ガメラ対大悪獣ギロン

今日は録画した「ガメラ対大悪獣ギロン」を見ましたので、その事について書きます。
久々に見たいと思っていたので、ちょうど良かったです。


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スタッフ
監督 : 湯浅憲明  
脚本 : 高橋二三 
製作 : 永田秀雅
音楽 : 菊池俊輔


主題歌
「ガメラマーチ」 : 大映児童合唱団


キャスト
明夫 : 加島信博 
トム : クリストファ・マーフィー 
友子 : 秋山みゆき
フローベラ : 笠原玲子
バーベラ : 甲斐弘子
近藤巡査 : 大村崑
ガメラ : 泉梅之助(ノンクレジット)


ストーリー
落下した円盤に乗り込んだ地元の少年である、明夫とトム。
2人は遊び気分で乗ったのは良いが円盤の起動装置を作動させてしまった為、第10惑星テラまで飛ばされてしまう。
そこで2人が見たのは、大量発生した宇宙ギャオスとそれをあっさり始末する包丁頭の怪獣ギロン、ここでたった2人だけで暮らしているバーベラとフローベラという宇宙人だった。
明夫達を温かく迎えるバーベラ達だが、彼女達は明夫達を食べようとしている人食い人種で、本性を知った明夫達は何とかここから脱出しようとするが・・・。


レビュー
ガメラシリーズ第5作目で、唯一地球以外の惑星で活躍する様を描いています。
ライバルである東宝のゴジラシリーズが、1965年の「怪獣大戦争」でゴジラがX星でキングギドラと戦いましたから、その対抗かな?と思ってしまいがちですが、実際は当時アメリカで流行していた「宇宙映画」や1950年代に量産された「怪獣惑星もの」、「キャンプ映画」の要素を取り入れたんだとか。
本当は前作の「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」で終了するはずだったのですが(大映の経営不振で、低予算になった為)、大ヒットした為続ける事になり、しかもまた低予算なので、監督の湯浅さんは困ったようです。

前作と同じ宇宙怪獣との戦いを描いていますが、バイラスは正確にいうとバイラス星人という名の宇宙人なので、本当に宇宙怪獣との戦いはこれが初と言えます。

話自体は宇宙に行く事や、戦争や事故などがない平和な世界に憧れている少年が、ひょんな事から未知の惑星へ行く事になり、宇宙ギャオスやギロンや宇宙人と遭遇するという、夢が詰まった内容となっています。
前作で完全に子供向け化しましたが、基本子供達が囚われの身だったのに対し、こちらはそれがあまりなく冒険映画志向がさらに進んでいます。

さて本作では人気者のギャオスが早くも再登場していますが、ギロンにあっさり切り殺されてしまう完全な噛ませ犬で、非常に扱いが悪いです(再登場は嬉しいんだけどな・・・)。
でも本作でギャオスが初めて複数登場し、やられたのはその中の1匹に過ぎませんが、この宇宙ギャオスが大量発生しなかったら、バーベラとフローベラはギロンを手懐ける事はなかったので、やはり後の登場作品と同じく、物語に欠かせない重要な存在と言えます。
着ぐるみはデビュー作である、「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」で使用されたものの色を銀に変えて再利用しています。

過去作品からの流用映像はありますが、そんなに長くはなく、この冒険を通じて主人公は改めて地球を平和な星にする事を誓うので、中々楽しめる作品となっています。
大村崑さん演じる、子供に優しくて良き理解者的雰囲気がある巡査が(役名が「近藤」なので、こちらでも現実と同じく「コンちゃん」と呼ばれている)、良い味を出しています(初めて見た時から、印象に残っている)。
前作で散々宇宙人が登場したのに、何故主人公以外はその事を信じようとしないの?という矛盾点がありますが(笑)。



予告編です↓

前作までガメラを荒垣輝雄さんが演じていましたが、本作と次回作の「ガメラ対大魔獣ジャイガー」では、初代「ウルトラマン」で巨大化したラゴンやマグラーを演じた泉梅之助さんが演じています。
何故変わったのかは、おそらく荒垣さんの引退と関係があるのではないでしょうか。
「ウルトラマン」などで多くの怪獣を演じましたが、怪獣ブームが下火になると仕事の本数やギャラが少なくなり、既に結婚していて子供もいた荒垣さんは、家族を養う為に一般の仕事に転職したからです。



出典

参考サイト

参考文献

参考動画

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by asabatyou | 2018-08-12 15:35 | 特撮、モンスター | Comments(2)
Commented by asabatyou at 2018-08-13 22:31
本作に登場するバーベラとフローベラは初登場した時、目だけが不気味に点滅していましたが、これは前作の「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」に登場した、人間に化けたバイラス星人と同じです。
彼女達の喋っている言葉は、最初何を言っているのかまったく分かりませんが、https://www.youtube.com/watch?v=weBSsO0riAAで、それがはっきりと分かります。

この映画の舞台である惑星テラは、コンピューターの不調で宇宙ギャオスなどの怪獣が出現しただけでなく、気候変動による食料不足に見舞われたので(大量発生している宇宙ギャオスは、肉が臭いのでとても食える代物ではなく、ギロンも食おうとしたが断念している)、バーベラとフローべラ以外の住人は全滅しています。
でもこの2人は一見仲が良いように見えますが、実際は仲間意識は皆無で、役立たずと判断した者を容赦なく殺害しています。
そのやり方も、自分達を滅びゆく種族にしてしまった原因の1つに思えてなりませんし、なるべくしてなったのでしょう。

宇宙ギャオスは「対ギャオス」で使用された着ぐるみの色を変えて再利用していますが、中の人までは別人でしょう。
「対ギャオス」では「特撮秘宝 vol.2」によると、荒垣輝雄さんがガメラと1人2役で演じた事が明らかになり、荒垣さんのギャオスは重量感と迫力があって魅力的でした(正直あの映画は、ギャオスあってこそです)。
けど本作の宇宙ギャオスは、悪くも酷くもないですが、何だか動きが軽くて重量感がなく、「対ギャオス」と比べるとイマイチです(演技者は、どこにも書いてないので不明)。
ちなみに宇宙ギャオスがギロンに簡単にやられてしまったのは、子供達に不評だったのですが、その気持ちよく分かります。
Commented by asabatyou at 2018-08-13 23:35
実はギロン、「ガメラ2 ~レギオン襲来~」で再登場する話があったのですが、今更こんなデザインできるわけねえだろという事で、レギオンに変更されました。
レギオンが宇宙怪獣で、全体的に刃物を思わせる姿をしているのは、その為です。

しかし最初の対戦相手であるバルゴンは、漫画版のみではありますが再登場しており、ガメラと再び戦っています。
題名は「大怪獣激闘 ガメラ対バルゴン COMIC VERSION」で、物語としては「ガメラ2 レギオン襲来」と「ガメラ3 邪神〈イリス〉覚醒」との間に位置しており、バルゴンの見た目が、何だかドラゴンのようになっています。

詳しくは、こちら↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E6%80%AA%E7%8D%A3%E6%BF%80%E9%97%98_%E3%82%AC%E3%83%A1%E3%83%A9%E5%AF%BE%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%B3_COMIC_VERSION、

https://dic.pixiv.net/a/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%B3#h2_3
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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。


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