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フランケンシュタインと狼男

昨日は自宅にあるDVDの1枚で、久々に見たかった「フランケンシュタインと狼男」を見ましたので、それについて書きます。


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スタッフ
製作 : ジョージ・ワグナー
監督 : ロイ・ウィリアム・ニール
音楽 : ハンス・J・サルター(ノンクレジット)
特殊効果 : ジョン・P・フルトン
特殊メイク : ジャック・P・ピアース
スタント : エディー・パーカー、ギル・パーキンス(全てノンクレジット)


キャスト
ローレンス・タルボット/狼男 : ロン・チェイニー・ジュニア(クレジットでは、ロン・チェイニー)
フランケンシュタインの怪物 : ベラ・ルゴシ
エルサ・フランケンシュタイン : イローナ・マッセイ
フランク・マナリング医師 : パトリック・ノウルズ
マリーヴァ : マリア・オースペンスカヤ



ストーリー
自分の意思と関係なく狼男に変身する体質となってしまったローレンス・タルボットは、父親に討たれて死を迎えた…、と思ったら2人組の墓荒らしによって、再びこの世に蘇ってしまう。
タルボットは以前の悪夢を繰り返し、満月の夜になると狼男に変身して殺人事件を起こす。

呪いから解放されたいタルボットは、ジプシー老女のマリーヴァの助けでフランケンシュタイン男爵の城を訪ねるが、住民達は怪物を生んで事件を起こした男爵を嫌っているだけでなく、彼は既に他界している事を知る。
絶望するタルボットは再び狼男になって騒ぎを起こすが、地下に逃げ込んだ時に、氷漬けになったフランケンシュタインの怪物を発見する。

何か知っているかもしれないと悟ったタルボットは怪物を解放し、せめて男爵が残した日記を探そうとするが見つからず、代わりに遺族のエルサの写真を発見。
タルボットは彼女のもとを訪ねるが、エルサは「そんな物ないし、仮にあったとしても、とっくに処分している」と言って、またしても失敗に終わる。
途方に暮れたタルボットはエルサと共にワイン祭りに参加するが、そこへ怪物が襲撃し、彼女も住民達から厳しい目を向けられる。

遂にエルサは日記のありかを教えるが、呪いから逃げるには「死」しかない事が判明する。
タルボットを気遣って後を追ってきたフランク・マナリング医師の協力で、タルボットと怪物の生命力を抜き取る実験を開始するが、怪物を殺したくなくなったフランクは、その力をどんどん上げていき…。


レビュー
ユニバーサルが手掛けた「フランケンシュタイン」シリーズ第5弾にして、「狼男」シリーズ第2弾。
フランケンシュタインの怪物と狼男の対決を描いていますが、このような怪物共演作品はこれが初めてで、「キングコング対ゴジラ」や「エイリアンvsプレデター」シリーズ、「フレディvsジェイソン」、「貞子vs伽椰子」のご先祖様と言えます。
でも製作会社と世界観が同じ事を考えますと、「モスラ対ゴジラ」や「エイリアンvsプレデター」シリーズに近いです。

タイトルこそ「フランケンシュタインと狼男」ですが、実際は完全に「狼男」(1941年版)の続編なので、狼男中心で話が進んでいきます。
そこにフランケンシュタインが入り込んでいる感じなので、「狼男」(1941年版)を見ていないと話が分かりにくいです。
フランケンシュタインについても城が崩れているのは、前作の「フランケンシュタインの幽霊」で爆破されるシーンがあるようなので、やはりそれを見ていないと分かりません。

ちなみに本作でフランケンシュタインの怪物を演じたのは、「魔人ドラキュラ」でドラキュラのイメージを決定付けたベラ・ルゴシです。
ルゴシとこの怪物は何かと因縁があり、「フランケンシュタイン」(1931年版)で演じるつもりが、素顔が隠れてセリフがないこの役を嫌った、テスト・ショットを見たプロデューサーのカール・レムリ・Jrが、ルゴシのメイクを見て大笑いしたと言われています。
結局ルゴシが演じる事はなく、代わりに演じたボリス・カーロフがホラー映画スターとして出世し、ルゴシはスターの座から転落しますが、そんな彼がこのような形でその怪物を演じる事になったのが、何とも皮肉です。

そんなルゴシが演じた怪物はどうかといいますと、歩いている時が、いつこけても可笑しくないぐらいヨタヨタとした危なっかしい動きで、顔もかつてカーロフが「フランケンシュタイン」(1931年版)で怪物を演じた時にあった、人間のようで人間ではないような不気味さや異質さ、異形さがありません。
当時61歳だった彼が全てやるのは無理があったようで、ギル・パーキンスというスタントマンがいくつか演じていたみたいです(よく代役をしたと言われているスタントマンのエディー・パーカーは、実は狼男のスタントをやっていたらしい)。

話や設定自体は都合良く出来ていますが、本作が後の怪物共演作品と異なり、終わり頃のみではありますが、怪物達の絡むシーンがちゃんとあります(これ以降の共演物は、話自体は別に悪くはないのだが)。
なのでそれらと比べると十分見応えがあり、ゴジラシリーズやガメラシリーズといった日本の怪獣対決物映画のような、わくわく感が味わえるのも事実です。



予告編です↓

「フランケンシュタインの幽霊」でルゴシ演じるイゴールは、怪物と脳が入れ替わるシーンがあるそうですが、この映画で本当にルゴシが怪物役となりました。

ちなみに「フランケンシュタインと狼男」は、映画版「エイリアンvsプレデター」の第1作目で、登場人物の1人が暇つぶしに見ている映画として、ちょっとだけ登場しています。



出典

参考サイト

参考文献


by asabatyou | 2018-12-25 21:07 | 特撮、モンスター | Comments(0)

バグダッドの盗賊(1924年版)

昨日は最初から自宅にあるDVDの1枚で、久々に見たかった「バグダッドの盗賊」(1924年版)について書きます。


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スタッフ
製作 : ダグラス・フェアバンクス
原作 : ダグラス・フェアバンクス(クレジットでは、エルトン・トーマス)
監督 : ラオール・ウォルシュ
脚本 : ロッタ・ウッズ
撮影 : アーサー・エディソン


キャスト
バグダッドの盗賊 : ダグラス・フェアバンクス
王女 : ジュラン・ジョンストン
モンゴルの王子 : 上山草人
盗賊の仲間 : スニッツ・エドワーズ
モンゴルの奴隷 : アンナ・メイ・ウォン
カリフ : ブランドン・ハースト
聖人 : チャールズ・ベルチャー


ストーリー
昔々、夢の都バグダッドに1人の盗賊が住んでいた。

彼は欲しい物を手に入れる為なら手段を選ばず、勝手に他人の家に侵入して食べ物を奪ったり、魔法のロープをお祈りの時間をしている隙に盗んだり、モスクで救いを求めている人々をこき下ろしたりと、もう言いたい放題のやりたい放題。

ある日彼は仲間と共に貢物目当てで宮殿に侵入したが、そこで暮らしている王女に一目ぼれし、今まで平気でやっていた盗みが完全にそっちのけ状態。
見つかる前に脱出したが、その後も盗賊は王女の事で頭が一杯で、他の事に手が付けられない悶々とした日々を送っていた。
そんな時花婿候補に各国の王子が乗り込んできて、盗賊もそれらしい衣装を盗んでアーメッド王子と偽って、王女に接近する。
盗賊は王女に気に入られたのは良かったが、愛する人を騙し続ける事が苦痛になり、2人だけになった時に、遂に自分の正体を明かす。
王女はそんな彼を受け入れたが、すぐにこの事が知れ渡って、彼は宮殿から追放されてしまう。

結婚はもう一度やり直すハメになり、7ヶ月以内に一番珍しい宝物を持ってきた王子が選ばれるという条件になった。
途方に暮れた盗賊は、以前自分が馬鹿にしたモスクに足を運ぶが、そこの聖人は彼を拒絶する事なく温かく迎える。
彼から願いを叶えてくれる魔法の銀の箱の存在を教えられた盗賊は、それを手に入れる為の冒険をするが、その間にモンゴルの王子がバグダッドを侵略する準備に取り掛かっていた・・・。


レビュー
サイレント(無声)映画時代を代表するアクション大スターで、チャールズ・チャップリン氏やメアリー・ピックフォード氏、D・W・グリフィス氏と共にユナイテッド・アーティスツを設立した、ダグラス・フェアバンクス氏(実はロサンゼルスオリンピックの金メダリストである、西竹一男爵(通称と愛称は、バロン西)と親交があった)主演の、ファンタジーアドベンチャー映画。

フェアバンクス氏は「奇傑ゾロ」や「ロビン・フッド」といった剣戟をやっていた人ですが、本作では「千夜一夜物語(アラビアンナイト)」を基にした世界で活躍する様を描いています。

話自体は完全に悪が主役ではなく、途中で改心して自分の夢を実現する為に努力し、冒険する内容となっています。

当時人気だったフェアバンクス氏の独り舞台といった感じで、他の人物は添え物的な印象を受けますが、セットの出来や衣装、特撮は素晴らしく見応えがあります。
特に特撮は魔法のロープを動かしたり、水中を移動している時の様子など、「CGがない時代なのに、一体どうやって撮影したんだろう?」と言いたくなるシーンがあります。
魔法のロープはもしかしてピアノ線で吊っているのかな?と何となく想像出来ますが(空飛ぶ絨毯も、おそらくそれ)、巨大な海草がゆらゆら揺れているのは、未だに分かりません(もしかして下に大勢のスタッフがいて、上をピアノ線で吊って動かしているのだろうか?)。
セットについては単に出来が良いだけでなく、幻想的で神秘性が漂っており、雰囲気をより盛り上げています。

ワニやオオトカゲみたいなドラゴンや巨大コウモリ、巨大ミズグモ、天馬、主人公を導いてくれる木人といった怪獣が登場しますが、完全にやられ役で出番は少ないです(天馬と木人は、味方)。
同じ「アラビアンナイト」を基にしたファンタジー映画でも、レイ・ハリーハウゼン氏の「シンドバッド」シリーズみたいに、主役として扱っているのとは対照的です。

またドラゴンとの戦いや透明になれるアイテムの登場が、同時期のフリッツ・ラング監督の「ニーベルンゲン 第一部 ジークフリート」と共通しているのが面白いです。

敵役がモンゴルなのは、1258年にチンギス・ハーンの孫フレグ率いるモンゴル帝国が、イスラム帝国のアッバース朝を征服する為の包囲戦をした事があり(「バグダードの戦い」、もしくは「バグダッド包囲戦」の表記もあり)、それが影響しているのかもしれません。
「アリババと四十人の盗賊」(1944年版)も、敵役がモンゴルでしたし。

前半は人間ドラマ中心で特撮が入り込んでいる作りですが、後半は冒険する様が主となっており、2時間以上でありながらテンポ良く進んでいきます。

後に1940年、1961年、1978年にもリメイクされましたが、私がオススメする順番は、1940年版→1924年版→1961年版→1978年版です。
1940年版は魅力的な登場人物が多いですし、特撮やセットや衣装、音楽が素晴らしく、全てが洗練されていると言っても過言ではありません。
ディズニー版の「アラジン」は、どう見てもこれのリメイク、というかパクリとしか思えない出来です(そのアラジンで、本作を再現したイラストも存在する)。



予告編です↓

本作では、日本から後に黒澤明監督の「七人の侍」にも出演する、上山草人さんがモンゴル王子役で出演しました(見た目は、何となくフー・マンチューを思わせるが)。
本当は別人がやる筈だったのですが、酔っ払いで無理だったので、上山さんが代役で選ばれました。
これで有名になった上山さんは47本の映画に出演し、ロン・チェイニー氏やクララ・ボウ氏らと共演する事もあったようです。

この映画は日本でもヒットしたらしく、本作を基にしたアニメ映画「馬具田城の盗賊」が作られました。

息子のダグラス・フェアバンクス・ジュニア氏も、同じく「千夜一夜物語」を基にした、「船乗りシンドバッドの大冒険」(1947年版)で主役のシンドバッドを演じたという共通点があります。



出典

参考サイト

参考文献


by asabatyou | 2018-12-19 22:04 | 特撮、モンスター | Comments(2)

三大怪獣 地球最大の決戦

昨日は録画した「三大怪獣 地球最大の決戦」を見ましたので、その事について書きます。
最近録画した映画やアニメを見る場合必ずWOWOWですが、今回はBS11で放送したものです。


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スタッフ
監督 : 本多猪四郎(本編)、円谷英二(特撮)
脚本 : 関沢新一
製作 : 田中友幸
音楽 : 伊福部昭


キャスト
進藤刑事 : 夏木陽介
進藤直子 : 星由里子
村井助教授 : 小泉博
塚本博士 : 志村喬 
小美人 : ザ・ピーナッツ(伊藤エミ、伊藤ユミ)
サルノ王女 : 若林映子
マルメス(黒眼鏡の男) : 伊藤久哉
沖田刑事課長 : 平田昭彦 
金巻班長 : 佐原健二
ゴジラ : 中島春雄、手塚勝巳


ストーリー
金星人と名乗る謎の女性が現れて世間を騒がせていたが、彼女は暗殺されたはずのセルジア公国のサルノ王女にそっくりだった。
彼女の予言通り、ラドンやゴジラが復活しただけでなく、かつて金星を滅ぼした恐ろしい宇宙怪獣キングギドラまで出現し、地球は大パニックとなる。
モスラは対立しているゴジラとラドンの所へ行き、争いごとをやめてギドラの猛威から地球を守る為に共に戦おうと呼びかけるが、2匹は聴く耳を持たない。
仕方なく諦めたモスラは単身ギドラに立ち向かうが、力の差は歴然としており、ろくに近づけないまま光線で撃たれ続ける。
その光景を眺めていたゴジラとラドンが遂に和解し、モスラに加勢。
今世界の運命を握った地球最大の決戦が、幕を切って落とされた!!


レビュー
「ゴジラ」(1954年版)のゴジラ、「空の大怪獣ラドン」のラドン、「モスラ」(1961年版)のモスラといった、主役経験のある怪獣達の共演を描いた豪華な作品。
かつてユニバーサルも、「魔人ドラキュラ」や「フランケンシュタイン」(1931年版)、「狼男」(1941年版)で主役だった怪物達を共演させた、「フランケンシュタインの館」や「ドラキュラとせむし女」を制作しましたから、その東宝版とでも言いましょうか。

本当は作る予定がなかったらしいですが、黒澤明監督の「赤ひげ」の撮影が長引いたので、正月興行用に急遽制作されました。
これが作られた1964年といったら、東宝は「宇宙大怪獣ドゴラ」や「モスラ対ゴジラ」も作っていたので、1年に3本も怪獣映画をやる事になりました(時間やお金は、大丈夫だったんだろうか?)。
1年にゴジラ映画を2本やるのはこれが初めてで、2度目が2018年の「GODZILLA 決戦機動増殖都市」と「GODZILLA 星を喰う者」です。
しかも「星を喰う者」にもギドラが登場している事に、何だか因縁を感じます。

話自体はゴジラ、ラドン(翼がデカいので、結構大きく見える)、モスラの3匹が、キングギドラから地球を守る為に戦う様を描いているので、人類の脅威なのが当たり前だったゴジラが、初めて味方となる記念すべき作品となりました。
モスラと違って完全な味方ではないですが、仕草がどこかやんちゃで子供っぽく(これはラドンにも、同じ事が言えるが)、初登場した時にあった恐ろしさは既にありません。
特にラドンとの喧嘩やモスラに説得されているところは、完全に駄々っ子そのもので、可愛く見えてしまいます(このモスラはまだ幼虫だから一番年下なのに、彼(彼女?)の方がよっぽど大人であった)。
ちなみに今回のモスラは、前作の「モスラ対ゴジラ」の終わり頃に登場した双子の幼虫と同一個体ですが、親兄弟の敵であるゴジラの力を借りなきゃならないのが皮肉です(親はゴジラとの戦いで戦死し、もう1匹の幼虫は劇中で死亡した事が語られているので)。

ゴジラシリーズを代表する名敵役、キングギドラもこれで初登場していますが、改めて見ますとインパクトがあります。
竜に似た姿ですが、全身黄金で頭が3つあったり尻尾が2本で、翼がデカかったりと、はっきりとした特徴があるので、他の怪獣と間違える事はまずないです(モデルは1956年に旧ソ連で作られたファンタジー映画、「豪勇イリヤ 巨竜と魔王征服」に登場した三つ首竜のズメイとされているが、1959年に同じく東宝が作った「日本誕生」に登場する、ヤマタノオロチもイメージ元になっている。他にもヒュドラやペガサスといった、神話や伝説の怪物をモチーフとして挙げているものもある)。
登場の仕方も大爆発が起こったと思ったら、そこから徐々にあの形になっていくところは、恐ろしい敵が来たという威圧感に溢れていますし、鳴き声や飛行音が非生物的なのも異世界感が出ていて素晴らしいです。
後に異星人や侵略者の手下として暴れる事が多いギドラですが、本作では自分の意思で行動しているのも特徴です。

怪獣の事ばかり語ってしまいましたが、人間ドラマも金星人と名乗る謎の女性が死亡したはずのサルノ王女にそっくりで、彼女を巡って暗殺団と刑事の死闘をスリリング且つ軽快に描いているので、こちらも見逃せません。
この暗殺団は確かに悪役ですが、王女を狙う時あえて冷静で穏やかな口調で接したり、任務に失敗して上司に怒られた時はビクッとしていたりと、この人達はこの人達できっと色々苦労しているんだろうなと垣間見えたので、あまり憎めなかったです。
その中の1人を演じたのが、「ウルトラマン」のハヤタ隊員役で有名な黒部進さんですが、変身後を演じた古谷敏さんも隕石の調査隊の1人を演じているので、2人のウルトラマンが共演した事になります。



1971年にリバイバル上映された時の、予告編です。
本当は三大怪獣とは、ゴジラとラドンとモスラの事を指しているのに、こちらではラドンの名前が削除されているなんて・・・↓

本当ならいつもみたいに怪獣を演じたスーツアクターの名前を全部書きたいですが、この映画ではゴジラ以外誰なのかがはっきりしていないので(キングギドラ役が広瀬正一さんか坂本晴哉さん、さらにラドン役とされている宇留木康二さんが、実はギドラ役だったという表記もある為)、ここではあえて記載しません。

個人的にびっくりしたのが、金星人の話を聞いている人々の1人が、「おめぇさん、男かい?女かい?何ならここでストリップしてくれよ」と言っていた事です。
ゴジラ映画は小学生の時、夢中になって何度も見ていましたから、見ていると「こういうシーンあったな、このセリフ覚えてる」など、当時の事を思い出しますが、まさかこんな卑猥なセリフがあった事に驚きました(当時は、全然分かりませんでしたが)。

他にも始まる前に「本作には不適切な表現がありますが・・・」とテロップが表示されましたが、それも納得出来ます。
「きちがい」という言葉が何度も出てきたり、インファント島の住民は日本人が演じてるけど、それらしく見せる為に肌を茶色に塗っているのが、ミンストレル・ショーを思わせます(これは他のゴジラ映画や、特撮映画にもありましたが)。
今では絶対に出来ませんし、やったら問題になるでしょう。



出典

参考サイト
https://seesaawiki.jp/w/ebatan/d/%b1%a7%ce%b1%cc%da%b9%af%c6%f3

参考文献

参考動画


by asabatyou | 2018-11-06 09:58 | 特撮、モンスター | Comments(2)

ガメラ対深海怪獣ジグラ

今日で録画した「ガメラ対深海怪獣ジグラ」を見終りましたので、その事について書きます。
久々に見たいと思っていましたので、ちょうど良かったです。


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スタッフ
監督 : 湯浅憲明
脚本 : 高橋二三
製作 : 永田秀雅
音楽 : 菊池俊輔


主題歌
「ガメラマーチ」 : 大映児童合唱団


キャスト
石川健一 : 坂上也寸志
ヘレン・ウォレス : グロリア・ゾーナ
X1号(菅原ちか子) : 八並映子
石川洋介 : 佐伯勇
マージ・ウォレス : アーリン・ゾーナ
トム・ウォレス : 藤山浩二


ストーリー
鴨川シーワールドに勤務している海洋動物学者の石川洋介とトム・ウォレスは、海水の調査中に未確認飛行物体を目撃する。
しかしその飛行物体は、地球の海を狙うジグラ星人の円盤だった。
ジグラ星人の手先「X1号」は洋介とトムだけでなく、2人の子供達まで拉致し、さらに自分達の力を見せつける為、東京にマグニチュード13の地震を起こして見せる。
4人は何とか脱出しガメラに救出され、ジグラ星人の円盤もガメラによって破壊された。
だが中から現れたジグラ星人は、あっという間にガメラと同じ大きさにまで巨大化し、襲いかかってくる。


レビュー
ガメラシリーズ第7作目だが、経営不振だった大映が本作の終了後に倒産したので、最後の作品となってしまいました。
次回作も予定されていましたが、当然それも実現出来ず、倒産を知った監督の湯浅さんは悔しさのあまり1人倉庫に閉じこもって、周囲にあった物を壊しまくったそうです。

製作費が得られた前作の「対ジャイガー」の影響で、ガメラシリーズに対する期待から予算が増額されましたが、タイアップ・ロケとなった鴨川シーワールドとその周辺でしか話が完結せず、完成度の高いミニチュアセットが作られても壊すわけにはいかなかったので、地球侵略を企む宇宙人の話なのに、何ともスケールの小さい作品となりました。
なので地震が起こったと言われても台詞で語られるのみ、その様子もテレビで少し映るだけで、ガメラとジグラも一切建物を破壊せず、海岸でしか戦いません。

一応本作は同年の「ゴジラ対ヘドラ」と同様、公害など環境破壊をテーマにした作品ですが、ヘドラと比較しますと色々と差が出てしまいます。
ヘドラの場合はヘドラの不気味な姿や、硫酸ミストを撒き散らすので一瞬で人々を死に追いやり、ゴジラと人類の共闘でやっと倒されたほどで、皮肉めいた主題歌の「かえせ!太陽を」もあって深刻さが出ていますが、こちらはそこまでやっていませんので、地味と言わざるを得ません。

ミツクリザメをモデルにしたというジグラの姿は非常にカッコいいのですし(第4作目の「対バイラス」と同じく本当は宇宙人だが、バイラスはバイラス星人達が合体して巨大化したのに対し、ジグラはジグラ星人が巨大化したものである。いずれにせよ、怪獣と宇宙人の戦いを描いた作品でありながら、ウルトラマンと立場が逆転しているのは面白い。だから普通に喋る事も出来るが、声優は不明)、ガメラとの水中戦はスピーディーで、中々の迫力があります。
ジグラも今までの敵と異なり単なる悪役ではなく、「この海を愛していたから、戦ったんだ」と同情されていたのが印象的でした(実はガメラの火炎放射で倒された、唯一の敵だったりする。それまでのガメラは、威嚇程度に使うだけであった)。
またジグラ星人の円盤ですが、天辺がサメの背びれに似ており、これだけ出した状態で水中を移動し、主人公達を襲うシーンは「ジョーズ」を先取りしています(幼少時代、テレビで偶然再放送しているのを見た時、このシーンが強烈に印象に残っている)。

ちなみに第4作目からずっと使用されていた有名な「ガメラマーチ」も、これを最後に使用されなくなり、白人の子供達が起用されたのも本作が最後となりました(アメリカのテレビ放送を、全面的に考慮したから)。

結論になりますが、ジグラは良いけどそれ以外は残念で、力不足過ぎるといった感じです。



予告編です↓

久々に見て思いましたが、ガメラの手がちょっとぷらんぷらんし過ぎかな?
本作でガメラを演じた方はどこにも名前がないので不明ですが、もう少し何とかならなかったのでしょうか。
私としては前作までガメラを演じた泉梅之助さんが、また演じてほしかったです(荒垣輝雄さんは、この時おそらく引退していたでしょうから、無理だったかもしれません)。



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by asabatyou | 2018-08-26 11:19 | 特撮、モンスター | Comments(0)

ガメラ対大魔獣ジャイガー

今月の18日ですが、録画した「ガメラ対大魔獣ジャイガー」を見ましたので、その事について書きます。
久々に見たかったので、ちょうど良かったです。


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スタッフ
監督 : 湯浅憲明  
脚本 : 高橋二三
製作 : 永田秀雅 
音楽 : 菊池俊輔


主題歌
「ガメラマーチ」 : 大映児童合唱団


キャスト
北山弘 : 高桑勉
トミー : ケリー・バリス
スーザン : キャサリン・マーフィ
沢田圭介 : 炎三四郎(現 : 速水亮)
北山みわ子 : 八代順子  
北山良作 : 大村崑
ガメラ : 泉梅之助(ノンクレジット)


ストーリー
かつてムー大陸の一部だったと言われているウエスター島から、悪魔の笛と呼ばれる巨大な石像が発見され、万博博覧会会場へと運ばれた。
だがその原因で封印を解かれたジャイガーという魔獣が復活してしまい、大阪を目指して猛威を振るう。
ガメラはこれを阻止する為に迎え撃つが、ジャイガーに卵を産みつけられて活動停止に陥ってしまう。
ガメラを慕う弘とトミーは潜水艇に乗り込み、ガメラの体内に潜入する・・・。


レビュー
ガメラシリーズの第6作目。
これまで太古の巨大生物が蘇ったり、宇宙人や宇宙怪獣を相手に戦ったりとSF色が強かったですが、本作は悪魔の笛が登場したり、その呪いの影響で体調不良になる人や怪獣が出現するという、オカルト要素が強くなっているのが特徴です。

製作会社の大映が営業不振の関係で低予算化が進みましたが、こちらでは監督の湯浅さんの努力により製作費が得られたので、第3作目の「対ギャオス」以来、久々に都市破壊シーンがある作品となりました。

ガメラと言えば子供は絶対に欠かせませんが、今までは守られるだけ、もしくは共闘して困難を乗り越えたりしましたが、今回はジャイガーに寄生されてガメラが活動停止に陥ってしまう為、逆に子供達がガメラを救うのが印象的でした(第4作目の「対バイラス」でも操られたガメラを子供達が正気に戻しているので、実はこれが初ではないですが、深刻度はこちらの方が上と言える)。

敵怪獣のジャイガーは着ぐるみで撮影されていますが、四足歩行でありながらよくありがちな膝をつけずに演技されています。
第2作目の「対バルゴン」に登場したバルゴンも中の人が頑張って膝をつかずに演技していますが、後足が不自然に長いのが気になり(これは無声映画の「ピーター・パン」(1924年版)に登場した、着ぐるみで撮影された動物達も同じ)、前作の「対ギロン」に登場したギロンは膝をついているのが丸分かりなので何とか映さないようにしていた事を考えると、進歩している事が分かります(だがその一方で、ガメラが四足歩行している時に膝をついているシーンが、一瞬だけあったが・・・)。
本作から1年後に作られた、「帰ってきたウルトラマン」に登場した四足歩行の怪獣も膝をつかずに演技されていますが(彼らを演じた遠矢孝信さんのおかげです)、何だか歩き方に不自然なところがあり、妙に気になってしまいました。
二足歩行と違って四足歩行の生物ならいくらでもいますから、参考や研究に困らなかったと思うのですが・・・。
他にジャイガーで印象に残ったのは、水を飲むシーンがあった事です。
怪獣が飯を食うシーンは他でもありますが、水を飲むのはレイ・ハリーハウゼン氏の「地球へ2千万マイル」と、これ以外見当たりませんので新鮮です。

前作に引き続き大村崑さんが出演していますが(今現在はNHKの大河ドラマ、「西郷(せご)どん」に出演中)、良い意味でどこか子供っぽくて、子供達の良き理解者と言える主人公の父親を演じています(こういう人がいるだけで、何だか安心感がある)。

昭和ガメラシリーズは子供向けでありながらやけに残酷だったり、生々しいシーンがあったりしますが(子供向けではなかった「対バルゴン」は、人間ドラマがドロドロしていて暗い)、本作ではよりエスカレートしているのも特徴です。
例えばガメラがジャイガーが寄生された時、寄生虫とは何かと記録映像を見せますが、異様に膨らんだゾウの鼻を切ってみたら無数の寄生虫が出てくるシーンがあります。
これは本物のゾウにメイクして豚の回虫を使って撮影しましたが、撮っている湯浅さんでさえ「気持ち悪かった」と語っており、モノクロにしています。
終わり頃になると、ジャイガーの超高周波の「マグネチューム光線」を避ける為に、ガメラが近くの電線を引っこ抜いて耳栓代わりに使うシーンがありますが(本当はカメに耳の穴はなく、鼓膜があるだけらしい)、引っこ抜いた時深く入れ過ぎてしまったせいか、思いっきり血がついていたのが凄く痛々しいです。

このような作品ですが、私は結構楽しんで見る事が出来ました。
ジャイガーの造形も、生物感があって良い出来栄えです。



予告編です↓
ガメラとジャイガーとの戦闘では前作の「対ギロン」のBGMが使用されていますが、これが戦いをより盛り上げていました。
ジャイガーの鳴き声は他のガメラシリーズの怪獣と同じく、アレンジや加工も含めて「ファイヤーマン」の怪獣などに使用されました。



出典

参考文献

参考サイト

参考動画


by asabatyou | 2018-08-21 10:03 | 特撮、モンスター | Comments(1)

ガメラ対大悪獣ギロン

今日は録画した「ガメラ対大悪獣ギロン」を見ましたので、その事について書きます。
久々に見たいと思っていたので、ちょうど良かったです。


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スタッフ
監督 : 湯浅憲明  
脚本 : 高橋二三 
製作 : 永田秀雅
音楽 : 菊池俊輔


主題歌
「ガメラマーチ」 : 大映児童合唱団


キャスト
明夫 : 加島信博 
トム : クリストファ・マーフィー 
友子 : 秋山みゆき
フローベラ : 笠原玲子
バーベラ : 甲斐弘子
近藤巡査 : 大村崑
ガメラ : 泉梅之助(ノンクレジット)


ストーリー
落下した円盤に乗り込んだ地元の少年である、明夫とトム。
2人は遊び気分で乗ったのは良いが円盤の起動装置を作動させてしまった為、第10惑星テラまで飛ばされてしまう。
そこで2人が見たのは、大量発生した宇宙ギャオスとそれをあっさり始末する包丁頭の怪獣ギロン、ここでたった2人だけで暮らしているバーベラとフローベラという宇宙人だった。
明夫達を温かく迎えるバーベラ達だが、彼女達は明夫達を食べようとしている人食い人種で、本性を知った明夫達は何とかここから脱出しようとするが・・・。


レビュー
ガメラシリーズ第5作目で、唯一地球以外の惑星で活躍する様を描いています。
ライバルである東宝のゴジラシリーズが、1965年の「怪獣大戦争」でゴジラがX星でキングギドラと戦いましたから、その対抗かな?と思ってしまいがちですが、実際は当時アメリカで流行していた「宇宙映画」や1950年代に量産された「怪獣惑星もの」、「キャンプ映画」の要素を取り入れたんだとか。
本当は前作の「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」で終了するはずだったのですが(大映の経営不振で、低予算になった為)、大ヒットした為続ける事になり、しかもまた低予算なので、監督の湯浅さんは困ったようです。

前作と同じ宇宙怪獣との戦いを描いていますが、バイラスは正確にいうとバイラス星人という名の宇宙人なので、本当に宇宙怪獣との戦いはこれが初と言えます。

話自体は宇宙に行く事や、戦争や事故などがない平和な世界に憧れている少年が、ひょんな事から未知の惑星へ行く事になり、宇宙ギャオスやギロンや宇宙人と遭遇するという、夢が詰まった内容となっています。
前作で完全に子供向け化しましたが、基本子供達が囚われの身だったのに対し、こちらはそれがあまりなく冒険映画志向がさらに進んでいます。

さて本作では人気者のギャオスが早くも再登場していますが、ギロンにあっさり切り殺されてしまう完全な噛ませ犬で、非常に扱いが悪いです(再登場は嬉しいんだけどな・・・)。
でも本作でギャオスが初めて複数登場し、やられたのはその中の1匹に過ぎませんが、この宇宙ギャオスが大量発生しなかったら、バーベラとフローベラはギロンを手懐ける事はなかったので、やはり後の登場作品と同じく、物語に欠かせない重要な存在と言えます。
着ぐるみはデビュー作である、「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス」で使用されたものの色を銀に変えて再利用しています。

過去作品からの流用映像はありますが、そんなに長くはなく、この冒険を通じて主人公は改めて地球を平和な星にする事を誓うので、中々楽しめる作品となっています。
大村崑さん演じる、子供に優しくて良き理解者的雰囲気がある巡査が(役名が「近藤」なので、こちらでも現実と同じく「コンちゃん」と呼ばれている)、良い味を出しています(初めて見た時から、印象に残っている)。
前作で散々宇宙人が登場したのに、何故主人公以外はその事を信じようとしないの?という矛盾点がありますが(笑)。



予告編です↓

前作までガメラを荒垣輝雄さんが演じていましたが、本作と次回作の「ガメラ対大魔獣ジャイガー」では、初代「ウルトラマン」で巨大化したラゴンやマグラーを演じた泉梅之助さんが演じています。
何故変わったのかは、おそらく荒垣さんの引退と関係があるのではないでしょうか。
「ウルトラマン」などで多くの怪獣を演じましたが、怪獣ブームが下火になると仕事の本数やギャラが少なくなり、既に結婚していて子供もいた荒垣さんは、家族を養う為に一般の仕事に転職したからです。



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by asabatyou | 2018-08-12 15:35 | 特撮、モンスター | Comments(3)

スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望

今月の9日ですが、「スター・ウォーズ in コンサート JAPAN TOUR 2018」の関係で、「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」を見ましたので、その事について書きます(映画本編を上映すると同時に、劇中の音楽を生演奏するものです)。
私が初めて劇場で見た「スター・ウォーズ」がこれの特別篇なので、何だか当時に戻った気分になれました。
個人的に一番嬉しかったのは、20世紀フォックスのロゴマークがちゃんと出てきた事です。
今はもうディズニーが著作権を持っているので、削除されていると思ったから非常に安心しましたが、やはりこれがないとしっくりきません。
会場にはダース・モールやチューバッカ、サンドトルーパーがいたり、指揮者の方がライトセーバーみたいな指揮棒を持つ事もありました。


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スタッフ
監督、脚本、製作総指揮 : ジョージ・ルーカス
音楽 : ジョン・ウィリアムズ
製作 : 20世紀フォックス / ルーカスフィルム・リミテッド
ストップモーション・アニメ : フィル・ティペット
特殊メイク : スチュアート・フリーボーン、ダグ・ベズウィック、リック・ベイカー


キャスト
ルーク・スカイウォーカー : マーク・ハミル
ハン・ソロ : ハリソン・フォード  
レイア・オーガナ : キャリー・フィッシャー
オビ=ワン・“ベン”・ケノービ : アレック・ギネス  
C-3PO : アンソニー・ダニエルズ  
R2-D2 : ケニー・ベイカー
チューバッカ : ピーター・メイヒュー
ダース・ベイダー : デヴィッド・プラウズ(声 : ジェームズ・アール・ジョーンズ)
ターキン総督 : ピーター・カッシング


ストーリー
遠い昔、はるか彼方の銀河系で・・・。
銀河帝国打倒を目指し、R2-D2が持っていたレイア姫のメッセージを聞いたルーク・スカイウォーカーは、ハン・ソロやチューバッカなどと協力し、世界の運命を握った戦いに身を投じる事になる。


レビュー
「スター・ウォーズ」シリーズの記念すべき第1号(ただし物語としては第4話なので、後に今現在の題名に変更された)。
本作は「未知との遭遇」と共に世界的なSFブームを巻き起こし、それまで低俗かマニアックな映画としか見られていなかったSF作品を、誰でも楽しめる娯楽へと評価を完全に変えました。

話自体はどこにでもいそうなごく普通の若者がひょんな事から、世界の運命を握った壮大な戦いに巻き込まれるというシンプルだけど、夢のような話となっています(けどエピソード1から3を見ると、ルークが帝国軍と戦うのは宿命づけられていたと言える)。
そこに怪獣、宇宙人、ロボット、宇宙船といった男の子の夢を全て具現化したような、まさにおもちゃ箱をひっくり返したといえる映画で、それを着ぐるみやストップモーション・アニメ、特殊メイク、CGなどあらゆる特撮を駆使して、その魅力的な世界観を見事に表現しています。
主役のルーク達はまだ生身の人間が殆どですが、敵役の帝国軍になるとダース・ベイダーやストームトルーパーといった、人間なのかどうかもよく分からない奇天烈なキャラクターが大半で(今でこそいて当たり前となっているが、公開当時彼らの姿は一体どう見えていたであろうか?)、酒場に登場する宇宙人はグレイや雪男に似た者や、トカゲや悪魔みたいな者がいたりと、多種多様の種族が勢揃いで、広い宇宙が舞台になっている事がよく分かります。

さて宇宙戦争が題材になっているので、当然戦闘シーンもあるのですが、ドッグファイトが完全に「空軍大戦略」(特にミレニアム・ファルコンとTIEファイターの戦いが、「空軍~」にあるスピットファイアとハインケル He111の空中戦そっくり)や「トラ・トラ・トラ!」などの航空映画と同じです(実際、第1次や第2次世界大戦の記録映像を研究して作り上げたという)。
当時はミニチュアの模型を使っているのですが、よくありがちな糸で吊って動かしているのではなく、しっかりとした棒で固定した後、撮影するカメラの方を動かして撮影したので(それも人が手で持って動かすのではなく、コンピュータ制御で動くロボットアームの先端に取り付けられたカメラで撮影したという)、本物に負けない迫力があります(航空映画ファンが見ても、絶対楽しめる)。
これを見ますとミニチュアだから駄目ではなく、やり方の問題である事を感じます。
ラストのデス・スターを破壊する作戦も、「633爆撃隊」にあるナチスの兵器開発に必要な工場を爆破するシーンを思わせます。

一応ラストでデス・スターの破壊に成功し、帝国軍を滅ぼしたように思えますが、ダース・ベイダーは倒されていませんし、さらにその上の皇帝も名前だけの登場ですから、何も解決していません。
だからこれはまだ始まりに過ぎず、本番はこれからである暗示させています。



予告編です↓

「スター・ウォーズ」は何故最初に前回のあらすじ的な映像が入り、1話で話が完結しないのかについては、昔あった連続活劇の影響を受けているらしいです(あらすじのシーンが、ベラ・ルゴシ主演の「ファントム・クリープス ゾルカ博士の野望」に似ている)。
元々ルーカスはバスター・クラブ主演の「フラッシュ・ゴードン」シリーズを鑑賞しており、それをリメイクしたかったけど、クイーンの主題歌で有名な1980年版の影響で実現出来ず、代わりに作ったのが「スター・ウォーズ」なんだとか。
他にも様々なものの影響を受けて作られているのですが、それだけで記事1枚、もしくは本書1冊分出来てしまいそうなので、ここではあえて書きません。



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by asabatyou | 2018-08-11 10:26 | 特撮、モンスター | Comments(0)

大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン

昨日は録画した「大怪獣決闘 ガメラ対バルゴン」を見ましたので、その事について書きます。
以前から何度か見た事があり、久々に見たいと思っていたらWOWOWでの放送が決まったので、ちょうど良かったです。


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スタッフ
監督 : 田中重雄  
脚本 : 高橋二三  
製作 : 永田雅一
特撮監督 : 湯浅憲明
音楽 : 木下忠司


キャスト
平田圭介 : 本郷功次郎  
カレン : 江波杏子 
小野寺 : 藤山浩二
ガメラ : 荒垣輝雄(ノンクレジット) 
ナレーター : 若山弦蔵(ノンクレジット)


ストーリー
半年前にロケットで宇宙に追放されたガメラは、近くの隕石と衝突した事で脱出に成功。
地球に戻ったガメラは黒部ダムを破壊し、火山へと飛び去って行った。
その頃大坂で航空士のライセンスを得たばかりの平田圭介は、自身の会社を設立する為の元手を集める為に、戦時中ニューギニア奥地に巨大なオパールを隠した足の不自由な兄の代わりに、小野寺や川尻と共に「虹の谷」と呼ばれる洞窟を目指す。
だが小野寺の裏切りで川尻は蠍に殺され、圭介も彼の死を嘆いていたところを爆破され、生き埋めにされそうになる。
まんまとオパールを手に入れた小野寺だが、それはオパールではなくバルゴンというトカゲに似た怪物の卵だった。
その事を知った圭介は小野寺の後を追って、日本に帰国するが・・・。


レビュー
「大怪獣ガメラ」の続編で、シリーズ初の怪獣同士の戦いを描いた第2作目。

タイトルこそ「ガメラ対バルゴン」となっていますが、実際は人類とバルゴンの戦いがメインで、ガメラは最初と最後に出てくるだけで出番が少なく、印象が薄いです(ただ単に、バルゴンと戦うだけに出てきただけって感じ)。

ガメラに欠かせない子供達も一応登場していますが、完全にチョイ役で話にまったく絡んでこない珍しい作品でもあります。
シリアスなガメラといいましたら、後の平成ガメラシリーズを思わせますが、平成シリーズではガメラが地球を救う為の救世主として生まれたという壮大な話なのに対し、こちらは欲深な探検隊の1人が、宝を独占したいが為に仲間を殺害したり、その事がばれて喧嘩したりとドロドロとした話が展開されて、やけに暗いです。
この小野寺の救いようのないクズっぷりが強烈で、ガメラやバルゴンを食ってしまっているほどです(小野寺がバルゴンの卵を持ち帰ったからこの事件が起こったのであり、全ての元凶である)。

また本作のガメラは決して人類の味方ではなく、バルゴンに戦いを挑むのは闘争心があったからに過ぎず、人類もガメラを恐怖の対象として見ているのが新鮮です。

それと本作のバルゴンは医療用の赤外線を浴びて急成長した変異個体ですが、通常通りに10年ぐらいの年月で成長したらどうなっていたかが気になります。

シリアスなストーリーだけでなく、バルゴンの生態がやけに詳しく語られていたりしていますが(陸上動物で水が苦手、自分の技や能力が利用されて自分が傷ついた時は、二度とそれを使用しない)、まだガメラシリーズならではの独特の世界観や雰囲気や個性がなく、他の怪獣映画とあまり変わらないのが事実です(けどバルゴンの最期が音楽の影響もあって、どこか悲劇的であった)。
勿論それが悪いのではなく、寧ろ正統派な出来栄えです。



特報と予告編です。
「大魔神」と同時上映だった為、それと一緒になっています↓

前作でガメラを演じた人はどこにも書いてないので不明ですが、本作から荒垣輝雄さんがガメラを演じるようになりました。
荒垣さんは「ウルトラマン」の怪獣をよく演じていましたが(元々時代劇の斬られ役だったが、その数が少なくなったので、怪獣役をやる事になったという)、これが好評で大映にまで話が伝わり、ガメラをやる事になったそうです(挨拶しに行った時勝新太郎さんと会い、「今は大映も不況で大変だから、ぜひ頑張ってくださいよ」と励ましてくださったとか)。
彼のアルバムにはガメラだけでなくバルゴンの写真もあるので、ガメラが登場しないシーンではバルゴンも演じていたのでは?とされています(バルゴンの演技者は一切記載がないので、実際は誰かは不明)。



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by asabatyou | 2018-08-07 09:21 | 特撮、モンスター | Comments(2)

モスラ3 キングギドラ来襲

昨日は録画した「モスラ3 キングギドラ来襲」を見ましたので、その事について書きます。
存在自体は知っていましたが、実際に見たのはこれが初めてです。


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スタッフ
監督 : 米田興弘(本編)、鈴木健二(特撮)
脚本 : 末谷真澄  
製作 : 富山省吾 
音楽 : 渡辺俊幸 
デザイン、絵コンテ : 破李拳竜


キャスト
モル : 小林恵 
ロラ : 建みさと
ベルベラ : 羽野晶紀
キングギドラ : 喜多川務(現 : 喜多川2tom)
園田雄介 : 大仁田厚
園田幸江 : 松田美由紀
ナレーション : 山口紗弥加


ストーリー
流星と共に地球に飛来した大魔王キングギドラは、青木ヶ原樹海にドームを作り、その内部にさらってきた子供達を幽閉した。
モスラは最強の敵であるキングギドラにまったく歯が立たず、エリアス姉妹のロラもキングギドラに操られて、ドームの中に自ら飛び込んでいった。
モスラは白亜紀にタイムワープして、恐竜を捕食しているまだ幼体のキングギドラを倒そうとするが、それは二度と現代に帰れない決死のタイムトラベルであった。
死闘の末ギドラを倒した事で現在のギドラも消滅したが、モスラは瀕死の重傷を負い、さらにモスラが切り落とした尻尾の一部から新たなギドラが誕生する。
頼りのモスラはもう存在せず、救出された子供達も再びギドラにさらわれてしまい、何もかもが終わりと思われたその時、地の底から奇跡が起こった!!


レビュー
1996年からスタートしたモスラシリーズの3作目であり、完結編です(と同時にモスラが登場する映画の中では、20世紀に作られた最後の作品にもなった)。

今までは新しい怪獣を相手に戦っていましたが、今回はゴジラ映画でお馴染みのキングギドラになりました。
元々火をテーマにしているので、火の新怪獣が登場してモスラが江戸時代に旅立つ話になるはずだったのですが、新怪獣→ラドン→キングギドラに変わり、タイムワープする時代も白亜紀に変更されました(しかし何故かジュラ紀の恐竜であるブラキオサウルスがいるので、矛盾している)。
ゴジラいる所にキングギドラありというイメージがありますが、本作では「流星人間ゾーン」にゲスト出演した時以来25年ぶりに、ゴジラなしの登場となりました。
宇宙怪獣として登場するのも「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」以来26年ぶりで、侵略者の手先ではない自身の意思で行動でするのも「三大怪獣 地球最大の決戦」以来、34年ぶりです。
ですが今回のキングギドラは今までの個体と異なり(鳴き声は「ゴジラvsキングギドラ」に登場した個体を、若干加工したもの)、エリアス姉妹の1人を操って対立させる、恐竜を絶滅させただけでなく、今現在地球の頂点に君臨していて生命力に富む人間の子供をさらう、一度はモスラに勝利する、若いギドラも敗北したとはいえモスラを苦戦させたので、今までが嘘みたいな強敵ぶりと悪徳ぶりです。
当時はノストラダムスの大予言の影響もあって、「恐怖の大王」や大魔王と呼ばれていますが、まさにその呼び名が相応しいです。
もしこのギドラがゴジラと戦ったら、どうなるか分かりません。

ちなみにずっと対立していたエリアス姉妹ですが、こちらはキングギドラという共通の敵が現れたので共闘し、和解に繋がりました(恐怖の大魔王がそのきっかけを作ったとは、何たる皮肉)。
けどロラはギドラの配下となってモルの元から離れ、モルもモスラを白亜紀にタイムワープさせる為の儀式で体力やエネルギーを消耗し、主人公の1人である少年にエリアスのトライアングル(ベルベラ用の紫の「勇気」、モル用のピンクの「知恵」、ロラ用の水色の「愛」の3つのメタルで構成されているが、何となく「ゼルダの伝説」シリーズのトライフォースを思わせる)が埋め込まれた剣を託すと石化、ロラも正気に戻った後ベルベラと協力し、聖なる剣を使ってギドラと戦うので、過去作品と異なる印象を受けます。

前2作は特撮と人間ドラマのバランスが悪く、どうも特撮に対して人間ドラマが疎かでしたが、今回は比較的マシでバランスのとれた作りとなっています。
それでもテンポが悪くて、ちょっとダラダラ気味でしたが・・・。

個人的に一番残念だったのは、ロラ役の人が変わってしまったので、別人みたいになった事です。
最初は今まで通り山口紗弥加さん(実は「ボクらの時代」で、水樹奈々さんと共演した事があるらしい)がやるはずだったのですが、スケジュールの関係で変更せざるを得なかったようです。
それでもナレーターとして参加しているのが、救いです。

またモスラが「ゴジラvsモスラ」以降続いたぬいぐるみ然とした姿から、より昆虫らしい姿になっていますが、あれは生物感のなさを改善したかったかららしいです。
なので前作と同一個体なのに、随分印象が違うのはその為です。

今まで完全に敵対関係だったモスラとキングギドラですが、これから数年後の「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」ではすっかり味方同士でゴジラと戦うのが、何とも皮肉な話です。世界観や設定は過去作品と、まったく繋がっていないとはいえ。



予告編です↓

本作でキングギドラを演じた喜多川2tomさんですが、図師勲さんと破李拳竜さんに続くゴジラもギドラも演じた方となりました(図師さんは「流星人間ゾーン」のギドラや「ゴジラ対メカゴジラ」のゴジラで、破李拳さんは「ゴジラvsキングギドラ」のギドラで、「冒険!ゴジランド」のゴジラなので)。
喜多川さんは「ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS」で、再びモスラと戦う事になりました。

今までモスラとギドラの戦いは何度かありましたが、成虫の状態で戦うのは、これが初めてです。



出典

参考サイト
http://seesaawiki.jp/w/ebatan/d/%c7%cb%cd%fb%b7%fd%ce%b5

参考文献


by asabatyou | 2018-06-15 17:47 | 特撮、モンスター | Comments(2)

モスラ2 海底の大決戦

昨日は録画した「モスラ2 海底の大決戦」を見ましたので、その事について書きます。
リアルタイムで見た事がありますが(その時見た劇場は、今はもう存在しない)、レンタルにもなければ長い間テレビ放送もなかったので、実に21年ぶりとなりました。


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スタッフ
監督 : 三好邦夫(本編)、川北紘一(特撮)
製作 : 富山省吾
企画、原案 : 田中友幸
脚本 : 末谷真澄
音楽 : 渡辺俊幸


キャスト
モル : 小林恵
ロラ : 山口紗弥加
ベルベラ : 羽野晶紀
ダガーラ : 吉田瑞穂、中野陽介(ノンクレジット)
浦内汐里 : 満島ひかり
ユナ : 野波麻帆


ストーリー
デスギドラの襲撃事件から1年。
沖縄の海上にヒトデに似た奇妙な生物ベーレムが無数に出現し海を赤く染めるが、それは古代文明のニライカナイが産んだ魔海怪獣ダガーラ復活の前兆だった。
エリアス姉妹は沖縄に向かうと、海底遺跡ニライカナイが海中から浮上し、ダガーラも出現。
ダガーラが放出するベーレムで身動きが取れなくなり、苦戦するモスラ。
だがこのピンチを救う鍵を、ニライカナイの秘宝を知る謎の小動物ゴーゴが握っていた!!


レビュー
「モスラ」(1996年版)の続編で、モスラが水中でも行動出来る形態に変身した衝撃作(今までは幼虫では出来ても、成虫になると不可能だった為)。
「ゴジラ対メカゴジラ」と同様沖縄が舞台となっていますが、ニライカナイ(この映画の為に作られた架空の存在と思ってしまいがちだが、実は沖縄県や鹿児島県奄美群島の各地に伝わる理想郷のひとつで、他にもこれを題材にした創作物はいくつか存在する)の秘宝をめぐって子供達が大冒険する、海洋冒険作品となっています。

本作は完全にリアルタイムで進んでいくので、次の日になったり夕方や夜になる事も一切ありません。
ただ前作にも言えますが、相変わらず特撮と人間ドラマのバランスが悪く、特撮と比べると人間ドラマの作りが弱いです。
主人公とその仲間の少年達ですが、最初は悪ガキやいじめっ子のような出で立ちで登場するのに、ゴーゴや同じくニライカナイの秘宝を狙っている漁師2人組が登場してから、あっさり味方になるので違和感があります(ツンデレなんだろうか?)。
漁師の方も根は悪人じゃないのに子供達を襲ったりと、どう考えても悪人としか思えない行動するのも不自然ですし(ベルベラに脅迫されていたから、仕方ないかもしれないが)、こちらも簡単に仲間になってしまうので、結局敵か味方かはっきりしない状態です(今までのいがみ合いは、なんだったんだろ)。
このニライカナイで冒険するのが人間ドラマのメインとなっていますが、変化が乏しいので正直ちょっと退屈で疲れてしまいます(「インディ・ジョーンズ/最後の聖戦」にある、見えない橋のパクリシーンもあったし)。
ベルベラも漁師2人組をパシリとして使ったくせに(秘宝を手に入れるには、人手が多い方が手っ取り早いと判断したからだろう)、ニライカナイの王女ユナの前で「人間は醜いんだ」と言って、彼らが盗んだ他の宝を見せつけたりと、ちょっと身勝手な一面もありました(自分がそうさせたのに、その言い方はないだろう)。
一応悪役キャラだから、多少は許される気もしますが。
いくらリアルタイムで進むといっても、ゲイリー・クーパー氏とグレース・ケリー氏の「真昼の決闘」のような中身や面白さはなく、監督や演出、脚本に問題があるとしか思えないです。

他にもモーセの十戒のごとく海を2つに割るシーンがあるのですが、あまりにも薄っぺらくてチンケでちっとも迫力がありません。
1966年の「大魔神怒る」にもそっくりなシーンがありましたが、こちらの方がよっぽど迫力と見応えと壮大さがあります(こちらの方が、31年前の映画なのに)。

興行も前作を下回ったのも納得の酷さですが、これがゴジラ映画などで有名な田中友幸さんの遺作となってしまいました。



予告編です。
しかし何故最後に、「ちびまる子ちゃん」でお馴染みの丸尾君(CV:飛田展男さん)が出てくるのでしょうか(笑)?
全然関係ないのに(笑)↓

ちなみにダガーラを演じたのは、前作でデスギドラ役だった吉田瑞穂さん。
「ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃」ではゴジラを演じるので、モスラとは3回も対決する事になります。
魚とドラゴンが混ざったかのような魅力な姿をしていますが、商品化に恵まれずその後の登場作品が一切ない不遇の怪獣でした。
しかし2017年の「GODZILLA 怪獣惑星」で、過去に地球で暴れ回った怪獣の1匹として実に20年ぶりの再登場を果たしたと同時に、初のゴジラ映画進出をしました。
ゴジラとの対決はなかったですが、初めて見た時からゴジラ映画に出てほしいと思っていたので、これは嬉しかったです。



出典

参考サイト

参考文献


by asabatyou | 2018-06-10 11:19 | 特撮、モンスター | Comments(4)
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タイトルの通り「asabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)」の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。


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