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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。

ニーベルンゲン 第1部 ジークフリート

今日で録画した「ニーベルンゲン 第1部 ジークフリート」を観終りましたので、その事について書きます。
澤登翠さんの弁士付きでしたが、前より声が低くなった気がするのは気のせいでしょうか…。



ストーリー
ネーデルランドの王子ジークフリートは、ブルグント王国の王女クリームヒルトを妻にする為に旅立った。
途中で悪竜ファーフナー(本当は魔法が使える小人が変身した姿だが、ここではそこまで描かれず、ただの怪物扱いである)と出会うが、ジークフリートは見事この怪獣を倒し、さらにその血を浴びた事によって鳥の言葉が分かるようになっただけでなく、どんな攻撃でも死なない不死身の力を手に入れたのだった。
だがその時1枚の葉っぱが落ちて、彼の背中についてしまった。
当然その部分は血を浴びる事はなく、生身のまま残ってしまった為、唯一の弱点となってしまった…。


解説&感想
ドイツの国民的英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」を、後に「メトロポリス」などを手掛ける巨匠フリッツ・ラングが映画化したもので、あのヒトラーも無名時代にこれを観て熱狂したという大作映画。
確かに特撮、合成、衣装など良く出来ており、歴史に残る名作である事は間違いないですが、ちょっと長すぎるかな…。もっと短くても良かったと思います。
ストーリーも1人では何も出来ないだらしねぇグンターがブルンヒルトをモノにする為に、ジークフリートを利用したのは良かったけど、プライドが高いブルンヒルトは何でこんな奴に負けるんだと悔しがると同時に、自分が負けたのは完全な八百長だと知った後、ジークを殺そうというドロドロとしたもので、エンディングもバッドエンドですから、僕はあんまり好きではありません。
まぁ映画の歴史に興味のある人や、サイレント映画が好きな人なら一度は観て損はないでしょう。
ちなみにこの映画は欠落している部分がなく、完全オリジナルの状態で観る事が出来る為、そういう意味ではかなり貴重な作品です。
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スタッフ
監督:フリッツ・ラング
脚本:テア・フォン・ハルボウ
撮影:カール・ホフマン、ギュンター・リター
音楽:ゴットフリート・フッペルツ(プレミア上映の為に作曲された)


キャスト
ジークフリート:パウル・リヒター
クリームヒルト:マルガレーテ・シェーン
ブルンヒルト:ハンナ・ラルフ
グンター:テオドア・ロース


劇中の一部です↓

公開当時観客達はこれを観てどっと笑ったそうですが、僕はこのシーンが一番好きです。
音楽もこのDVDと同じですが、スピードがちょっと違っていました。どうやら新しく収録したものを使ったようです(偶然にも、テレビ放送版を見つけた)。
それと最近知った事ですが、シグルズって表記が違うだけでジークフリートと同一人物だと思っていたのですが、起源が一緒というだけであって別人みたいです。


1枚目:Gefangen in Labyrinthen – Das Kino des Fritz...
2枚目:Blu-Ray Review Die Nibelungen - CraveOnline
参考:映画 ニーベルンゲン/ジークフリート - allcinemaニーベルンゲン (フリッツ・ラング コレクション/クリティカル・エディション) [DVD]に入っている解説書 ニーベルンゲンの歌 - Wikipedia幻獣ドラゴンドラゴン (Truth In Fantasy)モンスターパニック―超空想生物大百科
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by asabatyou | 2013-03-10 10:01 | 特撮、モンスター | Comments(7)
Commented by エースロボット改 at 2013-03-11 18:11 x
北欧神話は日本でも人気のあるジャンルですが、実際には神々が滅ぶまでいくけっこう暗鬱な内容ですからねえ。実際に見るのはきつかったですか。
でも、北欧神話からとられたモンスターは様々なファンタジーで大活躍なので、ある意味二次創作で原作のうっぷんが晴らされたともいえるかもしれません。フェンリル、ヨルムンガンド、オーディン、ロキ、誰でも一度は聞いたことがあるでしょう。
そういえば、ジークフリートの不死身のエピソードで、仮面ライダースーパー1のドグマ首領テラーマクロの話を思い出しました。
このテラーマクロはドグマの神の像の血を浴びて不死身怪人となり、一度はスーパー1を完封するのですが、唯一肩にだけは浴び損ねていたのでそこを見抜かれて集中攻撃を受けて敗れ去ってしまいます。
浴び損ねた場所こそ違いますが、明らかにジークフリートをモチーフにしていますね。日本の特撮にも影響を与え、今後も与え続けるであろう北欧神話は永遠のベストセラーなのかもしれません。
Commented by asabatyou at 2013-03-11 20:42
このニーベルンゲンには「クリームヒルトの復讐」という続編があるのですが、これもドロドロとしたストーリーですからね…。僕は「メトロポリス」の方が好きです。
フェンリルは巨大な狼で、オーディンは神様、ヨルムンガンドは確かヘビだったような気がします。ロキはまったく知りません。
しかし仮面ライダーにもまったく同じようなキャラがいたとは…。不死身の力を手に入れたはずだったけど、肩だけ血を浴びなかった為、最後はそこをやられて倒されてしまう所なんて、完全にジークフリートと同じです。

「浴び損ねた場所こそ違いますが、」いやこの映画では肩であって一緒ですね。原作では本当に背中らしいですが。

「北欧神話は永遠のベストセラーなのかもしれません。」印象に残るキャラやエピソードがあるのが、最大の理由でしょう。
Commented by ae at 2013-03-12 15:32 x
ぶっちゃけ北欧神話に限らず、わが国や世界中の神話はこんな物だったりします。たとえば我が国の方は主神のイサナギが実の妹イザナミ(誘うの語源)に欲情するダメ兄貴だったり、ギリシャじゃゼウスが冥府の神である兄ハーデスに恋人を攫うのを唆したりしていますし、インドの
主神シヴァも妻であるパールヴァティーが自分の垢で作った息子のガネーシャの首を切り落としてパールヴァティーに怒られて像の頭をくっつけて生き帰したりしてますのであんまり神話においては驚くこともなく
普通のお話だったりします。
Commented by asabatyou at 2013-03-13 17:43
そう考えますと、神話って身近な感じがしますね。
神話=神秘的な感じがありますが。
Commented by ae at 2013-03-14 01:52 x
まあ世界各地の民話にもその土地の神話に登場する神様や悪魔(妖怪や怪物)に妖精がそのままや姿形を変えて民話や英雄譚に登場して民話や英雄譚の登場人物たちと敵対したり協力しあったり互いに騙し合ったり力を貸したりします。具体的な例としては西洋民話にある悪魔を騙した男の話や、我が国では源四天王が酒天童子征伐で住吉、八幡、熊野の三社の神様に神便鬼毒酒(人間や神様が飲むと力がわく酒逆に鬼が飲むと体の力が抜ける)を授かったり古代メソポタニア(現イラク)で発見された人類最古の物語とされるギルガメッシュ叙事詩の主人公ギルガメッシュ(文献などで確認された最古の実在した人間の王)が豊穣の女神イシュタルからレバノン杉を守ってた怪物フンババを殺した事を咎められる場面がありそれに対しギルガメッシュも女神イシュタルの愛人が多すぎる事を侮辱したりしています。又アステカの蛇神の主神ケツァルコアトルは(敵神テスカトポリカの策略もありますが)酔って酒池肉林の日々を繰り返した挙句自分の従者諸共宮殿を焼き払って追放された前科があります。この様に神話又は民話は非常に人類に身近な物語だと私は思う次第です
Commented by asabatyou at 2013-03-14 19:22
本当ですね。
ゼウスも浮気なんて普通にやっていたみたいな話を聞いた事がありますし、メデューサやスキュラも嫉妬が原因で(前者は罪を犯したのも理由の1つらしい)、あんな怪物になってしまったわけですし、ヤマタノオロチを倒したスサノオノミコトだって、高校の時の授業によれば自己中で常に上から目線で喋る、かなり性格が悪かったみたいですから。
このニーベルンゲンも、話がドロドロしてますし…。
Commented by asabatyou at 2015-05-06 23:23
前から知っていた事ではありますが、ジークフリートの1957年(58年という表記もあり)にイタリアで作られたバージョンの映像がありましたので、もし良ければどうぞ→https://www.youtube.com/watch?v=jCeqL0tGeJQ

役者とドラゴンが違う以外は、サイレント映画時代に作られたものと殆ど変っていないように見えるのが、ある意味凄いです。
ちなみにこのドラゴンを作ったのは、「E.T.」で有名なカルロ・ランバルディだそうです。