ドラえもん のび太と銀河超特急

昨日は録画した「ドラえもん のび太と銀河超特急(エクスプレス)」を見ましたので、その事について書きます。
今はないのですが町民会館で見て以来何度も見た事があるので、印象に残っている作品の1本です。


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スタッフ
監督 : 芝山努  
脚本、原作、製作総指揮 : 藤子・F・不二雄  
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館  
音楽 : 菊池俊輔、フェリックス・メンデルスゾーン


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代  
野比のび太 : 小原乃梨子  
源静香 : 野村道子  
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也  
骨川スネ夫 : 肝付兼太  
野比玉子 : 千々松幸子
銀河超特急車掌 : 伊倉一恵
ボーム : 塩沢兼人
アストン : 真殿光昭
ドン : 菅原淳一
ジェーン : 丹下桜
ヤドリ天帝 : 内海賢二


ストーリー
スネ夫は人気のミステリー列車の切符3枚を手に入れたと、ジャイアンやしずかに自慢する。
その時のび太が来て「のび太の分はないよ」と言うつもりだったが、彼はそんな事はどうでもいいと一蹴。
ドラえもんが突然行方不明になってしまい、のび太は心配して探し回ったが結局見つけられず、帰宅せざるを得なかった。
ところが帰ってみるとドラえもんが当たり前のようにいて、22世紀に帰った時大人気の銀河ミステリー列車の切符を、3日間かかってやっと手に入れたという。
大喜びしたのび太はドラえもんと共に、そのミステリー列車に乗り込むが、そこは列車というより巨大な宇宙船のようで、まさしく銀河鉄道の夜の世界であった。
地球では到底見られない宇宙や惑星の絶景にすっかり魅入られたのび太は帰宅後、お返しとばかりにしずか達に自慢する。
そんな話を聞かされて3人が黙っているはずがなく、ジャイアンとしずかは自分達も行きたいと頼み込み、スネ夫は嫉妬心がありつつも、ちゃっかり旅の準備をしていた。
こうしていつものメンバーが揃い、楽しい宇宙旅行が幕を開けた。
そのミステリー列車が到着した場所は、宇宙の外れにある巨大な遊園地「ドリーマーズランド」。
ドラえもん達は完全にドリーマーズランドを満喫するが、そこへ人間に乗り移る恐怖の寄生生物「ヤドリ」の、魔の手が迫りつつあった・・・。


レビュー
ドラえもん映画シリーズの第17作目。
前作の「創生日記」が生物の進化や科学や文明の発達を描いた壮大且つ難解な内容だったので、子供が楽しめるようにという事で、宇宙にある不思議な遊園地で冒険する娯楽性の強い内容となっています。

ストーリー自体はマイケル・クライトン氏原作の「ウエストワールド」や「ジュラシック・パーク」と同じで、テーマパークで起こった事件に巻き込まれる様を描いています。
様々な種類のアトラクションがあるのは「ウエストワールド」で、恐竜のアトラクションがあるのは「ジュラシック・パーク」を思わせバリエーション豊かですが、これは作者の藤子さんの趣味や趣向が多く取り入られているそうです。
恐竜は「のび太の恐竜」や「竜の騎士」や「創生日記」にも登場しており、西部劇ネタは「宇宙開拓使」や「ねじ巻き都市冒険記」にもありますが、西部劇ネタについてはワイアット・アープ氏(実在した人物だが、「荒野の決闘」や「OK牧場の決斗」などの映画にも登場している)の名前が出たり、明らかにクリント・イーストウッド氏(「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」といった、マカロニ・ウェスタンで有名)を意識した、クリントン・イースト・ウードという名前のキャラが登場しています。
他にも地図を見るシーンで、そこに書いてある字が銃の名前らしいので、知っている方やファンが見たら思わずニヤリとするでしょう。

スネ夫が「のび太は映画になると、急にカッコ良くなるんだから」とメタ発言するのは笑ってしまいましたが、少々マニアックな要素があり、しずかちゃんの入浴好きやのび太が射撃の達人といったメインキャラの設定が、ヤドリを倒す大変重要な役割を果たしています。

ヤドリに寄生されてスネ夫とのび太が一時的に悪役になりますが、見所満載の作品となっています。
ゲストキャラのボームさんは頼りがいがあって、車掌さんはいつもニコニコと笑っていて可愛いです。

次回作の「ねじ巻き都市冒険記」ですが、それの執筆中に藤子さんが亡くなられたので、本作は彼が作品を完成せただけでなく上映まで見届けた最後の作品となりました。
第1作目の「のび太の恐竜」からずっとドラえもん映画の主題歌を担当した武田鉄矢さんもこれを最後に降板しましたが、2010年の「人魚大海戦」で14年ぶりに挿入歌を担当する事になりました。

このドリーマーズランドの「西部の星」にあるフワフワ銃は、「ねじ巻き都市冒険記」にも登場し再びのび太愛用の銃として大活躍する事になります。



劇中にあるシーンの、一部です。
保安官になる為の試験で、標的の空き缶を最初の1発で浮かせた後、空中に浮いたままの空き缶の同じ面に残りの5発の弾丸を全て叩き込んで、パーフェクト合格する凄技を披露しただけでなく、他の合格者を秒殺するほどの強敵だった銀行強盗団を瞬殺しています(この時はアトラクションである事を忘れて、すっかりマジになっている)。
ヘタレのイメージがあるのび太ですが、実は結構チートキャラだったりします。
もし「Gears of War(ギアーズ・オブ・ウォー)」などのシューティングゲームをやらせた場合、やり方やコツさえ分かれば無敵と言える強さを発揮するのではないでしょうか?
ですが相対的に主人公であるドラえもんは、これといった見せ場や活躍がなく、主人公(笑)となりましたが・・・↓

それにしても、ヤドリ天帝役の内海賢二さん。
「宇宙開拓使」ではボーガント役で、「ねじ巻き都市冒険記」では熊虎鬼五郎、「宇宙漂流記」ではアンゴルモア、「のび太の恐竜2006」ではドルマンスタイン役なので、ドラえもんとはやけに縁があります。
嫁さんもしずかちゃんの声優で有名な野村道子さんなので、夫婦で何度も共演している事になります。



出典

参考サイト
http://seesaawiki.jp/w/radioi_34/d/%A5%C9%A5%E9%A4%A8%A4%E2%A4%F3%20%A4%CE%A4%D3%C2%C0%A4%C8%B6%E4%B2%CF%C4%B6%C6%C3%B5%DE

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by asabatyou | 2018-04-13 17:23 | アニメ | Comments(2)
Commented by asabatyou at 2018-04-14 13:11
ドリーマーズランドにある恐竜の星にヴェロキラプトルが登場しますが、これは明らかに「ジュラシック・パーク」の影響でしょう。
私がこの恐竜を知ったのは「パワフル・ジュラシック・ワールド(https://www.suruga-ya.jp/product/detail/951001252000)ですが、やはり「ジュラシック・パーク」シリーズのイメージが強過ぎました(「パワフル・ジュラシック・ワールド」も「ジュラシック・パーク」の後に作られたせいか、それに似た姿で登場しました)。

他にもプテラノドンの群れがドラえもん達を襲うシーンが、後の「ジュラシック・ワールド」にあるプテラノドンなどの翼竜達が観光客を襲うシーンにそっくりだった事です。
影響を受けつつも、後世に与えた影響は意外と大きいかもしれません。

Commented by asabatyou at 2018-04-14 23:39
ちなみにドラえもん達が戦った銀行強盗達は、実は人間ではなくロボットらしいです(どう見ても人間にしか見えないから、アンドロイドというべきか)。
だからフワフワ銃で撃たれても、風船に膨らんで飛んでしまう事なく、普通の銃で撃たれたのと同じように倒れ込んだのは、その為です。

「恐竜の星」の恐竜達も生身の生物そっくりのロボットなので、「怪獣マリンコング」のマリンコングや、「アイアンキング」の怪獣ロボットと同じです。

終わり頃に登場するロードス島の巨像に似た巨像は、「アルゴ探検隊の大冒険」のタロスを思わせますが、「のび太の恐竜」を製作する時同じくレイ・ハリーハウゼン氏の「恐竜100万年」を参考にしたので、影響を受けた可能性は十分ありえます。

「銀河超特急」で唯一不満があるとしたら、同じくドリーマーズランドにある「怪奇と伝説の星」が、まったく登場しなかった事です。
本編ではドリーマーズランドが狂った時に、そこの怪物や幽霊達が出てきただけでしたので。
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タイトルの通り「asabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)」の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。


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