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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。

愛と憎しみの伝説

今月の25日ですが、借りたDVDの1枚「愛と憎しみの伝説」を見ましたので、その事について書きます。
町山智浩さんの「トラウマ映画館」で知って、興味を持ちました。


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スタッフ
監督:フランク・ペリー
音楽:ヘンリー・マンシーニ
原作者:クリスティーナ・クローフォード


キャスト
ジョーン・クロフォード:フェイ・ダナウェイ
クリスティーナ・クロフォード(大人時代):ダイアナ・スカーウィッド
クリスティーナ・クロフォード(少女時代):マラ・ホーベル
グレッグ・サヴィッテ:スティーヴ・フォレスト


ストーリー
ジョーン・クロフォードは、かつて「グランド・ホテル」や「ミルドレッド・ピアース」といった映画に出演した女優だった。
だが彼女も寄る年には勝てず、今ではすっかり落ち目になっていた。
クロフォードはその苛立ちを、まだ幼い養女のクリスティーナにぶつけて、虐待するようになってしまう・・・。


レビュー
「親愛なるマミー/ジョーン・クロフォードの虚像と実像」を、「俺たちに明日はない」で有名なフェイ・ダナウェイ主演で映画化したもの。
原作者のクリスティーナ・クロフォードという人は、かつて実在した女優ジョーン・クロフォードという人の養女で、かつて母に虐待された事を堂々と語った暴露本が、この「親愛なるマミー」なのです。
しかも母が亡くなってから(1905 ‐ 1977)1年後にこの本を出版し、1981年には映画化までしてしまうのはある意味凄いです。
実際見てみますと、虐待するシーンは意外と少なく、あったとしても3回ぐらいしかありません。
その代わりにボリュームがたっぷりで、単に母のマネをしているだけに過ぎないクリスティーナに激怒し、容赦なくハサミでジョキジョキと髪を切ったり、自分が買ったドレスを針金ハンガーにかけただけで激怒して、あたりをぶちまけたりハンガーで、クリスティーナを何度もぶっ叩いたりなど、とにかく凄まじいです。
クリスティーナが大人になった後でも、首を絞めて彼女を死にそうな状態に追い込んだり、CMの作りに満足出来ないと周りにブチ切れたりなど、もう完全にワガママでゴリ押しでやりたい放題です。
実際クロフォードは晩年パッとしなかったそうですが、これを見るとそれが納得出来てしまいます。
後半では金がなくて生活に困っていると言っている割には物を買ったり、酔っ払って寝込んだから、クリスティーナに呆れられたりなど、親子の立場がすっかり逆転しています。
クリスティーナの方が、遥かに大人です。
原作の方はダグラス・フェアバンクス・ジュニアやシーザー・ロメロといった、クロフォードの友人や共演者達などが、内容がでたらめで悪意に満ちているという非難の声が巻き起こり、映画版も「このクロフォードは怪獣だ。ゴジラや「ジョーズ」のサメと同じ」と批評家が酷評した事もあって、一体どこまで真実なのかは一切分かりません。
ですがクロフォードとクリスティーナとクリストファー(養子の1人)の関係はとげとげしかった事、もうヨボヨボの中高年なのに20代の若者を演じた、自分が亡くなった時「息子クリストファーと娘クリスティーナに遺すものはなにもありません。理由は二人が一番よく知っているはずです」と書いたのは本当みたいですし、実際虐待しているのを目撃した事がある人がいたり、クロフォードの秘書だった人も事実に基づいていると認めている事を考えますと、多分事実どおりでしょう。


予告編です↓

かつてはスターだったのに、今では落ち目なのが「サンセット大通り」のグロリア・スワンソンを思わせます。
白塗りの顔が「ダークナイト」のジョーカーに見えなくもないですが、この外見はインパクトを与えたようで、ハロウィンではクロフォードを模したコスチュームは定番で、ドール化までしてしまったそうです。
ブルー・オイスター・カルト(BOC)というロックバンドは、「だめ、だめ、だめ、だめ、だめ!ジョーン・クロフォードが墓場から蘇ってきたぞ」という歌詞がある、その名も「ジョーン・クロフォード」というシングルまで作ってしまったようです。
「親愛なるマミー」という言葉も、今では「子供を虐待する恐ろしい母親」という意味で使われているので、クロフォードは悪いイメージやネタキャラとして、後世に名を残す事になってしまったと言えるでしょう。



出典↓
画像1:愛と憎しみの伝説 [DVD]
画像2:Worst Picture_Best Picture Series_ Mommie Dearest and Chariots of Fire (1981) _ AwardsWatch.html

参考文献↓
トラウマ映画館

参考サイト↓
ポンコツ映画愛護協会『愛と憎しみの伝説』.html
ジョーン・クロフォード - Wikipedia.html
愛と憎しみの伝説 - Wikipedia.html
トラウマ映画館『愛と憎しみの伝説』 ( 映画レビュー ) - シネマを感じて‥ - Yahoo!ブログ.html
愛と憎しみの伝説|愛太郎の映画生活.html
Mommie Dearest (1981) - IMDb.html
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by asabatyou | 2015-10-27 18:02 | 映画 | Comments(0)