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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。

吸血鬼ノスフェラトゥ

今日は録画した「吸血鬼ノスフェラトゥ」を観ましたので、そのことについて書きます。
本当はもうDVDを持っているのですが、テレビで放送される場合音楽が違っていたり、弁士付きであることが当たり前なので(チャップリンの映画は例外)、それを観る為にもう1度観てみました。
しかし実際はアイ・ヴィ・シーから出ているバージョンと、まったく同じでした。


ストーリー
ブレーメンに住むフッターは、ノックの命令でトランシルバニアのオルロック伯爵の城へ行くことになった。
しかしそのオルロック伯爵の正体は、恐ろしい吸血鬼であった。
正体がバレた伯爵はフッターを城に幽閉し、ブレーメンに向かった。


レビュー
後に「最後の人」や「ファウスト」を手がける、F・W・ムルナウ監督のホラー映画。
一応ブラム・ストーカー原作の「吸血鬼ドラキュラ」を映画化したものなのですが、著作権を無視して作った為裁判となった問題作です。
その為名前を変えざるを得ななくなってしまったのですが、後のドラキュラや吸血鬼映画との差別化があって、結果的にこうなって正解だったと思います。
さてドラキュラといいましたら、紳士的な格好をしていて上品で丁寧な口調で喋るというイメージが強いですが、こちらでは爪と耳と歯がやけに尖っていて、ひょろっと痩せているなど、まったく違う姿で登場しています。
本作は全体的に薄暗く、少し気味悪い雰囲気が漂っているのですが、この吸血鬼のルックスが見事に世界観にマッチしており、さらにモノクロのサイレント映画であることが、怪奇色をより高めています。
後の吸血鬼物では人間的になっていることもあって、吸血鬼をいかにも怪物という感じで、怖い存在として描いた、数少ない作品ではないでしょうか?
ただノスフェラトゥが棺桶を持って歩いている姿はどうも滑稽で、今まであった不気味さがなく、ライバルキャラであるはずのヴァン・ヘルシング教授も、学生相手に授業をしているだけで全然活躍しないので、ちょっと残念な所があったりします。これなら下手に登場させない方が良かったかも。
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スタッフ
監督:F・W・ムルナウ
原作:ブラム・ストーカー(ノンクレジット)
脚本:ヘンリック・ガレーン
撮影:ギュンター・クランフ(ノンクレジット)、フリッツ・アルノ・ヴァグナー


キャスト
オルロック伯爵:マックス・シュレック
フッター:グスタフ・フォン・ヴァンゲンハイム
エレン:グレタ・シュレーダー
ノック:アレクサンダー・グラナッハ


劇中の一部です↓

1枚目:http://fineartamerica.com/featured/nosferatu-max-schreck-1922-everett.html
2枚目:Apocalypse Later Nosferatu, a Symphony of Terror (1922)
参考:吸血鬼ノスフェラトゥ 作品情報 - 映画.com映画 吸血鬼ノスフェラトゥ - allcinema吸血鬼ノスフェラトゥ - WikipediaNosferatu, eine Symphonie des Grauens (1922) - IMDbCastle of the Darkness図説 モンスター―映画の空想生物たち
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by asabatyou | 2013-12-21 12:51 | 特撮、モンスター | Comments(6)
Commented by エースロボット改 at 2013-12-22 17:52 x
この吸血鬼、最初から人間離れした様相をしていてわかりやすいですね。しかし、牙というより出っ歯に見えてコミカルな感じもあります。
吸血鬼はホラーの定番ですが、逆にヒーロー的に扱われることも多い不思議なキャラクターですよね。不死身とか女性を虜にするとか、美男とに作られることが多いとかいろいろな設定があるからいじりやすいのかもしれませんね。

ところで、まったく関係ないのですが「ルパン三世VS名探偵コナン」を観てきました。ルパンとコナンのオールキャストで、どっちのファンにも超大サービスな出来で、ぶっちゃけ映画代二倍でもよかったくらいおもしろかったです。
asabatyouさんはルパンとコナンどちらか好きですか? それと、asabatyouさんは古い映画のほかに最近の映画などを観にいったりはするのですか? 古典と最新、両方ともチェックして悪いことはないですよ。
Commented by asabatyou at 2013-12-22 22:58
「asabatyouさんはルパンとコナンどちらか好きですか?」
僕はルパン派ですね。
コナンは「因縁のある黒の組織との決着はいつつくの?」とか、「蝶ネクタイ型変声機は、もういつバレてもおかしないだろ」などと、もう悪い所しか目がいかないのですが、ルパンは決まった敵がいるわけでもなく、1話完結型なので、まとまり感があります。
何でも切れる筈の斬鉄剣が、どうしてコンニャクを切れないの?などとツッコミはありますが、あっちの方が大人な雰囲気があって好きです。
一番有名な「カリオストロの城」は、キャラがルパン三世というだけで、後は完全にジブリアニメという感じの出来でしたが、あれはあれで結構好きだったりします。ルパンも少年を思わせる顔立ちで、一番若く見えますし。
Commented by asabatyou at 2013-12-22 23:12
「それと、asabatyouさんは古い映画のほかに最近の映画などを観にいったりはするのですか? 古典と最新、両方ともチェックして悪いことはないですよ。」

最近の映画は基本観ない方ですね。「これ、観てみたいな」と思える映画がどうもないんですよ(笑)。
基本観てみたいと思ったりするのは、「ギララの逆襲」などみたいなマニア向けの映画です(笑)。
けど唯一の例外といいましたら、シュワちゃん主演の「ラストスタンド」ぐらいですかね。
あまりヒットしなかったそうですが、観た人からの評判は良いみたいですし。
Commented by asabatyou at 2015-04-24 23:20
ちなみに本作はペストに対する恐怖心も元にしているらしく、実際それが出てきていますし、ネズミも沢山登場します。
その事もあって後の吸血鬼がコウモリを連想させるのに対し、こちらはどこかネズミを連想させます。
そもそもこのノスフェラトゥという言葉自体調べてみますと、語源は"nosfur-atu"という古代スロヴァキアの言葉であり、この言葉自体もギリシャ語で「病気を含んだ」を意味するνοσοφοροςが由来なんだとか。
西ヨーロッパの人々に、ヴァンパイアは病気を運んでくるものと見なされていたそうです。
Commented by asabatyou at 2015-04-24 23:40
ちなみに「ウルトラマンネクサス」に登場したノスフェルは、これがモデルだそうです。
私はネクサスは殆ど見た事がないので、あまり言えませんが、名前やネズミを思わせるその姿は、確かに納得出来ます。
Commented by asabatyou at 2015-05-27 21:35
このマックス・シュレックという名前ですが、後の「バットマン リターンズ」にも同じ名前のキャラが登場しています。
それに登場するペンギンが「カリガリ博士」に似ていたりする事を考えますと(顔は「真夜中過ぎのロンドン」という映画に出演した時の、ロン・チェイニーに見えなくもない)、ティム・バートン監督の趣味ですね、絶対(笑)。