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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。

真昼の決闘

昨日は図書館で借りたDVDの1枚、「真昼の決闘」を見ましたので、その事について書きます。
西部劇で何かないかと思って探していたら、偶然見つけたものです。


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スタッフ
監督 : フレッド・ジンネマン
脚本 : カール・フォアマン
音楽 : ディミトリ・ティオムキン


キャスト
ウィル・ケイン保安官 : ゲイリー・クーパー
エミー :グレース・ケリー
ヘレン・ラミレス : ケティ・フラド
ハーヴェイ・ベル保安官補 : ロイド・ブリッジス
マーチン元保安官 : ロン・チェイニー・ジュニア(クレジットでは、ロン・チェイニー)


ストーリー
午前10時35分、丘の上に1人のガンマンがいて、途中から仲間が2人加わると、ハドリーヴィルという町に行ってそこにある駅で、誰かが来るのを待っていた。
その頃ハドリーヴィルの保安官ウィル・ケインは、エミーと結婚して退職し町を出る事が決まっていた。
しかしそんな時、かつてケインが逮捕した犯罪者フランク・ミラーが釈放されて、ハドリーヴィルの駅で待っている仲間達と共に復讐しようとしている事を知る。
午前10時55分、みんなやエミーの勧めで逃げようとするが、何処へ逃げたって同じだからここで迎え撃つと言って残り、協力してミラー達と戦おうと町民に話しかける。
だが協力する者は誰1人おらず、仲間が全然集まらないまま、ミラー達が襲撃してくる時間は刻一刻と迫っていた・・・。


レビュー
ゲイリー・クーパーとグレース・ケリーという2大スターが共演した(夫婦役ではあるが、クーパーは当時51歳だったのに対してケリーは23歳だったので、親子ぐらい年が離れている)、西部劇映画。

と言いましても、西部が舞台の人間ドラマといった感じで、所謂ドンパチシーンは最後にあるだけです。
主人公もクーパーが演じているにもかかわらず、ヒーロー然とした頼もしさはなく、誰からも相手にされず仲間が集まらなかったから、死を覚悟して遺書を書いてしまうので、はっきり言って頼りないです。
なので一般的な西部劇のイメージを期待すると、正直ガッカリしてしまうので、西部劇ファンの間では今でも嫌っているそうです。

何故西部劇らしくない西部劇になってしまったのかといいますと、1950年代になって西部劇に対する価値観が変わった事が影響しているみたいです。
西部劇といいましたら主人公は白人で、彼らに歯向かうインディアンを悪役にしたものが多いですが、戦いの原因に触れたものは殆どなかったり、やがて事実と異なる白人に都合の良い内容もあったんだとか。
これらが原因で批判されるようになり、昔のようには出来なかったのでしょう。
ほぼ同じ時期の西部劇に、平和を求めているインディアンを主役にした「折れた矢」、復讐に執念を燃やす男の「捜索者」、農園を取り戻すだけの為に賞金稼ぎとなり人を殺す農園主の「裸の拍車」がありますが、もはやヒーロー像が存在しない内容となっています。

やがてアメリカ製西部劇のアンチとして作られた、イタリア製西部劇=マカロニ・ウェスタンが作られるようになったのは、それから約10年後の1960年代になってからです。



予告編です↓


この映画は85分ですが、本編の時間経過もほぼ同じ「リアルタイム劇」です。
その為舞台がずっと同じで危機が少しずつ迫ってくるのを、リアル且つ緊張感のある作りで描いています。
ですから劇中と同じ10時35分から鑑賞した方が、現実と映画の世界がリンクして、より一層映画が楽しめるでしょう。
またこれが製作された1950年代といいましたら、ちょうど赤狩りの時代で、体制による思想弾圧を黙認するアメリカ人を批判したものと読み取る事も可能ですが、監督自体は「政治的な意味はない」と否定しているようです。



出典


参考サイト


参考動画

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by asabatyou | 2017-09-12 17:40 | 映画 | Comments(0)