クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険
今日は元から自宅にあったDVD、「クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険」を見ましたので、その事を書きます。
スタッフ
原作 : 臼井儀人
監督 : 本郷みつる
脚本 : 原恵一、本郷みつる
音楽 : 荒川敏行、宮崎慎二
キャラクターデザイン : 原勝徳
キャスト
野原しんのすけ : 矢島晶子
野原みさえ : ならはしみき
野原ひろし : 藤原啓治
トッペマ・マペット/メモリ・ミモリ姫 : 渕崎ゆり子
ゴーマン王子 : 保志総一朗
トランプの精 : 八奈見乗児
マカオ : 大塚芳忠
ジョマ : 田中秀幸
ス・ノーマン・パー : 古川登志夫
クレイ・G・マッド : 辻親八
チョキリーヌ・ベスタ : 深雪さなえ
アクション仮面 : 玄田哲章
カンタムロボ : 大滝進矢
ぶりぶりざえもん : 塩沢兼人
雛形あきこ(本人役)
ストーリー
群馬県にオープンした新しいテーマパーク、ヘンダーランド。
野原しんのすけは幼稚園の遠足でヘンダーランドに行く事になったが、そこは別の世界からやって来た凶悪な魔法使い達の基地だった!!
しんのすけはそこで知り合った人形の少女、トッペマ・マペットに魔法のトランプで一緒に戦ってほしいと言われるが、しんのすけは怖気付いてそれを断ってしまう。
だがトランプを狙う魔法使い達によって、両親のひろしとみさえがさらわれてしまった!!
考えが変わったしんのすけは、両親を救う為に再びヘンダーランドに向かった・・・。
レビュー
劇場版「クレヨンしんちゃん」シリーズ第4作目で、しんのすけの妹ひまわりが誕生する前の野原一家の活躍を描いた、最後の作品でもあります。
タイトルは原作者の臼井儀人さんが付けたそうですが、この作品が臼井さんが制作側として直接的に関わった最後の作品となったようです(彼が2009年に死去した為)。
ディズニーランドのようなテーマパーク、ヘンダーランドが舞台になっている事もあって、魔法が登場ししんちゃんがその力を使って、色んな姿に変身したり助っ人を呼んだりするなど、ファンタジックな作品となっています。
基本は明るい雰囲気に包まれていますが、悪役達が不気味という事もあってホラー要素があるのも特徴です。
特にス・ノーマン・パーは一見明るくて良い人そうに振舞うけど、しんちゃんの前では本性をあらわし、しんちゃんが周りにその事を話してもス・ノーマン・パーの事を信用しているので、誰もそれを信じようとせず、完全にしんちゃんを孤立させました。
魔法のトランプを奪う任務に失敗はしたものの、ヘンダーランドに野原一家を招待し、トイレに行くと言ってしんちゃんの元を離れたひろしとみさえを誘拐、その後本物そっくりの偽物である人形のひろしとみさえにすり替えて、しんちゃんに更なる恐怖を植え付けて孤独にさせた程です(この偽ひろしとみさえが襲いかかってくるのは、しんちゃんがお風呂に入っているという、最も無防備な状態だったりする)。
後半になりますとずっとヘンダーランドが舞台ですが、前半に出てきた楽しげな感じはまったくなく、人も一切いなくて夜がメインなど、まさにダーク・ファンタジーというべき作りになっています。
おそらくこうなったのは、DVDに入っている解説書によりますと、「日常世界を侵食する非日常」というモダンホラーのテイストも取り入れた野心作だからでしょう。
だからこそ、クレヨンしんちゃんを代表する三大ヒーロー、アクション仮面とカンタムロボ、そしてぶりぶりざえもんの登場が、大変熱くて燃えます(ぶりぶりざえもんはともかく、アクション仮面とカンタムロボはしんちゃんより少し大きいだけで、何故かいつもより小さい。ひょっとしたらしんちゃんとの一体感を出す為かもしれない)。
アクション仮面は劇場版第1作目「アクション仮面VSハイグレ魔王」で登場していますが、カンタムロボとぶりぶりざえもんはこれが初めてですから、尚更です。
しんちゃんの助っ人ではありますが、しんちゃんが彼らに守られっぱなしではなく、一緒に力を合わせて立ち向かっていくのが良かったです。
ファンタジーメインですが、ホラーやギャグ要素も違和感なくバランス良く入っており(後半のババ抜きや追いかけっこは、笑った人が多いであろう)、私は劇場版クレヨンしんちゃんの中では、これが一番好きです。
予告編です↓
ちなみにトッペマは人形という事もあって、ネジがないと動けないのですが、そのネジ穴がお尻にあります。
その事もあって、一部ではあらぬ発想を抱いてしまう人もいるとの事(笑)。
実際2回目では入浴中なので、当然はしんちゃんはスッポンポンであり、その状態で抱きつかれて「……当たってるわ、ちんちん……///」と言うのですから、もう何を連想させるかは分かったも同然でしょう(笑)。
こういう下ネタがあるのが、いかにもしんちゃんらしいです(笑)。
当時は何も気にせず、普通に見ていましたが(笑)。
出典
画像1:クレヨンしんちゃん映画紹介。やっぱりおもしろいな! - NAVER まとめ.html
画像2:Star Toons India_ Shinchan In Adventures In Henderland Hindi Full Movie.html
参考サイト
ヘンダーランドの大冒険とは【ピクシブ百科事典】.html
アニヲタWiki(仮) - クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険.html
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険とは- ニコニコ大百科.html
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 - Wikipedia.html
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 _ 街談巷説.html
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険。|江戸の杓子丸.html
参考文献
映画 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 [DVD]に入っている解説書
by asabatyou | 2016-07-07 13:31 | アニメ | Comments(2)
個人的に好きなシーンは、ダンスバトルで途中まで優勢だったマカオとジョマが汗・のどごしといった訳わからん採点で逆転されて「ゲッ!」てなるとこですね。めちゃ笑いました。
ぶりぶりざえもんがしんちゃん達がピンチになったのを見て、「私は強い者の味方だ」と裏切りますが、その後はしんちゃん達と協力してス・ノーマン・パーを追い払う事に成功し、クレイ・G・マッドの時も、彼の作戦が勝利するきっかけになりました。
ふざけた調子と態度が目立つぶりぶりざえもんですが、やる時はやりますから、ぶりぶりざえもんは好きです。
他にもトッペマの誘いを断ってしまった時、日常生活を送りながらもしんちゃんが「あれで良かったんだろうか?」と思いながら過ごしている時も、音楽が物悲しくて印象に残っています(http://www.nicovideo.jp/watch/sm21535317)。
それとhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm7100375にも書いてあった事ですが、肉弾戦や空中戦もあればダンスバトルもありますから、改めて贅沢なアニメだったなと感じました。