GODZILLA ゴジラ(2014年版)
今月の14日の話ですが、「GODZILLA ゴジラ」(2014年版)を劇場で観ましたので、その事について書きます。
実は8月の初め頃に変なウイルスみたいな物に入られまして、13日に修理に出していたのですが、昨日それが終わったので今日無事に帰って来ました。
スタッフ
監督:ギャレス・エドワーズ
脚本:マックス・ボレンスタイン
音楽:アレクサンドル・デスプラ
キャスト
フォード・ブロディ:アーロン・テイラー=ジョンソン
芹沢猪四郎博士:渡辺謙
エル・ブロディ:エリザベス・オルセン
ヴィヴィアン・グレアム:サリー・ホーキンス
ウィリアム・ステンツ提督:デヴィッド・ストラザーン
ゴジラ:T・J・ストーム(ノンクレジット)
ストーリー
1999年、フィリピンで芹沢猪四郎博士は謎の巨大生物の化石を発見した。同じ頃、核物理研究者のジョー・ブロディは日本の雀路羅市(ジャンジラ市)の原発に勤めていたが、謎の地震が起こり原発は崩壊。共に働いていた妻のサンドラ・ブロディを失ってしまう。
十数年後、ジョーの息子で軍人のフォード・ブロディは日本の警察に捕まったジョーに会いに日本へ行くが、封鎖された原発で2人は謎の巨大生物の存在を知る。その謎の生物は姿を現して東へ向け移動。ハワイに出現し、アメリカ西海岸へと向かっていた。そればかりか、“あいつ”までも謎の生物を追うかのように出現し、謎の生物の2匹目まで現れる。
フォードは芹沢博士と出会い、協力して対策に臨むも、事態は恐ろしい方向へ動いていた。
謎の生物と“あいつ”の正体と目的とは?芹沢博士の知る“あいつ”の秘密とは?
ついに2つの生物はサンフランシスコで激突する・・・。
レビュー
「モンスターズ/地球外生命体」で有名なギャレス・エドワーズ監督が、ゴジラを映画化したもの。
前回のエメリッヒが作ったバージョンに比べれば遥かにゴジラらしくなっているのですが、映画としては前の方が面白かったかな・・・。鳴き声もエメリッヒ版の方がそれらしかったですし・・・(今回も悪くはないけど、何だかジェットエンジンみたいであまり生き物らしさがない気がする)。
タイトルの割には人間ドラマがメインに描かれており(しかも、そんなに面白いわけでもない)、そこに人類とムートーの戦いがちょびちょびとあるぐらいで、ゴジラの出番が意外と少ないので、ちょっとガッカリ。
ゴジラとムートー夫妻の戦いもせっかく迫力あるのに、いつも良い所でブチッと切れてしまったかのように、人間ドラマに変わってしまうので、満足に観られなかったのが残念です。
ゴジラのデザインも太すぎるし、それで手が不自然に長いのでどうもバランスが悪く、イマイチ魅力を感じません。
唯一良かったのは、ゴジラの放射火炎に物凄く爽快感があった事です。
今までは結構バンバン使っていましたから、ただの飛び道具然としていて、あまり特別な感じがしませんでした。
今回は体力の消耗が激しいから、むやみに使えないという設定だからそうなったと思うのですが、こうなって正解でした。
初めて、放射火炎がカッコ良く見えました。
予告編です↓
ゴジラとムートーの戦いで、ゴジラが雌ムートーの口をこじ開けるシーンがあるのですが、あれはキング・コングを思わせました。
他にも日本が出てくるのですが、西洋人のイメージの日本といった感じで、どうも違和感がありました。
1枚目:2014ゴジラのポスターが公開されたんだが ワラノート.htm
2枚目:GODZILLA - ダンナのぼやき.htm
参考:GODZILLA ゴジラ - Wikipedia.htm、GODZILLAとは【ピクシブ百科事典】.htm、「GODZILLA ゴジラ」最後のほうのゴジラを演じてるのは、アンディ・サーキスだったんか〜!続編も楽しみじゃ〜。:ラヴ・ハリ映画日記〜ときどき海外ドラマ〜:So-netブログ.htm、この映画のパンフレット、アニヲタWiki(仮) - ムートー - @ウィキモバイル.htm、騙された! ゴジラじゃなくてムートー - ユーザーレビュー - GODZILLA ゴジラ - 作品 - Yahoo!映画.htm
by asabatyou | 2014-08-17 17:21 | 特撮、モンスター | Comments(31)
ハリウッド版ゴジラの感想について、
怪獣映画ファンの方の感想をいくつか読みましたが、
(ほんとにいくつかですが・・・)
期待したほどではなかった・・・的なものが多かったです。
それは良いのですが、
日本のVSシリーズやミレニアムシリーズとを比較したとき、
今回のハリウッド版ゴジラに勝っている作品が、
いくつあると思いますか?
・・・って考えると、
映画としての出来はともかく、ゴジラ映画としては、
そんなに悪い作品ではない気がするのですが、
いかがでしょうか?
お考えを少し聞かせてください。
少し考えてみたのですが、今回のハリウッド版に勝っている平成になってから作られた作品は、6本ぐらいではないかと思います。
本家で作られたシリーズと比べますと、あまり惹かれるものがありませんでした。
そんなに面白くもない人間ドラマがメインで、怪獣の出番が意外と少なめで、怪獣を見せる気がないようにも見えてしまいました。
これならゴジラとしてはあれですけど、映画としては黒歴史扱いされているエメリッヒ版の方がずっと楽しめました。
何だか上に書いた事と、殆ど同じになってしまいましたが・・・。
このゴジラは人類には興味がないので、別に敵でも味方でもないのですが、その気がなかったとしても人を殺してしまうシーンは一切なく、それどころか主人公を助けたように見えるシーンすらありました。
ゴジラがヒーローとして登場する作品は以前から何度かありますので、決して珍しい事ではないのですが、シリアスなストーリーが展開されますので、「ガメラ対バルゴン」や平成ガメラシリーズに近かったです。
そこも気になりました。
ドラマも演技も設定も、妙にチープなところが気になっていて、
怪獣映画で肝心な、怪獣の登場するシーンも、
夜が多いために結局、出ていてもほとんど見えていない。
そういう作品が少なくありません。
確かに、
今回のハリウッドゴジラにも不満は多々ありますが、
同じように不満のあるゴジラでも、
ハリウッドゴジラの方がいろいろとクオリティも高いし、
夜のシーンでもゴジラはしっかり見えていたし、
日本のゴジラよりもイライラする箇所が少なかったので、
私は、安心して見れました。
(続く)
シリアスで人類の味方、そこだけ取ると、
確かに、平成ガメラっぽくも感じますね。
私の場合、敵でも味方でも楽しめればどちらでも良い
・・・というスタンスではありますが、
根っからのゴジラファンは、敵じゃないと違和感あるらしいですね。
私は、子供の頃、人類の味方をしていた
お子様向けゴジラを繰り返し見ていた世代なので、
ゴジラ映画も、人類の味方?っぽい方がしっくりきます。
なので、
1984以降の、VSシリーズやミレニアムシリーズでは、
ちょっぴり大人向けな内容になり、
敵として描かれることが多くなりましたが、
今回のハリウッドゴジラは、
ある意味で一番ゴジラが見られていた、お子様向けのゴジラを、
リアルな描写にアレンジしたような作品なのかな?
と感じました。
(続く)
大人向け=人類の敵、リアル=人類の敵、となりがちで、
人類の味方にする場合は、
平成ガメラのように兵器というような、
納得できる理由が必要になりますよね。
そういうのを、特に理由もなく、
普通にやってしまうアメリカって凄いなって思いました。
ヒーローとして描くのが好き
というより、ある意味で主人公だし、
敵として描くのが難しかったのかも?しれませんね。
しかも、前回のエメリッヒ作品と違い、
ゴジラファンじゃない人にも、
恐竜と怪獣をわからせるために、
神々しさみたいのを表現するのには、
ああいう演出が一番わかりやすいのかな?
と私は感じました。
(おわり)
長々とすみませんでした。
ドラマも演技も設定も、妙にチープなところが気になっていて、」
「vsキングギドラ」は矛盾点が多いですから、あのゴジラが何者なのか全然分かりません。
初代ゴジラが再び蘇った姿なのか、それとも84ゴジラがパワーアップした姿なのか、それともまったく違う新しい個体なのか、そもそも初代と84は血縁関係あるのか?何もかもややこしい・・・。
「お子様向けのゴジラを、リアルな描写にアレンジしたような作品なのかな?」
家の弟も同じような事を言っていました。
私はゴジラが人類の敵として登場するのも、味方として登場するのも好きなので、今回のゴジラの立場については、別に不満はありません。
60年代はモスゴジまでは敵として描かれていましたが(しかしモスゴジには、モスラの卵だけでなく小美人までさらった悪徳会社の連中を殺害するシーンがあるので、ゴジラがヒーローに見える)、それ以降はゴジラのヒーロー時代ですからね。
その事を考えますと、上で紹介したアニメ版のゴジラが人類の味方として描かれているのも納得出来ます。
映像もありましたので、もし良ければどうぞ→https://www.youtube.com/watch?v=dAjPR8cL34Q(1978年版)、https://www.youtube.com/watch?v=YTIJc8bDHzE(ザ・シリーズ)
批判する感想はあっても、
日本のゴジラと比較した感想はなかったもので、
どう思っているのか聞いてみたかったんです。
いろいろと参考になりました。
アニメ版もチェックしてみます。
それと78年のアニメ版ですが、日本では完全未公開の幻のゴジラ作品だったりします。
今回のゴジラは押されたりするのですが、だからこそ勝った時スカッとしました。
他に気に入っているシーンは、ゴジラがムートーに止めを刺す所です。
ネタバレ防止の為詳しい事は言えませんが、今までにないやり方で新鮮味がありました。
今思えばCGとモーションキャプチャーでやったからこそ、出来たんだと思います。
あれは着ぐるみじゃ、多分限界がありますから。
少し痩せて大人しくなった感じがしますけど、相変わらずお話が面白いので、興味のある方は是非一度は見てほしいです。
後ムートーがギャオスに似ていると言われる事がありますが、みんな思っている事は一緒みたいです。
近くで見るとそうでもありませんが、飛んでいる所を遠目で見ますと、確かに似ています。
ザ・シリーズは面白そうですね。
アニメの場合、1978年版のゴジラっぽいよりもむしろ、
ゴジラザウルスというか、ゴッドジラというか、要するにジラの方が
ゴジラと切り離して、別の怪獣作品として見やすいですね。
そして、中途半端にリアルな実写映画と違い(あれはあれで面白いけど)、
アニメはイイ意味でふざけていそうなので、実写映画より楽しそう。
それからムートーは、
確かに飛んでる姿はギャオスっぽいところありましたね。
そして、設定にはどことなくレギオンっぽい部分を感じました。
あと個人的に、
ゴジラ2では米軍の兵器をちょっとだけ未来的に進化させて(メーサー造るとか)、ゴジラ3ではゴジラの骨使って機龍造って欲しいですね。
アメリカでDVDが出たそうですが、日本で出るかどうかは分かりません。
ムートーについては、顔が角度によってはギャオスに見えるなと思いました。
他にもhttp://dic.pixiv.net/a/MUTOによりますと、近くにいた主人公を敵と思い込む所などが、エメリッヒ版ゴジラを思わせるみたいな事が書いてありました。
それと続編についてですが、どうやらモスラとキングギドラとラドンが参戦するみたいです。
また全3部作構成になるそうですが、下手にダラダラ作るよりは、その方が良いかもしれません。
ムートーについては、設定資料を見てみますと、何だか「モンスターハンター」のモンスターを思わせたのですが、これはこれで良かったです。
動く姿、戦う姿はしっかり怪獣でしたね。私も良かったと思いました。
それによく見ると、
ミレニアムシリーズにこんな怪獣が出てきそうだな~
とも感じました。
私はムートーには、何も不満はありません。
それと電磁パルス攻撃、あれはパシフィックリムのレザーバックですよね。
でも、なかなかイケテル能力でした。
俺は個人的に、ムートーはオルガに雰囲気が似てるかな?と思いました。
そりゃギャオスの方が似てますけど、オルガも手が長いし、オルガのシワをなくしてすっきりさせればムートーになりそうな気がします(笑)
それにしても、よくよく考えるとVS以降のゴジラ作品って、ゴジラのアレンジ怪獣ばっかりで、結構な作品数なのに、完全なオリジナル怪獣って少ないですね。
それを考えると、ムートーは良くできた怪獣です。
今までにない新しい怪獣という意味では、平成ガメラのレギオンの方がよく出来てますけど、ムートーは日本にはない発想な気がするので、俺も好きですよ。
The Angry Video Game Nerdも、確か似たような事をおっしゃっていました。
手の感じがそれっぽい気がしますね。
「よくよく考えるとVS以降のゴジラ作品って、ゴジラのアレンジ怪獣ばっかりで、結構な作品数なのに、完全なオリジナル怪獣って少ないですね。」
ネタがないからではないでしょうか?
私としては、本来中々出番が与えられなかった怪獣が、「それじゃ客呼べないから」という理由で、何度も登場した事がある人気怪獣に変わってしまったのが嫌でした。
大怪獣総攻撃も、本当はバラン・バラゴン・アンギラス(それより前はカマキラスだったらしい)が、ゴジラと戦う予定だったのですが、没になってしまいましたから。
まあ、素人の勝手な意見ですが。
でも確かに、ネタがないより、人気の怪獣を何度も使い回す方がいやですね。
カマキラスが候補だったことまでは知りませんでしたが、
大怪獣総攻撃は残念でした。
当初の予定通り、バラン・バラゴン・アンギラスだったら、
平成で一番の傑作になっていたかもしれないのに。
しかしカマキラスとアンギラスは、「ファイナル・ウォーズ」で登場し、バラゴンは「大怪獣総攻撃」にそのまま登場するようになり(扱いは、あまり良いとは言えないが・・・)、バランはゲームではありますが、「Godzilla: Unleashed」にプレイヤーキャラとして参戦していますので、結果オーライって奴でしょう。
でも「ゴジラの動きは動物ではないんだ」ということに改めて気づかされて、モーションキャプチャーも使う事にし、モーションアクターも有名で人気のあるアンディ・サーキスにしたんだそうです。
私が思うにゴジラの動きとは、本物の動物が基本となっているけど、人間臭さが必ずある事だと思っています。
いくら見た目が日本のゴジラでも、
エメリッヒ版ゴッドジラっぽくなるんじゃないすかね。
ゴジラって、恐竜とか、怪獣とかより、神獣に近い感覚があるから、
どこかに人間臭さが見え隠れしないと、らしくないと感じそうです。
それに、
我々見ている側は、なんだかんだで着ぐるみっぽい動きじゃないと
違和感感じそうなのは想像できますけどね。
アメリカで作った映画だってだけで、
きっと違うものになるっていう先入観がありますし。
モーションキャプチャーにしたのは正解でしょうね。
「ゴジラって、恐竜とか、怪獣とかより、神獣に近い感覚があるから、どこかに人間臭さが見え隠れしないと、らしくないと感じそうです。」
名前にGODが付くぐらいですからね。
確かにゴジラは他の怪獣と違って、何だか神話的な雰囲気がありますし。
そういえば「ゴジラの逆襲」では、人間臭い動きがない動物的な動きでしたが、後のシリーズではまったく見られませんね。
「モーションキャプチャーにしたのは正解でしょうね。」
私もモーションキャプチャーにしたのは、正解だったと思っています。
過去作品との差別化や、今までにない新しいゴジラを描くのに、最も有効なやり方だと言えますから。
とはいいましても、この映画のゴジラは終わり頃でないと出番があまりありませんから、殆どのシーンでアンディがゴジラを演じたと言っても過言ではないと思います。
でも実際の動物見てみますと、カマキリや蜘蛛みたいにこのパターンって、結構あったりしますから違和感はありません。
「プレデターズ」ではプレデター、「ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー」ではウィンクなどを演じており、ごついキャラを演じるのに、相応しい気がするからです。
詳しくはこちら→http://ameblo.jp/akihiro-kitamura/entry-10643736469.html、http://news.walkerplus.com/article/34559/
せっかく新しいゴジラを作ったわけですから、過去作品との差別化を出す為に新しい怪獣や、中々出番が与えられなかった怪獣が登場してほしいです。
モスラとキングギドラはもう散々やりましたから、しばらく出番なしでも問題ないのではないかと。
それにそのまま出すのでなく、あえてそれにそっくりな別怪獣を出す方が面白いと思います。「モスラ」シリーズのデスギドラみたいにね(名前はヘルギドラ、もしくはサタンギドラとかが良いかな?)。
詳しくはこちら→http://otapol.jp/2014/08/post-1409.html
ただし怪獣の名前ではなく、未知の巨大生物の総称としてです。
元々ムートーとは、Massive Unidentified Terrestrial Organism (未確認巨大陸生生命体)の略であって、最初から名前として設定されているのではありませんが、このムートー夫妻に今後名前が与えられるかどうかは不明です。
しかしこのムートーという名前、言葉の意味を考えると、ネッシーやビッグフットのような未確認生物に、巨大で地上で生活するものがいた場合、そう呼んでも問題なさそうです。
詳しくはこちら↓
https://dic.pixiv.net/a/MUTO#h3_2、
https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/29298.html、
http://dic.nicovideo.jp/a/muto
また本作でゴジラを演じたのは、よくアンディ・サーキスと書いてあるのを見ますが、実際は「キング・オブ・モンスターズ」と同じく、T.J. ストームが演じているようです。
メイキング写真を見ても、明らかにストームがゴジラを演じているので、それに従いました。
ではこの映画でのサーキスは何をしていたか?と言いますと、CGスタッフに助言や指導をする相談役として参加したとの事です。
本人がインタビューで、「自分がゴジラを演じたわけではない」とおっしゃっているので、もう間違いないでしょう。
ちなみにストーム自身は、俳優、声優、スタントマン、ダンサー、格闘家、モーションアクターをやったりと、様々な分野で活動する、かなり多彩な人物だそうです。
実は「デビルメイクライ」シリーズや「バイオハザード」シリーズ、「鉄拳」シリーズなどのゲームにも出演したりと、日本とも結構関わりのある人物だったりします。
詳しくは、こちら↓
http://tokuz.blog.jp/archives/14871668.html、
https://www.imdb.com/name/nm0832622/、
https://en.wikipedia.org/wiki/T.J._Storm