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姫が愛したダニ小僧

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昨日はワークピア磐田で、浜松にある演劇ユニット FOX WORKSの作品、「姫が愛したダニ小僧」を見に行きました。

これの出演者である浜松キッドの方が私の知り合いで、メールで送られて来たのでそれで知りました。

内容は自分は不思議な世界のお姫様であると思い込んでいる老婆が、昔会ったダニ小僧に会いに行く話です。
現代の日本が舞台で老婆と出会った2人の男女は、最初は「頭がイカレているのでは?」と思い込むのですが(女性はあっさり老婆を信用したのに、男性は中々受け入れようとしなかった)、老婆の言った事が全部現実化してかつての仲間達がわんさか出てきて、ダニ小僧を見つける旅をしたり、老人ホームで働いてる人達がいつの間にか悪の組織然としてきて、一体どれが嘘で現実なのか分からなくなってしまう、ファンタジーアドベンチャー要素が強い不思議な作品となっていました。

また他の演劇と異なるのは、着ぐるみ(?)のキャラクターが登場していた事です。
1人は仮面をつけた「スター・ウォーズ」のダース・シディアスみたいな格好をした白い悪魔(?)で、もう1人は主人公達の味方である馬(デカい顔だけの存在だが)です↓
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最初見た時は「何これ!?」と思いましたが、マスコットキャラ的な魅力があり、女の子に人気がありました(「可愛い」と言われてましたし)。
キャラクターショー以外で着ぐるみ(?)が登場するのは見た事がないので、非常に新鮮味がありました。

他にもドラえもんや「ポケットモンスター」のピカチュウ、アンパンマン、「サザエさん」の波平を節分の鬼のようにアレンジしたイラストが登場したり、「武井咲と結婚したい!TAKAHIRO許さん!」と言ったり、お客さんをその場の勢いとノリで強引に出演させたりと、遊び心満載でした。

主題歌が「メンフィス・ベル」(1990年版)や「BioShock(バイオショック)」でも使用された、「ダニー・ボーイ」だったのに驚きましたが、これをみんなで踊って歌うというエンディングが、「路上演劇祭japan in 浜松」に参加した時の事を思い出し、何だか嬉しくなりました。

出演者も先程浜松キッドの方だけでなく、FOX WORKSの方や、絡繰機械's [カラクリ・マシーンズ]、今年の「はままつ演劇・人形劇フェスティバル2016「浜松ゲキトツ」」の、ファイナルイベントで共演した方といった知り合いがいましたから、それだけでも嬉しかったです(お客さんにも、同じくそのファイナルイベントで共演した方や、ヒーローズアカデミーで俳優コースの先生だった方もいました)。

私が思うに今までにないタイプの演劇だったので、出来ればまたこれと同じような作品を作ってくれましたら嬉しいです。



詳しくはこちら↓

by asabatyou | 2017-09-11 17:54 | 舞台、演劇 | Comments(0)