにチャップリンの人を愛する気持ちや優しさが純粋に出ていたからこそ、淀川さんは大好きになったんじゃないかと思います。
また前半でチャップリンが自殺しようとしている金持ちの男性を助けるシーンがあるのですが、あれは後の「志村けんのバカ殿様」にあるコントそのものでした。
元々志村さんはチャップリンが好きみたいですから、自分のコントで自分なりのチャップリンをやりたかった、もしくは敬意を払いたかったのではないかと思います。
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スタッフ
製作、監督、脚本、編集、作曲:チャールズ・チャップリン
撮影:ローランド・トザロー
音楽:アルフレッド・ニューマン、チャールズ・チャップリン
美術:チャールズ・D・ホール
助監督:アルバート・オースチン、ヘンリー・バーグマン、ハリー・クロッカー
編曲:アーサー・ジョンソン


キャスト
放浪者:チャールズ・チャップリン
盲目の花売り娘:ヴァージニア・チェリル
花売り娘の祖母:フローレンス・リー
富豪:ハリー・マイヤーズ
富豪の執事:アラン・ガルシア
市長、雑役従事の労働者:ヘンリー・バーグマン
ボクサー:ハンク・マン
清掃夫、押し込み:アルバート・オースチン
レフェリー:エディ・ベイカー
新聞の立ち売り:ロバート・パリッシュ、マーガレット・オリヴァー


予告編です。考えてみたらサイレント映画の予告編を観るのは、「ロスト・ワールド」の時以来です↓

1枚目:カフェ・ローエル--パーシヴァル・ローエルも冥王星も、不滅です!
2枚目:映画「街の灯」  喜劇王チャップリンに対する大いなる誤解を解く - シャルル・パナール博士の異常な愛情書いてある事も大変面白くて、是非一度は読んでほしい
参考:志村けんはチャップリンの笑いのツボを勉強しましたか? - Yahoo!知恵袋街の灯 - Wikipediaチャップリンの拳闘 - Wikipedia映画少年・淀川長治
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by asabatyou | 2012-07-23 20:07 | 映画 | Comments(0)