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マイ・ガール

昨日は録画した「マイ・ガール」を見ましたので、それについて書きます。
以前にも見た事はあるのですが、久々に見たくなりました。


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スタッフ
監督 : ハワード・ジーフ
脚本 : ローリス・エレワニー
製作 : ブライアン・グレイザー
音楽 : ジェームズ・ニュートン・ハワード
主題歌 : テンプテーションズ 「My Girl」


キャスト
ベーダ : アンナ・クラムスキー
トーマス : マコーレー・カルキン
ハリー : ダン・エイクロイド
シェリー : ジェイミー・リー・カーティス
ビクスラー先生 : グリフィン・ダン
フィル : リチャード・メイサー
グラモー : アン・ネルソン


ストーリー
1972年、幼い頃に母を亡くした11歳の少女ベーダは、葬儀屋を営む父ハリーと少し老人性痴呆症気味の祖母と、3人で暮らしていた。
遺体に死に化粧を施す為に美容師のシェリーが雇われるが、ハリーとシェリーは次第に接近していく。
近所に住む幼馴染の少年トーマスと父の恋を邪魔するベーダだったが、効果はまったくなかった。
やがて、ベーダとトーマスにも恋心が芽生えるが・・・。


レビュー
1990年代を代表する人気子役マコーレー・カルキン主演の、多感な少女と少年の友情と恋を描いた恋愛映画。

一見ストレートな恋愛映画のように見えますが、主人公のベーダが母を亡くしただけでなく、自宅が葬儀屋だから死体を当たり前のように見ている為、死を恐れて健康であるにもかかわらず、しょっちゅう医者を行ったり来たりしている、シェリーと仲良くなったのは良いけど、父と恋仲になったのをきっかけに父を取られるのでは?という危機感から2人の恋を邪魔するなど、様々なドラマが描かれていてシリアスです。
他にも大切な人を亡くしてしまったり、他に気になっていた人もいたけど、その人も結婚する事が決まっていて、ベーダがショックを受けたり泣いたりするので、正直重々しい描写もあったりします。
ですが辛い事があってもベーダはそれを乗り越え、一時的に嫌っていたシェリーとも和解するので、最後は後味の良い結末となっています。

さて一番の見所は、やはりベーダとトーマスのキスシーンでしょう。
本編では結構あっさり終わってしまうのですが、写真ではより一層ニヤニヤや胸キュン度が高くなり破壊力抜群です。
でもこちらにも書いてありますが、多分ベーダは恋心を自覚しておらず、ほんの好奇心でやっただけに過ぎません。
「キスした事ある?」
「ないよ」
「なら、今からしてみようか」
「うん、いいよ」
「じゃあ、目を閉じて」
と、さらってやっていて、恥ずかしさも微塵もなかったですから。

詩の先生も好きと言うシーンもありましたが、やはりそれも大人の男性に対するちょっとした憧れであって、完全な恋心はないように思えます。
しかしそこが変に大人びているわけでもなく、自然体でやっていますからリアルです。

途中少し中だるみしている感じはありましたが、思春期の多感な少女の感情と初恋を描いた名作だと言えるので、中々見応えがある映画です。



予告編です↓




主題歌の「マイ・ガール」がまた素敵で、初めて聞いた時から印象に残っているのですが、元からこの映画の為に作曲されたのではなく、1964年にテンプテーションズというアーティストが発表した楽曲です。
続編の「マイ・ガール2」だけでなく、「再会の時」や「マネキン」、「7月4日に生まれて」などの他の映画にも使用され、日本ではテレビドラマの「花嫁とパパ」の主題歌として使用されたそうです(ただしカヴァーであって、オリジナルの流用ではない)。



出典


参考サイト

by asabatyou | 2017-06-20 17:46 | 映画 | Comments(0)