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アビエイター

今日は録画した「アビエイター」を見ましたので、その事について書きます。
前から興味はありましたが、やっと見る事が出来ました。


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スタッフ
監督 : マーティン・スコセッシ
脚本 : ジョン・ローガン
音楽 : ハワード・ショア
撮影 : ロバート・リチャードソン


キャスト
ハワード・ヒューズ : レオナルド・ディカプリオ
キャサリン・ヘプバーン : ケイト・ブランシェット
エヴァ・ガードナー : ケイト・ベッキンセイル
ジーン・ハーロウ : グウェン・ステファニー
エロール・フリン : ジュード・ロウ


ストーリー
1920年代、20代の若きハワード・ヒューズは、今映画「地獄の天使」のクライマックスの撮影に挑んでいた。
数年前に父親が他界し、石油掘削で巨万の富を得、ヒューズ・ツール社を継いだ彼は、夢であった映画製作をする為にハリウッドに乗り込んできたのだ。
3年かけた大作も、サイレント映画は古いと全資産を抵当に入れ、全編トーキーで撮り直した。
その甲斐あって映画は大ヒットし、主演女優のジーン・ハーローをエスコートした彼はカメラのフラッシュを浴び、一躍ハリウッド・セレブリティの仲間入りをしたが・・・。


レビュー
20世紀前半のアメリカの大富豪、飛行士、映画製作者でもあったハワード・ヒューズ(ハワード・ロバード・ヒューズ・ジュニア)の、半生を映画化したもの。

監督のマーティン・スコセッシと主演のレオナルド・ディカプリオのコンビは、「ギャング・オブ・ニューヨーク」以来で、レオ様も製作総指揮としても参加しているようです。
第77回アカデミー賞において最多の11部門にノミネートされ、スコセッシ監督初の監督賞、作品賞、レオ様初の主演男優賞が期待されましたが、どれも受賞には至らなかったとか。

最初は彼の幼少時代から始まり、一転、「地獄の天使」(1930年版)を製作している様子に飛びます。
フォッカー D.VIIやS.E.5といったこの手の映画ではお馴染みの、第一次世界大戦で活躍した複葉機が多数登場し、いわば「地獄の天使」(1930年版)のメイキング映像として楽しめます。
空中戦を撮影しているシーンはCGの多用が目立ちますが、完全に航空映画のノリでテンションが上がります。
それが終わった後、新しい飛行機の開発に力を入れたり、キャサリン・ヘプバーンなどの様々なハリウッド女優の恋愛も描かれるのですが、ここは正直退屈です。
それで169分もあるので、はっきり言ってどうしてもだれてしまいます。
実はヒューズは強迫性障害だったようで、病的なまでに手を洗い続けていたり、同じ言葉を何度も言ったりするなど、普通では考えられない行動をするシーンもあり(母親が異常なまでの潔癖症だった事も、影響しているみたい。また耳が良くないのは父親からの遺伝や、幼児期にかかった病気のせいとも言われている)、ヒューズを語る上では避けて通れないと言えます。
でもせっかくアビエイター(飛行機の操縦士という意味)というタイトルですから、飛行機との絡みをもっとやってほしかったです。
劇中でもヒューズが劇場で観客と一緒に「地獄の天使」(1930年版)を見終った後、関係者に「ここが長過ぎて、お客さんが退屈している。少し短くすべきだ」と言うシーンがありましたが、それは本作にも言えるのでは(笑)?
勿論恋愛描写や強迫性障害描写があっても良いのですが、もう少し短くてテンポ良くやった方が良かったような・・・。



予告編です↓



本作は「地獄の~」とセットで見た方が、分かりやすくて色々と発見があって面白いかもしれません。
またハワード・ヒューズを知るきっかけにもなりますので、少しでも彼の事を知りたい人は見て損はないでしょう。



出典
画像1:11月11日はレオナルド・ディカプリオの誕生日。出演作でどの作品が好きですか_ _ 映画、大好き.html
画像2:The Aviator (2004) Filming Locations - The Movie District.html


参考サイト
強迫性障害の有名人・ハワードヒューズについて知ろう.html
強迫性障害の有名人:ハワード・ヒューズ.html
アビエイター - Wikipedia.html
映画 アビエイター - allcinema.html
アビエイター - 作品 - Yahoo!映画.html
Amazon _ アビエイター 通常版 [DVD] _ 映画.html
The Aviator (2004) - IMDb.html


参考文献
航空映画百年史

by asabatyou | 2017-02-26 17:48 | 映画 | Comments(0)