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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。

カテゴリ:映画( 112 )

4日の月曜日ですが、近くの図書館で借りた「テンプルちゃんの小公女」を観ましたので、その事について書きます。
何日か前に偶然見かけて以来、興味がありましたので(笑)。


ストーリー
母が死に、父はボーア戦争に出兵した後、お嬢様のセーラ・クルーは、上流の子女を集めたロンドンの寄宿学校に入学する。ところが、父が戦死し、同時に破産したという知らせをうけた寄宿学校の校長先生は態度を一変させて・・・。


解説&感想
同名の児童文学作品を、シャーリー・テンプルという当時の大人気子役で、今でもファンが多い(ジョージ・クルーニーやマイケル・ジャクソンも彼女のファンらしく、ナタリー・ポートマンも尊敬する人物にテンプルの名を挙げているという)ハリウッドスター主演で映画化したもの。
基本は後のアニメ版と同じですが、ミュージカル映画の要素を取り入れているせいか歌うシーンが2回ぐらいあり、セーラも陽気な性格で周囲の人々もみんな親切で彼女に味方するなど、全体的に明るい作品になっています。
いじめのシーンについても「あれやって。これやって」と命令させたり、ちょっとドジして物を落としてしまった所を叱られるぐらいでそんなに酷くなく、そもそもいじめのシーン自体あまりありませんので、アニメ版より救いがあります。なので純粋に娯楽として楽しめる方と言ったら、間違いなくこちらです。
またラムダスを演じたのが、シーザー・ロメロだったのが個人的にびっくりしました。ロメロといいましたら、「緯度0大作戦」や「燃える大陸」といった特撮映画に出ているイメージが強いのですが(広川太一郎さんが吹き替えを担当した1966年版「バットマン」では、ジョーカーを演じたらしい)、こういう映画にも出ていたのですね。この映画では本当にインド人にしか見えませんから凄いです。
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スタッフ
監督:ウォルター・ラング
脚本:エセル・ヒル、ウォルター・フェリス
原作:フランシス・ホジソン・バーネット
製作:ダリル・ザナック
音楽:チャールズ・マクスウェル、シリル・J・モックリッジ(全てノンクレジット)
撮影:アーサー・C・ミラー、ウィリアム・V・スコール
編集:ルイス・R・レフラー


キャスト
セーラ・クルー:シャーリー・テンプル
ジェフリー・ハミルトン:リチャード・グリーン
ローズ:アニタ・ルイーズ
クルー大尉:イアン・ハンター
ラムダス:シーザー・ロメロ
ミンチン:メアリー・ナッシュ
バーティ:アーサー・トレイサー
ベッキー:シビル・ジェーソン


予告編です↓

しかしこのシャーリー・テンプルや、「オズの魔法使」のジュディ・ガーランド、「バグダッドの盗賊」のサブーといったこの当時の子役や少年少女スターは、後の時代の子役とは違う特別な感じがします。
上手くは言えませんが、圧倒的な力や存在感や個性があって、別格だと思います。
他にもテンプルは「青い鳥」という映画に出演したそうですが、これは「オズの~」や「バグダッド~」と同じテクニカラーによるファンタジー映画らしいので、いつかは観てみたいです。


1枚目:テンプルちゃんの小公女画像@ぴあ映画生活
2枚目:April 23, 2012 Archives The ART of LOOKiNG at LiFE
参考:映画 テンプルちゃんの小公女 - allcinemaテンプルちゃんの小公女 - WikipediaThe Little Princess (1939) - IMDb
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by asabatyou | 2013-02-06 18:43 | 映画 | Comments(3)
今日は借りたDVDの1枚「アーティスト」を観ましたので、その事について書きます。


ストーリー
1927年のアメリカ。ジョージ・ヴァレンティン(名前がルドルフ・ヴァレンチノに似ている気がするのは、俺だけ?)は映画界に欠かせない大スターだった。
ある日彼は女優を夢見ている1人の若い女性ペピー・ミラーと出会い、親しくなる。
ジョージは仕事仲間に呼ばれて、ペピーが出演する映画のテスト映像を観た。それは今までと違ってサイレントではなく、音声のある=トーキー映画であった。
ジョージはこんな物売れないよと笑い、試写室を出るが…。


解説&感想
今時珍しいサイレント映画。舞台は1927年から32年のアメリカですが、ハリウッドではなくフランスが作ったのが特徴です。
本当は映画館でちゃんと観たかったのですが、中々タイミングが掴めなくて、結局観る事が出来ませんでした。仕方ないね。
基本は時代設定が時代設定なので、モノクロのサイレント映画ですから、字のデザインや出方など古き良き時代のアメリカ映画といった雰囲気があり、新しくもレトロで懐かしい気分が味わえ、思わずニヤリとしてしまいました。主人公の外見もダグラス・フェアバンクスにそっくりなのも、個人的に嬉しかったです(実際それを上手く利用したのか、「奇傑ゾロ」からの流用映像がある)。
ストーリーは時代の変化によってスターの座から転落する役者と、人気者へと成長していく役者の差を描いた物で、この時代を舞台にするのに相応しいと言えるでしょう。
映画自体はハッピーエンドでしたが、実際はもっと悲惨だったのではないでしょうか?
実際サイレントからトーキーに変わった時、映画人達に良くも悪くも影響に与え、ある人にとっては映画人生の終わりであり、ある人にとっては新たな始まりでもありました。
「肉体と悪魔」に出演したジョン・ギルバートはサイレントの頃は人気があったのですが、トーキーの時代になった時その外見に似合わない甲高いキーキーとした声が原因でスターの座から転落し、やがて38歳という若さで亡くなってしまいました(その事もあって、自殺説あり)。
ダグラス・フェアバンクスも、何をやってもフェアバンクスだった事もあって自分自身の殻からの脱皮に失敗した為、人気が落ちてしまったそうです。
しかしその一方で、そのルックスに合ったハスキーボイスだった事から、さらに人気が上がったグレタ・ガルボや、理想の声を手に入れる為に自分の喉を潰した阪妻こと阪東妻三郎さんのような人もいました。
最後になりますが、こういう映画ですので淀川長治さん好みの作品と言えるでしょう。
淀川さんは幼い頃サイレント映画をリアルタイムで観ていた世代ですし、チャップリンのファンでもあって2回も会ったそうですから、彼が喜んで観るに違いありません。もし淀川さんが生きていたらなぁ…。
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スタッフ
監督、脚本、編集:ミシェル・アザナヴィシウス
製作:トマ・ラングマン
音楽:ルドヴィック・ブールス、バーナード・ハーマン(過去作品からの流用)
撮影:ギョーム・シフマン
編集:アン=ソフィー・ビオン


キャスト
ジョージ・ヴァレンティン:ジャン・デュジャルダン
ペピー・ミラー:ベレニス・ベジョ
アル・ジマー:ジョン・グッドマン
クリフトン:ジェームズ・クロムウェル


予告編です↓

これを観て思ったのですが、ナレーション的な字幕映像が何もありませんでした。単に入れなかっただけのような気もしますが、少し違和感がありました。
後澤登翠さんや麻生八咫さんなどみたいに弁士付きバージョンや、音楽をシアターオルガンにしたバージョンも作ったら面白いかもしれません。これこれみたいにね。
まぁそういうのが欲しかったら、自分でMADを作れと言われそうですが(笑)。
僕としては、またこういう映画を作ってほしいです。出来ればジャンルやSF・ファンタジー・ホラー・ヒーロー物で(笑)。


1枚目:アーティスト:映画 雑感メモ、などなど:So-netブログ
2枚目:『アーティスト』(2011) =劇場= 2-2 - ★☆ちゃーちゃん♪の映画(時々動画)日記!!☆★ - Yahoo!ブログ
参考:ファースト・アクションヒーロー~快男児ダグラス・フェアバンクス~映画 アーティスト - allcinemaアーティスト (映画) - Wikipediaジョン・ギルバート - Wikipedia
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by asabatyou | 2012-11-17 18:58 | 映画 | Comments(3)
今日は借りたDVDの1枚「ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション」を観ましたので、その事について書きます。
本作の存在を知ったのは9月の初め頃、「禁断の惑星」のロビー・ザ・ロボットがゲスト出演した作品を紹介したページを見た時、偶然知って興味を持ったからです。


ストーリー
スタントマンのDJドレイクは、ダフィー・ダックのエスコートの際バットモービルを給水塔にぶつけて破壊してしまい、警備の仕事をクビになってしまう。しかし、アクションヒーロー俳優として有名な彼の父が本物のスパイだということがわかり、騒動が始まった。


解説&感想
実写とアニメが融合したコメディ映画。なので、昔作られたボブ・ホスキンス主演の「ロジャー・ラビット」の再来といった感じでしょうか?
その事もあって全体的にドタバタ要素が強い、ハイテンションな作品となっています。
さて上にも書いた通り、この映画にはロビーがゲスト出演しているのですが、他にも「宇宙水爆戦」のメタルナ・ミュータント(スーツアクターが、「パンプキンヘッド」や「エイリアン3」で有名なトム・ウッドラフ・Jrだったのは、ちょっとびっくり)、「ロボット・モンスター」のローマン、「惑星Xから来た男」の宇宙人(鳴き声が何故かマリオでお馴染みの、クッパの流用だった)、「顔のない悪魔」の脳みその怪物といった、古き良き時代のB級映画に登場したモンスター達までゲスト出演しております。夢の共演だぁぁ…!!
正直僕は彼らが見たいが為に、借りたようなものです(笑)。
他にも「放射能X」の巨大アリが発していた音も流用されているなど、思わずニヤリとしてしまいましたが、彼らの登場はあくまでオマケ同然なので、出番は少ししかありませんのでご注意を。
でもまた彼らが活躍する姿を見る事が出来たのは非常に嬉しかったですし、監督のジョー・ダンテに感謝です♪
他にもバットマンがチョイ役で登場したり、ヒッチコックの「サイコ」や「スター・ウォーズ」のパロディがあり、この手の映画が好きなら結構楽しめると思います。
ただちょっと長過ぎるといいますか、もう少し短くても良かったかな?と思いましたが(笑)。
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スタッフ
監督:ジョー・ダンテ
脚本、製作総指揮:ラリー・ドイル
製作:アリソン・アバト、クリストファー・デファリア、バーニー・ゴールドマン、ジョエル・サイモン、ポーラ・ワインスタイン
撮影:ディーン・カンディ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス、ポーラ・ワインスタイン


キャスト
DJドレイク:ブレンダン・フレイザー
ダミアン・ドレイク:ティモシー・ダルトン
ミスター・チェアマン:スティーヴ・マーティン
ダスティー・トレイル:ヘザー・ロックリア
ケイト:ジェナ・エルフマン
マザー:ジョーン・キューザック


声の出演
バッグス・バニー、ダフィー・ダック:ジョー・アラスカイ
マービン・ザ・マーシャン:エリック・ゴールドバーグ
ポーキー・ピッグ:ボブ・バーゲン
エルマー・ファッド:ビリー・ウェスト


予告編です↓




1枚目:KingInK » Blog Archive » 「ルーニー・テューンズ バック・イン・アクション」鑑賞
2枚目:ルーニー・テューンズ バック・イン・アクション 画像 - goo 映画(参考にも使った)
参考:ルーニー・テューンズバック・イン・アクション - WikipediaRûni chûnzu Bakku in akushon (2003) - IMDbルーニー・テューンズ バック・イン・アクション映画 ルーニー・テューンズバック・イン・アクション - Looney Tunes Back in Action MOVIE-FAN
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by asabatyou | 2012-09-08 18:28 | 映画 | Comments(3)
最近になって知った事だけど、どうやらジュード・ロウがダグラス・フェアバンクスを演じるのでは?と言われているそうだ。
と言ってもフェアバンクスが主役ではなく、彼の妻であり(後に離婚したけど)「アメリカの恋人」という異名で有名なメアリー・ピックフォードを主役にした、「ザ・ウーマン・フー・メイド・ハリウッド(原題) / The Woman Who Made Hollywood」という伝記映画らしい。
う~ん、個人的にはピックフォードよりフェアバンクスの方が好きなので、彼の方を主役にしてほしかったなぁ…。
フェアバンクスの映画なら何度か観た事あるけど、ピックフォードの映画は「じゃじゃ馬ならし」しか観た事ないから、あんまり馴染みがないし…。
それにジュードがフェアバンクスって、正直どうなんだろう?あんまり顔似てないしイメージと違う気が…。
まぁ「エド・ウッド」の時みたいに、リック・ベイカーが参加するっていうなら話は別だけど。
元の顔がベラ・ルゴシとあまり似ていないマーティン・ランドーを、お得意の特殊メイクで見事ルゴシそっくりに改造したからね。ランドーの演技力も勿論影響しているだろうけど、あれは実に見事だった。素晴らしい。


雰囲気を出す為に、動画もどうぞ↓



ジュードの事はよく知らないけど、こうして観るとまったく似てないというわけではないかも。何とかすれば本人そっくりになるかもしれない。
ちなみにフェアバンクスの方は、「奇傑ゾロ」の一部である。


参考:ジュード・ロウ、サイレント映画時代の伝説的大スター、ダグラス・フェアバンクスを演じる?(シネマトゥデイ) - エキサイトニュース
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by asabatyou | 2012-08-02 19:35 | 映画 | Comments(0)
今日は借りたDVDの1枚「サーカス」を観ましたので、その事について書きます。


ストーリー
泥棒と間違えられた放浪者のチャップリンは、たまたま近くにあったサーカスに逃げ込み、偶然観客達を爆笑させた事からあっという間に人気者になる。
そのサーカスで働く事になったチャップリンだったが、そこで働いている娘のマーナに恋するようになる。
ある日の事、マーナが美男子と結ばれるという占いを知り、ひょっとしたら自分かもと思い込んでハイテンションになるチャップリンだったが、現実は残酷だった。
マーナが恋した相手は綱渡り芸人のレックスであった。それを知ったチャップリンはすっかりやる気をなくし、仕事に身が入らなくなる。
そうしている内に、またしても綱渡りをする時間が来たが、レックスの姿がなかった。
どこを捜しても見つからなかった為、チャップリンが代わりに綱渡りをしたが、やはり思うとおりに出来ず大失敗し、とうとうサーカスから追放されてしまった。
その日の夜、チャップリンは1人でブラブラとしていたが、そこへマーナがやって来た。
マーナはチャップリンを心配し後を追って来て、もうサーカスに戻るつもりはないと言うが、「自分と一緒にいるより、レックスといる方が幸せなのでは?」と考えたチャップリンは、自分の恋を諦め2人を結びつける事に成功する。
次の日、サーカスは別の場所へ移動する事が決まった。マーナ達は一緒に行こうよとチャップリンを誘うが、チャップリンはそれを断りその場に残る事を決意した。
サーカス達はあっという間に去り、今まで大勢の人がいた事が嘘のように一気に静かになった。
しばらく座り込んだチャップリンだったが、スッと立ち上がると、また何処かへ去って行くのだった。


解説&感想
チャップリンがサーカスを舞台に大活躍する姿を描いた、コメディ映画。
個人的には「モダン・タイムス」の次に観たチャップリンの映画であり、印象に残っている作品だったりします。
改めて思ったのですが、僕はこの映画のチャップリンが一番共感と感情移入出来ました。
チャップリンの映画は元から奥さんがいたりする、もしくは最後はヒロインと結ばれるというパターンが見られますが、この作品ではヒロインと出会いはしますが、結ばれる事はなく、彼女の幸せを願って自分の恋を諦めて終了します。
これですね。普通恋はしても創作物の世界みたいに上手くいかず、何らかの理由があったりしてフラれるのがオチですからね…。
好きな人が出来たんだけど、肝心の相手は他に好きな人がいて、自分の事は単なる友達としか思っていない。嫉妬してしまったけど、最後は彼女の事を諦めて去って行く…。泣かせるではありませんか。だから、この作品は良いんだと思います。
僕は恋愛系の作品に関する知識はないですが、大抵こういうジャンルはアニメやドラマにしろ、必ず主人公とヒロインが結ばれてリア充万歳的なイメージがあるのですが、僕としては「サーカス」みたいな感じのストーリーの方が、絶対にみんなの共感を得られるような気がするのです。
だって世の中作り話の世界みたいに、理想の恋愛が出来る人って、そんなにいないでしょうから。
「男はつらいよ」シリーズもこんな感じのストーリーらしいですし、アニメや漫画などでも「サーカス」みたいな感じのストーリーを作っても良いと思うのに、何でやらないんでしょうね?絶対この方が良いのに…。
鬱映画として有名なスタジオジブリの「耳をすませば」だって本作みたいだったら、今程ギャーギャー言われる事もなかったかもしれませんよ(笑)?
チャップリン自身は本作をあまり気に入っていないようですが、僕は昨日観た「街の灯」より好きです。
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スタッフ
監督、脚本、音楽、作曲、主題歌、製作、編集:チャールズ・チャップリン(音楽は再公開の時に、追加したもの)
助監督、広報宣伝係:ハリー・クロッカー(助監督をやっていた事は、ノンクレジット)
撮影:ローランド・トザロー


キャスト
放浪者:チャールズ・チャップリン
座長の娘マーナ:マーナ・ケネディ
綱渡り芸人・レックス、不平を言う小道具係、ピエロ:ハリー・クロッカー
老ピエロ:ヘンリー・バーグマン
サーカスの座長:アラン・ガルシア


劇中の一部です。この綱渡りのシーンでは、チャップリンはスタントマンや特撮を使わず、全部自力でやっているそうです。このシーンの為に700回以上もやったんだとか…。
またチャップリンの邪魔をする猿達の中の1匹は、「キートンのカメラマン」でバスター・キートンと共演した猿と同一個体らしく、チャップリンは1949年に次女が生まれた時、この猿と同じジョゼフィンという名前を付けたそうです↓

1枚目:映画パンフレット専門店 - 46番館
2枚目:What About Bobbed
参考:サーカス (映画) - Wikipediaサーカス(1928) - みんなのシネマレビューサーカス
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by asabatyou | 2012-07-24 19:45 | 映画 | Comments(7)
今日は借りたDVDの1枚「街の灯」を観ましたので、その事について書きます。
本作は中学生ぐらいの時に初めて観たのですが、ちょうどそれ以来です。


ストーリー
放浪者のチャップリンは、花売りをしている1人の娘に恋をした。
だが彼女は目が見えなかった事もあり、チャップリンが金持ちの人だと勘違いしてしまう。
そんな時チャップリンは自殺しようとしていた金持ちの男性と親友になるが、その人は酔っ払いだった事もあり、普通に戻るとチャップリンの事を忘れてしまうのだった。
チャップリンはその人の助けを得ながら、彼女に食べ物などを与え親しくなっていくが、それは長くは続かなった。
娘は熱を出して倒れ、さらに家賃を滞納していた事もあって立ち退きを迫られていたのだった。
チャップリンは彼女を救う為に色んな仕事をするが、全部失敗に終わり思うとおりにいかなかった。
チャップリンは金持ちの友人に助けを求めるが、泥棒に間違えられ、友人も酔いもすっかり覚めていて記憶がなくなっており、警察達に捕まってしまう。
それから時が流れ、刑務所から出たチャップリンは花売り娘と再会する。
彼の努力もあって娘は、ちゃんと目が見えるようになっていたのだった。
チャップリンは正体がバレたらどうしようと思い、その場から立ち去ろうとするが、娘は哀れみから花と小銭を手渡そうとする。
その瞬間、娘はチャップリンこそが今まで自分を助けていた恩人である事に気付くのだった。


解説&感想
チャップリンが手掛けたサイレントのコメディー映画(ただし音楽や一部の効果音が付いている。冒頭のシーンではセリフもあるが、加工されている為何を言っているのか分からなくなっている。これはすでに普及していたトーキー映画に対する皮肉と思われる)。
改めて観て思ったのですが、これは完全に淀川長治さん好みの作品ですね。
淀川さんはどんな困難があっても自分の責任に生きて、幸福をいつか努力でつかむという主人公の出る映画が好きだったそうですが、これはまさにその通りの作品です。
主人公のチャップリンは惚れた女性を救う為に、ボロボロになりながらも仕事をし、時には強敵を相手にボクシングをしながらも(「チャップリンの拳闘」にもあったが、チャップリン自身がボクシングのシーンがお気に入りだったらしく、それを再びやったという事らしい)絶対に諦めず、最後は彼女を救う事に成功する物語であり、まさにチャップリンの人を愛する気持ちや優しさが純粋に出ていたからこそ、淀川さんは大好きになったんじゃないかと思います。
また前半でチャップリンが自殺しようとしている金持ちの男性を助けるシーンがあるのですが、あれは後の「志村けんのバカ殿様」にあるコントそのものでした。
元々志村さんはチャップリンが好きみたいですから、自分のコントで自分なりのチャップリンをやりたかった、もしくは敬意を払いたかったのではないかと思います。
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スタッフ
製作、監督、脚本、編集、作曲:チャールズ・チャップリン
撮影:ローランド・トザロー
音楽:アルフレッド・ニューマン、チャールズ・チャップリン
美術:チャールズ・D・ホール
助監督:アルバート・オースチン、ヘンリー・バーグマン、ハリー・クロッカー
編曲:アーサー・ジョンソン


キャスト
放浪者:チャールズ・チャップリン
盲目の花売り娘:ヴァージニア・チェリル
花売り娘の祖母:フローレンス・リー
富豪:ハリー・マイヤーズ
富豪の執事:アラン・ガルシア
市長、雑役従事の労働者:ヘンリー・バーグマン
ボクサー:ハンク・マン
清掃夫、押し込み:アルバート・オースチン
レフェリー:エディ・ベイカー
新聞の立ち売り:ロバート・パリッシュ、マーガレット・オリヴァー


予告編です。考えてみたらサイレント映画の予告編を観るのは、「ロスト・ワールド」の時以来です↓

1枚目:カフェ・ローエル--パーシヴァル・ローエルも冥王星も、不滅です!
2枚目:映画「街の灯」  喜劇王チャップリンに対する大いなる誤解を解く - シャルル・パナール博士の異常な愛情書いてある事も大変面白くて、是非一度は読んでほしい
参考:志村けんはチャップリンの笑いのツボを勉強しましたか? - Yahoo!知恵袋街の灯 - Wikipediaチャップリンの拳闘 - Wikipedia映画少年・淀川長治
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by asabatyou | 2012-07-23 20:07 | 映画 | Comments(0)
昨日は借りたDVDの1枚「レッド・バロン」(2008年版)を観ましたので、その事について書きます。


ストーリー
 1916年、第1次世界大戦下のフランス北部。連合国軍が執り行う葬儀の会場に、突如現われたドイツ軍飛行隊。それは、隊を率いる若きパイロット、マンフレート・フォン・リヒトホーフェン男爵が、自分と勇敢に闘い命を落としたパイロットへの敬意と哀悼を示して行ったデモンストレーションだった。その帰路、連合国軍の飛行隊と一戦を交え、一機を撃墜した彼は、自ら墜落現場に駆けつけ、負傷したカナダ人パイロットを救出するのだった。次々と武勲をあげるリヒトホーフェンは、次第に英雄と崇められる一方、軍のプロパガンダにも利用されていく。そんな中、カナダ人パイロットを救出したときに出会った従軍看護師ケイトに心惹かれていくリヒトホーフェンだったが…。


解説&感想
かつて第1次世界大戦で大活躍したドイツの撃墜王、レッド・バロンことマンフレート・フォン・リヒトホーフェンの物語を映画化したもの。
レッド・バロンといいましたら、あのロジャー・コ―マンが1971年に「バーバレラ」や「シンドバッド黄金の航海」で有名な、ジョン・フィリップ・ロー主演で映画化していますが、どうやら単に同じ題材を映画化しただけであって、別にコ―マンが作った作品のリメイク版ではないみたいです。
個人的に飛行機といいましたら複葉機の方が好きで、しかもあまりスポットが当てられない第1次世界大戦を舞台にしている為、またこういう作品が作られるというのは非常に嬉しいです(近年でこれと似たような作品といいましたら、今の所「フライボーイズ」ぐらいで正直物足りない)。
戦闘シーンは意外と少なめでちょっと驚きましたが、ドラマ部分がしっかりしており、撃墜王として称えられたのは良いけど、それをプロパガンダに利用されて不死身の英雄のように祭り上げられ、大切な仲間達を次々と失い、自身も敵の銃弾を浴びたことで心身共に深く傷つき、戦争そのものに疑念を抱くようになっていくなど、見応えがありましたのでそんなに気になりませんでした。
またリヒトホーフェンが墜落した敵のイギリス軍のパイロットを救出し、その後何だかんだ言いつつも仲良くなっていくシーンがあるのですが、これが騎士道精神という奴なのでしょうか?
まぁよく考えてみたら、彼らは敵国同士だからという理由だけで戦わなくてはならなくなっただけで、実際は恨みや憎しみなんて全然ありませんからね…。
エンディングでリヒトホーフェンが戦死した後でも、「敵でもあり友でもあったリヒトホーフェンへ」というメッセージを手に持って顔を出すなど、2人の友情が消えなかったのが一番嬉しかったです。
出演者達もちゃんとドイツ人の役者を使っていましたし、この手の作品の中では一番雰囲気が出ていたと思います(ジョン・フィリップ・ローも「ブルー・マックス」のジョージ・ペパードも思いっきりアメリカ人だし、いくら同じ白人でも雰囲気やオーラなどが違うから、正直あまりドイツ人には見えなかった)。 
さて飛行機についてですが、ドイツ側はフォッカー Dr.1とアルバトロス(種類不明)で、イギリス側はS.E.5とソッピースキャメル、そしてフランスの戦闘機ですがスパッド(種類不明)が登場していました。他にも名前が分からない飛行機がいくつか登場していましたが、大体こんな感じです。
アルバトロスは知名度が高い方ではありますが、その割には創作物の世界にはまったくと言って良い程登場していなかったので、主役的存在として大活躍してくれたのは嬉しかったです。ですがその代わりにファルツD3とフォッカーD7が、一切登場しなかったのは残念です。この手の作品ではお馴染みの存在だったのに…。
ソッピースキャメルも同じで、有名な割には殆ど出て来た事がありませんので(今の所登場した作品は、「鋼の錬金術師」の初代アニメ版と「華麗なるヒコーキ野郎」ぐらい?)、今回登場してくれたのは凄く嬉しかったです。何故かこの手の作品では、必ずと言って良い程S.E.5が登場しますので(笑)。
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スタッフ
監督、脚本:ニコライ・ミュラーション
製作:ダン・マーク、トーマス・ライザー、ニコライ・ミュラーション
製作総指揮:ウルリッヒ・ベック、ローラント・ペレグリーノ
音楽:ディルク・ライヒャルト、シュテファン・ハンゼン
撮影:クラウス・メルケル
編集:オリヴィア・レツァー、エメリー・マンゼー、アダム・P・スコット


キャスト
マンフレート・フォン・リヒトホーフェン:マティアス・シュヴァイクホファー
ヴェルナー・フォス:ティル・シュヴァイガー
ケイト・オテルスドルフ:レナ・ヘディ
ロイ・ブラウン大尉:ジョセフ・ファインズ
ロタール・フォン・リヒトホーフェン:フォルカー・ブルッフ


予告編です↓

個人的にまた第1次世界大戦を舞台にした作品を作るとしたら、是非ドイツを主役にして作ってほしいものです。やはりドイツはレッド・バロンやブルー・マックスみたいに、印象に残るエピソードがいくつかありますし、主役に相応しいオーラがあります。それに後の第2次と違って、ナチスもいませんから。
またレンタル屋で「紅の豚のモデルになった」みたいな事が書いてあったのですが、愛用している戦闘機の色が赤で英雄であるという所は、確かにそれっぽいです。



1枚目:レッド・バロン 別冊戦争映画観戦記
2枚目:レッド・バロン 作品紹介(参考にも使った)
参考:レッド・バロン (2008年の映画) - Wikipedia映画 レッド・バロン - allcinema
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by asabatyou | 2012-06-07 18:56 | 映画 | Comments(2)
昨日は借りたDVDの1枚、「三銃士」(1948年版)を観ましたので、その事について書きます。


ストーリー
17世紀ルイ13世治下のフランス。三銃士になる事を夢見ている若者ダルタニアンは、遥遥田舎から都会にやって来た。
ダルタニアンは憧れの三銃士に出会うが、そこへ突如敵が襲い掛かって来た。
ダルタニアンは華麗な動きであっという間に敵を撃破した事から、三銃士のメンバーに気に入られ、彼らと行動を共にする事になったが…。


解説&感想
アレクサンドル・デュマ原作の、「三銃士」を映画化したもの。
サイレント時代から何度も映画化されており、初の映画化ではダグラス・フェアバンクスが出演してましたが、今回はジーン・ケリーやラナ・ターナーといった豪華なメンバーが出演した、1948年版です。
最初はどちらかと言いますとコミカルな方でしたが、後半からシリアスな方向になっていき、ある意味前半と後半で別物化していると言えます。
ちょっと長過ぎる気がしますが、戦闘シーンは結構迫力がありますし、中々楽しめる作品となっています。
個人的に一番驚いたのは、ジーン・ケリーです。僕は「雨に唄えば」や「トムとジェリー」とジェリーと共演した事があるぐらいしか知らないのですが、この人アクションも軽々と出来る人だったんですね。まさかこんなに動ける人だとは思いませんでした。ケリーがまるでアクション俳優のように、画面狭しと大暴れする姿は必見です。正直ケリーのアクションを観ているだけでも、十分楽しいです。
またヴィンセント・プライスみたいな人が出ているなと思っていたら、何とご本人でした(笑)。
ヴィンセント・プライスといいましたら、モンスター映画・ホラー映画・SF映画に出ているイメージしかなかったので、ちょっと驚きました。ちなみにマイケル・ジャクソンの「スリラー」にあるナレーションと最後の笑い声も、実はこの人が担当していました。
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スタッフ
監督:ジョージ・シドニー
原作:アレクサンドル・デュマ
脚本:ロバート・アードリー
音楽:ハーバート・ストサート、チャールズ・プレヴィン(指揮)、ピョートル・チャイコフスキー
撮影:ロバート・プランク
製作:パンドロ・S・バーマン、MGM
配給:MGM
特撮:ウォーレン・ニューカム(特殊効果)
美術:セドリック・ギボンズ、エドウィン・B・ウィリス、ヘンリー・グレイス
振付:ジーン・ケリー
衣装:ウォルター・プランケット
編集:ロバート・カーン
録音:ダグラス・シアラー
スタント:フランク・ハグニー、バート・ケネディ
テクニカラー・ディレクター:ナタリー・カルマス
テクニカル・アドバイザー:ラファエル・ブレットン


キャスト
ダルタニアン:ジーン・ケリー
ウィンター卿夫人(シャルロット):ラナ・ターナー
コンスタンス:ジューン・アリソン
アトス:ヴァン・ヘフリン
アンヌ王妃:アンジェラ・ランズベリー
ルイ13世:フランク・モーガン
リシュリュー:ヴィンセント・プライス
プランシェ:キーナン・ウィン
バッキンガム公:ジョン・サットン
ポルトス:ギグ・ヤング
トレヴィル:レジナルド・オーウェン
ケティ:パトリシア・メディナ
従者:ウィルソン・ベンジ
剣士:バート・ケネディ
宿屋の主人:デヴィッド・サースビー
ダルタニアンの父:ロバート・ワーウィック
王妃の侍女:マリー・ウィンザー


予告編です↓

1枚目:Watch The Three Musketeers (1948) Online For Free, Watch Free Movies Online
2枚目:WTM The Three Musketeers (1948)
参考:三銃士(1948) - goo 映画三銃士(1948) - みんなのシネマレビュー映画 三銃士 - allcinema
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by asabatyou | 2012-06-01 19:54 | 映画 | Comments(0)
昨日は借りたDVDの1枚「快傑ゾロ」(1940年版)を観ましたので、その事について書きます。
エロール・フリンの「ロビンフッドの冒険」が気に入った事もあり、これと同じような古き良き時代の映画を観てみたかった、単に怪傑ゾロが好きだからというのもあります(笑)。


ストーリー
士官学校を卒業したディエゴは、父が市長を勤めているロサンゼルスに呼び戻される。しかし、故郷はスペイン軍により支配されており、父に変わり市長となったルイス・キンテロは、重税を敷くなどの暴虐の限りを尽くしていた。
キンテロの悪事に憤慨したディエゴは、彼の一味を倒すことを決意する。そのために彼は自身を軟弱な貴族だと偽り、裏では正義の盗賊「ゾロ」としてキンテロ一味から金銭を強奪して貧しい農民たちに分け与えるのであった。


解説&感想
ジョンストン・マッカレー原作の「怪傑ゾロ」を映画化したもの。
サイレントの頃から何度も映画化されており、ダグラス・フェアバンクスやアラン・ドロン、アントニオ・バンデラスなどの名優達がゾロを演じましたが、今回はタイロン・パワーが演じたバージョンです。
ストーリーは悪の限りを尽くす市長から市民を守る為に、主人公ディエゴが全身黒ずくめの戦士ゾロに変身して立ち向かう、勧善懲悪の分かりやすいもので、まさに痛快娯楽アクション映画です。
ゾロも最初から出て来て観る者を飽きさせませんがタイトルの割にはゾロが前半しか登場せず、しかも敵を脅す程度にしか活躍しないのが残念です。
後半ではずっとディエゴのままで、ゾロの姿で活躍する所は一切ございません。
う~ん、せっかく戦闘シーンがスピード感があって迫力あるのに、非常に勿体ない…。ゾロの映画なんだから、最後の最後でゾロになってほしかった…。それさえなければ文句なしの傑作です。
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スタッフ
監督:ルーベン・マムーリアン
原作:ジョンストン・マッカレー
脚本:ジョン・テインター・フート
脚色:ギャレット・フォート、ベス・メレディス
撮影:アーサー・C・ミラー
音楽:アルフレッド・ニューマン、デヴィッド・バトルフ


キャスト

ゾロ/ディエゴ・ヴェガ:タイロン・パワー
ロリータ・キンテロ:リンダ・ダーネル
エステバン・パスクアーレ大尉:ベイジル・ラスボーン
アイネズ・キンテロ:ゲイル・ソンダガード
フェリペ神父:ユージン・パレット
ドン・ルイス・キンテロ:J・エドワード・ブロムバーグ
ドン・アレハンドロ・ベガ:モンタギュー・ラヴ


劇中の一部です。
ディエゴとパスクアーレ大尉の対決シーンですが、上でも書いたようにスピード感があって、かなりの迫力です。
しかも両者の実力もほぼ同じくらいなので、どっちか片方が一方的に痛めつける事はないので、中々良い勝負です。
この映画では一番好きなシーンで本編を全部観てしまった後、ここだけ何度か観てしまいました(笑)。
ちなみにパスクアーレ大尉役は、何とバート・I・ゴードンの「魔法の剣」では悪の魔術師ロダックを演じ、「フランケンシュタインの復活」ではボリス・カーロフやベラ・ルゴシと共演したベイジル・ラスボーンだそうですが(世間ではシャーロック・ホームズ役者として有名らしい)、確か「ロビンフッドの冒険」でも悪役で出ていました。エロール・フリンと戦ったラスボーンは、パワーとも死闘を繰り広げる事に…!!↓

1枚目:【楽天レンタル】快傑ゾロ-DVD
2枚目:Bjørn Stærk's Max 256 Blog 40's movies marathon - part 8
参考:快傑ゾロ (1940年の映画) - Wikipedia
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by asabatyou | 2012-05-30 19:22 | 映画 | Comments(0)
今日は専門チャンネルをいじっていたら、ヒッチコック監督の「めまい」をやる事を知りましたので、それを観ました。ちなみに「めまい」の前にやっていたのが、「サイコ」でした。


ストーリー
「スコティ」ことジョン・ファーガソン刑事は、犯人を追う途中に同僚を死なせてしまったショックで、高所恐怖症によるめまいに襲われるようになり、警察を辞めてしまう。そこへ学生時代の友人エルスターが現れて、何かに憑かれたかのように不審な行動する妻マデリンを調査してほしいという。スコティはマデリンを尾行するうちに、彼女の先祖であり過去に不遇の死を遂げた人物、カルロッタの存在を知る。カルロッタは髪型から首飾りまでマデリンそっくりであり、後にスコティはエルスターに、マデリンはカルロッタの亡霊に取り憑かれていると聞かされる。
尾行を続けていると彼女は突然海に飛び込み投身自殺を図る。そこを救い出したスコティは初めて彼女と知り合うことになり、やがて二人は恋へと落ちていく。スコティは彼女を救おうと思い、マデリンが夢で見たスペイン風の村へ向かうが、マデリンはカルロッタの自殺した教会へと走っていく。スコティは追いかけるが、高所恐怖症によるめまいのために追いつくことが出来ず、マデリンは鐘楼の頂上から飛び降りてしまう。マデリンの転落は事故と処理され、エルスターは彼を慰めながら、自分はヨーロッパへ行くと告げる。
自責の念から精神衰弱へと陥り、マデリンの影を追いかけ続けるスコティはある日、街角でマデリンに瓜二つの女性を発見する。追いかけると、彼女はかつてマデリンの通っていたカルロッタの旧居のアパートに住む、ジュディという女だという。スコットはジュディとデートの約束を取り付けるが、ジュディは自責の念に駆られる。知らないふりをしてはいるが、スコティに「マデリン」として会っていたのは、誰でもない彼女自身だったからだ。高所恐怖症のスコティを利用して、エルスターの妻殺しという完全犯罪に加担していたのである。
スコティは、せっかく出会えたジュディをも失う第二のトラウマを抱えて、精神衰弱から次第に正気を失っていく。一方ジュデイは、スコティをだます過程で次第に彼を愛してしまっていた。ジュディはスコティの狂気じみた要望に素直に応え、洋服、髪型、なにもかもをマデリンと同じにし、死んだはずの「マデリン」へと次第に変貌していく。
ジュディとスコティはいびつな愛を育もうとするが、ある時二人でデートに行く際、その愛は破綻を迎える。ジュディの頼みでスコティが首にかけようとしたネックレスは、マデリンがカルロッタのものとして身に着けていたネックレスそのものだった。真相がはっきりと見えてしまったスコティはジュディを、マデリンが転落した教会へと連れて行き、彼女を問い詰める。高所恐怖症も忘れ、鐘楼の頂上でジュディに迫るスコティ。しかし、そのとき暗がりから突然現れた影におびえたジュディは、バランスを崩してマデリンと同じように転落する。絹を裂くような悲鳴。突然現れた影は、実はものものしい雰囲気を不審に感じて鐘楼に上がってきた修道女だった。十字を切り、転落した女の冥福を祈って鐘を鳴らす修道女。スコティは、呆然としてその鐘の音を聞いているばかりだった。


解説&感想
アルフレッド・ヒッチコックが手掛けた、ミステリー映画の1本。
前半部分では幽霊に取り憑かれ女性!?という、ヒッチコックの映画にしては珍しい非現実的な恐怖を扱った恐怖映画かと思いましたが、中間辺りで実はそれが全部嘘であった事が明らかになって、いつものヒッチコックに戻った感じはありました。
ただ前半はサクサク進んでいたのに対し、後半は少しグダグダ気味なのはちょっと残念でした。
しかし仲間の妻殺しに協力し、まんまと主人公を利用してターゲットを殺したのは良かったけど、主人公を愛してしまい、しかもその主人公に正体がバレて、最期は精神的に追い詰められ、皮肉な事に自分が殺した相手と同じ死に方をするストーリーは見応えがあり、観る者を中々飽きさせません。人間悪い事は出来ず、やっても必ずそれが自分に返ってくるという事ですね。まさに因果応報。
毎度お馴染みのバーナード・ハーマンが担当した音楽も、妖しくも独特な雰囲気に包まれており、聴き応え抜群です。
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スタッフ
監督、製作:アルフレッド・ヒッチコック
脚本:アレック・コペル、サミュエル・テイラー
原作:ピエール・ボワロー、トマ・ナルスジャック
音楽:バーナード・ハーマン
撮影:ロバート・バークス
編集:ジョージ・トマシーニ


キャスト
ジョン・"スコティ"・ファーガソン:ジェームズ・ステュアート
マデリン・エルスター、ジュディ・バートン:キム・ノヴァク
ミッジ:バーバラ・ベル・ゲデス
エルスター:トム・ヘルモア


OPです。一応CGが使われているそうですが、これがまた何とも言えない幻想的な雰囲気を出しており、さらにハーマンの音楽もあって、それがより一層強まっています。僕は正直本編より、このOPの方が好きだったりします↓

1枚目:アメリカ映画名作案内  めまい Vertigo
2枚目:Movie Review Vertigo (1958) The Ace Black Blog
参考:めまい (映画) - Wikipedia
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by asabatyou | 2012-05-26 18:19 | 映画 | Comments(4)