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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。

サーカス

今日は借りたDVDの1枚「サーカス」を観ましたので、その事について書きます。


ストーリー
泥棒と間違えられた放浪者のチャップリンは、たまたま近くにあったサーカスに逃げ込み、偶然観客達を爆笑させた事からあっという間に人気者になる。
そのサーカスで働く事になったチャップリンだったが、そこで働いている娘のマーナに恋するようになる。
ある日の事、マーナが美男子と結ばれるという占いを知り、ひょっとしたら自分かもと思い込んでハイテンションになるチャップリンだったが、現実は残酷だった。
マーナが恋した相手は綱渡り芸人のレックスであった。それを知ったチャップリンはすっかりやる気をなくし、仕事に身が入らなくなる。
そうしている内に、またしても綱渡りをする時間が来たが、レックスの姿がなかった。
どこを捜しても見つからなかった為、チャップリンが代わりに綱渡りをしたが、やはり思うとおりに出来ず大失敗し、とうとうサーカスから追放されてしまった。
その日の夜、チャップリンは1人でブラブラとしていたが、そこへマーナがやって来た。
マーナはチャップリンを心配し後を追って来て、もうサーカスに戻るつもりはないと言うが、「自分と一緒にいるより、レックスといる方が幸せなのでは?」と考えたチャップリンは、自分の恋を諦め2人を結びつける事に成功する。
次の日、サーカスは別の場所へ移動する事が決まった。マーナ達は一緒に行こうよとチャップリンを誘うが、チャップリンはそれを断りその場に残る事を決意した。
サーカス達はあっという間に去り、今まで大勢の人がいた事が嘘のように一気に静かになった。
しばらく座り込んだチャップリンだったが、スッと立ち上がると、また何処かへ去って行くのだった。


解説&感想
チャップリンがサーカスを舞台に大活躍する姿を描いた、コメディ映画。
個人的には「モダン・タイムス」の次に観たチャップリンの映画であり、印象に残っている作品だったりします。
改めて思ったのですが、僕はこの映画のチャップリンが一番共感と感情移入出来ました。
チャップリンの映画は元から奥さんがいたりする、もしくは最後はヒロインと結ばれるというパターンが見られますが、この作品ではヒロインと出会いはしますが、結ばれる事はなく、彼女の幸せを願って自分の恋を諦めて終了します。
これですね。普通恋はしても創作物の世界みたいに上手くいかず、何らかの理由があったりしてフラれるのがオチですからね…。
好きな人が出来たんだけど、肝心の相手は他に好きな人がいて、自分の事は単なる友達としか思っていない。嫉妬してしまったけど、最後は彼女の事を諦めて去って行く…。泣かせるではありませんか。だから、この作品は良いんだと思います。
僕は恋愛系の作品に関する知識はないですが、大抵こういうジャンルはアニメやドラマにしろ、必ず主人公とヒロインが結ばれてリア充万歳的なイメージがあるのですが、僕としては「サーカス」みたいな感じのストーリーの方が、絶対にみんなの共感を得られるような気がするのです。
だって世の中作り話の世界みたいに、理想の恋愛が出来る人って、そんなにいないでしょうから。
「男はつらいよ」シリーズもこんな感じのストーリーらしいですし、アニメや漫画などでも「サーカス」みたいな感じのストーリーを作っても良いと思うのに、何でやらないんでしょうね?絶対この方が良いのに…。
鬱映画として有名なスタジオジブリの「耳をすませば」だって本作みたいだったら、今程ギャーギャー言われる事もなかったかもしれませんよ(笑)?
チャップリン自身は本作をあまり気に入っていないようですが、僕は昨日観た「街の灯」より好きです。
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スタッフ
監督、脚本、音楽、作曲、主題歌、製作、編集:チャールズ・チャップリン(音楽は再公開の時に、追加したもの)
助監督、広報宣伝係:ハリー・クロッカー(助監督をやっていた事は、ノンクレジット)
撮影:ローランド・トザロー


キャスト
放浪者:チャールズ・チャップリン
座長の娘マーナ:マーナ・ケネディ
綱渡り芸人・レックス、不平を言う小道具係、ピエロ:ハリー・クロッカー
老ピエロ:ヘンリー・バーグマン
サーカスの座長:アラン・ガルシア


劇中の一部です。この綱渡りのシーンでは、チャップリンはスタントマンや特撮を使わず、全部自力でやっているそうです。このシーンの為に700回以上もやったんだとか…。
またチャップリンの邪魔をする猿達の中の1匹は、「キートンのカメラマン」でバスター・キートンと共演した猿と同一個体らしく、チャップリンは1949年に次女が生まれた時、この猿と同じジョゼフィンという名前を付けたそうです↓

1枚目:映画パンフレット専門店 - 46番館
2枚目:What About Bobbed
参考:サーカス (映画) - Wikipediaサーカス(1928) - みんなのシネマレビューサーカス
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by asabatyou | 2012-07-24 19:45 | 映画 | Comments(7)
Commented by エースロボット改 at 2012-07-27 17:34 x
スタントを使わずに自力で綱渡りのシーンを撮るって、まるでジャッキーチェンみたいですね。
いままでチャップリンといえば奇抜な芸というイメージでしたけど、さすが喜劇王と呼ばれるだけあってすごいプロ根性の持ち主だったんですね。
Commented by asabatyou at 2012-07-27 20:20
この綱渡りのシーンでは、本当に命がけの撮影だったそうです。
でもコメディなのに、派手なアクションもしくはスタントがあると言ったら、バスター・キートンの方ですね。
あの人はそれを売りの1つにしていましたし、やはり全部自力でやっていましたからね。映像がいくつかありますので、もし良ければどうぞ→http://www.nicovideo.jp/watch/sm614240、http://www.nicovideo.jp/watch/sm9692640、http://www.nicovideo.jp/watch/sm10501912

ちょうど同じ時期に活動していたハロルド・ロイドも、同じような感じだったらしいですが、彼の映画は1本も観た事がないので、詳しい事は全然分かりません。
Commented by 光を持つ者 at 2012-09-23 23:51 x
いつかコメントしましたが、チャップリンの作品は僕も見ました。この映画も、なかなかギャグとシリアスの配分が絶妙でしたね。

冒頭の警官に追いかけられるシーンや、電動人形のフリして隣にいるヤツに仕返ししたり、サーカスのテントに乱入して観客を爆笑させたりと、もう80年以上前の作品なのに今でも通用する作品ばかりですよね。

なんかこう笑いのツボをおさえているといいますか、笑いの原点がここにあるという感じなんですよね。

つづく
Commented by 光を持つ者 at 2012-09-24 16:44 x
かの有名な綱渡りのシーン(あれは、並の運動神経じゃできません)や、本物のライオンが入った檻に閉じ込められるなど、下手をすれば落命していたかもしれない危険なシーンなのに、それを喜劇タッチで描き出したチャップリンの手腕は、流石だとしか言えません。

ただ、ラストの惚れた女と恋敵の恋を成熟させるために、男気を発揮してキューピッドになった後、一人寂しく去っていくラストは、間違いなく『男はつらいよ』の車寅次郎の原形になったのは、明白ですよね。

つづく
Commented by 光を持つ者 at 2012-09-24 16:50 x
恋というは、酒を飲んでお互いが相手に酔うという事ですからね。片方だけがそう思っていても、もう片方が酔いが醒めた状態で、好きでもない相手に酔ったフリをし続けなきゃならない。

こんな辛い事はないと思います。だから、恋愛というものは妥協しては駄目といわれるのでしょう。

しかし、このチャップリンのように自分の損得を抜きにして行動した事による積んだ得は、必ずどこかで花咲くと信じています。

長文になってすみません。asabatyouさんは、これらについてどう思われましたか?
Commented by asabatyou at 2012-09-24 18:35
本物のライオンとの共演ですが、あのシーンのチャップリンは決して演技ではなかったそうです。にしも、よくやったなと思います。

恋愛については、恋の病という言葉があるぐらいですから、お互い酔っ払い状態だというのは納得出来ます。どっちか片方のみだと、それは単なる片思いですからね。

「自分の損得を抜きにして行動した事による積んだ得は、必ずどこかで花咲くと信じています。」そうだと良いですね。お天道様が必ずどこかで見ているでしょうから。
Commented by asabatyou at 2012-09-29 09:28
少し文章を変えました。
前から気になっていた部分がありましたので…。