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音で怪獣を描いた男 ~ゴジラVS伊福部昭~

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今日は録画した、「音で怪獣を描いた男 ~ゴジラ VS伊福部昭~」を観ました。
これはゴジラファンで実際映画にも出演経験がある佐野史郎さんが案内人として、ゴジラの音楽で有名な伊福部昭さんに迫るといった感じです。
伊福部さんの息子さんが出演し、父親との思い出を語ったり、ゴジラの鳴き声を作った方が出演し、鳴き声をどのように作ったのかを再現した映像が出てきたりなど、大変貴重なお話が聞けてとても楽しかったです。
他にも伊福部さんの同じ音を何度も繰り返すやり方は、アジア特有である事も知りました。
再現ドラマもあったのですが、円谷英二さん役が螢雪次朗さんだった事にびっくりしました。本当に怪獣とは縁のある人だ(笑)。
また初代の後半で平和への祈りを込めて歌う少女達の何人かが出演した時、その中の1人が「東日本大震災が起こった時、ゴジラを思い出した」みたいな事をおっしゃっていましたが、私も同じような事を思いました。
正確にいいますと、それと同じような事を描いた太田隆文監督の「朝日のあたる家」を観た時の事ですが、突然襲い掛かって来た大きな力に、人々はどうする事も出来ないままでいるなどと、ゴジラがいないだけで基本はまったくと言って良い程同じでしたから。
しかし本来のテーマ曲である「ゴジラの猛威」については、メドレーで少し流れるだけで何も触れられていなかったのが残念です。
ピッチを変えたり少しアレンジされた状態ではあるものの、その後のシリーズにも必ずと言っていいほど使われましたから、ゴジラに絶対に欠かせない曲だと思うのにな・・・。
特に私が好きなのは、「ダダダダン」が2回出てくる「モスラ対ゴジラ」バージョンです。
この映画でゴジラのテーマで一番最初に流れるあの部分が誕生した記念すべき作品ですし、ゴジラのテーマはこの映画で完全に出来上がったと思っていますから。


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by asabatyou | 2014-07-13 11:36 | 特撮、モンスター | Comments(17)

Commented by カズ at 2014-07-15 12:05 x
俺も観ましたよ。
asabatyouさんは、本当にいろいろ知っていて、俺たちの知らないことを教えてくれて、有り難いです。
先輩がすごい人だと言っていてけれど、ほんと、すげえ!人。
7月6日のコメントでも、俺たちの知らないことを教えてくれて、ほんと、すっげえ!!
感謝です。
ウルフェスがまた始まります。25日から8月30日までですが、asabatyouさんも、暑さにめげず、熱中症に気をつけてがんばって下さい。
Commented by カズ at 2014-07-15 12:21 x
映画「破壊の神になった男」プロメテウスは、全身白塗りかと思ったら、全身ゴムのパテを肌に塗った特殊メイクだとのこと。
ウルトラマン系のゴムのウエットスーツとマスクに閉じ込められるより、すごいハードだなあ・・・と思いました。
全身ゴムを直接肌に塗られるんですよ、日本では信じられねえ!!ですよ。
そこまでやるか!ですよ。俺なら断る・・・かな?
大体、皮膚呼吸できないだろう、と思うけれど、どうなんでしょうね。怪獣、マン系スーツなんてもんじゃないね。信じられないよ。
Commented by asabatyou at 2014-07-16 22:32
ありがとうございます。そこまで喜んでくださると、私も凄く嬉しいです!!

ウルフェスについてですが、家のブログのファンでヒデアキさんという方がいるんですけど、その人もスーツアクターをやっていた時、そこに登場するウルトラ戦士や怪獣、宇宙人の中のどれかを演じていたそうです。http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/(私の初代ブログです)によりますと、今現在は普通に俳優として活動しているそうです。
Commented by asabatyou at 2014-07-16 22:45
プロメテウスの事ですが、もしかしてhttp://blackmamesu.at.webry.info/201209/article_11.htmlの事ですか?

これ凄いですね。確かに日本では考えられませんし、こんなの初めてです。
こういうのを知りますと、やっぱり特撮はアナログの方が良いですね。
CGですと何でも出来てしまう分、それが当たり前になってしまい、何をやっても凄いと思いませんし・・・。
Commented by asabatyou at 2014-07-16 23:07
他に驚いたやり方といいましたら、「サイレント・ランニング」のロボット達でしょうか。
あれはベトナム戦争で体の多くの部分を失った俳優が演じているそうです→https://www.youtube.com/watch?v=5_C5NIUu6FM

他にも「スペース・インベーダー」のモンスターは、小人を背負ったボディビルダーが後ろ向きで演じていたそうです→http://palladion.fantasia.to/step_blog/archive_119.htm

同じ着ぐるみでも、色んなやり方があるものですね。
よくこのようなやり方を思い付くものです。
Commented by asabatyou at 2014-07-16 23:27
それと今日偶然ではありますが、このような物を見つけました→http://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0516/kot_140516_5045983737.html

「ゴジラ&ヒロシマ」というスペインのドキュメンタリー映画で、日本をはじめ世界各国の著名人へのインタビューを通じて、ゴジラを生んだ核とはなにか、そして広島とはなにかを探るそうです。
ゴジラ役者として有名な中島春雄さんと薩摩剣八郎さんも出演するそうですが、特撮ファンにとっても映画ファンにとっても貴重なものだと言えそうです。
日本での公開は未定ですが、観られる日が来ると嬉しいですね。
Commented by カズ at 2014-07-17 11:23 x
「ゴジラ&ヒロシマ」ですか。興味ありますね。
観られる日が来ると本当にいいですよね。
本当に、いろいろ知っているんですね。尊敬しちゃいますよ。
Commented by asabatyou at 2014-07-17 18:02
ありがとうございます。
ちなみにこのドキュメンタリー、世界各国の著名人へのインタビューもあるというのですが、誰が出演するのかが気になります。
私としてはギレルモ・デル・トロ、ジョン・ランディス、スティーヴン・スピルバーグは絶対出演していると思います。
ティム・バートンやジョー・ダンテも、ひょっとしたら出演するかもしれませんね。
Commented by エースロボット改 at 2014-07-17 19:24 x
私もこれは見たかったんですけど、残念ながらうちではBSが入らないので予告だけ見てました。
伊福部音楽はほんとうに盛り上がりますよね。うちで先日、夕食のときにおもしろい番組がなにもなかったので家族揃って最初のゴジラを見たのですが、最初のスタッフロールのとこからすら大盛り上がりでした。
ともかく、あの重い音ですぐにゴジラの音楽だとわかるのがすごいですよね。作品の世界観とこの上なくマッチしています。
反面、少し前に「宇宙大怪獣ギララ」を見たのですが、あまりに軽くてひょうきんな音楽に呆れてしまいました。やはり聴覚の影響力は軽視できないものですね。

ところで昨日、ウル魔のところに書き込んだと思うのですが消えているようで……なにか、まずいこと書きましたかね?
Commented by asabatyou at 2014-07-17 21:57
「反面、少し前に「宇宙大怪獣ギララ」を見たのですが、あまりに軽くてひょうきんな音楽に呆れてしまいました。」

私も小学生の時に初めてギララを観たのですが、その時OPがあまりにも怪獣映画とは思えないBGMだったので、「何だ!?これ!!」と思ってしまいました。日活のガッパも一緒です。
他にも「Hollywood Club 幻の洋画劇場」から出ている「バグダッドの盗賊」(1924年版)を観た時、音楽がロック調であまりにも映画の雰囲気に合ってなさすぎで、「ふざけているのか!!」と激怒しました(http://homepage3.nifty.com/housei/TheLostWorld.htmを見た限り、「ロスト・ワールド」もそんな感じのBGMが付けられちゃってるみたいです)。
当然そのDVDはすぐに売って、IVCから出ているバージョンを買いました。
あの時は、音楽ってとっても大事だなって、強く感じました。
Commented by asabatyou at 2014-07-17 22:07
トーキー映画と違って、サイレント映画は決まった音楽がなく、色んな音楽が付けられたりするわけですが、その影響で良くも悪くも映画のイメージや雰囲気がガラリと変わり、まるで別の映画であるかのような印象を与えてしまいます。
そこがサイレント映画が、トーキー映画に勝てない部分かなと思ってしまいますね。
「この映画には、これ!!」という世界観や方向性、イメージが出来上がっていない気がしますし。
まぁチャップリンの映画みたいに、決まった音楽が存在していれば話は別ですが。
Commented by asabatyou at 2014-07-17 22:10
「ところで昨日、ウル魔のところに書き込んだと思うのですが消えているようで……なにか、まずいこと書きましたかね?」

私も正直「あれ?」と思ってしまいました。
昨日はちゃんとあったのに、今日見たら何故か消えていました。
何もいじったりしてないのに、理由はさっぱり分かりません。
Commented by asabatyou at 2014-07-17 22:46
怪獣映画の音楽で盛り上がった事で思い出したのですが、小学生ぐらいだったと思うのですが、「モスラ対ゴジラ」のOPやゴジラやモスラなどの登場シーンで、お馴染みの曲が流れた時、「あっ、この曲ってこの頃からあったのか」と妙に嬉しくなり、テンションが上がったのを覚えています。
私が過去のゴジラ映画観ても違和感や抵抗なく、すんなり受け入れる事が出来たのは、音楽の影響が非常に大きいです。
後はゴジラの声がそんなに変わっていない事も、大変大きかったです。
本当は昭和と平成ではまったく一緒というわけではなく、少し違いがあるのですが、気になるレベルではありませんでしたから。
Commented by asabatyou at 2014-07-17 23:01
他に怪獣映画の音楽で盛り上がったといいましたら、「ガメラ対ギャオス」ですね。
この時はお馴染みの「ガメラマーチ」はなかったですが、音楽がいかにも怪獣映画らしい正統派な作りだったので、「おぉっ!!」ってなったのを覚えています。
Commented by エースロボット改 at 2014-07-17 23:15 x
ギララはasabatyouさんもそうでしたか。まあ、思い出してみても、私も見たときはなめてるのかと思いましたし。
伊福部音楽といえば、大映のほうでも大魔神でいい仕事していらっしゃいましたね。大魔神はゴジラとかと違い、一切しゃべったり鳴き声をあげたりしませんが、あの音楽で大魔神の怒りの感情が伝わってくるようでした。
私はサイレント映画はあまり見ませんが、洋画はそこそこ見てるつもりです
>「この映画には、これ!!」という世界観や方向性、イメージ
洋画でこれを思い浮かべるなら、デデンデンデテンで有名なターミネーターの音楽を私は推しますね。いままでいろいろ見ましたが、ひいき目あってもこれが一番です。(次点で悪役T-1000のテーマ

昨日の書き込みが消えてたことについては了解しました。昨日、寝る前で多少寝ぼけながら書いたので、変なことを書いたのではと心配しましたが、特に問題ないならよかったです
Commented by asabatyou at 2014-07-18 21:55
大魔神は音楽が伊福部さんだった事もあってゴジラに似ており、いかにもと言いますか、お約束という感じがあって嬉しかったです。

「洋画でこれを思い浮かべるなら、デデンデンデテンで有名なターミネーターの音楽を私は推しますね。いままでいろいろ見ましたが、ひいき目あってもこれが一番です。(次点で悪役T-1000のテーマ」

スター・ウォーズやジョーズなど、映画のイメージを決定づけたと言える有名な曲はたくさんありますよね。
ジョーズについては、音楽が最高に良かったです。
あの恐怖感溢れる音楽がなかったら、ここまでヒットする事はなかったと思います。
Commented by asabatyou at 2014-07-18 22:08
音楽の大切さで思った事ですが、サイレント映画も勿論そうですが、ニコニコ動画にある「BGMを変えてみたシリーズ」の動画を観ても、それが良く分かります。
例えばhttp://www.nicovideo.jp/watch/sm10272513ですが、本当はギャグシーンじゃないのに、BGMがこち亀というだけで完全にコメディになってしまい、印象が随分変わっちゃってますからね(笑)。