ダイ・ハード

11月29日ですが、図書館で借りたDVDの1枚「ダイ・ハード」を見ましたので、その事について書きます。
今まで一部のシーンしか見た事がありませんでしたが、ちゃんと見たのは今回が初めてです。


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スタッフ
監督 : ジョン・マクティアナン
原作 : ロデリック・ソープ
音楽 : マイケル・ケイメン
撮影 : ヤン・デ・ボン


キャスト
ジョン・マクレーン : ブルース・ウィリス
ハンス : アラン・リックマン
ホリー : ボニー・ベデリア
カール : アレクサンダー・ゴドノフ(アレクサンドル・ゴドゥノフ)
パウエル : レジナルド・ヴェルジョンソン
アーガイル : デヴロー・ホワイト


ストーリー
クリスマス・イブの夜、ロサンゼルスのハイテクビルを最新兵器で武装した、ハンス・グル―バー率いるテロリスト集団が襲撃して来た!!
中にいた人々は全員人質となり、彼らの要求を拒んだ社長も即座に射殺されてしまう。
だがビルの中にはニューヨーク市警察の、ジョン・マクレーンがいた。
周囲が中々信じてくれなかったり、FBIが敵の作戦にまんまと利用されてしまったりと、役に立たない仲間が殆どでありながら、マクレーンはたった1人で凶悪なテロリスト達と戦うハメに!!


レビュー
ロデリック・ソープ原作の同名小説を映像化したもので、「ダイ・ハード」シリーズの記念すべき第1号。
監督は「プレデター」や「ラスト・アクション・ヒーロー」のジョン・マクティアナン氏で、撮影は後に「スピード」の監督に抜擢されるヤン・デ・ボン氏、主演は本作でトップスターとなったブルース・ウィリス氏です。

ストーリーは至ってシンプルで、冷酷非道なテロリスト達がハイテクビルを乗っ取り、それを主人公が倒す勧善懲悪ものです。
ただ今までのアクション映画が、肉体派の俳優が正面から巨悪と戦うイメージが強かったのに対し、こちらでは決して強くはないけど頭を使って困難を乗り越え、少しずつ敵を追い詰めていくという、新しいタイプのアクション映画を生み出したとされています(その結果、従来型のアクション映画やその手の俳優は、人気が下火になりつつあった)。
その為ほぼ同じ時期に作られた「コマンドー」と比べますとハチャメチャ要素はなく、リアルさや人間味らしさではこちらの方が断然上です(「コマンドー」はシュワちゃんが、とにかくひたすら筋肉でごり押しする内容なので、普通ではありえない漫画的な部分が多く、殆どコントです)。
後主人公が基本孤独なので、それが緊張感を高めています。

本作が与えた影響は大きく、「クレヨンしんちゃん」にある「野原刑事の事件簿」の第1話は、これと話が殆ど同じで(主人公は刑事だけど嫁さんとは関係が良くない→そこへテロリストが襲来し、建物の中の人々が全員人質となる→死闘の末ラスボスが転落死する)、「これが私の御主人様」の第4話にも似たシーンがあったりしました。

原作では映画版とは比べ物にならないほど暗い展開で、結末もハッピーエンドとは言い難いものだそうですが、監督がより明るい内容にしたかった為、変更したとの事です。
確かにこの作りの方が、万人受けする気はしますし、後世に名を残す名作になった事を考えますと、その判断は正しかったと言えます。

またこの映画のもう1つの魅力は、数少ない味方キャラが実に頼もしい事でしょう。
警察官のアル・パウエルは少年を誤射してしまい、そのトラウマから銃を使えなくなってしまった辛い過去がありますが、孤独なマクレーンの心の支えとなり、最後はトラウマを克服して彼のピンチを救います。
運転手のアーガイルも陽気でお喋りな性格ですが、異変に気付いた後は迷わずマクレーン救出に向かい、敵の1人を倒しています。
それ以外もタカギ社長が、他の人質を守る為に我が身を犠牲にして散っていき、悪役のハンスも気品やダークヒーロー的な雰囲気があり、お互い顔を知らないのを良い事にマクレーンと会った時は人質のフリをしたり、言葉巧みにFBIをあっさり騙したりと、頭の良さでマクレーンを追い詰めます。

2時間以上の映画ですが、見所たっぷりなので一度は鑑賞する事をオススメします。



「日曜洋画劇場」でやった淀川長治さんの、解説映像です↓

ちなみに「ダイ・ハード」には「頑固者」、「保守主義者」、「最後まで抵抗する者」、「なかなか死なない者(不死身)」といった意味がありますが、本当にその通りの映画です(笑)。
階段から落ちたり爆発に巻き込まれそうになったり、傷だらけになってもしぶとく生き残りますからね(笑)。

それとマクレーンの決め台詞「イピカイエ―」とは、ウルドゥ語で「これでも食らいやがれ」という意味らしいです。

悪役だったアラン・リックマン氏は、「ハリー・ポッター」シリーズのセブルス・スネイプ先生としても有名ですが、「ダイ・ハード」が映画初主演作品だったりします。
実は蜷川幸雄さんが演出する舞台の「タンゴ・冬の終わりに」の1991年版で(こちらのみ、出演者が全員イギリス人である)、主役をやっていた事を知った時は驚きました。



出典


参考サイト


参考文献

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by asabatyou | 2017-12-02 12:21 | 映画 | Comments(1)
Commented by asabatyou at 2017-12-03 11:39
「ダイ・ハード」と「コマンドー」を比較しましたが、実は両者には繋がりがあり、元々「コマンドー」の続編として映画化される予定でした。

ですが「コマンドー」で主役だったシュワちゃんが興味を持たなかった為、その脚本を流用して出来たのが「ダイ・ハード」だそうです。

その影響で作者は、自分の作品が原作とかけ離れる事を危惧し、登場人物や設定などが変更されたとか↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC)#映画化、

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%89#外部リンク、

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BC#備考、

http://kaihanp.doorblog.jp/archives/33221442.html
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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。


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