新世紀エヴァンゲリオン

昨日はWOWOWで再放送していた「新世紀エヴァンゲリオン」を全部見終りましたので、その事について書きます。
今まで途中ぐらいまで見た事があるだけだったので、ちゃんと見たのは今回が初めてです。


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スタッフ
企画、原作 : GAINAX
企画 : Project Eva.  
掲載 : 角川書店、月刊少年エース
メカニックデザイン : 山下いくと、庵野秀明
音楽 : 鷺巣詩郎
アニメーション制作 : タツノコプロ、GAINAX
監督 : 庵野秀明


キャスト
碇シンジ : 緒方恵美  
綾波レイ : 林原めぐみ 
惣流・アスカ・ラングレー : 宮村優子
葛城ミサト : 三石琴乃 
赤木リツコ : 山口由里子 
碇ゲンドウ : 立木文彦 
渚カヲル : 石田彰


ストーリー
西暦2000年9月13日、大災害セカンドインパクトが起きた事により、世界は人口の半分が失われた。
それから15年後、14歳の少年碇シンジは、別居していた父で国連直属の非公開組織・特務機関NERV(ネルフ)の総司令官である碇ゲンドウから突然呼び出されて、巨大な人型戦闘兵器エヴァンゲリオン(EVA)初号機のパイロットとして、謎の敵「使徒」と戦うよう命じられる。

最初は嫌がったシンジだが、EVA零号機パイロットである綾波レイが負傷した姿を見て、仕方なく戦いに身を投じていく。
戦いを通じて戦闘指揮官で保護者役にもなった葛城ミサトや、同級生の鈴原トウジや相田ケンスケ達との交流によって、次第に自らの意思でEVAで戦うようになる。
次々と猛威を振るう使徒達を、戦線復帰したレイと協力して倒し、新たにドイツから来日したEVA弐号機のパイロットである少女、惣流・アスカ・ラングレーが仲間に加わり、苦戦しつつも勝利を重ねていくが・・・。


レビュー
ガイナックスとタツノコプロの合作である、全26話のテレビアニメ。

当初は視聴率が低かったですが、作画のクオリティの高さや、オタク心をくすぐるキャラクター造形や萌え系な演出、謎めいた設定などがマニアの間で高い評価を得て、社会現象を巻き起こしました。

1990年代を代表するアニメといっても過言ではない作品ですが、実際見てみますと、それが分かります。
使徒はまるで怪獣みたいですし、主役のエヴァンゲリオンはロボットのようですが(完全な機械ではないので、サイボーグというべきかもしれない)、ウルトラマンのような巨大ヒーローにも見えます。
それで可愛い女の子達も出てきますから、夢中にならないわけがありません。

監督の庵野秀明さん自身特撮好きのせいか、それを意識したネタもあり、ジェットアローンは「ゴジラ対メガロ」のジェットジャガーで(その前身である、一般公募作品の「レッド・アローン」もモデルの1つらしい)、ラミエルは「帰ってきたウルトラマン」のプリズ魔がモデルで、ゼルエルとの戦いで水にその姿が写るのは、「ウルトラセブン」のキングジョーとの戦いを思わせ、イスラフェルとの戦いでエヴァが後方転回したり飛び蹴りで倒すのは、「ウルトラマンレオ」に似ています。
他にもサンダルフォンの鳴き声の一部が、初代「ウルトラマン」のグビラと「帰ってきたウルトラマン」のモグネズンの流用です。
さらに「交響曲第9番」を使用したのは、「ウルトラセブン」でクラシック音楽をした事が元ネタだそうです。

しかし本作は最初こそ純粋に娯楽として楽しめる作りになっていたのですが、後になればなるほど可笑しな方向に進んでいきます。
シンジがゼルエルとの戦いに勝利した後、アスカは今まで下だと思っていた相手に完敗した事や、その後も嫌っていたレイに助けられるという屈辱を味わった為廃人同然となり、周囲の人々も情緒不安定になって泣き崩れたりと、作った方々の身を思わず案じてしまうほどです。
次回予告や本編にも絵コンテや台本が普通に登場したりと、「何?これ」状態になりますが、これは庵野監督の精神状態が不安定で、ガイナックスの屋上から何度も飛び降りようとしたり、「医者にもらった薬を飲んでも気持ち良くならない」と嘆いていたようです(2012年に、うつ病を患っていた事を告白)。
そんな彼の状態がそのまま映像に現れており、苦悩するシーンや話がやけに多いのは、それが理由だと伺えます。
特にシンジについては、幼い時に母親を亡くし、父親にも捨てられた感じで育ってしまったわけですから、こうなるのは無理もないでしょう。
最終話もこんな調子ですから、一応使徒は全部倒したものの、シンジは苦悩し続け、さらに「世界は自分次第であらゆる可能性がある」事、そして「僕はここに居ても良いんだ」と気付き、知り合いや家族から「おめでとう」と祝福されるという、「えっ!?」な結末です(終わったはずなのに、全然すっきりしない)。

こういう作品ではありますが、後世に与えた影響は大きく、「セカイ系」という単語が生まれたり、綾波レイも無口で感情がなさそうな美少女キャラクターの原点となりました(「涼宮ハルヒ」シリーズの長門有希も、レイがいなかったら誕生しなかっただろう)。
話題になった同じ庵野監督の「シン・ゴジラ」も、一般市民が殆ど出てこない政府だけで話が進んだり、魅力的な女性陣が登場するところは、エヴァンゲリオンにそっくりです(音楽もエヴァの物が使用されていますが、これは作曲が同じ鷺巣詩郎さんだからでしょう)。




「ダイ・ハード」と同じく「交響曲第9番」の使用が印象的ですが、他にも使用された作品は多いです。
また温泉ペンギンのペンペン(架空の種類だが、見た目がイワトビペンギンやマカロニペンギン、ロイヤルペンギンなどに似ており、それに近い種類なのかもしれない)ですが、最初から一緒に暮らしているミサトはともかく、初対面のシンジやアスカは驚いているだけでなく、ペンギンの名前を一度も口にしていません。
「序」ではペンギン自体がセカンドインパクトで絶滅し、シンジ達にとって未知の存在となっている描写があるそうですが、こちらもペンギンは知らないような感じで描かれています。
ペンペンが数少ない生き残りなのか、最後の生き残りなのかは明らかになっていません。

後個人的に驚いたのが、渚カヲルの出番が思ったより少なかった事です。
人気と知名度もありますから、もっと多いと思っていましたが、何とも意外です。



出典

参考サイト

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by asabatyou | 2018-11-19 11:05 | アニメ | Comments(4)
Commented by asabatyou at 2018-11-20 16:08
書き忘れた事がありますが、ゼルエルと戦っている時の打撃音が、「ウルトラマンレオ」に似ています(https://www.twitch.tv/videos/257626285、https://www.youtube.com/watch?v=jjpbaRsjNrI)。

また渚カヲルと出会った時、シンジが赤くなる事が2回ぐらいあり、2人で一緒にいる時は何だか同性愛のようにも見えました(実際ニコニコ大百科でも、シンジについて「美女と美少女に囲まれ、いろいろフラグを立てつつ最後は美少年に走った主人公」と書かれている→https://dic.nicovideo.jp/a/%E7%A2%87%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%B8)。

確かにどっちも顔も声もイケメンですが、こうなった事については、カヲルを「不完全な自分(シンジ)と完璧な自分(カヲル)という2人のキャラクターを出す」というアイデアの下、「完璧なもう一人の碇シンジ」として設定されている事が影響しているのかもしれません。

詳しくは、こちら↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%9A%E3%82%AB%E3%83%B2%E3%83%AB、

https://dic.pixiv.net/a/%E6%B8%9A%E3%82%AB%E3%83%B2%E3%83%AB#h2_3、

https://dic.nicovideo.jp/a/%E6%B8%9A%E3%82%AB%E3%83%B2%E3%83%AB、

https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/2422.html
Commented by asabatyou at 2018-11-21 21:31
「シン・ゴジラ」との繋がりですが、話の流れも似ているだけでなく、女性キャラに綾波やアスカの面影があります。

カヨコ・アン・パタースンが海外からやってくるところや、ちょっと強気な雰囲気があるのはアスカを思わせますし、尾頭ヒロミの無表情で感情がなさそうなところが、綾波に似ています(初めて見た時から、綾波っぽいなと思っていましたが)。

そんな特撮とは縁のあるエヴァンゲリオンですが、「巨影都市」で遂にゴジラやウルトラマンとガメラと共演する事になりました。
ただし異なる作品のキャラ同士の共演は、ないようです。

他にも「スーパーロボット大戦X-Ω(クロスオメガ)」にも、ゴジラが期間限定ですがゲスト出演し、ここでもエヴァンゲリオンと共演しました(機龍も通常の物と、エヴァ初号機カラーの2種類が登場しました)。

詳しくは、こちら↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%A8%E5%BD%B1%E9%83%BD%E5%B8%82#%E5%B7%A8%E5%BD%B1、

https://knst.bn-ent.net/、

http://dengekionline.com/elem/000/001/334/1334872/、

http://dengekionline.com/elem/000/001/333/1333994/
Commented by asabatyou at 2018-11-24 18:59
さてエヴァンゲリオンといいましたら、綾波レイの存在は絶対に外せないでしょう。
以前書いたように、無口で感情がなさそうな美少女キャラの先駆けとなっただけでなく、森永卓郎さんや栗山千明さんといった、著名人のファンもいるほどの人気者です。

「涼宮ハルヒ」シリーズの長門有希も、綾波の存在なしで誕生しなかったであろうキャラクターですが、やはり存在感や威厳、神秘性やカリスマ性では、綾波より劣っているような印象を受けます(長門有希は、好きなキャラの1人ですが)。
「ゼロの使い魔」のタバサも、明らかに綾波の影響があると言えます。

名前の由来は大日本帝国海軍吹雪型駆逐艦「綾波」と、アニメ「美少女戦士セーラームーン」のセーラーマーズ=火野レイですが、実はセーラームーンとエヴァンゲリオンは、意外と繋がりがあったりします。
庵野秀明さんはセーラームーンにエフェクトの原画を手伝い程度ながら手がけたり、同人誌を収集していたほどの熱心なファンで、碇シンジ役に緒方恵美さん(「セーラームーンS」の天王はるか役)、葛城ミサト役に三石琴乃さん(主人公の月野うさぎ役)、渚カヲル役に石田彰さん(「セーラームーンSuperS」のフィッシュ・アイ役)を起用しているのは、その為です。
またカヲルのモデルは、セーラームーンシリーズをいくつか手掛けて、庵野さんと親交があった幾原邦彦さんという方だそうです。


詳しくは、こちら↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B6%BE%E6%B3%A2%E3%83%AC%E3%82%A4、

https://dic.pixiv.net/a/%E7%B6%BE%E6%B3%A2%E3%83%AC%E3%82%A4、

https://dic.nicovideo.jp/a/%E7%B6%BE%E6%B3%A2%E3%83%AC%E3%82%A4、

https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/2021.html
Commented by asabatyou at 2018-11-24 19:39
無口で無感情のイメージがある綾波レイですが、テレビ放送版の最終回で、別人みたいに活発な性格になっています(https://www.nicovideo.jp/watch/sm7836351)。

声や喋り方が完全に「スレイヤーズ」シリーズのリナ=インバースや、「らんま1/2」で女の子になった時の早乙女乱馬(「らんま」と表記されている)と同じです(笑)→https://www.youtube.com/watch?v=RQmW-Rylr5c、https://www.nicovideo.jp/watch/sm7792987

彼女達を演じた林原めぐみさんは、他にもポケモンこと「ポケットモンスター」シリーズのムサシや、「名探偵コナン」シリーズの灰原哀役でも有名な方ですが、改めてこの人の声を聴いて思いましたが、林原さんは他の女性声優にはない圧倒的な存在感やスター性、カリスマ性がある事です。
だから歴史に残る名キャラを演じたり、出演も出来たのではないでしょうか?
今現在も特に大きな失敗もなく活動を続けている事が、何よりの証拠ではないでしょうか。


詳しくは、こちら↓

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9E%97%E5%8E%9F%E3%82%81%E3%81%90%E3%81%BF、

https://dic.pixiv.net/a/%E6%9E%97%E5%8E%9F%E3%82%81%E3%81%90%E3%81%BF、

https://dic.nicovideo.jp/a/%E6%9E%97%E5%8E%9F%E3%82%81%E3%81%90%E3%81%BF、

https://www49.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/6120.html
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タイトルの通り「asabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)」の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。


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