今月の17日ですが、録画した「ハンナ」を見ましたので、それについて書きます。
前から興味がありましたが、やっと見る事が出来ました。
スタッフ 監督 : ジョー・ライト
原案 : セス・ロックヘッド
製作総指揮 : バーバラ・A・ホール
音楽 : ケミカル・ブラザーズ
キャスト
ハンナ : シアーシャ・ローナン
エリック・ヘラー : エリック・バナ
マリッサ・ウィーグラー : ケイト・ブランシェット
ストーリー
フィンランドの山奥で、元CIA工作員の父親に格闘に関するテクニックを教え込まれたハンナは、人の痛みを知らず感情を持たないまま16歳になってしまった。
すでに父親の戦闘力を超えていた彼女は、ある任務の為にヨーロッパへ向かうが、父親の同僚だったCIA捜査官のマリッサがしつこく追ってきて・・・。
レビュー
「つぐない」のジョー・ライト監督が、シアーシャ・ローナン嬢と再びタッグを組んだ、アクションスリラー映画。
一見梅津泰臣監督の「A KITE」や「MEZZO FORTE」のように、かわいい女の子が銃をぶっ放して暴れるような映画だと思ってしまいがちですが、実際は敵から逃げてその追っ手達を倒していく逃走劇です。
主人公のハンナは冷たさと影のある美少女といった感じで絵にはなりますが、正直それだけです。
ハンナ自身は改造人間として遺伝子操作されていた事や、マリッサが母の仇である事を知り、ラストで宿命の戦いが描かれますが、全体的にテンポが悪く平板なので、内容空疎な作品となっています(こういう事実を知っても「ふ~ん。あ、そう」としか思わないし、見終った後何も残らない)。
おとぎ話の要素も取り入れているらしいけど、単に劇中でグリム童話や「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家そっくりの家が登場するだけで、その素材を活かしているとは言えません。
結局ローナン嬢がアクションやったら面白いんじゃねぇ?という、彼女を見せる為に作られたアイドル的映画とも言えますが、それでも本作はオススメ出来ません。
予告編です↓
この現在の部分では、ハンナがある4人家族と出会い仲良くなるのが描かれているのですが、ここをもう少し短くしてやるべきでした。
アクションもあれば友人との出会いもあるのは「A KITE」と同じですが、 それにある爽快感や迫力はないので見習ってほしいレベルです。
出典
参考サイト