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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。

ハエ男の恐怖

昨日は今月の6日に買ったDVDの1枚、「ハエ男の恐怖(「蝿男の恐怖」というタイトルもあり)」を見ましたので、その事について書きます。
実は前にも見た事があるのですが、久々に見たくなりました。


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スタッフ
監督、製作:カート・ニューマン
原作:ジョルジュ・ランジュラン
脚本:ジェームズ・クラヴェル


キャスト
フランソワ:ヴィンセント・プライス
アンドレ:アル・ヘディソン(現:デヴィッド・ヘディソン)
エレーヌ:パトリシア・オーウェンズ


ストーリー
物質転送を研究する科学者アンドレが、プレスで上半身を潰された死体として発見された。
容疑者は彼の妻エレーヌだったが、彼女はヘレンは義兄のフランソワとその友人のチャラス警部に、一体何があったのかを語り出した・・・。


レビュー
ジョルジュ・ランジュラン原作の「蝿」を、ヴィンセント・プライス(マイケル・ジャクソンの「スリラー」で、ナレーションをやった人でもある)主演で映画化したもの。
ストーリーは人体実験の失敗で蝿男になってしまった主人公の悲劇を描いたもので、非常にシンプルで分かりやすいです。
テンポも良く音楽も壮大さがあって綺麗で品があり、まったく飽きさせません。
蝿男が登場するのは終わり頃ではありますが、例え頭と片腕が蝿になってしまっても人間の心はまだ残っている、だけどそれが段々消えつつあり、苦悩や葛藤する様を見事に表現しており、正直下手なスーツアクターより、よっぽど良い演技をしていました。
モンスターの演技にここまで惹かれたのは、おそらくこれが初めてかな?
こういう場合どうしても「俺はモンスターだ、怪獣だ」みたいに、ステレオタイプ的にやってしまいがちですが、これでは望まずに怪物になってしまった主人公の苦しみが、ちゃんと伝わってきましたから、そこが良かったです。
後にロジャー・コーマンが作った「蜂女の恐怖」と比較される事があるようですが、こちらの方が面白いです。
実際「リング」など、後の作品でよくパロディやオマージュのネタにされているようなので、改めて名作なんだなと思いました(ジェフ・ゴールドブラム主演の「ザ・フライ」は、これのリメイクだったりする)。
こちらの方が実験するところで皿に書かれた「Maid in JAPAN」が裏返ってたり、ペットの猫が変な世界に飛ばされちゃって声だけが響いていたり、蝿男も最初は真っ黒な布で完全に顔を隠し、声も一切出さないといった不気味なシーンがあり、緊張感がありましたから。


予告編です↓

ちなみに蝿男の製作を担当したのは、リック・ベイカーの師匠で、「エクソシスト」で有名なディック・スミスが担当しているらしいですが、これ本当なんですかね?
実際彼の参加作品を調べてみても、本作の事は特に書いてありませんし、多分嘘でクレジットの通りベン・ナイという人がやったのではないでしょうか?
また金曜ロードショーで放送された時、主役の声が渡辺徹さんだったので顰蹙を買ったそうですが、それ以外にも問題があった気が・・・。
だってタイトルが「ザ・フライ ハエ男の恐怖 頭が腕がハエになってしまった?助けてくれ」という、まるでコメディ映画みたいだし・・・。



1枚目:Willard's Wormholes » The Fly (1958).html
2枚目:The Creepy Crawlies_ Bugs on Screen Film Series _ KPBS.html

参考↓
ハエ男の恐怖 - Wikipedia.html
蠅男の恐怖とは【ピクシブ百科事典】.html
The Fly (1958) - IMDb.html
モンスターパニック―超空想生物大百科
図説モンスター
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by asabatyou | 2015-06-08 18:28 | 特撮、モンスター | Comments(3)
Commented by asabatyou at 2015-06-11 22:38
http://palladion.fantasia.to/step_blog/archive_197.htmによりますと、エレーヌがアンドレの身を案じて布を取るシーンで初めて蝿男の顔が分かる時、監督のカート・ニューマンがこのシーンの撮影まで、エレーヌ役のパトリシア・オーウェンズに蝿男のメイクを見せなかったらしく、結構有名な話だそうです。
元祖「エイリアン」でも、胸からチェストバスターが飛び出すシーンでは、本物の驚きがほしいとの事で、俳優達にその事をあえて教えなかったそうなので、それに通じるものがあります。

http://ikandesho.blog.fc2.com/blog-entry-54.html?spに書いてあった事ですが、蝿男になってしまった主人公が、自分の研究はあまりにも危険すぎるという理由で、その資料や設備を抹消するシーンは、確かに元祖「ゴジラ」の芹沢博士とオキシジェントデストロイヤーを思わせました。
Commented by asabatyou at 2015-06-12 20:22
今日ふと思ったのですが、蝿男がプレスで最期を迎えるのは、最初の「ターミネーター」に影響を与えたんじゃないかと思っています。
ただ蝿男は「頭と片腕が人間の蝿が見つからない以上、もう諦めるしかない。それに自分も段々人間の意識が消えつつある。だから手遅れになる前に自分を殺してくれ」と妻に頼んで、自ら死を選んだの対し、「ターミネーター」はヒロインの作戦にまんまと引っかかって倒されるという違いがありますが。
Commented by asabatyou at 2015-09-19 10:04
2枚目の画像を、ちゃんと蝿男が写っている物に変えました。
やはりモンスター映画である以上、モンスターの姿が写ってないと意味がありませんし、食いつきが悪いと思ったからです。
宣伝にもならないでしょうし。