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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。

遊星よりの物体X

今日は借りたDVDの「遊星よりの物体X」を見ましたので、その事について書きます。
実は2004年か5年の大晦日に見た事があるのですが、また見たくなりました。


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スタッフ
監督 : クリスティアン・ナイビイ
製作 : ハワード・ホークス
原作 : ジョン・W・キャンベル(クレジットでは、ジョン・W・キャンベルJr.)
音楽 : ディミトリ・ティオムキン


キャスト
パトリック・ヘンドリー大尉 : ケネス・トビー
ニッキ・ニコルソン : マーガレット・シェリダン
物体 : ジェームズ・アーネス


ストーリー
北極に謎の飛行物体が墜落し、そこから氷漬けの正体不明の生物が発見された。
それを基地へと持ち帰る軍人達だったが、見張り番がうっかり電気毛布を掛けてしまった為、氷が溶けて生物が生き返り脱走してしまった。
犬との戦いで噛み千切られた残骸の一部を調べた結果、宇宙生物は血を吸う植物人間である事が判明した。
いつ姿を現すか分からない植物人間と、人類の死闘が始まった・・・。


レビュー
ジョン・W・キャンベルという人の小説、「影が行く」を最初に映画化したもの。
原作では変幻自在に姿を変える不定形生物で、疑心暗鬼におちいる人々の恐怖を描いているそうですが、こちらではフランケンシュタインの怪物に似た吸血怪物に変更。閉鎖空間の中、どこで襲ってくるか分からない怪物を相手に、倒そうとする軍人と貴重な研究資料として培養を主張する科学者が対立する様を描いています。
後の「ジョーズ」のような感じではありますが、基本登場人物が余裕の態度なので、緊張感がありません。
怪物も軍の攻撃で逃げているのが大半なので、人類よりも弱い立場です。
そもそも地球に不時着しそこで復活しただけなのに、撃たれてたり炎をぶっかけられたりするのですから、正直酷い。
人間や犬を襲ったり殺害するシーンはありますが、先に攻撃して来たのは彼らですから、怪物にとっては正当防衛でしょう。
第一ちゃんと人間の姿をしてるし服も着てるのに、それを「物体 The Thing ザ・シング」呼ばわりしている時点で、かなり失礼・・・。
ラストも堪忍袋の緒が切れた怪物は再び基地に現れ、自分を説得しようとする科学者を吹っ飛ばしたりしますが、遂に軍が仕掛けた罠で焼き殺されてしまいます。
こうして見ますと本当に気の毒なお話ですが、これが作られた1950年代は宇宙人=悪の時代だったので、容赦なくて問答無用だったのでしょう。
何だかレイ・ハリーハウゼンの特撮で有名な、「地球へ2千万マイル」のようです。
1982年に「遊星からの物体X」というリメイク版が作られましたが、こちらは技術の進歩や当時22歳の若手だったロブ・ボッティンのSFXのおかげで、原作に忠実だそうです。



予告編です↓



怪物の姿が原作とまったく違うのは、当時の技術では限界があったからでしょう。
しかし顔がはっきりと映るシーンはなく、喋る事もなければ声も人間離れしているので、一応異質な者を表現してはいます。
もう少し、人外っぽく出来なかったかなという気もしますが。
また出演者の1人ケネス・トビーは、ほぼ同じ時期に作られた「原子怪獣現わる」や「水爆と深海の怪物」にも出演しています。



出典
画像1:Pushing The Envelope Forums • View topic - The Thing from Another World (1951) _Colorized_.html
画像2:Monsters Forever.html


参考サイト
「遊星よりの物体X」。。。|怒りくまのブログ(仮).html
SF映画選・遊星からの物体X.html
映画 遊星よりの物体X - allcinema.html
遊星よりの物体X - Wikipedia.html
シングとは (シングとは) [単語記事] - ニコニコ大百科.html
thingの意味 - goo辞書 英和和英.html
The Thing from Another World (1951) - IMDb.html
地球の静止する日 - Wikipedia.html
ヲタキッシュ(利尻島在住のブログ) ザ・シング(THE THING)  ビリケン商会シリーズ.html
MAKER_BILLIKEN SYOKAI.html


参考文献
あなたの知らない怪獣マル秘大百科 (映画秘宝COLLECTION)
図説 モンスター―映画の空想生物たち (ふくろうの本)
モンスターパニック―超空想生物大百科 (Million mook―新映画宝庫)
「モンスター大図鑑」
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by asabatyou | 2016-09-25 20:21 | 特撮、モンスター | Comments(2)
Commented by asabatyou at 2016-09-26 22:06
この植物人間が、主人公達がいる基地に何度も姿を現すのは、他に行くあてがないからでしょう。
例え地球を出たくても、自分が乗っていた円盤は地球人に破壊されてしまいましたし、場所も北極だから寒すぎてまともに生きていける環境ではありませんから。

そういえばラストシーンで、基地に再び姿を現す時、自分を説得しに来た科学者を吹っ飛ばしますが、ちょうど近くにあった角材を手にしているにも拘らず、素手でやっています。
思いっきりその角材でやっちゃっても良いのに、何故それをやらずに手加減したのかは不明ですが、生きる為に吸血する以外地球人を殺す理由がなかったからでしょう。
あるいはただ単純に、「うるせぇ!邪魔だ!そこどけ!」と思っただけで、最初から殺す気はなかった可能性もありえます。
Commented by asabatyou at 2016-09-29 19:52
1950年代に、このような宇宙人が登場する映画が沢山作られていた事ですが、第2次世界大戦が終わって間もなかったので、外敵に対する不安が残っていた、1947年に初めて空飛ぶ円盤が目撃されたから、共産主義者への見えざる脅威があったなどの理由があるようです。
また製作者のハワード・ホークスが、ひどいユダヤ差別主義者だったらしく(赤狩りの時代では、少数民族だったユダヤ系は排斥される運命だったようで、「アメリカ万歳」的な映画を作ったり、イズール・ダニエロヴィッチという名前をカーク・ダグラスに変えざるを得なかったようだ)、まさに当時の時代背景や、ホークスの思想が反映されたと言えるでしょう。