ドラえもん のび太の大魔境

昨日は録画した「ドラえもん のび太の大魔境」を見ましたので、その事を書きます。
今まで所々見ていただけでしたが、まともに見たのはこれが初めてです。


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スタッフ
監督、絵コンテ : 西牧秀夫
原作、脚本 : 藤子・F・不二雄
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館
音楽 : 菊池俊輔
動画 : 千葉朝美、中村久子、寺田千久紗 ほか


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代  
野比のび太 : 小原乃梨子  
源静香 : 野村道子 
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也  
骨川スネ夫 : 肝付兼太
ペコ(クンタック王子) : 清水マリ
チッポ : 杉山佳寿子
ブルスス : 村瀬正彦
ダブランダー大臣 : 滝口順平
サベール隊長 : 柴田秀勝
コス博士 : 永井一郎


ストーリー
春休み。大冒険を求めたのび太達は、偶然拾った白い犬ペコを引き連れて、謎の巨神像があるというアフリカ中央部のヘビー・スモーカーズ・フォレストにやって来た。
ジャイアンの希望により、便利な道具は全て空き地に置いていく危険な状態で進んで行った末に彼らが見つけたのは、外界から閉ざされた環境で進化した犬の国バウワンコ王国。そしてペコはそこの王子、クンタックであった。

しかし王国は凶悪なダブランダー大臣に支配されており、禁断の古代兵器を用いて世界征服を企んでいた。
クンタックとドラえもんは、偽王子とおたずね者として指名手配され、似顔絵まで貼り出されてしまう。
クンタックの亡き父王の親衛隊長だったブルススによれば、王家には「王国が危機に陥った時、10人の外国人が巨神像の力をもって国を救う」という救世主伝説があるという。
外国人はドラえもん達5人しかいないが、王国を救う為に巨神像の所へ向かうが、ダブランダー達もこれを脅威と見なし先回りするが・・・。


レビュー
劇場版ドラえもんシリーズの第3作目で、オープニングテーマが「ドラえもんのうた」になった最初の作品です(出木杉君が登場するのもこれが初だが、チョイ役で共に冒険はしない)。

話自体は誰も知らない謎の世界を見つけてそこ行く典型的な冒険物ですが(このパターンを最初にやったのが、本作だったりする)、そこに着いた後は凶悪な王に支配されている国があり、巨神像を動かして悪を倒すという大映の「大魔神」シリーズに似た展開となっています。

さて本作で一番印象に残るのは、ジャイアンではないでしょうか?
普段はいじめっこだけど、映画版では頼れる兄貴肌になる彼ですが、こちらでは冒険を楽しみたいから便利な道具は全部置いていけと言った結果、どうにもならない問題が発生して孤立してしまいます。
すっかり責任を感じて悩んでいたジャイアンにペコが「そんなに自分を責めないで」と言うかのように寄り添い、それが終わり頃になってダブランダー一味に1人で立ち向かおうとするペコ(脱出出来るルートを教えた後、これ以上皆さんに迷惑をかけられないと言っている)にジャイアンが助太刀して(ペコへの恩返しや、自分が今までしてきた事に決着をつけたい思いがあったのだろう)、他のみんなも共に戦う決意をします。
過去作品である「のび太の恐竜」や「宇宙開拓使」ではそんなに目立った活躍はせず印象が薄かったので、カッコいいジャイアンはここから始まったと言えます。
トラブルメーカーだったジャイアンが、最後は全員を1つにして国を救うのですから、彼なしに解決は出来なかったでしょう。まさに真の主役です。
その為ゲストキャラのペコも、ジャイアンとの友情が印象的です。

見所はありますが、本作の製作は遅れ気味だったようで、3月初めにヤクルトホールで開催予定だった特別試写会は、開催当日にフィルムが間に合わず、既に観客が会場入りしている時間帯に中止となったんだとか。
さらに藤子さんは「作品の出来はいい」としたものの、「私の作品を理解していない。監督を変えてほしい」と不満があったようで、シンエイ動画の楠部三吉郎さんに指示し、次回作の「海底鬼岩城」から芝山努さんに変更されました(後に芝山さんは、大山のぶ代版ドラえもんの完結編である「ワンニャン時空伝」まで監督をします。芝山さんは「のび太の恐竜」でレイアウトを担当していたので、ひょっとしたら運命だったのかもしれません)。
本作の監督である西牧秀夫さんは、前作の「宇宙開拓使」も担当しており、西部劇的な面白味があったのですが・・・。



主題歌の「だからみんなで」です。
「自分1人では何も出来ないが、みんなと一緒に力を合わせれば強くなれる」といった歌詞であり、「三銃士」にある「1人はみんなの為に、みんなは1人の為に」に相通じるものがあります。
第5作目の「魔界大冒険」では、ソフト版のエンディングテーマとして使用されました(理由は「魔界大冒険」を見た時に書きます)↓

また本作では私の母の友人である千葉朝美さんが動画担当で参加していますが、第1作目の「のび太の恐竜」では製作事務担当だったので、それ以来の参加となりました。
2014年には「ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~」という、リメイク版が作られました。



出典

参考サイト

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by asabatyou | 2018-05-29 17:16 | アニメ | Comments(1)
Commented by asabatyou at 2018-06-01 19:52
ちなみに西牧秀夫さんが何故ドラえもん映画の監督をやめさせられたのかといいますと、原作ではのび太がサベール隊長と戦うのに、映画版ではゲストキャラのペコと戦う為、のび太は雑魚敵と戦うぐらいしか活躍しない事が理由らしいです(前作でも、同じ事をやった為)。

悪役のダブランダーについてですが、バウワンコ王国自体原始的なので、それで世界征服は無理だろと言ってしまいがちです。
けど5千年前に「火を吐く車」や「空飛ぶ船」、「バウワンコ神像」を開発するほどの科学力があり、それらの兵器を完璧に復元出来たり、ペコ自身日本語をすぐに話せるようになったりと、人類より優れている部分がやけに多いです。
それらの兵器を封印して長らく平和に暮らせていたほどの種族ですから、物語がもっと長く続いていたら、やがて人類にとって脅威になるぐらい成長し、発展していた可能性があります。
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