衝撃スクープSP 30年目の真実 ~東京・埼玉連続幼女誘拐殺人犯・宮崎勤の肉声~

昨日はYouTubeで前から気になっていた、「衝撃スクープSP 30年目の真実 ~東京・埼玉連続幼女誘拐殺人犯・宮崎勤の肉声~」を見ました。


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スタッフ
企画、プロデュース : 安永英樹(フジテレビ)
編成 : 赤池洋文、門脇寛至、安藤明(フジテレビ)
プロデューサー : 高丸雅隆(共同テレビ)
脚本 : 和田清人
演出 : 松木創(共同テレビ)
制作 : フジテレビ、共同テレビ


キャスト
警視庁捜査一課殺人5係警部補 : 金子ノブアキ
ワイドショーリポーター : 秋元才加
警視庁捜査一課殺人5係係長警部 : 小木茂光
警視庁捜査一課殺人5係巡査部長 : 矢柴俊博
警部補の妻 : 遠藤久美子
ワイドショーディレクター : 桜田通
宮崎勤 : 坂本真
宮崎勤の父親 : ダンカン


ストーリー
かつて昭和の終わり1988年と平成元年の1989年に、とある事件が起こった。
犯人は当時26歳だった、宮崎勤。
埼玉県と東京都で4人の幼女を殺害しただけでなく、その犠牲者に対する惨さから世間に衝撃を与え、2008年に処刑された。
あれから29年、宮崎勤とは何者だったのか?その真相に迫る。


レビュー
宮崎勤事件という別名で有名な東京・埼玉連続幼女誘拐殺人事件を、再現ドラマ化したもの。
それだけでなく当時の映像や、本人の肉声も公開されているので、ドキュメンタリーでもあります(ただし大人の事情で全て完全に再現しているのではなく、リポーターや犠牲者など架空の人物に変更されています)。

内容自体は金子ノブアキさん演じる主人公の刑事(彼は事件が起こった当時、ちょうど犠牲者の人達とほぼ同い年で、「不気味でいびつな事件。当時8歳くらいで怖かったし、忘れられない。まっすぐに記憶してしまったという印象。30年たっているということにも驚きました」や、「僕みたいに事件を知っている人間には忘れてはいけないことがいくつもあると思う。知らない世代にはこういうことが本当にあったということと、それによっていろいろなことが変わったということを知ってほしい。報道ベースでこういったドラマが作られる理由を感じてもらえるように画面で表現できたらいい」と語っています)が、事件を知って宮崎勤元死刑囚と対決する様を描いています。
かつて幼少時代に恐怖心を植え付けた相手と戦う事に、何だか因縁を感じずにはいられません。

実際に起こった殺人事件をドラマ化したものですが、殺人を犯したり残酷な描写はなく、「悪い種子」みたいに犯人の口から語られるだけです。
けど犯人役の坂本真さんの演技力が凄すぎて、見た目だけでなく声や喋り方が本物そっくりで、ゾクッとして怖いです(まるで本物の亡霊が、乗り移っているかのようで・・・)。
感情がなさそうで人とコミュニケーションをとるのが苦手そうに喋るのに、その一方でわいせつ行為をしようとしたところを見られて怒られた時は、「ごめんなさい!!もうしませんから、警察だけは勘弁を!!」と完全に弱気な態度で怯えたりと変に人間臭い一面があったり(幼女には強気だったのに)、殺人を犯したくせに犠牲者の遺族の方々に謝罪せず挑発したりと非人道的な一面もあるので、人間のようで人間ではない別の何かのような得体の知れない恐怖を感じます(実家暮らしで家族もいるのに、こんな事件を起こしていたから悍ましい・・・。さらに子供時代は怪獣博士と言われていたくせに、動物虐待行為をしていたという報告もある)。

実は殺人事件を基にした創作物は他にもありまして、「悪魔のいけにえ」(エド・ゲインがモデル)や「八つ墓村」(津山事件が元ネタ)、「IT」(キラー・クラウンこと、ジョン・ウェイン・ゲイシーがモデル)などがそうですが、こちらはドキュメンタリーとしてやっているので、残酷なシーンがなくても見るのはしんどいです。

内容が内容なので、人によっては完全に拒絶するかもしれませんが(実際、犯人の肉声は流出したものであり、警視庁内では番組内容が大問題になっていたらしい)、これを知らない世代が出てきている今、事件を風化させない為にドラマ化したのは適切のように思えます。



本編です↓

何故この人が、事件を起こすような人物になってしまったのか?
それは家庭環境に、問題があったようです。
裕福な家庭に生まれたけど、両親は共働きで祖父と知的障害を持った30代の男性が面倒をみていたので、両親との時間を多く持てる環境ではありませんでした。
祖父は犯人の男を可愛がっていたけど、昔は女癖が悪くて祖母と揉めており、父親も女性関係で母に暴力を振るう事もあり、家族全員で食卓を囲む事もなかったそうです。
さらに手首を自由に動かせない「両側先天性橈尺骨癒合症(りょうそく せんてんせい とうしゃくこつ ゆごうしょう)」という身体障害者で、周囲から馬鹿にされたり先生も何も対応しなかった為、非常に辛かったと語っていました(これについて両親は、積極的な治療を受けさせなかった)。
お金はあったけど、愛は足りなかったという感じでしょうか。

この事件で4人の幼い命が奪われただけでなく、加害者の家族まで容赦なく巻き込まれ、学校を退学したり結婚も破棄したり、父親が1994年に飛び降り自殺を遂げるという、さらなる不幸や悲劇を生みました。

また大量のVHSテープを所持していた事から、「オタク」とレッテル貼りされ、「オタク=犯罪者予備軍」という差別と迫害の対象となるきっかけとなりました。





出典

参考サイト

参考動画

参考文献

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by asabatyou | 2018-06-26 17:29 | ドラマ | Comments(2)
Commented by asabatyou at 2018-07-05 21:48
劇中では宮崎勤元死刑囚が化け物と呼ばれていて、https://www.youtube.com/watch?v=iMsBSFSiTsA&t=599sではモンスターと呼ばれていました。

これをきっかけに私は改めて、モンスターは未知の生命体や架空の生物の総称ではなく、恐ろしい生物という意味でも使われる事を思い知りました。

かつて1915年に起こった三毛別羆事件では、事件を起こした巨大羆はあまりの凶暴さと冷酷非道ぶりから、魔獣と呼ばれたほどです(実在した動物で、そこまで言われたのは、非常に稀なケースではないだろうか?)。

映画の話ですが、「ジョーズ」のホオジロザメも化け物や怪物と呼ばれていました。

元々モンスターの語源は、災いの兆しや警告を意味するラテン語で、自然の猛威や暗闇に対する恐れなど、理解を越えた恐怖の象徴として生み出されたのが、モンスターだそうです。
そう思うと、人間を襲う恐るべき生物が怪物と言われるのは、非常に自然な事だと言えます。

最近物騒で嫌な事件が多いですが、実は怪物とは身近に潜んでいるかもしれません。


詳しくはこちら↓
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC、

https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/7048.html、

https://saekak.com/sankebetsu/、

http://bunshun.jp/articles/-/5602?page=3、

https://www.amazon.co.jp/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E2%80%95%E8%B6%85%E7%A9%BA%E6%83%B3%E7%94%9F%E7%89%A9%E5%A4%A7%E7%99%BE%E7%A7%91-Million-mook%E2%80%95%E6%96%B0%E6%98%A0%E7%94%BB%E5%AE%9D%E5%BA%AB/dp/4813003648
Commented by asabatyou at 2018-07-06 23:49
オタクが悪者扱いされる原因を作った元凶でもありますが、宮崎勤元死刑囚が所有していた、漫画やビデオは暴力的、性的、猟奇的な内容の物も確かにあったけど、それは彼のコレクションのごく一部だったそうです。
実際はジャンルに関係なく、多数の漫画やビデオを収集していたとされているみたいです。
でもこの事件のせいで、大勢の人々が不幸になった事実は変わらないですが…。

実は宮崎勤事件を題材にした物は他にもありまして、「報道スクープSP 激動!世紀の大事件Ⅱ」では、曇天三男坊さんというお笑いタレントの方が、宮崎元死刑囚を演じたそうです。

漫画化もされていますが、これでは殺害する描写も描いています→https://comic.k-manga.jp/title/67694/pv、http://blog.livedoor.jp/std2g/archives/24510032.html

さらに「善悪の屑」という漫画では、3巻にこれをモデルにしたエピソードが存在しているとか→https://xn--u9j692ijvefxe.com/archives/428#i-4

また宮崎元死刑囚役の坂本真さんが終わり頃にクレジットされていたのが気になりましたが、怪獣映画でいう怪獣の立場だからではないでしょうか?
他にも顔出しだけど終わり頃にクレジットされているのは、「遊星よりの物体X」の宇宙人役だった、ジェームズ・アーネス氏と同じです。

「リング」の不気味な〈頭から布を被って指を差す男〉は、宮崎元死刑囚がモデルみたいです→http://std2g.web.fc2.com/gasebia/gasebia.html#anchor174870
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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。


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