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asabatyouのなんでもブログ2

asabatyou.exblog.jp

タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。

カテゴリ:アニメ( 159 )

昨日は録画した「猫の恩返し」を見ましたので、それを書きます。
久々に見たいと思っていましたから、ちょうど良かったです。


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スタッフ
監督 : 森田宏幸
企画 : 宮崎駿
原作 : 柊あおい
音楽 : 野見祐二


キャスト
吉岡ハル : 池脇千鶴
バロン : 袴田吉彦
ムタ : 渡辺哲
トト : 斉藤洋介
ルーン : 山田孝之
ユキ : 前田亜季
猫王 : 丹波哲郎


ストーリー
どこにでもいそうな、ごく普通の女子高生の吉岡ハルは、ある日猫がトラックに轢かれそうになるのを目撃し、それを救出した。
その猫はルーンという猫の国の王子で、お礼としてその国へ招待される事になったが・・・。


レビュー
かつてスタジオジブリが作った劇場アニメ、「耳をすませば」の主人公である月島雫が書いた物語という位置付けのスピンオフ。
その関係で、猫のフンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵(通称:バロン)とムタ(ルナルド・ムーン)が本作にも登場しています。
原作は宮崎駿さんのリクエストをうけて、柊あおいさんが描き下ろしたコミック「バロン 猫の男爵」です。
基本ジブリは続編を作らないというやり方ですが、こちらは「月島雫が書いた物語」という位置づけですから、ジブリが試みた唯一の続編相当作品でもあります。

バロンの声は「耳をすませば」では露口茂さんでしたが、今回は袴田吉彦さんに変更されました。
理由は主人公とのバランスを考慮したり、監督の森田宏幸さん曰く「若々しい感じを出したかった」との事です。
また「耳をすませば」では月島雫役の本名陽子さんが、クラスメイトのチカ役で出演しています(ただし出番は、ほんの少し)。

ストーリーは「浦島太郎」に似た感じで、主人公が1匹の猫を助けた事から、そのお礼として不思議な国(もしくは世界)に旅立つというものです。
ただ「浦島太郎」の場合は元の世界へ帰ったのは良いけど、月日が経ち過ぎていて誰も自分の事を知っている人がいないだけでなく、決して開けてはいけない玉手箱を開けてしまった事で、太郎が老人になってしまうという救いのないラストでした。
ですがこちらは異世界で冒険をしつつも、最後はちゃんと戻れるので、後味が良いです。

別世界での冒険といいますと、前年の「千と千尋の神隠し」でやっていますが、「千と千尋の神隠し」の場合は身勝手な両親のせいで不思議な世界へ行く事になってしまった千尋が、両親を豚にされてしまったり、幼少時代に自分を救ってくれた恩人のハクとの再会と愛、慣れない環境に悪戦苦闘しながらも少しずつそれに適応していく、両親とハクを救う為に勇敢に行動するなど、見所たっぷりでした。

ですがこちらは、主人公のハルが猫の国の王子や王様に結婚させられそうになっていて、それを阻止する為にバロン達が立ち向かうというだけなので、「千と千尋の神隠し」と比べますと、スケールダウンしてしまった感がありました。
前作の「耳をすませば」は好きな人が出来つつも、その人には夢があってそれに向かって迷う事なく進んでいるのに、自分にはそれがなくて焦って小説を書いたのは良いけど、所詮経験や知識がない素人だから自分の無力さを思い知ってしまうなど、青春物であると同時に、今後の人生や将来に対する悩みや不安や葛藤も描かれていました。
だから余計に、落差が目立ちます。

白猫のユキがまだ人間界にいるハルにテレパシー(?)で話しかけるシーンがありますが、あれは何だったのか(ユキは超能力者なんだろうか)?ムタが大昔の壁画に描かれている大犯罪者というのも無理があって後付け的ですし、猫の国も一見中世ヨーロッパのように見えて何故かVHSがあるという、無茶苦茶さです(水晶玉なら納得出来ますが)。

前作が良かっただけに、正直ガッカリしました。



予告編です↓

途中でハルが猫娘になってしまうシーンがあるのですが、あれは凄く可愛かったので、本作の一番の見せ場と言えます。
もうあの姿で、全部やってしまいたいくらいです(笑)。
ちなみに音楽は「耳をすませば」と同じ、野見祐二さんという方が担当しています。
その事もあって、「バロンのうた」に似た曲がありました。
本作ではハルとバロンのカップリングも印象に残りますが、美少女と人外の組み合わせは、もはやスタジオジブリ作品のお約束でしょう。



出典
画像1:猫の恩返し - 作品 - Yahoo!映画.html
画像2:『猫の恩返し』 - 映★画太郎の MOVIE CRADLE 2.html


参考サイト
猫の恩返し - Wikipedia.html
映画 アニメ 猫の恩返し - allcinema.html
猫の恩返し (ねこのおんがえし)とは【ピクシブ百科事典】.html
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by asabatyou | 2016-11-22 16:18 | アニメ | Comments(0)
今日は借りたDVDの「オズ めざせ!エメラルドの国へ」を見ましたので、それについて書きます。
前から興味があったのですが、やっと見る事が出来ました。


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スタッフ
監督 : ダニエル・サンピエール、ウィル・フィン
原作 : ロジャー・スタントン・ボーム
美術 : セス・エングストロム
楽曲提供 : ブライアン・アダムス
CG制作 : プラナ・スタジオ


キャスト
ドロシー : リア・ミシェル
かかし : ダン・エイクロイド
ライオン : ジェームズ・ベルーシ
ブリキ男 : ケルシー・グラマー
マロー保安官 : ヒュー・ダンシー
陶器の王女 : メーガン・ヒルティ
ふくろうのワイザー : オリヴァー・プラット
森の樹タグ : パトリック・スチュワート
良い魔法使いグリンダ : バーナデット・ピータース
道化師ジェスター : マーティン・ショート


ストーリー
西の悪い魔女を倒し「オズの国」を救ったドロシーは、愛犬のトトと共に故郷のカンザスに無事帰る事が出来た。
しかし今度は西の悪い魔女の弟である道化師ジェスターが、「オズの国」で猛威を振るい始めた。
かつての仲間であるかかし、ブリキ男、ライオンが立ち向かうが、囚われの身になってしまう。
かかしは囚われる前に、自分が発明した機械でこの事をドロシーに伝えた。
ドロシーは仲間達と「オズの国」を救う為に、再び冒険の旅に出たのであった。


レビュー
「オズの魔法使い」の作者ライマン・F・ボームという人のひ孫にあたる、ロジャー・S・ボームという人の原作「ドロシー・オブ・オズ」を基に作られた、CGアニメ映画。
CG制作には「プレーンズ」シリーズのプラナ・スタジオが参加し、監督もディズニーの「ライオンキング」や「リトル・マーメイド/人魚姫」などに参加した、ダニエル・サンピエールとウィル・フィンといった人達が担当しました。
「オズの魔法使い」といいましたらサイレント映画時代から何度も映像化されていて、最も有名で人気があるのが、1939年に作られてジュディ・ガーランドが主演した「オズの魔法使」でしょう。
このアニメは完全にその続編で、ドロシーが故郷のカンザスに帰ったところから始まります。
ですがやっている事は、「オズの魔法使」とそんなに変わらず、ドロシーが「オズの国」にやって来る→新しい仲間が増えて目的地へ向かうというもので、過去作品の焼き直しという印象を受けます。
またCGの出来ですが所々薄っぺらかったりするので、「アナと雪の女王」や「ズートピア」といったディズニー作品と比べますと、どうも見劣りしてしまいます。
カンザスが出てくるシーンも、思いっきりドロシーが寝ている所でその文字が出てくるので、彼女の顔が隠れています。
出来れば、カンザスをちゃんと映した状態で「カンザス」という字を出してほしかったです。
せっかく主役が出ているのに、その顔を隠すのは正直如何かと・・・。
不満点はありますが、基本は純粋に楽しめる作りになっていますので、見て損はありません。
特に「オズの魔法使」を知っている人なら、きっと楽しめます。


予告編です↓



ジェスターについてですが、「デビルメイクライ3」にも同名の悪役が登場しています。
「デビルメイクライ」の方はバットマンのジョーカーみたいですが、こちらはギャグキャラのイメージが強いです。
お馴染みのキャラが「オズの魔法使」と異なるのは、おそらく著作権の関係でしょう。



出典
画像1:オズ めざせ!エメラルドの国へ [DVD](参考にも使った)
画像2:ブライアン・アダムスが参加 アニメ映画『オズめざせ!エメラルドの国へ』の特別映像が公開 - amass.html


参考サイト
ユーザーレビュー - オズ めざせ!エメラルドの国へ - 作品 - Yahoo!映画.html
映画「オズ めざせ!エメラルドの国へ」公式サイト.html
オズ・シリーズを基にした作品 - Wikipedia.html
Legends of Oz_ Dorothy's Return (2013) - IMDb.html
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by asabatyou | 2016-09-18 17:39 | アニメ | Comments(0)
今日は図書館で借りたDVDの「フィリックス・ザ・キャット」を見ましたので、そのことについて書きます。


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スタッフ
監督 : バート・ジレット、トム・パーマー ほか


キャスト
フィリックス・ザ・キャット : ウォルター・テトリー(ノンクレジット)


ストーリー
フィリックスは運悪く嵐に遭って、近くのお城に逃げ込んだ。
そこの王様を明るく迎えるが、そこは無数の幽霊も住んでいたのであった・・・。


レビュー
1919年に誕生し、世界初のカートゥンアニメである、フィリックス・ザ・キャットが登場するエピソード8話を収録したDVD。
1話から3話まではカラーでトーキーですが、4話から8話まではモノクロでほぼサイレント映画と同じです。
カラー作品は「トムとジェリー」や「ルーニー・テューンズ」などと同じような感じのノリですが、モノクロ作品はドタバタ要素は控えめで、比較的落ち着いた雰囲気となっています。
前回見た時と同じで、エンターテイメント性があるのはカラー作品の方ですが、「勇敢な王様」(1936年)や「フィリックスと金の鵞鳥」(1936年)、「フィリックスと海の神様」(1936年)といったこれらの3本は、生みの親の1人であったパット・サリバンという人が亡くなった後に作られた作品です(1887年 - 1933年)。
この頃はフィリックスの偽アニメや無許可商品が氾濫したこと、ディズニーが作ったミッキーマウスの登場、トーキーの時代に入ったにも関わらず、サイレント作品に固執したこともあって、彼の人気はガタ落ちしていた時です。
実際これらの作品は、「ディズニーの二番煎じ」と言われて不評につき3作で打ち切りになってしまったみたいです。
フィリックスの人気に再び火が付くには、第2次世界大戦後の1958年に作られたテレビアニメ版まで待たねばなりませんでした(魔法のカバンを使ったり、多種多様な脇役が登場したりしましたが、生みの親の1人であるオットー・メスマーという人は、「成功し復活したけれど、あれは私のフィリックスじゃない」と遠慮なく批判しています)。


収録されている、エピソードの1つです↓

ちなみに収録されているモノクロ作品の方ですが、6話の「フィリックス オランダへ行く」と7話の「由緒正しきネコ」、8話の「フィリックスのロミオとジュリエット」は1926年と1927年に作られたこともあって、完全なサイレント作品でした(4話の「きれいなネコにはトゲがある」と5話の「星占いで大災難」は、原題不明だったので、調べようがありませんでした)。
このDVDには音や声が追加されていますが、効果音や音楽はともかく、声については単なる鳴き声や奇声に過ぎません。
なのであってもなくても問題なく、蛇足としか思いませんでした。
ニコニコ動画に音楽のみ付いたものがありましたが、こちらの方がまだマシです。
ちなみに「勇敢な王様」や「フィリックスと金の鵞鳥」、「フィリックスと海の神様」の監督であるバート・ジレットという人ですが、「ミッキーの騎士道」や「ミッキーの陽気な囚人」といった、ディズニーの短編作品を作っていたそうです。
そのこともあって、キャラデザや雰囲気が何となくディズニーを思わせます。



出典
1枚目:Amazon.co.jp _ フィリックス・ザ・キャット [DVD] DVD・ブルーレイ -.html
2枚目:Tralfaz_ The Wonderful World of Color of 1936.html


参考サイト
フィリックスとは (フィリックスとは) [単語記事] - ニコニコ大百科.html
ReadMe!Girls!の日記・雑記_ フィリックス・ザ・キャットの真実.html
フィリックス・ザ・キャット - Wikipedia.html
フィリックス・ザ・キャット (ふぃりっくすざきゃっと)とは【ピクシブ百科事典】.html
Bold King Cole (1936) - IMDb.html
The Goose That Laid the Golden Egg (1936) - IMDb.html
Neptune Nonsense (1936) - IMDb.html
Two-Lip Time (1926) - IMDb.html
Pedigreedy (1927) - IMDb.html
Felix the Cat as Romeeow (1927) - IMDb.html
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by asabatyou | 2016-09-10 12:23 | アニメ | Comments(3)
昨日と今日で借りたDVDの1枚、「台風のノルダ」を見ましたので、そのことについて書きます。
前から興味がありましたが、台風のこともありまして見るなら今しかないと思いました。


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スタッフ
監督 : 新井陽次郎
キャラクターデザイン、作画監督 : 石田祐康
音楽 : 浜渦正志


キャスト
東シュウイチ : 野村周平、本多真梨子(7歳時)
西条ケンタ : 金子大地、Lynn(7歳時)
ノルダ : 清原果耶


ストーリー
舞台はとある離島にある、文化祭前日の中学校。
東は幼い頃からずっと野球をやっていたが、それをやめた事が原因で親友の西条の怒りを買ってしまい、ケンカしてしまった。
そんな時東は不思議な少女を見つけ、彼女を救出するが、そこへ観測史上最大級の台風が接近しつつあった・・・。


レビュー
スタジオコロリドという会社の制作による、日本のノイタミナ作品のアニメーション映画。
監督の新井陽次郎さんという方は、スタジオジブリで「借りぐらしのアリエッティ」、「コクリコ坂から」、「風立ちぬ」などにアニメーターとして参加した経歴を持ち、これが監督デビュー作だそうです。
音楽の浜渦正志さんという方は、「ファイナルファンタジー」シリーズの音楽を担当した方など、豪華なメンバーが集結しています。
ストーリーはどこにでもいそうなごく普通の少年の前に、不思議な女の子が現れて事件が起こるという、よくありがちなものです。
なので「天空の城ラピュタ」や、「イリヤの空、UFOの夏」のような感じです。
今回その不思議な少女であるノルダですが、宇宙人で地球を再構築するのが目的であり、変な首輪を付けられているから、その宿命から逃れる事が出来ないという設定です。
しかし何故再構築する必要があるのか?それをするのにどうして、あんな幼気ない少女を利用するのか?第一初登場した時何故全裸なのか?何も語られていません。
ノルダを支配している首輪も、野球ボールを投げられた程度で破壊される呆気なさで、ちっとも大したことありません。
私が思うにノルダは、地球で起こっている事件を解決する為にやって来たというウルトラマンのような設定、またはノルダが一切登場せず、東と西条だけで台風の猛威に立ち向かうというストーリーにした方が、分かりやすくスッキリしていて楽しめたでしょう。
主役3人も基本棒読みで、東の方はそれプラス顔と声が合っておらず、正直聞けたものではありません。
何だか下手に面白い事をやろうとして、却ってすべってる。
私には、そう見えました。


予告編です↓



ちなみに上映時間は26分で、ほぼテレビでやっているアニメと同じです。
これについてですけど、元々アニメは「トムとジェリー」や「ベティ・ブープ」など短編作品を映画館でやっていましたから、原点に戻った感じで文句はありません。
それと劇中では主人公は、好きでやっていたはずの野球をやめたことになっていますが、これも納得出来る理由が語られていません。
別に本編に関わる重要な要素ではありませんが、これも何だか変に面白く見せる為だけに、特に深く考える事もなくやったとしか思えません。
どうやら文化庁メディア芸術祭アニメーション部門新人賞受賞や、第7回TAMA映画賞、最優秀新進男優賞を受賞したそうですが、何かの間違いでは?



出典
画像1:アニメ映画【台風のノルダ】あらすじや声優は?特番決定! – トレンドトピカ.html
画像2:ジブリ出身の新鋭アニメーター・新井陽次郎監督に注目 初監督作『台風のノルダ』について聞いてみた | ガジェット通信.html


参考サイト
『台風のノルダ』本編ノーカットで地上波初OAが決定 _ アニメイトタイムズ.html
台風のノルダ - Wikipedia.html
「台風のノルダ」公式サイト.html
台風のノルダ - 作品 - Yahoo!映画.html
台風のノルダ DVD通常版
台風のノルダ Blu-ray豪華版
台風のノルダ【ネタバレ_感想_評価_評判】新進気鋭の制作会社スタジオコロリドのオリジナル劇場アニメ! _ 映画.net.html
ジブリの悪いところ煮詰めてみました「台風のノルダ」レビュー _ アニるっ! アニメレビュー,感想,評価ブログ.html
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by asabatyou | 2016-09-01 10:41 | アニメ | Comments(0)
昨日は借りたブルーレイの1枚、「ズートピア」を見ましたので、その事について書きます。


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スタッフ
監督 : リッチ・ムーア、バイロン・ハワード、ジャレド・ブッシュ(共同監督)
製作 : クラーク・スペンサー
製作総指揮 : ジョン・ラセター
音楽 : マイケル・ジアッチーノ


キャスト
ジュディ・ホップス : ジニファー・グッドウィン、デラ・サバ(幼少期)
ニック・ワイルド : ジェイソン・ベイトマン、キャス・スーシー(幼少期)
ボゴ署長 : イドリス・エルバ
ベンジャミン・クロウハウザー : ネイト・トレンス
レオドア・ライオンハート市長 : J. K. シモンズ
ドーン・ベルウェザー副市長 : ジェニー・スレイト


ストーリー
動物達が暮らしている大都市「ズートピア」で、ウサギ初の警察官になったジュディ・ホップス。
だが普通警察官になるのは、ゾウやサイといった大きくてタフな動物ばかり。
小さいウサギである彼女は中々認められず、駐車違反の取り締まりばかりやらされていた。
落ち込んでいたジュディだが、そんな彼女にエミット・オッタートンというカナダカワウソの男性が行方不明になり、捜してほしいという依頼がきた。
ジュディは事件の事を知っている、アカギツネの詐欺師ニック・ワイルドと協力し、捜査にかかるが・・・。


レビュー
ディズニーの長編アニメ映画第55作目で、タイトルは「ZOO(動物園)」と「Utopia(理想郷)」を合わせたものです。
ストーリーは主人公が仕事で上手くいかなくて落ち込んだりする事もあるけど、それでもめげずに努力し続けるというシンプルで分かりやすいものですが、その一方で差別や偏見などの社会問題を描いた、非常に完成度の高い内容になっています。
小さくてかわいいウサギであるが故に、周囲からなめられる事を嫌うジュディ。
だけど肉食動物達ばかりが凶暴化する事件が起こった時、「肉食動物は昔、草食動物を襲って食べていました。だからこうなってもおかしくなかった」と発言してしまったばかりに、肉食動物達が差別される問題を起こしてしまいます。
見た目で判断される事を嫌いなくせに、実は自分にも差別や偏見の意識があったという、何とも皮肉な展開です。
ニックも幼い頃、ジュニアレンジャースカウトになりたいという夢があったが、「肉食動物だから、キツネだから」という理由でいじめられて、夢も希望もなくし詐欺師として生きざるを得なかった、悲しき過去の持ち主です。
普通肉食動物が強くて草食動物が弱いと思ってしまいますが、本作では草食系が強者で肉食系が弱者となっているのも特徴です(しかも数が多いのは、草食系の方だったりする)。
このズートピアは多民族国家であるアメリカ合衆国の比喩だそうですが、草食獣=白人で肉食獣=黒人を意識しているのは間違いないでしょう。
かつてウォルト・ディズニー氏は女性差別主義と白人至上主義とされ、「南部の唄」という映画を作った時は封切りイベントに主演の黒人俳優ジェームズ・バスケット氏という人を出席させなかった、ミッキーマウスやミニーマウスがアフリカで野蛮で猿のように描かれた黒人を差別的に扱う民族侮辱的な漫画を出版した事もあった、死ぬまでディズニー社の要所に黒人と女性を雇い入れなかったなどの話があります。
去年も「アナと雪の女王」のイベントで、サマラ・ミューアちゃんという3歳の女の子が、「黒人はエルサになれないよ!」と差別される痛ましい事件が起こった事もありました。
おそらくディズニーは、過去の自分と向き合い、決別する時期が来たのでしょう。
ジュディもよくありがちな白馬の王子様と結ばれておしまいではなく、自分から困難に立ち向かうスタジオジブリのヒロインを思わせるキャラです。
それに劇中でも、「現実はミュージカル映画のように、歌っておけば何でも解決する訳じゃない。だから受け入れろ。ありのままに」という、今までのディズニーを否定するような発言もあったぐらいです(実際、歌うシーンは殆どない)。
前から興味があったのですが、見て良かったです。
今年見たアニメの中で、一番面白かったです。
キャラクター達は可愛らしく(特にジュディ♥)、子供向け映画だと思ってしまいがちですが、内容はシリアスで重々しく深いので、未見の方は是非見る事をオススメします。


予告編です↓



ちなみに本作に登場するアナウンサーのキャラクターですが、各国によって違っています。
本家アメリカとカナダとフランスではヘラジカ、日本ではタヌキ、オーストラリアとニュージーランドではコアラ、中国ではジャイアントパンダ、ブラジルではジャガーになっています。
どうしてこうなったのかといいますと、「より映画を身近に感じてもらいたい」、「様々な種類の動物たちが大都会で共存している世界を描いているので、国際色豊かな壮大な世界に仕上げたいと思いました」との事です。
それと本作では何故キツネが肩身の狭い思いをしているのかについてですが、英語では「キツネのように狡賢い(sly as a fox)」という言葉があるからだそうです。
日本でも「キツネに化かされた」、「虎の威を借る狐」という言葉がありますから、あまり良いイメージは持たれていないのは共通しているみたいです。



出典
画像1:大人もトリコになった!映画「ズートピア」の世界にようこそ!ひかりTVでいち早く楽しもう!|ひかりTV.html
画像2:「アナ雪」「ベイマックス」超えのディズニー「ズートピア」、日本限定キャラクター発表 声優も明らかに - モデルプレス.html(参考にも使った)


参考サイト
「エルサは黒人じゃない」と言われたアボリジニの3歳の少女、ディズニーに招待されてエルサ女王になる - ねとらぼ.html
【神対応】「黒人がエルサ?」「黒人は醜い」『アナ雪』コスプレの女児が暴言を受ける → いきさつを知ったディズニーの対応が感動的と話題 _ ロケットニュース24.html
「エルサは黒人じゃない。醜い!」アナ雪のイベントで罵られた親子がFacebookで一躍有名に!|@Heaaart - アットハート.html
『ズートピア』、あまりにも深すぎる「12」の盲点 _ シネマズ by 松竹.html
ディズニーに騙されるな!オバマの米国を暗示するズートピアの奥深さ.html
ズートピア (ずーとぴあ)とは【ピクシブ百科事典】.html
ズートピア - Wikipedia.html
ウォルトディズニーの人種差別思想がミッキーに表現されていた!_|ディズニー都市伝説.html
メリル・ストリープ、米最大のタブー“W・ディズニーの人種差別主義”を真っ向批判|サイゾーウーマン.html
ズートピアとは (ズートピアとは) [単語記事] - ニコニコ大百科.html
The news anchors in the 'Zootopia' movie change depending on what country you're in. _ Movies _ Someecards.html
Zuutopia (2016) - IMDb.html
ズートピアのジュディが可愛い理由~ディズニーが明かした秘密とは?_ ディズニー映画の吹き替え声優さん&キャスト最新情報局.html
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by asabatyou | 2016-08-29 18:16 | アニメ | Comments(4)
今日は借りたDVDの「白蛇伝」を見ましたので、そのことについて書きます。
前から興味があったのですが、最近いつもお世話になっているレンタルビデオ屋に新しく入ったようで、やっと見ることができました。


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スタッフ
製作 : 大川博
脚本、演出 : 藪下泰司
音楽 : 木下忠司、池田正義、鏑木創


声の出演
男性キャラクター全て : 森繁久彌
女性キャラクター全て : 宮城まり子


ストーリー
許仙は西湖の畔に住む心優しい少年。
彼は幼い頃、小さくて可愛い白蛇を飼っていたが、周囲の大人達に叱られて泣く泣く野原に捨てた。
それから10数年後、成人した許仙は白い衣を着た美女、白娘と出会い恋におちるが、彼女はかつて許仙が子供の頃飼っていた白蛇の精だった。
それを知った高僧の法海は、許仙を救う為に白娘と許仙の恋路を阻もうとするが・・・。


レビュー
中国の四大民間説話のひとつ「白蛇伝」を題材にした、日本最初のカラー長編漫画映画(アニメ映画)。
アニメ映画ですが、森繁久彌さんが初めて東映の映画作品に出演したものであります。
後に「風の谷のナウシカ」などを手がける宮崎駿さんが、アニメ界に入るきっかけとなった作品としても有名です。
ぱっと見どういうお話かは分かりにくいと思いますが、これは簡単にいいますと、悲恋物語です。
ある若い男女が両想いになるのですが、お互い種族が違う為に認められずに妨害されて、さらに片方が途中で死んでしまったので、もう片方がそれを救う為に妖怪として生きるのをやめるというものです。
こう書くと暗くて重々しいと思ってしまうかもしれませんが、主人公と仲良しのパンダ2匹、チンピラ同然だったけど喧嘩に負けて主人公の味方になる動物軍団といったキャラクターを登場させ、全体にはファミリー層を意識した明るい作品になっています。
また悪人が一切いないのも本作の特徴で、一応悪役ポジションと言える法海も、白娘が妖怪だから危険と判断し、許仙を助けようとしているだけに過ぎません。
最後は白娘が純粋な人間になったこと、許仙と白娘の愛が本物だと知った時は素直に祝福したので、やはり悪人ではありません。
展開やテンポが若干悪いですが(私は同じ日本の古典アニメでも、これより前に作られた政岡憲三さんの「くもとちゅうりっぷ」や「すて猫トラちゃん」、瀬尾光世さんの「桃太郎 海の神兵」の方がインパクトや衝撃があり、印象に残った)、当時はまだアニメ=ディズニーの時代でありながら、日本でもディズニーに負けない作品を作れるんだということを、見事に証明してくれた記念すべき作品です。


予告編です↓

男性キャラを森繁久彌さん、女性キャラを宮城まり子さんが全て演じているそうですが、1人で複数のキャラクターを演じるところが、かつて「ルーニー・テューンズ」でバッグス・バニーやトゥイティーなどを演じた、メル・ブランク氏を思わせます(サイレント映画時代の、弁士の伝統が残っていたからでしょうかと言われることも)。
もし今でも1人で多く、もしくは殆どだったり全てのキャラクターを演じたアニメが作られたら、面白いかもしれません(例えば男性なら石田彰さんや山寺宏一さん、女性なら水橋かおりさんや下田麻美さん)。
「アイドルマスター」や「ラブライブ!」のようなアイドルを題材にしたアニメが作られた場合、登場するアイドル達や女性キャラが殆ど、もしくは全部同じ女性声優が演じていたら、かなりインパクトやギャップがあって面白いでしょう。
もしそういうアニメが作られましたら、私は是非見てみたいです。
後森繁さんが演じていた男性キャラの声が、若干屋良有作さんに似ていたのは気のせいでしょうか?



出典
画像1:日本長編アニメの金字塔 - 哲ちゃんの気まぐれART.html
画像2:「白蛇伝」 ( その他映画 ) - 楊過ちゃん倶楽部 - Yahoo!ブログ.html


参考サイト
東映「白蛇伝」に、日本アニメの未来を見た:「時計仕掛けの昭和館」:So-netブログ.html
日本古典アニメの白蛇伝が凄すぎて現代日本アニメとは別物に思える話 - せまひろかん.html
asahi.com(朝日新聞社):「水攻めにしてやる」と森繁さんは言った - 小原篤のアニマゲ丼 - 映画・音楽・芸能.html
白蛇伝 - みんなのシネマレビュー.html
白蛇伝 (1958年の映画) - Wikipedia.html
映画 アニメ 白蛇伝 - allcinema.html
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by asabatyou | 2016-08-03 18:10 | アニメ | Comments(0)
今日は元から自宅にあったブルーレイの、「耳をすませば」を見ましたので、それについて書きます。


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スタッフ
監督 : 近藤喜文
原作 : 柊あおい
脚本、絵コンテ、制作プロデューサー : 宮崎駿
音楽 : 野見祐二
制作 : スタジオジブリ


キャスト
月島雫 : 本名陽子
天沢聖司 : 高橋一生
月島靖也 : 立花隆
月島朝子 : 室井滋
フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵 : 露口茂
西司朗 : 小林桂樹


ストーリー
読書好きの中学3年生月島雫は、父の勤める図書館へよく通うが、自分の読む本を全て先に借りて読んでいる「天沢聖司」の名前に気がつく。
その天沢聖司が同級生だと知るのに時間はかからなかったが、天沢聖司のことが何かと気になる雫。
ある日、図書館への道で不思議な猫を見つけ、その猫を追いかけると、猫は小さなアンティークショップ「地球屋」へ入っていった。
雫はその店の主人である老人の西司朗と出会い親しくなっていくが、彼は天沢聖司の祖父で、聖司がバイオリン職人になる夢を持っていて、イタリアへ留学する事まで知ってしまう。
自分の目標や夢に向かって順調に進んでいる聖司と比べて、自分には何もなくて焦る雫。
そこで雫は、地球屋にあったフンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵(通称バロン)という猫の人形を主役にした、物語を書き始めるが・・・。


レビュー
柊あおいさん原作の少女漫画「耳をすませば」を、スタジオジブリが劇場アニメ化したもの。
「耳をすませば」は柊さんの連載作2本目だったそうですが、設定が少女漫画の割に地味で発表当時は人気が出ず、当初長期連載を想定していたが連載4回目で終了したようです(前作の「星の瞳のシルエット」は、大ヒットしたらしい)。
ですが、掲載された雑誌を見た宮崎駿さんがこれを見て気に入り、アニメ映画化されました。
柊さん自身以前から宮崎さんのファンだったのですが、宮崎さんが本作品の映画化を希望しているという話を担当からの電話で聞いた際、それが信じられず、思わず「冗談でしょ」と返事をしたんだとか。
原作では雫達が中学1年だけど、こちらでは中学3年生になっていたり、聖司が打ち込んでいるのは原作では絵画、こちらではバイオリン製作になっているなど、異なる所がいくつかありますが、基本は原作を知らない人でも何も問題なく楽しめます。
さて「耳をすませば」といいましたら、鬱になることで有名なアニメでもありますが、これは正直納得できてしまいます。
このアニメを簡単にいいますと、キャッチコピーの「好きなひとが、できました」のとおり、好きな人ができて結ばれたり、やりたいことまであってその道に進むという、あまりにも充実しすぎている人生を見せつけられてしまうのですから、ダメージを受けるのは当然の結果と言えるでしょう。
私は後半の雫みたいにやりたいことを見つけてやり始めたのは良いけど、全然良い感じにやれなくて、「物語を書きたいと思っているだけじゃ駄目なんだ・・・。もっと勉強しないと駄目なんだ・・・」と自分の未熟さを知ってしまうところが印象に残りました。
実際「耳をすませばのなにが見ててつらいって、リア充云々じゃなくて、雫が自分の信じる才能と情熱だけで作品創りができるって思ってるところが中二病だったころの自分を思い出してつらい。雫は早い段階で眼が覚めたけどな。」や、「「耳をすませば」は、 "中学生の恋物語"と思って見ると欝になるけど、 "未熟なクリエイターの物語"として捉えると、雫の言葉の一つ一つが意味を持ってきて、 こういう感性は無くしてしまったなと自分を振り返り鬱になる。 _人人人人人_ > 結論:欝 <  ̄^Y^Y^Y^Y」と語っている人もいました。
このアニメに言える事は、舞台こそ現実だけどそれ以外はファンタジーです。
それにしてもまだ中学生なのに、その好きになってしまった相手と結婚まで約束してしまうのは、いくら何でも早すぎではないでしょうか(笑)。
人生は常に出会いと別れの繰り返しですから、ひょっとしたら「この人こそ自分が求めていた人だ!」と出会う日がいつか来るかもしれないのに、そこまで考えないのは、多分雫や聖司が若いからな(笑)?
他にも雫が物語を書いている時、すっかり自分の世界に入っていて周りが見えなくなっていることがありましたが、ここが「風立ちぬ」(2013年版)の堀越二郎を思わせました。
おそらく、二郎の原点かもしれません。


予告編です↓



しかし無事結ばれた雫と聖司ですが、聖司のやっていることはストーカーそのものだったりします(笑)。
雫が読んでいる本に必ず彼女より前に読んで名前を記入したり、雫に印象に残ってもらうようにする為に嫌味な態度をとったり、バイオリン職人を夢見ていてそれに向かっていることを話したりとかね。
それでも聖司が悪く見られないのは、彼がイケメンだからかな?
ところどころに、雫を気遣うシーンがありますし。
それと原田夕子(雫の親友)の父役である中村晴彦さんという人は、プロの俳優や声優でもなく、一般人だそうです。
「とんねるずのハンマープライス」という視聴者参加オークション番組で、出演権利を落札したみたいですが、セリフは「おかえり」の一言のみでした。



出典
画像1:耳をすませば - 作品 - Yahoo!映画.html
画像2:杉村 耳をすませばの画像集 [1] _ 完全無料画像検索のプリ画像!.html


参考サイト
【耳をすませば】感想と考察 「恋愛が辛い」「あの時こうしていれば」「胸が苦しい」「朝焼けが鬱」 _ ホイミ速報 2chのニュースと画像のまとめ.html
「耳をすませば」で鬱になるTwitter民のツイートが面白い - NAVER まとめ.html
耳をすませばとは- ニコニコ大百科.html
耳をすませば - Wikipedia.html
恐るべきストーカー男『耳をすませば』の天沢聖司に見る恋愛の駆け引き - NAVER まとめ.html
耳をすませばとは【ピクシブ百科事典】.html
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by asabatyou | 2016-07-11 15:11 | アニメ | Comments(0)
今日は元から自宅にあったDVD、「クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険」を見ましたので、その事を書きます。


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スタッフ
原作 : 臼井儀人
監督 : 本郷みつる
脚本 : 原恵一、本郷みつる
音楽 : 荒川敏行、宮崎慎二
キャラクターデザイン : 原勝徳


キャスト
野原しんのすけ : 矢島晶子
野原みさえ : ならはしみき
野原ひろし : 藤原啓治
トッペマ・マペット/メモリ・ミモリ姫 : 渕崎ゆり子
ゴーマン王子 : 保志総一朗
トランプの精 : 八奈見乗児
マカオ : 大塚芳忠
ジョマ : 田中秀幸
ス・ノーマン・パー : 古川登志夫
クレイ・G・マッド : 辻親八
チョキリーヌ・ベスタ : 深雪さなえ
アクション仮面 : 玄田哲章
カンタムロボ : 大滝進矢
ぶりぶりざえもん : 塩沢兼人
雛形あきこ(本人役)


ストーリー
群馬県にオープンした新しいテーマパーク、ヘンダーランド。
野原しんのすけは幼稚園の遠足でヘンダーランドに行く事になったが、そこは別の世界からやって来た凶悪な魔法使い達の基地だった!!
しんのすけはそこで知り合った人形の少女、トッペマ・マペットに魔法のトランプで一緒に戦ってほしいと言われるが、しんのすけは怖気付いてそれを断ってしまう。
だがトランプを狙う魔法使い達によって、両親のひろしとみさえがさらわれてしまった!!
考えが変わったしんのすけは、両親を救う為に再びヘンダーランドに向かった・・・。


レビュー
劇場版「クレヨンしんちゃん」シリーズ第4作目で、しんのすけの妹ひまわりが誕生する前の野原一家の活躍を描いた、最後の作品でもあります。
タイトルは原作者の臼井儀人さんが付けたそうですが、この作品が臼井さんが制作側として直接的に関わった最後の作品となったようです(彼が2009年に死去した為)。
ディズニーランドのようなテーマパーク、ヘンダーランドが舞台になっている事もあって、魔法が登場ししんちゃんがその力を使って、色んな姿に変身したり助っ人を呼んだりするなど、ファンタジックな作品となっています。
基本は明るい雰囲気に包まれていますが、悪役達が不気味という事もあってホラー要素があるのも特徴です。
特にス・ノーマン・パーは一見明るくて良い人そうに振舞うけど、しんちゃんの前では本性をあらわし、しんちゃんが周りにその事を話してもス・ノーマン・パーの事を信用しているので、誰もそれを信じようとせず、完全にしんちゃんを孤立させました。
魔法のトランプを奪う任務に失敗はしたものの、ヘンダーランドに野原一家を招待し、トイレに行くと言ってしんちゃんの元を離れたひろしとみさえを誘拐、その後本物そっくりの偽物である人形のひろしとみさえにすり替えて、しんちゃんに更なる恐怖を植え付けて孤独にさせた程です(この偽ひろしとみさえが襲いかかってくるのは、しんちゃんがお風呂に入っているという、最も無防備な状態だったりする)。
後半になりますとずっとヘンダーランドが舞台ですが、前半に出てきた楽しげな感じはまったくなく、人も一切いなくて夜がメインなど、まさにダーク・ファンタジーというべき作りになっています。
おそらくこうなったのは、DVDに入っている解説書によりますと、「日常世界を侵食する非日常」というモダンホラーのテイストも取り入れた野心作だからでしょう。
だからこそ、クレヨンしんちゃんを代表する三大ヒーロー、アクション仮面とカンタムロボ、そしてぶりぶりざえもんの登場が、大変熱くて燃えます(ぶりぶりざえもんはともかく、アクション仮面とカンタムロボはしんちゃんより少し大きいだけで、何故かいつもより小さい。ひょっとしたらしんちゃんとの一体感を出す為かもしれない)。
アクション仮面は劇場版第1作目「アクション仮面VSハイグレ魔王」で登場していますが、カンタムロボとぶりぶりざえもんはこれが初めてですから、尚更です。
しんちゃんの助っ人ではありますが、しんちゃんが彼らに守られっぱなしではなく、一緒に力を合わせて立ち向かっていくのが良かったです。
ファンタジーメインですが、ホラーやギャグ要素も違和感なくバランス良く入っており(後半のババ抜きや追いかけっこは、笑った人が多いであろう)、私は劇場版クレヨンしんちゃんの中では、これが一番好きです。


予告編です↓

ちなみにトッペマは人形という事もあって、ネジがないと動けないのですが、そのネジ穴がお尻にあります。
その事もあって、一部ではあらぬ発想を抱いてしまう人もいるとの事(笑)。
実際2回目では入浴中なので、当然はしんちゃんはスッポンポンであり、その状態で抱きつかれて「……当たってるわ、ちんちん……///」と言うのですから、もう何を連想させるかは分かったも同然でしょう(笑)。
こういう下ネタがあるのが、いかにもしんちゃんらしいです(笑)。
当時は何も気にせず、普通に見ていましたが(笑)。



出典
画像1:クレヨンしんちゃん映画紹介。やっぱりおもしろいな! - NAVER まとめ.html
画像2:Star Toons India_ Shinchan In Adventures In Henderland Hindi Full Movie.html


参考サイト
ヘンダーランドの大冒険とは【ピクシブ百科事典】.html
アニヲタWiki(仮) - クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険.html
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険とは- ニコニコ大百科.html
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 - Wikipedia.html
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 _ 街談巷説.html
クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険。|江戸の杓子丸.html


参考文献
映画 クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険 [DVD]に入っている解説書
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by asabatyou | 2016-07-07 13:31 | アニメ | Comments(2)
昨日は借りたDVDである、ディズニー版の「白雪姫」を見ましたので、その事について書きます。
以前はちょこちょこと見ただけで、ちゃんと見た事はありませんでした。
なのでまともに見るのは、これが初めてです。


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スタッフ
監督 : デイヴィッド・ハンド
製作 : ウォルト・ディズニー(ノンクレジット)
音楽 : フランク・チャーチル、レイ・ハーライン、ポール・J・スミス


声の出演(全てノンクレジット)
白雪姫 : アドリアナ・カセロッティ
王子 : ハリー・ストックウェル
女王/魔女 : ルシル・ラ・ヴァーン


ライブアクションモデル(全てノンクレジット)
白雪姫 : マージ・チャンピオン
王子 : ルイス・ハイタワー
魔女 : ドン・ブロディー


ストーリー
昔あるお城に、白雪姫という可愛らしい王女が住んでいた。
白雪姫の継母である女王は大変恐ろしい魔女で、白雪姫を下働きのように扱っていた。
ある日女王は、魔法の鏡に「一番美しいのは誰?」と聞いたところ、鏡は「それは白雪姫」と答えてしまう。
激怒した女王は手下の狩人に白雪姫を抹殺し、彼女の心臓を持ち帰るよう命令する。
だが哀れに思った狩人は白雪姫を逃がし、代わりに豚の心臓を持ち帰って女王を欺いた。
何とか森へ逃げた白雪姫は、そこに住んでいる動物や小人(ドワーフ)達と仲良くなり、明るくて楽しい日々を過ごしていたが・・・。


レビュー
グリム兄弟による童話「白雪姫」を、ディズニーがアニメ映画化したものであると同時に、世界初のカラー長編アニメーション映画でもあります。
今でこそ長編のカラーアニメ映画は当たり前ですが、この当時のアニメといいましたら、実写映画の合間に子供向けに上映される短編を指していた時代であり、成功を危ぶむ声も多く、「ディズニーの道楽」と言われていたようです。
しかしふたを開けてみれば6100万ドルの収益を上げる桁外れの大ヒットを記録し、アニメ史に残る傑作として歴史に名を遺す事になりました(当時、アニメの映画で多くの収益が出せるなんて、誰も思っていなかったようです)。
これが作られた1937年といいましたら、第2次世界大戦が始まる2年前であり、日本や西ドイツ(当時)といった当時の敵国では1950年という遅い公開でしたが、戦前にこれ程までに質の高いアニメーションを制作していた事実と、制作を実現したアメリカの圧倒的国力に、公開当時に本作品を見た若者の多くが驚愕したようです(そりゃ、そうだろう)。
実際ディズニーの多大な影響を受けたことで知られている手塚治虫さんは、本作を50回は見たらしいです。
さて内容自体は、勧善懲悪の分かりやすいものであると同時に、誰もが一度は目にしたであろう童話を、そのまま動かしているかのような綺麗な動きと絵、壮大さのある音楽で見事に作り上げ、見る人々をすっかり虜にします。
本作に登場するキャラはどれも良いのですが、一番魅力があるのはグランピー(おこりんぼ)ではないでしょうか。
最初はよそ者であると同時に女性である白雪姫を嫌っていますが、一緒に過ごしていく内に段々彼女を受け入れるようになり、彼女のピンチを知った時には真っ先に救出に向かったり最後は和解するなど、根は優しくて良い奴です(ツンデレというべきか)。
グランピーが他の小人達に無理矢理体を洗わされるシーンがあるのですが、「ドリフ大爆笑」にある床屋銭湯のコントにそっくりで、ひょっとしたら元ネタかもしれません。
女王が変身した醜い老婆は化け物染みた雰囲気があって魅力がありますが(変身シーンは、「ジキル博士とハイド氏」を意識したんだろうか)、顔が「千と千尋の神隠し」に登場する湯婆婆や銭婆に似ていたのは、気のせいでしょうか(笑)。
ただ私が一番いらないと思ったのは、王子かな(笑)。
出番もほんの少ししかないしストーリーに絡んでくる事もないし、初登場シーンでは白雪姫の家に不法侵入して、完全に彼女を怖がらせていますからね(笑)。
美少女が大好きという気持ちはよく分かりますが、やって良い事と悪い事があるでしょう普通(笑)。
あれでは、どう見ても不審者です(笑)。
結局あの王子は単に幸せの象徴として描いているので、キャラクター性がありませんから、見ていて感情移入しにくくて共感出来ませんでした。
一番得体の知れない人物ですから、私としてはあの小人や動物達と一緒にいる方が幸せだと思うのですが(笑)。
それに原作だとあの王子は、死体愛好家もしくは死体性愛者と見られることがあるという、危ない人なのでイマイチ信用出来ないです。
このように突っ込みどころは確かにありますが、全体的に誰が見ても楽しめる明るい作品となっていますので、見て損はありません。



予告編です↓



本作はロトスコープを使っていますが(生みの親はディズニーのライバルだった、フライシャー・スタジオのマックス・フライシャーである)、その時白雪姫の動きの演技を担当したのは、マージ・チャンピオンという人です。
幼くしてダンスを始め、12歳の時に父親のスタジオでバレエのインストラクターになったようですが、10代半ばで白雪姫のライブアクションモデルをやったみたいです。
本人曰く、自分のマナーがそのまま描かれたそうで、「お元気ですか?」と聞かれた時、スカートを持ってポーズをして「ありがとう」と答えるように教育された為、その動きから白雪姫が行う挨拶の動きが描かれたんだとか。
他にもチャンピオンは、「ピノキオ」や「ファンタジア」にもライブアクションモデルとして参加しているそうです。



出典
画像1:映画 アニメ 白雪姫 - allcinema.html(参考にも使った)
画像2:ディズニー映画第一作目「白雪姫」はマジすごいぞ! _ RENOTE [リノート].html(参考にも使った)


参考サイト
【アニメ長編カラー映画の原点】ディズニー「白雪姫」のここがすごい! - NAVER まとめ.html
【画像】ディズニープリンセスには 実写モデルがいた【可愛い】 _ LAUGHY [ラフィ].html
【画像比較】ディズニープリンセスには実写モデルがいた! - NAVER まとめ.html
ディズニープリンセスの長年の秘密が明らかに - モデルプレス.html
白雪姫はベティ・ブープそっくりだった!_ 魔女は男だった!_ - シネマトゥデイ.html
白雪姫 (1937年の映画) - Wikipedia.html
Shirayuki hime (1937) - IMDb.html
The Prince - Disney Wiki - Wikia.html
アニヲタWiki(仮) - 白雪姫(ディズニー映画).html
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by asabatyou | 2016-07-03 09:06 | アニメ | Comments(5)
昨日は借りたDVDの「夏色の砂時計」を見ましたので、その事について書きます。
夏がテーマの作品らしいので、初めて知った時から興味がありました。


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スタッフ
原作 : PrincessSoft 「夏色の砂時計」
監督 : 岡尾貴洋
キャラクターデザイン : 新田靖成
美術監督 : 宮前光春


キャスト
芹沢香穂 : 水樹奈々
瀬能あい : 倉田雅世
川村真魚 : 愛河里花子
柳原朋美 : 井上喜久子
リージェン : 折笠富美子
牧村耕太郎 : 荻原秀樹


ストーリー
主人公の牧村耕太郎は、夏休みの直前に芹沢香穂へ告白する決意をした。
ところがその日の晩に不審者とぶつかって意識を失い、気が付くと9月1日になっていた。
しかも香穂が、8月31日に不慮の事故でこの世を去ったという。
耕太郎はただ呆然とするばかりであったが、目が覚めると再び夏休み前に戻っていた。
耕太郎は戸惑いつつも、今から行動すれば香穂が事故に巻き込まれないで済むかも知れないと言う希望を胸に、時間移動の旅へ足を踏み入れる。


レビュー
プリンセスソフトというコンシューマーゲームのブランドが作った、同名のPlayStation2用恋愛アドベンチャーゲームを、全2話のOVAとしてアニメ化したもの。
所謂過去や未来を行ったり来たりするSFチックな作品で、惚れた女の子を救う為に主人公が悪戦苦闘する様を描いています。
ちなみにタイトルに砂時計と書いてありますが、これは主人公を助ける未来から来たタイムパトローラーのリージェンが持っている物です。
ですが彼女が色んな時代や時間に移動する為の道具に過ぎず、別にそんなに重要な物というわけではありませんので、あまりタイトルに入っている意味がありません。
一応夏がテーマになっているのですが、ストーリーを考えますと、どの季節でやっても問題なくやれるので、夏でやる必要性が感じられません。
また全2話で完結しなきゃいけないので、駆け足でやっている為か、ストーリーや世界観や雰囲気をじっくり楽しむ事は出来ません。
絵は基本薄っぺらいですが、一部だけ妙に完成度が高い所があり、チグハグした印象を受けます。
これが原作に近いのか違うのかは知りませんが、正直不満な所がいくつかあるといった感じです。
やろうとしている事は、悪くないのですが・・・。


OPです↓

私が特に印象に残ったのは、香穂の父親です。
厳格で学校以外の外出は殆ど許さないのですが、これって正直どうなのでしょうか?
寧ろ学校以外の外の世界を知らないまま大人になってしまう方が余っ程危険だと思うのですが(学校は数年で卒業しなくてはいけないから、いつまでもそこにいられるわけではない)、この親父さんはそこまで考えているのでしょうか?
娘の将来をちゃんと考えているのであれば、外出ぐらい許しても良いと思うのですが(「可愛い子には旅をさせよ」ということわざもあるぐらいだし)・・・。
香穂自身も父親の呪縛を断ち切りたいようで、「自由になりたいな・・・。私は籠の中の鳥だから・・・」と言うなど、まさにダーク・ファーザーです。
それと原作を作ったプリンセスソフトですが、2009年を最後に活動している様子がなく、今度どうなるかは不明だそうです。



出典
画像1:Natsu-iro no Sunadokei (Sandglass of Summer Colors) - Pictures - MyAnimeList.net.html
画像2:Watch Sandglass of Summer Colors Season 1 Full Episodes.html


参考サイト
『夏色の砂時計』OVA.html
夏色の砂時計 - Wikipedia.html
オリジナルビデオ アニメ 夏色の砂時計 - allcinema.html
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by asabatyou | 2016-06-16 18:00 | アニメ | Comments(0)