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asabatyouのなんでもブログ2

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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。

2017年 09月 01日 ( 1 )

昨日は借りたDVDの「盲目ガンマン」を見ましたので、その事について書きます。
初めて知った時から興味はありましたが、やっと見る事が出来ました。


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スタッフ
監督 : フェルディナンド・バルディ
製作 : トニー・アンソニー、ソウル・スウィマー
脚本 : トニー・アンソニー、ヴィンセンツォ・セラミ
音楽 : ステルヴィオ・チプリアーニ


キャスト
盲目男 : トニー・アンソニー
キャンディー : リンゴ・スター
ドミンゴ : ロイド・バチスタ
スイート・ママ : マグダ・コノプカ


ストーリー
盲目だが腕利きのガンマンである主人公は、美女50人を炭鉱で働く男たちの花嫁として送り届ける仕事を引き受けた。
ところが、女たちを売春婦として売り飛ばそうと企む山賊ドミンゴと弟のキャンディー、そして姉のスイートの三兄弟に女たちを強奪されてしまう。
盲目男と三兄弟の血なまぐさい戦いが、幕を切って落とされた。


レビュー
イタリアで作られた西部劇=マカロニ・ウェスタンの1本(イギリスやアメリカなどではスパゲッティ・ウェスタンと呼んでいるが、日本では淀川長治さんが「スパゲッティでは細くて貧弱そうだ」という事で、この名前になった。このスパゲッティ・ウェスタンという名称はやや蔑称的な意味が込められているが、元々西部劇の本場ではない国が作った、チープな偽物だからだとされている)。

マカロニ・ウェスタンといいましたら、クリント・イーストウッド氏主演の「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」、「続・夕陽のガンマン」が有名ですが、こちらはタイトルの通り、盲目だけど凄腕のガンマンが主役なので、西部劇版もしくはイタリア版座頭市というべき作品となっています。

しかしこの主人公、見た目が汚らしいので華やかさも欠けているので、イーストウッド氏やジョン・ウェイン氏といった他の西部劇の主役達と比べますと、どうしても見劣りしてしまいます。
盲目である以上、1人では何も出来ないから、仲間達の協力が必要不可欠で、敵にあっさり騙されて拷問されたり料理に蛇を入れられても気付くのが遅かったりと、頼りなくて危なっかしいです。

他にも本作にはマカロニ・ウェスタンにしては珍しく、女性の裸シーンが多いですが、本当にただ見せているだけで、レイプシーンもぼかしているので、大したレベルではありません。
勿論、これに釣られてしまう男性はいるでしょうけど(笑)。

展開もグダグダしているので、104分なのにそれより長く感じてしまいます。

元ザ・ビートルズのメンバーであるリンゴ・スター氏も悪役で出演していますが、別に重要な役でもなく、彼である必要性もなかったので、単なる客寄せパンダでしょう。

西部劇やマカロニ・ウェスタンのファンなら一度は見ても良いかもしれませんが、そうではない人にはあまりオススメ出来ません。



予告編です↓


これを見終った後、「夕陽のガンマン」や「続・夕陽のガンマン」の映像をYouTubeでいくつか見ましたが、これらの方が銃撃戦シーンに断然迫力がありスタイリッシュです。
本作の場合主人公が盲目ですから、戦闘シーンがイマイチなのは仕方ない気もしますが・・・。

またこれが作られた1970年代は、マカロニ・ウェスタンのブームが急速に失速していった時代でもありました。
そもそもマカロニ・ウェスタンとは「既成のヒーロー像の反対を行く」というのが基本コンセプトであった為、「続・荒野の用心棒」のような強烈なインパクトのあるアンチヒーロー、言い換えるなら奇をてらったヒーロー像を必要としたわけですが、その要求を満たす為に、様々な主人公が考え出されました。
棺桶を引きずったヒーロー、口のきけない主人公、聖職者のガンマン、ホモセクシャルなどありとあらゆるヒーローが作り出されましたが、あまりにも量産されてアイデアが枯渇、インパクトに欠けてしまい、観客も食傷気味になってしまいました。
「盲目ガンマン」もその1つなので、マカロニ・ウェスタンの終焉が近づいている事を象徴していると言えます。



出典
画像1:映画 盲目ガンマン - allcinema.html(参考にも使った)


参考サイト

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by asabatyou | 2017-09-01 17:37 | 映画 | Comments(1)