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王者の情

昨日はウル魔の最新エピソードを読みましたので、その事について書きます。


ストーリー
ジョゼフが送り込んだゴルザに襲われたシルフィードとジルは、山に眠っていた怪獣レッドキングを復活させた。
両者の戦いは最初は良い勝負だったが、段々レッドキングがピンチになり追い詰められてしまう。
しかしそんな時もう1匹のレッドキングが現れ、最初のレッドキングのピンチを救った。
2匹はお互い協力し合い、遂にはゴルザを叩きのめしてしまった。
ゴルザは倒したもののジルとシルフィードは、今度は自分達がやられるのでは?と心配したが、レッドキングは大怪我をした仲間を連れて、そのまま住処へ帰って行った。
何とか脅威を乗り越えた2人は、キュルケとタバサの母を救う為に再び旅立った。


解説&感想
ジルが出した怪獣は、やっぱりレッドキングでした。他に考えられませんし(笑)。
最初はまともだったのが段々コミカルタッチになってしまう所が、70年代のウルトラマンシリーズを思わせました。
今回はウルトラマンがいませんから主人公補正がなく、一体どうなるのかまったく予測出来なかったのですが、まさかレッドキングがもう1匹出てくるとは思いませんでした。
全体的にパワードに登場した個体に近かったですが、僕はこれにして正解だったと思います。
実は僕レッドキングといいますとパワードのイメージが強いので、他の作品で見られる野蛮で単なる悪役として描かれている物は、あまり好きではありません。パワードの方が仲間を大切にするという優しさや、温かみがありますから。
パワードの時は惜しくも片方が転落死してしまいましたが、今回は2匹とも無事だったので本当に良かったです。きっとあの時と同じになりたくないから、わざとそうしたのかもしれません。ある意味パワードの個体の無念を、この2匹が晴らしてくれたと言えるでしょう。
僕としては第3部の中では、これが一番印象に残りました。
また話は変わりますが、今回登場した怪獣達は中の人が一緒ですね。まぁレッドキングもゴルザも作品によって演じている人が違うのですが、「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」では2匹とも寺井大介さんが演じていました。偶然こうなったのか、それとも作者が狙ってやったのかは不明です。
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レッドキング
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スーツアクター
荒垣輝雄(「ウルトラマン」第8話)
鈴木邦夫(「ウルトラマン」第25話)
佐藤友弘(「ウルトラマン80」)
末永博志(「ウルトラマンマックス」第5話、第6話)
外島孝一(「ウルトラマンマックス」第36話)
寺井大介(「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル」)


ジルが切り札として出した怪獣。
凶暴で好戦的な性格だが、仲間思いでピンチの時には必ず助けるという優しさを持っている。
2匹登場したが、パワードの時と違って両者の関係は不明(親子説、夫婦説あり)。
鳴き声はよくガイラの流用と書いてあるが、実際はアレンジといった感じでまったく一緒ではない。
そもそも怪獣の鳴き声については、間違って書いてある事が多いからあまり信用出来ない。



また今回のエピソードに合ったBGMがありましたので、それを紹介したいと思います。

「ゴジラの息子」にある、ゴジラ親子とクモンガの戦いで流れたBGMです。後の「ゴジラ対メカゴジラ」(1974年版)で、キングシーサーとメカゴジラの戦闘シーンでも使われましたが、僕としてはレッドキングとゴルザの戦いで使うのが合っていると思います。
「ジルの声がゴングとなったかのように、レッドキングはゴルザに挑みかかっていった。」から、「レッドキングは抵抗する術を失い、悲鳴のような叫び声をあげるしかない。」までです。




「ウルトラマンパワード」にある、雄のレッドキングが登場した時のBGMです(2:10~2:45)。
状況がパワードに似ていますので、雄のレッドキングが登場した時に使うのが良いと思います。
「レッドキングの現れた山が崩れて、中から大岩の海を泳ぐように巨大な影がせり上がってくる。」から、「二匹のレッドキングは、互いに再会を喜び合うかのようにしばらく顔をすり合わせて話のようなものをしていたようだったが、やがてゴルザが起き上がってくると、二匹揃って臨戦態勢に移った。」までです。




「大怪獣バトル」シリーズにある、ゴモラとゴメスとマグラーの三つ巴の戦いで流れたBGMです(最初から2:42まで)。
怪獣だけどヒーローなんだという感じがある為、僕としては2匹のレッドキングとゴルザの戦いで使うのが良いと思います。「レッドキングの特徴的な雄たけびが二重になって響き渡り、スタートした最終ラウンドに二匹のレッドキングとゴルザが激突する。」から、「絶命……その瞬間、レッドキングの勝利の雄たけびが森と山々にこだました。」までです。




アストラが怪我をしたレオと一緒に帰って行くシーンで流れたBGMです(10:08から最後まで)。
状況が似ている事から、僕は赤いレッドキングが大怪我をした銀色のレッドキングと一緒に帰って行くシーンで使うのが良いと思います。
「いや、赤いレッドキングはジルたちを見つけはしたが、一瞥すると、その後は見向きもせずに、銀色の傷ついたレッドキングに寄り添った。」から、「傷を癒し、もう互いに二度と離れないために……その、あまりに戦っているときとは印象の違うレッドキングたちの姿に、ジルとシルフィードも毒気を抜かれてやれやれと体の力を抜いた。」までです。



1枚目:かて日記-あにめな生活- ゼロの使い魔~三美姫の輪舞~ 第9話「タバサの妹」 感想
2枚目:レッドキング(二代目) - 怪獣wiki特撮大百科事典 - livedoor Wiki(ウィキ)(参考にも使った)
参考:レッドキング - Wikipediaウルトラマンマックス・第5話「出現怪獣島」ウルトラギャラクシー大怪獣バトル
本編:あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ - ウルトラ5番目の使い魔、第三部-05

by asabatyou | 2013-01-29 18:21 | ウルトラ5番目の使い魔 | Comments(3)

Commented by エースロボット改 at 2013-02-01 17:35 x
シリーズ唯一の”赤い”レッドキング登場。ドラコのときといい、昭和との設定のミックスがまさか来ましたね。
レッドキング対ゴルザ、レッドキングのバカでドジなお約束も入っていましたが、パワード版のやりきれなさは私も同様だったので最後はあれでよかったですね。
そしてジルが再登場から一気にパーティ入り。怪獣の絆がジルに人間の絆を思い出させたことになりますね。ウル魔にはこのほかにも家族愛や親子愛、大人と子供といったテーマが含まれていることが多いと思いますが、どうでしょうか。
Commented by asabatyou at 2013-02-01 18:13
ウル魔はそういうネタは多いような気がします。
レッドキングもコミカルな動きがあるのは他の個体と同じですが、それ以外は完全にパワードと同じでした。
家族愛や親子愛があるのは、作者の趣味なのかもしれません。
Commented by asabatyou at 2013-03-04 18:25
昨日ちょっと見てみたら、ウル魔の新しいエピソードがありました。
また時間がある時に、読むつもりでいます。