ドラえもん のび太の海底鬼岩城

昨日は録画した「ドラえもん のび太の海底鬼岩城」を見ましたので、その事について書きます。
今までは一部のみ見ただけでしたが、まともに見たのは今回が初めてです。


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スタッフ
監督 : 芝山努
脚本、原作 : 藤子・F・不二雄(クレジットでは、藤子不二雄)
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館
音楽 : 菊池俊輔
動画 : 千葉朝美、飯澤ひろみ、窪田真子 ほか


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代
野比のび太 : 小原乃梨子
源静香 : 野村道子
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也
骨川スネ夫 : 肝付兼太
エル : 喜多道枝
水中バギー : 三ツ矢雄二
ムー連邦首相 : 大宮悌二
ポセイドン : 富田耕生


ストーリー
夏休みになり、大西洋で金塊を積んでいた沈没船発見のニュースが流れていたが、のび太達はキャンプの行き先を山にしようか海にするかで議論していた。
初めは山に行きたがっていたジャイアンとスネ夫は金塊に目が眩んで、海へ行く事を決意する。
水陸両用の喋る車のバギーに乗り込んで海底キャンプを楽しむが、そこで海底人のエル達と出会う。
ドラえもん達は、海底火山の活動の影響で、数千年前に滅びた海底国家のアトランティスに残された自動報復装置ポセイドンが活動開始した事を知る。
もしポセイドンが鬼角弾を発射すれば、海底だけでなく地球全ての生物が死に絶えるので、ドラえもん達はそれを阻止する為に、アトランティスのあるバミューダ海域へ向かう。


レビュー
劇場版ドラえもんシリーズの、第4作目。
ドラえもん達が海底で冒険する様を描いているので、「海底二万哩」のごとく巨大イカが登場するのですが、その一方でムー大陸とアトランティス大陸の両者を、冷戦時の2大超大国を見立てた風刺的な要素があるのも事実です。
前作まではしずかちゃんがのび太の事を「のび太君」と呼んでいましたが、ここから「のび太さん」と呼ぶようになります。
この呼び方が後に原作にも逆輸入される事になり、原作のしずかちゃんも「のび太さん」と呼ぶようになりました(それまでは、特に決まっていなかったらしい)。

さて本作で注目すべきは、やはりバギーではないでしょうか(声優は三ツ矢雄二さんですが、声が加工されているので言われないと分からないかもしれない)?
水陸両用の喋る車で最初は態度が悪かったり、ドラえもん達からも当てにされていませんが、唯一自分に優しくしてくれたしずかちゃんのみ心を許します。
さらにジャイアンとスネ夫が、金塊に目が眩んで勝手に行動してしまって問題が起こった時、その様子を撮影していた事から、海底人のエルとの出会い、さらにムー大陸とアトランティスの存在や、世界を滅ぼす危険があるポセイドンを知るなど、全てが繋がるきっかけを作っています。
終わり頃になってのび太達がポセイドンを止める為にそのアジトに向かうのですが、ほぼ全員やられてしまい、唯一辿り着けたドラえもんも力尽いて絶望的な状況になった時、そのポケットから出てきてピンチを救います。
ネタバレ防止の為に詳しい事は言えませんが、バギーがいなかったら確実に世界が終わっていました。
完全にバギーメインで話が進んでいると言っても過言ではなく、それ以外のゲストキャラは途中からの登場で、あまり印象に残る活躍もしてないので、他と比べると若干影が薄いです。
そのバギーがしずかちゃんと仲良くなり、2人の絡みが印象的ですが、美少女と人外のカップリングは「風の谷のナウシカ」や「千と千尋の神隠し」といった、宮崎駿監督作品を思わせます。

監督が前2作の西牧秀夫さんから芝山努さんに交代し、作風が大きく変わった事から興行成績が良くなかったですが、バギーの勇敢さや話や設定の壮大さ(生物の進化論などを語るシーンがあるが、これは実際の自然科学に基づいているという)もあって、見応えのある作品となっています。



主題歌の「海とぼくらと」です↓

こちらでも書きましたが、私の母の友人である千葉朝美さんが、動画担当で参加しています。
調べてみたら千葉さんはこれ以降のドラえもんには参加していないようですが、もしかして引退したのでしょうか?
クレジットされてないだけで他の作品にも参加している可能性もありますが、こればかりは実際に本人に会って話してみないと、何とも言えません(今どこで何をしてるのかは不明)。



出典
画像2:【トラウマだらけ】昔のちょっと怖いドラえもん映画のオススメ10作品を選んでみた - 70%.html(http://www.70percent-komado.com/entry/2016/08/13/000010)

参考サイト
http://seesaawiki.jp/w/radioi_34/d/%A5%C9%A5%E9%A4%A8%A4%E2%A4%F3%20%A4%CE%A4%D3%C2%C0%A4%CE%B3%A4%C4%EC%B5%B4%B4%E4%BE%EB

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by asabatyou | 2018-03-22 17:13 | アニメ | Comments(2)
Commented by asabatyou at 2018-03-30 21:28
本作のラスボスであるポセイドンは、バギーが倒しましたが、よく考えてみたら彼は別に地球の平和を守る為に戦ったのではなく、自分に親切にしてくれたしずかちゃんの為だったりします。

仲間が全員やられてしまい、すっかり絶望して泣き出したしずかちゃんの前に現れて、ポセイドンに対し「コイツダネ、シズカサンヲ、ナカセタ、ノハ!」と怒りを露わにして戦いを挑みます。

今思えば下手に正義感があるよりは、惚れた女性の為に戦う方が却って燃えますので、この展開にして正解だったと思います。
でないと、ここまで盛り上がらなかったかもしれません。
Commented by asabatyou at 2018-05-07 21:14
よく考えてみたら富田耕生さんは、1973年版のドラえもんでドラえもんを演じましたので、2人のドラえもんが共演した事になります。

大山のぶ代さんは1979年のアニメ版でドラえもんを演じまして3人目になるので、正確には元祖ではありません。
でも大山さんのドラえもんは、藤子さんに「ドラえもんはああいう声をしてたんですね」と言われたほどで、途中からドラえもん専属声優となったぐらいです(ただし、NHK「おかあさんといっしょ」の雌犬のブル子さん役は引き受けたらしい)。
そして2005年に降板するまで実に26年間も演じていたので、大山さんがドラえもんそのものだったと言えます。

詳しくはこちら↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E3%81%AE%E3%81%B6%E4%BB%A3#%E3%81%9D%E3%81%AE%E4%BB%96%E3%81%AE%E3%82%A8%E3%83%94%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%89、

https://dic.pixiv.net/a/%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E3%81%AE%E3%81%B6%E4%BB%A3、

http://dic.nicovideo.jp/a/%E5%A4%A7%E5%B1%B1%E3%81%AE%E3%81%B6%E4%BB%A3
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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。


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