今月の21日ですが、録画した「ピクセル」を見ましたので、その事について書きます。
スタッフ監督 : クリス・コロンバス
原案 : ティム・ハーリヒー
原作 : パトリック・ジャン
音楽 : ヘンリー・ジャックマン
キャスト
サム・ブレナー : アダム・サンドラー、アンソニー・イッポリート(少年時代)
ウィル・クーパー : ケヴィン・ジェームズ、ジャレッド・ライリー(少年時代)
ヴァイオレット・ヴァン・パッテン中佐 : ミシェル・モナハン
ラドロー・レイモンソフ : ジョシュ・ギャッド
岩谷教授 : デニス・アキヤマ
ナムコのエンジニア : 岩谷徹
ストーリー
1982年。NASAは有効目的として、地球外生命体に向けて当時流行っていたゲームを収録した映像などを送った。
だがそれを見た宇宙人のヴォルーラ星人は、「果たし状」と誤解してしまう。
2015年になり、星人は映像を基にゲームのキャラクターを兵器として再現し、地球に送り込んで猛威を振るった。
巨大なパックマンやドンキーコングなどが暴れている中、かつてゲーマーだった男達が集結した!!
レビュー
「ホーム・アローン」シリーズや「ハリー・ポッター」シリーズといった、ファミリー・コメディ映画で有名なクリス・コロンバス監督の、ゲームを題材にしたSFコメディ映画。
同じゲームを題材にした映画でディズニーの「シュガーラッシュ」がありますが、これと同様にクロスオーバー作品でもあります。
「シュガーラッシュ」は任天堂からは「マリオ」シリーズのクッパやデイジーなど、セガからは「ソニック」シリーズのソニック・ザ・ヘッジホッグやドクター・エッグマン、カプコンからは「ストリートファイター」シリーズのリュウやケンなど、バンダイナムコエンターテインメントからは「パックマン」のパックマンやグズタなどが登場しますが、本作ではバンダイナムコエンターテインメントからはパックマンやギャラガ、任天堂からは「ドンキーコング」(1981年版)の初代ドンキーやマリオ、「ダックハント」の犬とカモ(最近では「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U」にも参戦した)、コナミからはQバート、タイトーからは「スペースインベーダー」のインベーダーなどが登場します。
ゲームに対する愛情や敬意が見られ、パックマンの生みの親である岩谷徹さんが出演して、暴れまわるパックマンを説得しようとしたり(デニス・アキヤマ氏が演じているが、本人も1982年に幼い主人公達が通っていたゲームセンターでアーケードゲームの修理をするナムコのエンジニア役として、一瞬だけ出演している)、「ドージョークエスト」(本作オリジナルの架空のアーケードゲーム)に登場するヒロインの、レディ・リサに惚れている主人公の仲間がリサと共闘する様などが描かれています。
個人的に一番嬉しかったのは、ラスボスとして登場する初代ドンキーコングです。
再現度の高さに、思わずニヤリとしてしまいます。
オタクの主人公達が自分の趣味を活かして、そのままゲームで遊んでいるような感じで、宇宙人と戦っていく様は大変面白いのです。
しかし他の方のレビューにもあるように、戦闘訓練を受けていないごく普通の一般人に過ぎない彼らが、何故銃や車を超人並みに扱えるのか?という違和感バリバリなシーンもあるので、ご都合主義な印象を受けるのも事実です。
私が思うにこれを見て楽しめるのは、パックマンなどのゲームをリアルタイムで楽しんだ世代でしょう。
主人公達の年齢を見ていますと、明らかに40代以上なので、彼らをターゲットにしたのは間違いありません。
予告編です↓
私が思うに「ピクセル」のキャッチコピーは、「ゲームクリアか、ゲームオーバーか。」の方が良かったかな。
せっかくゲームの映画ですし、全滅ではまんま過ぎて面白味がないです。
ちなみにパックマンとドンキーコングは、「マリオカート アーケードグランプリ」シリーズや「大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U」でも共演しています(ただしドンキーの方は、今現在活動している2代目の方)。
それにしてもドンキーは、1994年にスーパーファミコン向けに発売された「スーパードンキーコング」で2代目に世代交代した後、初代はクランキーコングという老猿になりましたが、そんな彼がゲームボーイの「ドンキーコング」(1994年版)以来21年ぶりに久々にドンキーとして登場する事になりました(当然、若かりし頃の姿)。
ドンキーが悪役なのは、「マリオvsドンキーコング」シリーズ(2代目が登場)以来です。
出典
参考サイト