人気ブログランキング | 話題のタグを見る

クリエイティブの授業

クリエイティブの授業_a0265223_11441352.jpg

昨日で今まで読んでいた、「クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST "君がつくるべきもの"をつくれるようになるために」を読み終わりましたので、その事について書きます。
本当は「航空映画百年史」と同時に読み終わってしまったのですが、もっとじっくり読みたいと思いまして、改めて読みました。
これはオースティン・クレオンという、作家やアーティストや講演家として活躍している人が、人生や仕事をちょっぴりクリエイティブにしたい人(そう、つまり全員)の為に作ったんだそうです。


「はじめは無名がいい。無名ならプレッシャーもない。やりたい放題だ。何だって試せる。いったん注目を浴びれば、そして給料を受け取ってしまえば、もう好きには出来ない」

「ログブックをつける。どんな仕事をしたのか。どこで昼食を食べたのか。どんな映画を観たのか。それだけでいい。こんな日常の記録だけでも、ずいぶん役に立つのがわかる。ちょっとしたメモから、その時の記憶がありありとよみがえってくるからだ」

「褒められ帳をつける。うれしいメールを受け取ったら、特別なフォルダーに保存している。励ましがほしくなったら、僕はそのフォルダーを開いて、何通かメールを読むんだ。過去の栄光に浸るのはよくない。でも、モチベーション・アップが必要なときのために、取っておこう。」


といった為になる事が色々書いてあったのですが、一番印象に残ったのは「アーティストのように盗め!」、「コピーをする」でした。
そもそもこの本の原題が、「STEAL LIKE AN ARTIST(アーティストのように盗め)」ですからね。
「オリジナルなんてないんだ。だけどそのまま盗むのは無理。だから自分にしか加えられない何かを加え、自分だけのものに変える」とね。
一番分かりやすい例は、ゴジラでしょうか。
ゴジラは「原子怪獣現わる」の影響を受けていますが、単なる「原子怪獣~」の二番煎じで終わりませんでした。
その理由は同じ恐竜みたいな姿をしていても、四足歩行ではなく二足歩行、神話や伝説のドラゴンみたいに口から火を吹く、後のターミネーターみたいに頑丈で不死身の体を持っており、ありとあらゆる兵器の攻撃が何も通用せず、オキシジェンデストロイヤーというこの世には存在しない架空の兵器を使って、やっと倒す結末が描かれました。
プレデターもデザインこそ「電撃戦隊チェンジマン」に登場する敵キャラのブーバの影響を受けていますが、頭はスタン・ウィンストンがアレンジしたそうです。
ストーリーもベトナム戦争を基にしているから、ジャングルから突然襲い掛かる未知の敵の恐怖を描いていますからね。
エイリアンも「恐怖の火星探険」と「バンパイアの惑星」の影響を受けているみたいですし、きっとそういう事ですね。


画像:クリエイティブの授業 STEAL LIKE AN ARTIST "君がつくるべきもの"をつくれるようになるために

by asabatyou | 2015-05-31 11:45 | 日記 | Comments(1)

Commented by asabatyou at 2016-07-14 11:51
字の間違いがありましたので、それを何とかしました。