初代「ウルトラマン」や「ウルトラセブン」で多くの怪獣や宇宙人などを演じた、荒垣輝雄さんについて色々書いていこうかと思います。
以前遺族の大澤義信さんが私のブログにコメントした事がいくつかあり、私も初代ブログをやっていた時に書いた事がありました↓
ですが、それをより見やすくする為に、この記事にまとめようかと思います。
1937年1月5日鹿児島県出身。
父親は海軍軍医で、母親は鹿児島の島津さんの枝で、齋藤家の出身明治生まれのハイカラお嬢様だったらしいです。
その為お手伝いさんが何人もいたり、テニスもやっていたそうです。
通学の為に上京したけど、演技の世界を志して時代劇の映画で斬られ役をやりましたが、映画界が斜陽になったので怪獣役をやるようになりました。
動きが活発だった事が認められ、ウルトラマンシリーズだけでなく、大映にまで話が進み主役のガメラを演じました。
しかし「ウルトラセブン」になると怪獣ブームが下火になり、出番も減ったので家族を養う為に他のアルバイトをし、遂には演技の仕事から完全に離れて、一般の仕事に転職。
晩年は突発性拡張型心筋症を患っていて、円谷の着ぐるみの倉庫等の移転を聞き、それを見たかったらしいです。
ですが円谷の電話担当の女性に、その場で断られてしまったので、残念ながら夢は叶いませんでした。
2014年4月に、77歳で他界。
大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン
荒垣さんは主役のガメラを演じましたが、彼のアルバムにはバルゴンが暴れる写真が複数収められているみたいです。
なのでガメラが登場しないシーンでは、彼が演じたのではとされています。
ウルトラマン
第1話に登場したベムラーから最終回のゼットンまで、多くの怪獣を演じました。
レッドキングを演じたのも彼なので(ただし25話では、鈴木邦夫さんが演じた)、ウルトラマンを陰で支えていた立役者と言えます。
大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス
昭和ガメラシリーズは敵怪獣を演じたスーツアクターが不明ですが、これでははっきりとしており、荒垣さんがガメラとギャオスの1人2役です。
両者共着ぐるみで撮影されているシーンでは、新井さん(フルネーム不明)という方に応援を頼み(本作の為に荒垣さんが見つけた相棒である)、動きがハードな方を荒垣さんが演じたようです(本人はギャオスの方が好きだったらしい)。
ウルトラセブン
ウルトラマンと比べますと演じた回数や、印象に残るキャラもグッと減りましたが、それでもメトロン星人という名キャラを演じています。
前作では怪獣ばかりだったのにこちらでは宇宙人のみで、差別化の為か見事に分かれているのが面白いです。
ガメラ対宇宙怪獣バイラス
彼がガメラを演じた、最後の作品です。
これ以降に作られた「対ギロン」や「ジャイガー」では、泉梅之助さんがガメラを演じましたが、彼も初代「ウルトラマン」で巨大化したラゴンやマグラーを演じた方でもあります。
怪獣総進撃
こちらではラドンを演じたので、ある意味ゴジラとガメラが共演している事になります。
キングギドラはただでさえ「三大怪獣 地球最大の決戦」や、「怪獣大戦争」でもゴジラ達に負けているのに、ここではさらに仲間を連れてきたので、当然フルボッコされています(途中から吐血してるし、目も死んでいる)。
詳しくは、こちら↓
参考文献
参考サイト
http://seesaawiki.jp/w/ebatan/d/%B9%D3%B3%C0%B5%B1%CD%BA
http://seesaawiki.jp/w/ebatan/d/%c0%f4%c7%df%c7%b7%bd%f5