守護者なき世界
今日は「ウルトラ5番目の使い魔」を読みましたので、その事について書きます。
ストーリー
ラグドリアン湖の水を、全て吸い尽くそうとしているアークボガール。
近くにいたベアトリス達は逃げようとしたが、運悪く一緒に吸い込まれそうになってしまった。
そのピンチを救ったのは、ウルトラセブンのカプセル怪獣ミクラスとウインダムだった。
だがその2匹でも、アークボガールを止める事は不可能どころか、傷1つも付けられなかった。
アークボガールは2匹を捕食しようとした為、セブンは急いで2匹を戻した。
セブンはウルトラ念力を使ってアークボガールを追い払ったのは良かったが、これは最悪の場合死亡する可能性も高い技なので、セブンはその場に倒れ込んだしまった。
ベアトリス達はセブンを救出したが、彼から奴はたった1日でまたここを襲いに来る事、自分にはバキシムとの戦いで力を使い切ってしまったから元の姿に戻れない、だから無理は承知していながらもラグドリアン湖の底にある、異世界への扉を通して仲間のウルトラマンに応援を頼んでほしいと言われた。
ベアトリスは早速コルベールにこの事を伝えたが、東方号はまだキングザウルス三世との戦いのダメージが残っていたり、潜水艦への改造も半分も出来ておらず、とてもそれどころではなかった。
セブンはその現場に顔を出し、事の重大さを伝えた。
コルベールは「潜水以外の全ての機能を放棄して、水圧に潰されないように沈む速さをゆっくりと調節しながら、耐圧区画を中から常に魔法で補強しながらなら、潜りきることは可能」と言った。
しかし窒息するのを防ぐために、乗り込ませられるのは多くて五人、いや六人までが限度。さらに、中から耐圧区画を補強し続ける必要上、可能な限りメイジである必要がある。
成功しようがしまいが、一度沈めばもう二度と浮かび上がってくることは出来ないという、過酷なものだった・・・。
レビュー
前回の続きです。
アークボガールを倒す為にミクラスとウインダムが登場しますが、「平成ウルトラセブン」シリーズや「ウルトラマンメビウス」、「大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE」を思わせます。
また「ある時空では、地球侵略に来た海生宇宙人が地球の海の水圧で巨大怪獣になってしまったという。」というのがありましたが、これは明らかに「ガメラ対深海怪獣ジグラ」を意識しています。
他にも後半にある、東方号でラグドリアン湖の底に行こうとするところでは、思わず「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズや「シン・ゴジラ」でお馴染みの「EM20」が流れてしまいました(笑)↓
文章でいいますと、「私たちの世界からこちらの世界にやってくるための努力は今でも続けられているはずだ。しかし、問題はこちらの世界の位置を突き止める方法なんだ。ラグドリアン湖の底にあるという異世界への扉からシグナルを送れば、それを辿って私たちの世界でヤプールと戦っていた人間たちや、私と同じウルトラ兄弟がこの世界に来ることができる。そうすれば、アークボガールやヤプールたちとも互角に戦うことができるだろう」 から、「沈みきった時点で、中に残った空気、そして全員の精神力もゼロになってしまうでしょう。つまり、成功しようがしまいが、一度沈めばもう二度と浮かび上がってくることはできないということです」までです。
出典
画像1:ゼロの使い魔 ~三美姫の輪舞~ 第10話「国境の峠」 - せーにんの冒険記.html
画像2:史上初! カプセル怪獣並び立つ!! - 勝手にウルトラ検定.html
本編
あの作品のキャラがルイズに召喚されました @ ウィキ - ウルトラ5番目の使い魔、第三部-45.html
by asabatyou | 2016-10-02 12:48 | ウルトラ5番目の使い魔 | Comments(4)
しかし、才人のいた地球にはゴジラがいたような描写がありますし、あの世界の地球はどんだけ修羅の国なんでしょうか。
巨大化宇宙人といいますと、「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」のバイラスもいますが、あれは合体してあの姿になったわけですから、ちょっと違いますね。
「才人のいた地球にはゴジラがいたような描写がありますし、」
ゴジラじゃなくて、ガイラじゃありませんでしたっけ?
http://www35.atwiki.jp/anozero/pages/9035.htmlでその事が触れられていますし。
第三部の18話で、ビキニ環礁での核実験は生き延びていた古代恐竜を変異凶暴化させ、その猛威によってようやく戦後から復興を遂げていた東京は再度灰塵に帰すことになった、とあります。
少なくとも初代は出現したことあるみたいですね。オキシジェンデストロイヤーが使われたかはわかりませんが。
おっしゃっている通り、オキシジェン・デストロイヤーが使用されたかどうかは、はっきりしていませんでした。