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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。

「映画秘宝EX映画の必修科目05 突撃! モンスター映画100」を読んでみた

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昨日で買った本の1冊「映画秘宝EX映画の必修科目05 突撃! モンスター映画100」を読み終えましたので、その事について書きます。
「モンスターパニック」シリーズと同じように、色んなモンスター映画の解説をした本ではありますが、今までの物と違って比較的今時の作品が多く、僕の好みである古き良き時代で一般知名度が低いマイナーな作品が少なめで、僕としてはちょっと物足りなかったです。う~ん、もしかしてもう古い作品だけでは限界があるという事でしょうか?
後1910年に作られたサイレント映画の「フランケンシュタイン」は、フィルムが現存していないという間違いがあったのも気になりました。
この映像はYouTubeで普通に観られますし、「ビートたけしの!こんなはずでは!!」に、少しだけ出てきた事があります。
これが、証拠です↓

「怪獣ゴルゴ」についても矛盾している所があり、この本では着ぐるみは予算の関係で1体しか作られず、スケール感を変えて使い回しされたと書いてありましたが、家が持っているDVDに収録されている特典映像では、着ぐるみは2体作られ、スタントマンが母親を演じ、子供は小柄な俳優が演じたと言っています。
一体どっちが本当なのでしょうか?実際映像を観てみますと、親子の共演シーンは合成といった感じで、子供が親に近寄るシーンで親は足しか映っていないのですが、その足は完全にハリボテで、海へ帰っていくラストシーンでは子供が明らかに人形だった事を考えますと、本に書いてある事が正しいような気がしますが…。
またアマゾンのレビューでは「それに日本映画が全く取上げられていません」と書いてありましたが、これも間違いでちゃんと書いてありました。
ここに書いてある事が興味深く、ゴジラの登場はかなり衝撃だったようで、何故彼を初めとした日本の怪獣が人気者になれたのかを知る事が出来ます。
ゴジラよりも怪獣が登場する作品はありましたが、それはみんな既存の生物の巨大化で、通常の兵器で十分倒せる存在でした。
しかしゴジラは恐竜のようで恐竜とは違う、トカゲのように見えるけどトカゲとも違うその独特の外見、2足歩行で悠然と歩き口からは放射能火炎を出す、通常の兵器が一切通用しないなど、今までまったくないオリジナリティあふれる強烈な個性を持ったキャラクターであったのが最大の理由です。
他にもミニチュアセットを破壊して暴れまくるシーンが楽しかったのも、その1つなんだとか(子供時代、おもちゃを出しっぱなしにすると親に怒られたりするけど、怪獣は街を好き放題に破壊し、それを観るのが楽しかったそうだ)。
実際今は亡きフォレスト・J・アッカーマンが、自分の雑誌で日本の怪獣の特集をやった時、「年少の読者の食いつきがよく、新規読者を開拓するには有効のジャンルだった」と語っていた事を考えますと、いかに凄いかという事が分かります(同じ頃日本では怪獣ブームが起こっており、その影響で海外のモンスター映画も紹介され、知られるようになった。「地球へ2千万マイル」のイーミアや、「金星人地球を征服」の金星ガニを紹介したのは「ウルトラ怪獣図鑑」で有名な大伴昌司さんである事は有名な話だ)。
最後に「怪獣はお化けではない、グロテスクなもの、人を不快にするデザインはいけない」という円谷英二さんの言葉(ウルトラ怪獣をデザインした事で有名な成田亨さんも、同じような事を言っている)が書いてあり、どうして僕が今時のCG塗れの映画が好きじゃないのかが分かったような気がしました。
CGはリアル過ぎちゃって、味がないといいますか空想の世界らしい雰囲気がないと思います(レイ・ハリーハウゼンや淀川長治さんも、CGの事は良く思っていないようだ)。2005年版「キング・コング」を観た時、コングがリアル過ぎちゃってただの巨大ゴリラにしか見えず、ガッカリした事を今でも覚えています(これは彗星恐竜さんのブログで、散々書きましたのでここでは省略します)。
まぁ幼い頃から着ぐるみやストップモーション・アニメなどの、アナログ特撮に触れて育ったからというのが一番の理由だと思いますが(笑)。
街を破壊するのが楽しいという事についてですが、おそらく観ていてストレス解消になるからかもしれません。
日本の怪獣は、豪快に建物を破壊しますからね。


詳しくはこちら→映画秘宝EX映画の必修科目05 突撃! モンスター映画100(画像もここからの流用)
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by asabatyou | 2013-02-27 18:35 | 特撮、モンスター | Comments(5)
Commented by asabatyou at 2013-03-07 21:41
ゴルゴを演じたミック・ディロンについて、ちょっと調べてみたのですが、どうやらこの人はスタントマンをやった事がないらしいです。
となると、またしても矛盾してしまうのですが…。
Commented by たかちほ at 2013-03-09 01:08 x
ご無沙汰しました。
私も、CGに頼っている映画はどうも好きになれないもので、おっしゃることはよくわかります。
映像作品とは違いますが、以前、博物館で百鬼夜行絵巻を見たことがあります。あれは絵だからいいのであって、CGで表現したら、グロテスク過ぎて見たくなくなりますね。生々しすぎというか、虚構の世界で遊べないというか。そういう感覚に近いと思います。

怪獣の派手な都市破壊を見るのも、虚構の世界の楽しみの1つです。見ている側としても、怪獣が暴れているのはミニチュアセットの中、というのは百も承知で、それらしく見せる手法に積極的に乗っかって楽しむ、というのは、ある意味高級な娯楽ですね。
Commented by asabatyou at 2013-03-09 21:56
日本の特撮の魅力は、やはりミニチュア模型にもあると思います。
確かに作り物だなというのは分かるのですが、そこが逆に自分達が住んでいる世界とは違う世界を観ている気分になれますからね。まさにファンタジーですよ。

「百鬼夜行絵巻」についてですが、確か妖怪達が沢山描かれている絵でしたよね。
おっしゃっている通り、もしもこれがCGだったらグロ過ぎになるかもしれません。
Commented by asabatyou at 2013-11-14 23:03
こちらも商品を宣伝するという意味も込めて、動画から本の画像へと変更しました。
しかし上2本の動画を消さなかったのは、ちゃんと映像が残っている証拠を見せたいからです。
Commented by asabatyou at 2015-03-01 17:31
文章の一部を削除しました。
以前は「何らかの雑誌で、「禁断の惑星」のロビーや「宇宙水爆戦」のメタルナ・ミュータントを見た事がある」と書きましたが、ロビーは確かにテレビやブリキのおもちゃなど、何らかの形で見た覚えがあります。
しかしメタルナ・ミュータントは、海外作品を本格的に好きになる前に見た覚えがあるかと言われますと、記憶が曖昧だったからです。