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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。

戦艦ポチョムキン

今月の12日と13日ですが、借りたDVDの「戦艦ポチョムキン」を見ましたので、それについて書きます。
以前にも見たことがあるのですが、久々に見たくなりました(サイレント映画を、また見てみたいという気持ちもありましたが)。


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スタッフ
監督、脚本、編集 : セルゲイ・エイゼンシュテイン(脚本と編集をしたことは、ノンクレジット)
撮影 : エドゥアルド・ティッセ


キャスト
ワクリンチュク : アレクサンドル・アントノフ
ゴリコフ : ウラジミール・バルスキー
神父 : セルゲイ・エイゼンシュテイン


ストーリー
時は1905年、ポチョムキンという名の戦艦がいた。
しかしそこにある肉には、無数の蛆虫が付いていて、スープもそれを基にして作られていた。
水兵達は怒りが爆発し騒ぎを起こしたが、これが原因で水兵の1人ワクリンチュクが戦死してしまう。
この暴動のニュースはすぐ町中に広がり、多くの大衆の心を大きくゆさぶったが・・・。


レビュー
「ストライキ」に続くセルゲイ・エイゼンシュテイン監督の長編映画第2作目で、ロシア第一革命20周年記念として作られた映画でもあります。
1905年に起きた戦艦ポチョムキンの反乱を描いたもので、「オデッサの階段」と呼ばれるオデッサの市民を虐殺する場面は映画史上有名なシーンの一つであり、様々なオマージュやパロディを生んでいます。
ただ「オデッサの階段」の場面や、終盤の黒海艦隊の多くの艦が反乱に同調する(実際は数隻のみ)場面など史実とは大きく異なる部分も多いとのことで、この映画でやっていることが全て事実通りだと思わない方が良いです。
この映画は、簡単に言ってしまえばストライキものです。
ポチョムキンという名の戦艦があったのですが、その飯が蛆虫塗れで「こんなの豚でも食おうとしない」、「捕虜の飯の方がまだマシ」と言われてしまう程です。
我慢の限界だった水兵達は上司に歯向かうのですが、その出来事が一般市民にまで知られるようになり、どんどんエスカレートしていくといった感じです。
私としては第1部の「人間と蛆虫」だけでも、十分ストーリー性も見応えもあって満足でき、このエピソードのみで1本の映画にしても良いくらいだと思っていますが、「オデッサの階段」も一度見たら忘れられない圧倒的なインパクトがあるので、こちらも捨てがたいです。
この「オデッサの階段」は、一般市民を次々と射殺する兵士の冷酷さ(顔が映ることは、一切ない)や、母親が撃たれてしまった為、赤ん坊が乗った乳母車が階段を1人で勝手に落ちて行くなど、全てが見せ場と言えるシーンですが、これらを素人が演じていたというのが一番の驚きです(「ストライキ」と同じで、主要な役のみプロの俳優が演じたんだとか)。
実は日本で公開されたのがこれから42年後の1967年なのは、共産主義プロパガンダが含まれているとみなされ検閲で輸入禁止になったからだそうです。大人の事情って奴ですか。


劇中にあるシーンの、一部です↓

ちなみにポチョムキンの実物ですが、国内戦期にイギリス軍によって爆破されてしまったそうです。
一応復旧しようとしましたが果たすことは出来ず、この映画が製作された1925年に解体されてしまったのが皮肉です。



出典
画像1:На Дерибасовской снимается кино, или Как это снималось в Одессе __ Odessa 360.html
画像2:За кадром. Как снимали легендарный фильм «Броненосец Потёмкин» - ДЛЯ ВСЕХ И ОБО ВСЕМ.html


参考サイト
映画 戦艦ポチョムキン - allcinema.html
戦艦ポチョムキン - Wikipedia.html
戦艦ポチョムキン _ 作品情報 - 映画.com.html
淀川名画撰集 - 戦艦ポチョムキン.html
戦艦ポチョムキン - アンサイクロペディア.html
Senkan Pochomukin (1925) - IMDb.html
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by asabatyou | 2016-09-15 08:55 | 映画 | Comments(0)