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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。

アーティスト

今日は借りたDVDの1枚「アーティスト」を観ましたので、その事について書きます。


ストーリー
1927年のアメリカ。ジョージ・ヴァレンティン(名前がルドルフ・ヴァレンチノに似ている気がするのは、俺だけ?)は映画界に欠かせない大スターだった。
ある日彼は女優を夢見ている1人の若い女性ペピー・ミラーと出会い、親しくなる。
ジョージは仕事仲間に呼ばれて、ペピーが出演する映画のテスト映像を観た。それは今までと違ってサイレントではなく、音声のある=トーキー映画であった。
ジョージはこんな物売れないよと笑い、試写室を出るが…。


解説&感想
今時珍しいサイレント映画。舞台は1927年から32年のアメリカですが、ハリウッドではなくフランスが作ったのが特徴です。
本当は映画館でちゃんと観たかったのですが、中々タイミングが掴めなくて、結局観る事が出来ませんでした。仕方ないね。
基本は時代設定が時代設定なので、モノクロのサイレント映画ですから、字のデザインや出方など古き良き時代のアメリカ映画といった雰囲気があり、新しくもレトロで懐かしい気分が味わえ、思わずニヤリとしてしまいました。主人公の外見もダグラス・フェアバンクスにそっくりなのも、個人的に嬉しかったです(実際それを上手く利用したのか、「奇傑ゾロ」からの流用映像がある)。
ストーリーは時代の変化によってスターの座から転落する役者と、人気者へと成長していく役者の差を描いた物で、この時代を舞台にするのに相応しいと言えるでしょう。
映画自体はハッピーエンドでしたが、実際はもっと悲惨だったのではないでしょうか?
実際サイレントからトーキーに変わった時、映画人達に良くも悪くも影響に与え、ある人にとっては映画人生の終わりであり、ある人にとっては新たな始まりでもありました。
「肉体と悪魔」に出演したジョン・ギルバートはサイレントの頃は人気があったのですが、トーキーの時代になった時その外見に似合わない甲高いキーキーとした声が原因でスターの座から転落し、やがて38歳という若さで亡くなってしまいました(その事もあって、自殺説あり)。
ダグラス・フェアバンクスも、何をやってもフェアバンクスだった事もあって自分自身の殻からの脱皮に失敗した為、人気が落ちてしまったそうです。
しかしその一方で、そのルックスに合ったハスキーボイスだった事から、さらに人気が上がったグレタ・ガルボや、理想の声を手に入れる為に自分の喉を潰した阪妻こと阪東妻三郎さんのような人もいました。
最後になりますが、こういう映画ですので淀川長治さん好みの作品と言えるでしょう。
淀川さんは幼い頃サイレント映画をリアルタイムで観ていた世代ですし、チャップリンのファンでもあって2回も会ったそうですから、彼が喜んで観るに違いありません。もし淀川さんが生きていたらなぁ…。
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スタッフ
監督、脚本、編集:ミシェル・アザナヴィシウス
製作:トマ・ラングマン
音楽:ルドヴィック・ブールス、バーナード・ハーマン(過去作品からの流用)
撮影:ギョーム・シフマン
編集:アン=ソフィー・ビオン


キャスト
ジョージ・ヴァレンティン:ジャン・デュジャルダン
ペピー・ミラー:ベレニス・ベジョ
アル・ジマー:ジョン・グッドマン
クリフトン:ジェームズ・クロムウェル


予告編です↓

これを観て思ったのですが、ナレーション的な字幕映像が何もありませんでした。単に入れなかっただけのような気もしますが、少し違和感がありました。
後澤登翠さんや麻生八咫さんなどみたいに弁士付きバージョンや、音楽をシアターオルガンにしたバージョンも作ったら面白いかもしれません。これこれみたいにね。
まぁそういうのが欲しかったら、自分でMADを作れと言われそうですが(笑)。
僕としては、またこういう映画を作ってほしいです。出来ればジャンルやSF・ファンタジー・ホラー・ヒーロー物で(笑)。


1枚目:アーティスト:映画 雑感メモ、などなど:So-netブログ
2枚目:『アーティスト』(2011) =劇場= 2-2 - ★☆ちゃーちゃん♪の映画(時々動画)日記!!☆★ - Yahoo!ブログ
参考:ファースト・アクションヒーロー~快男児ダグラス・フェアバンクス~映画 アーティスト - allcinemaアーティスト (映画) - Wikipediaジョン・ギルバート - Wikipedia
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by asabatyou | 2012-11-17 18:58 | 映画 | Comments(3)
Commented by asabatyou at 2012-11-19 18:43
ちょっと追加しておきたい事がありましたので、それを書きました。
ジョン・ギルバートが亡くなった原因に自殺説がある事は知らなかった事、主人公の名前が初めて見た時から、ルドルフ・ヴァレンチノを真っ先に思い出したので…。
Commented by asabatyou at 2013-06-29 22:49
本作について前から言いたい事がありましたので、それを書きました。
普通サイレント映画といいますと、セリフやナレーションの部分は字幕のみのシーンが出てくるのが当たり前ですが、この映画にはセリフである字幕のみシーンはあったのですが、ナレーションである字幕のみシーンはありませんでした。
個人的にあれがちょっと違和感ありました。19〇〇年の文字が出てくるシーンも、物事が映し出されている所で小さく隅っこに出てくるだけだったので、妙に現代風で全盛期のサイレント映画にはまったくなかった物です。
Commented by asabatyou at 2013-06-29 22:59
後全盛期のサイレント映画の多くは、メロドラマであると考えちゃっているのも正直疑問です。
あの当時も今と同じようにチャップリンのようなコメディ映画はありましたし、「怪傑ゾロ」のようなヒーロー/アクション物もあれば、「ロスト・ワールド」のような恐竜映画、「吸血鬼ノスフェラトゥ」のようなホラー映画など、結構色んなジャンルがあったんですけどね…。

「アーティスト」は今思うと、納得出来ない所や違和感ある所がいくつかあったりします。