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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。

ニーベルンゲン 第2部 クリームヒルトの復讐

今日は録画した「ニーベルンゲン 第2部 クリームヒルトの復讐」を観ましたので、その事について書きます。


ストーリー
愛する夫ジークフリートは、グンターの腹心ハーゲン・トロニエによって殺された。
クリームヒルトは悲しみ、憎きハーゲンへの復讐を誓う。
そんな時フン族の王アッチラが、クリームヒルトを妻にしたいとやって来たが…。


解説&感想
フリッツ・ラングが映画化した「ニーベルンゲン」の第2部。
前作の主人公だったジークフリートはエンディングで死亡したので、今回はその妻であるクリームヒルトが主人公になっており、夫の敵討ちをするというストーリーなんですが、暗い、とにかく暗いです。
もう殆どのシーンが戦いか、復讐に燃えるクリームヒルトの姿が映っていたような…。
一応クリームとアッチラの間に子供が生まれるのですが、その子供もハーゲンに殺されてしまい、「おのれ!!よくも家の子供を!!」とまた新たな憎しみを生み出す為、前作以上にドロドロとしています。まるでマイナスエネルギーの塊のような映画だ。
しかもまたバッドエンドですから、本当に救いようがありません。こんなに救われない映画は他にないのでは…?救いはないんですか!?
前作はドラゴンが登場するなどでファンタジーらしい所があるからまだマシですけど、これはちょっとねぇ…。
僕はやっぱり「メトロポリス」の方が好きです。「ニーベルンゲン」は好きになれない。
ちなみにこれは前作と違って、いくつか欠落している部分があって完全版ではないようです。
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スタッフ
監督:フリッツ・ラング
脚本:テア・フォン・ハルボウ
撮影:カール・ホフマン、ギュンター・リター


キャスト
クリームヒルト:マルガレーテ・シェーン
アッチラ:ルドルフ・クライン=ロッゲ
グンター:テオドア・ロース
ハーゲン・トロニエ:ハンス・アダルベルト・フォン・シュレットウ


劇中の一部です↓

僕としてはジークフリートの物語を映画化するなら(アニメ化でもOK)、「不死身のジークフリート」の方をやってほしいです。
これは王女をさらった真っ黒なドラゴン(名前こそ語られていないが、多くの女性を騙し苦しめるのが何より好きという何とも悪趣味なある国の王子が、魔女を騙したバツとして変身してしまった姿である)との死闘が描かれており、こっちの方が娯楽性があって面白いと思います。


1枚目:Wild Realm Reviews Swordswomen of silent cinema
2枚目:MUBI Greatest Films Poll- 2012 Edition - Film Forum on mubi.com
参考:映画 ニーベルンゲン/クリームヒルトの復讐 - allcinema幻獣ドラゴンニーベルンゲン (フリッツ・ラング コレクション/クリティカル・エディション)に入っている解説書Kriemhild's RevengeDie Nibelungen Kriemhilds Rache (1924) - IMDb
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by asabatyou | 2013-03-16 13:01 | 映画 | Comments(6)
Commented by 光を持つ者 at 2013-03-18 00:03 x
フリッツ・ラングの映画は、少数ながら僕も見た事があります。母親がユダヤ人だったために、彼はヒトラー政権によるナチスから危険視され命からがら亡命するなど、地獄の窯の縁を歩くような人生だったのが、作品にも表れてるんですよね。

このニーベルゲン二部作でも、質実剛健なゲルマン人の精神世界を見事に描き、彼特有の洗練された様式美と造形美は絶賛を浴びたとありますが、asabatyouさんはあまりお気に召さなかったようですね…。

戦争や殺し合いが生み出す、終わりのない憎悪と殺戮の連鎖は、まるで人間が生み出す業の深さや、あまりにも悲しい血塗られた残酷な宿命を感じました。せめて、来世では平穏に生きられるようにと願いたいものです。

それと、せめて何ですが、旧ブログの2009年5月30日の記事にコメントをしましたので、もしよろしければ読んでください。
Commented by asabatyou at 2013-03-18 17:39
前から思っていた事ですが、クリームヒルトの服装が前作では白だったのに、これでは真っ黒である事を考えますと、彼女が復讐の鬼になった事を表しているような気がします。

「旧ブログの2009年5月30日の記事にコメントをしましたので、もしよろしければ読んでください。」分かりました。早速読んでみます。
Commented by ざんぶろんぞ at 2013-03-19 21:35 x
第一部に出る黒い竜はたぶん「ニドヘッグ」ではないですかね?有名なので説明するほどではないのかも、、(日本で言えばヤマタノオロチ並みの有名竜ですね)
Commented by 光を持つ者 at 2013-03-19 23:24 x
登場人物の衣裳が、心情の変化によって変わっていくという手法は、ジョージ・ルーカスの代表作である『スター・ウォーズ』の旧三部作でもやってましたね。ルーク・スカイウォーカーの服の色が『エピソードⅣ 新たなる希望』では白、『エピソードⅤ 帝国の逆襲』ではグレー、『エピソードⅥ ジェダイの帰還』では黒と、次第にフォースの暗黒面へと近づいているという暗示でした。

ちなみに、僕が見たフリッツ・ラングの映画は『暗黒街の弾痕』と『外套と短剣』です。

それと、旧ブログの2009年5月30日と2009年12月23日の記事にコメントをしておきましたので、是非見てください。
Commented by asabatyou at 2013-03-20 17:55
ざんぶろんぞさん

ちょっと気になって調べてみたのですが、ニドヘッグは「詩のエッダ(古エッダ)」の「巫女の予言」39節と最後の66節、及び「グリームニルの歌」35節に登場するドラゴンのようで、ニーベルンゲンには登場していないみたいです。
なので、まったくの別物です。
Commented by asabatyou at 2013-03-20 18:00
光を持つ者さん

確かにやっていました。分かりやすいと同時に面白いやり方ですよね。
僕は好きですよ、そういうの。
僕が観たフリッツ・ラングの映画は、「メトロポリス」と「ニーベルンゲン」のみですね。他にも色々作っているそうですが、あまり観る気になれません(笑)。