カテゴリ:アニメ( 194 )


新世紀エヴァンゲリオン

昨日はWOWOWで再放送していた「新世紀エヴァンゲリオン」を全部見終りましたので、その事について書きます。
今まで途中ぐらいまで見た事があるだけだったので、ちゃんと見たのは今回が初めてです。


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スタッフ
企画、原作 : GAINAX
企画 : Project Eva.  
掲載 : 角川書店、月刊少年エース
メカニックデザイン : 山下いくと、庵野秀明
音楽 : 鷺巣詩郎
アニメーション制作 : タツノコプロ、GAINAX
監督 : 庵野秀明


キャスト
碇シンジ : 緒方恵美  
綾波レイ : 林原めぐみ 
惣流・アスカ・ラングレー : 宮村優子
葛城ミサト : 三石琴乃 
赤木リツコ : 山口由里子 
碇ゲンドウ : 立木文彦 
渚カヲル : 石田彰


ストーリー
西暦2000年9月13日、大災害セカンドインパクトが起きた事により、世界は人口の半分が失われた。
それから15年後、14歳の少年碇シンジは、別居していた父で国連直属の非公開組織・特務機関NERV(ネルフ)の総司令官である碇ゲンドウから突然呼び出されて、巨大な人型戦闘兵器エヴァンゲリオン(EVA)初号機のパイロットとして、謎の敵「使徒」と戦うよう命じられる。

最初は嫌がったシンジだが、EVA零号機パイロットである綾波レイが負傷した姿を見て、仕方なく戦いに身を投じていく。
戦いを通じて戦闘指揮官で保護者役にもなった葛城ミサトや、同級生の鈴原トウジや相田ケンスケ達との交流によって、次第に自らの意思でEVAで戦うようになる。
次々と猛威を振るう使徒達を、戦線復帰したレイと協力して倒し、新たにドイツから来日したEVA弐号機のパイロットである少女、惣流・アスカ・ラングレーが仲間に加わり、苦戦しつつも勝利を重ねていくが・・・。


レビュー
ガイナックスとタツノコプロの合作である、全26話のテレビアニメ。

当初は視聴率が低かったですが、作画のクオリティの高さや、オタク心をくすぐるキャラクター造形や萌え系な演出、謎めいた設定などがマニアの間で高い評価を得て、社会現象を巻き起こしました。

1990年代を代表するアニメといっても過言ではない作品ですが、実際見てみますと、それが分かります。
使徒はまるで怪獣みたいですし、主役のエヴァンゲリオンはロボットのようですが(完全な機械ではないので、サイボーグというべきかもしれない)、ウルトラマンのような巨大ヒーローにも見えます。
それで可愛い女の子達も出てきますから、夢中にならないわけがありません。

監督の庵野秀明さん自身特撮好きのせいか、それを意識したネタもあり、ジェットアローンは「ゴジラ対メガロ」のジェットジャガーで(その前身である、一般公募作品の「レッド・アローン」もモデルの1つらしい)、ラミエルは「帰ってきたウルトラマン」のプリズ魔がモデルで、ゼルエルとの戦いで水にその姿が写るのは、「ウルトラセブン」のキングジョーとの戦いを思わせ、イスラフェルとの戦いでエヴァが後方転回したり飛び蹴りで倒すのは、「ウルトラマンレオ」に似ています。
他にもサンダルフォンの鳴き声の一部が、初代「ウルトラマン」のグビラと「帰ってきたウルトラマン」のモグネズンの流用です。
さらに「交響曲第9番」を使用したのは、「ウルトラセブン」でクラシック音楽をした事が元ネタだそうです。

しかし本作は最初こそ純粋に娯楽として楽しめる作りになっていたのですが、後になればなるほど可笑しな方向に進んでいきます。
シンジがゼルエルとの戦いに勝利した後、アスカは今まで下だと思っていた相手に完敗した事や、その後も嫌っていたレイに助けられるという屈辱を味わった為廃人同然となり、周囲の人々も情緒不安定になって泣き崩れたりと、作った方々の身を思わず案じてしまうほどです。
次回予告や本編にも絵コンテや台本が普通に登場したりと、「何?これ」状態になりますが、これは庵野監督の精神状態が不安定で、ガイナックスの屋上から何度も飛び降りようとしたり、「医者にもらった薬を飲んでも気持ち良くならない」と嘆いていたようです(2012年に、うつ病を患っていた事を告白)。
そんな彼の状態がそのまま映像に現れており、苦悩するシーンや話がやけに多いのは、それが理由だと伺えます。
特にシンジについては、幼い時に母親を亡くし、父親にも捨てられた感じで育ってしまったわけですから、こうなるのは無理もないでしょう。
最終話もこんな調子ですから、一応使徒は全部倒したものの、シンジは苦悩し続け、さらに「世界は自分次第であらゆる可能性がある」事、そして「僕はここに居ても良いんだ」と気付き、知り合いや家族から「おめでとう」と祝福されるという、「えっ!?」な結末です(終わったはずなのに、全然すっきりしない)。

こういう作品ではありますが、後世に与えた影響は大きく、「セカイ系」という単語が生まれたり、綾波レイも無口で感情がなさそうな美少女キャラクターの原点となりました(「涼宮ハルヒ」シリーズの長門有希も、レイがいなかったら誕生しなかっただろう)。
話題になった同じ庵野監督の「シン・ゴジラ」も、一般市民が殆ど出てこない政府だけで話が進んだり、魅力的な女性陣が登場するところは、エヴァンゲリオンにそっくりです(音楽もエヴァの物が使用されていますが、これは作曲が同じ鷺巣詩郎さんだからでしょう)。




「ダイ・ハード」と同じく「交響曲第9番」の使用が印象的ですが、他にも使用された作品は多いです。
また温泉ペンギンのペンペン(架空の種類だが、見た目がイワトビペンギンやマカロニペンギン、ロイヤルペンギンなどに似ており、それに近い種類なのかもしれない)ですが、最初から一緒に暮らしているミサトはともかく、初対面のシンジやアスカは驚いているだけでなく、ペンギンの名前を一度も口にしていません。
「序」ではペンギン自体がセカンドインパクトで絶滅し、シンジ達にとって未知の存在となっている描写があるそうですが、こちらもペンギンは知らないような感じで描かれています。
ペンペンが数少ない生き残りなのか、最後の生き残りなのかは明らかになっていません。

後個人的に驚いたのが、渚カヲルの出番が思ったより少なかった事です。
人気と知名度もありますから、もっと多いと思っていましたが、何とも意外です。



出典

参考サイト

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by asabatyou | 2018-11-19 11:05 | アニメ | Comments(4)

未来少年コナン

今月の6日で今まで見ていた「未来少年コナン」を見終りましたので、その事について書きます。
レンタルではなく、WOWOWで放送していたものを録画して見ていました。


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スタッフ
原作 : アレグザンダー・ケイ 
監督、シリーズ構成 : 宮崎駿
脚本 : 中野顕彰、吉川惣司、胡桃哲
キャラクターデザイン、メカニックデザイン : 宮崎駿、大塚康生
製作 : 本橋浩一


キャスト
コナン : 小原乃梨子 
ラナ : 信沢三恵子 
ジムシィ(ジムシー) : 青木和代 
ダイス : 永井一郎 
モンスリー : 吉田理保子
ラオ博士、おじい : 山内雅人
レプカ : 家弓家正


ストーリー
かつて磁力兵器を使った最終戦争が起こり、地球はほぼ壊滅状態に陥ってしまった。
それから20年の月日が経ち、とある孤島でおじいと2人暮らししているコナンの所に、ラナという少女が流れ着いてくる。
コナン達は自分達以外にも人間が生き残っていると大喜びするが、そこへ科学都市インダストリアからモンスリー達がやって来て、ラナを連れ去ってしまう。
連中の目的は、太陽エネルギーを使って超巨大戦闘機ギガントを起動させ、空から世界を支配する事だが、それにはその生みの親であるラオ博士の協力が必要で、彼を誘き出す為に孫娘のラナを狙ったのだった。
この争いでおじいを亡くしたコナンは、ラナを救出する為にインダストリアを目指す。


レビュー
アレグザンダー・ケイ氏原作の「残された人びと」を、スタジオジブリ作品でお馴染みの宮崎駿さんが、テレビアニメ化したもの(実際、動きや絵の感じがほぼ同年に作られた、「ルパン三世 カリオストロの城」に似ています)。

原作は冷戦中の東西対決色を物語の背景にしている事もあって、主役がアメリカなのに対して敵役がソ連を思わせるなど、政治的かつ悲観主義な要素があるようですが、宮崎さんがそれを嫌って、登場人物の名前や設定などを変更しました。
その影響で主人公のコナンは、アメリカ的自由主義社会を背負ったハイティーンの少年から、豊かな自然の中で育ったプレティーンの自然児になり、敵役もロシア人を思わせる人名で、共産主義国家の官僚的な人物像のマンスキーやレプコから、戦災孤児という背景を背負って成長したモンスリーとレプカになりました。

その為原作とは大きく変わったようですが、誰もが見ても楽しめる冒険活劇物となりました。

話自体は怪力だけどそれ以外は普通の少年であるコナンが、ひょんな事から1人の美少女と出会い、彼女を狙っている悪党相手に戦っていく勧善懲悪物です。
やっている事は後の「天空の城ラピュタ」と同じですが、ラピュタはアニメ映画ですから約2時間にまとめる必要がありましたが、こちらは全26話のテレビアニメで、よりじっくりやった感じです。
コナンを劇場アニメにするとラピュタになり、ラピュタをテレビアニメすればコナンになるといったところでしょう。

一応レプカが悪役で、ラピュタでいうムスカの立場ですが、ムスカはキャラの濃さや名言の多さでジブリ一のネタキャラとなりましたが、レプカはそれがなく冷静で淡々としています。
けど平和で自由に生きられる自然豊かな場所がちゃんとあるだけでなく(部下から存在は教えられたが、実際に自分の目で見る事はなかった)、インダストリアが地殻変動で海に沈みつつあるのに、ずっとギガントばかりに依存していたのは哀れで、その最期はどこか悲劇的でした。
もう少し早く知る事が出来たら、ひょっとしたら和解して人生やり直せれたかもしれないのに。

コナンとラナといちゃいちゃぶりも楽しかったですが、本人達は自覚ないでしょうけど、コナンを救う為にラナがキスしたり(8話にそれがあるが、私のお気に入りの話である。「名探偵コナン 14番目の標的(ターゲット)」でも似たシーンがあったが、元ネタかもしれない)、コナンの食事をラナが用意したりと、完全に恋人や夫婦となっています。
そんな2人をコナンの親友であり相棒と言えるジムシィ(ジムシ―の表記もあり)が羨ましがるシーンがありますが、彼も途中から恋人が出来るので(見た目も、悪くないし)、コナンと同じ立場になります。

昔1930年代や40年代にあった連続活劇と同じで、必ず次どうなるんだろう?というところで話が終わり、1回でも見逃すと話が分からなくなりますが、ラピュタやカリオストロの城の原点、ここにありというべき作品なので、一度は視聴する事をオススメします。

ユニバーサル・スタジオのアトラクションにもなった映画「ウォーターワールド」は、本作の影響を受けているのでは?という指摘があり、コナンが旅立つ時海が荒れていますが、そこが「ゼルダの伝説 風のタクト」に似ており、後世に与えた影響も大きいです。

ちなみに爆音の一部は、1950年代から70年代の東宝や円谷プロの特撮作品で使用された、お馴染みの音の流用です。



WOWOW版予告編と、OPとEDです↓


実は1979年に、このテレビアニメをまとめた総集編「未来少年コナン」が劇場公開されましたが、物語はかなり改変されており、楽園のハイハーバーやギガントの存在が割愛されているなどで、ファンからの評判は悪かったそうです。
他にもTVシリーズで人気が高かった、「ギガント」や「インダストリアの最期」や「大団円」の3つの話を再編集したダイジェスト版も作られましたが、こちらは殆ど話題にならなかったようです。



出典

参考サイト

実はYouTubeで全話視聴可能であり、私も見逃してしまった時はこちらで視聴しました↓

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by asabatyou | 2018-09-08 11:58 | アニメ | Comments(0)

映画 聲の形

昨日は録画した「映画 聲の形」を見ましたので、その事について書きます。
今現在録画した映画やアニメを見るといいましたら全部WOWOWですが、今回はNHK・Eテレで放送したものです。


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スタッフ
監督 : 山田尚子  
脚本 : 吉田玲子  
原作 : 大今良時
音楽 : 牛尾憲輔 
音楽制作 : ポニーキャニオン 
アニメーション制作 : 京都アニメーション
配給 : 松竹


主題歌
「恋をしたのは」 : aiko


キャスト
石田将也 : 入野自由、松岡茉優(小学校時代)
西宮硝子 : 早見沙織 
西宮結絃 : 悠木碧 
永束友宏 : 小野賢章
植野直花 : 金子有希 
佐原みよこ : 石川由依 
川井みき : 潘めぐみ
真柴智 : 豊永利行


ストーリー
退屈な事を嫌う小学生の、石田将也。
そんな彼のクラスに、先天性の聴覚障害を持つ少女の西宮硝子が転校してくる。
初めは友好的に接するクラスメイト達だったが、硝子が原因で授業に支障が出始め、彼女に対して不満を持つようになる。
段々孤立していく硝子を将也は気になるものの、結局変えられず、状況は悪くなる一方だった。
ある時将也は興味本位でからかい始めてしまい、徐々にそれはエスカレートしていき、補聴器の故障や紛失へと繋がっていく。
この事が明るみになった時、将也は補聴器が高価な物である事を知って動揺したが、その瞬間周囲からいじめっ子として全責任を押し付けられ、彼は新たないじめの標的とされてしまう。
それから5年の月日が経ち、将也はすっかり周囲から孤立しており心を閉ざしていた。
自殺まで考えた将也は、死ぬ前にきちんと硝子に謝罪する為に、彼女が通う手話サークルを訪れるが・・・。


レビュー
同盟の漫画を、「涼宮ハルヒの憂鬱」や「らき☆すた」、「けいおん!」シリーズで有名な京都アニメーションが、アニメ映画化したもの。
監督も「けいおん!」シリーズと同じ方なので、絵や動きや雰囲気などが似ており可愛らしい感じですが、内容は結構シリアスで重々しいです。

同じ障害者を主役、もしくは題材にしたアニメに「桃色のクレヨン」がありますが、こちらは最初は障害者に対してやや差別的感情を持っていた主人公が、友達にその事を伏せていたりするけど、やがてそれがバレて孤立しそうになった時、その生涯を持つ子の優しさを知る比較的マイルドな作りになっています(主人公以外、その障害者を拒絶している者がおらず、最後はみんな丸く収まる)。
けどこちらは最初は親切に接するけど、それが徐々に崩壊していき、中にはいじめていた事を謝りたいという者もいれば(勿論初めは硝子の家族から、「障害者である事を知っていながら、今まで散々いじめていたくせに、何を今更!!」と、厳しい目を向けられるが)、「あいつが来たから、調子が狂って私達の人間関係が壊れ始めたんだ」と今でも嫌っている者がいたりと、障害者だから全員が温かく受け入れてくれるわけではない事を、リアル且つ痛々しく生々しく描いているので、深刻度ではこちらの方が上です。
だから正直見ていて、気持ちの良いものではありません。内容が内容ですから、どうしてもこうなってしまうのかもしれませんが。

よそ者が入り込んだ事で主人公達の関係が狂い始めてしまい、よそ者が責任を感じてしまうのは、政岡憲三さんの「すて猫トラちゃん」を思わせます。

主人公がいじめっ子なのは珍しい気もしますが、それが原因でしっぺ返しを食らい、自分と向き合って改心もするから、彼の成長物語とも言えます。

時間が129分なので若干冗長な気もしますが(それでいて、内容やテーマは暗いし)、下手に恋愛要素があるわけでもなく(それっぽいシーンは一応あるが、ストレートにやっていない)、主人公が硝子や周囲の人物、そして自分を受け入れようとする様を描いているので、一度は見て損はないです。



特報、PV、予告編、CMです↓






「聲の形」は2016年に作られましたが、当時は「シン・ゴジラ」や「君に名は。」、「この世界の片隅に」に全てを持って行かれてしまった感じで、本作自体全国120スクリーンという小規模公開だった為か、私自体最近までその存在をまったく知りませんでした(WOWOWで放送されるアニメや映画の中に、本作があったような気がするので、それで見かけた程度です)。
けど評価は高く、松竹による当初の目標額だった10億円を、大きく上回る結果となりました。
ただ原作は最初、障害者いじめと差別という際どい内容な為、どこにも掲載されない幻の作品となった事もあったみたいです。



出典

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by asabatyou | 2018-09-04 10:34 | アニメ | Comments(0)

ドラえもん のび太とアニマル惑星

昨日は弟のたけマルが借りたDVDの1枚、「ドラえもん のび太とアニマル惑星(プラネット)」を見ましたので、その事について書きます。
前からちょっと興味がありましたが、やっと見る事が出来ました。


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スタッフ
監督 : 芝山努  
脚本、原作、製作総指揮 : 藤子・F・不二雄  
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館    
音楽 : 菊池俊輔


主題歌
「天までとどけ」 : 武田鉄矢


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代  
野比のび太 : 小原乃梨子  
源静香 : 野村道子  
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也  
骨川スネ夫 : 肝付兼太 
野比玉子 : 千々松幸子
チッポ : 田中真弓 
チッポのパパ : キートン山田 
ニムゲ総長 : 森功至


ストーリー
ある日の夜、のび太は奇妙なピンク色のもやに入り込んだ結果、人間並みに進化した動物達が暮らしている不思議な世界に迷い込む。
初めは周囲から馬鹿にされていたのび太だったが、動物達が持っていたホタル入りの花が自宅に落ちていたのを見て、もしかしてあれは本物だったのでは?と考えるようになる。
その夜、寝ぼけたのび太は、再び部屋の前に現れたあのもやの中に入り込んだ事に気付き、あれは夢ではなかったと確信。
気になったドラえもんものび太の後を追って入ってみたが、そこでチッポという犬の少年と出会い、親しい関係になる。
だがそこに、恐ろしい敵が迫りつつあった・・・。


レビュー
劇場版ドラえもんシリーズの第11作目。
タイトルが「アニマルプラネット」ですが、同名のテレビ番組のチャンネルとは、まったく関係ありません。
ドラえもんが擬人化された動物達が住む世界で冒険するのは、第3作目の「大魔境」を思わせますが、大魔境は犬のみで地球の中にまだ見知らぬ世界があった事を描いています。
しかし本作では多種多様の動物達が暮らしており、舞台もそのような惑星になっているので、何とか差別化を出しています(別の惑星で冒険するのは、過去に何度かあったので、これが初ではないが)。

話自体は動物達が平和に暮らしている自然豊かな惑星を、ニムゲという宇宙人が侵略しようと企んでいるので、それを阻止する実にシンプルなものです。
けどこのニムゲは見た目が地球人そのもので(名前も明らかに、人間のもじりであろう)、母星もボロボロに荒れ果てているから、美しい星を侵略しようと目論んでいるので、自然環境を破壊し野生動物の生態を脅かす人間社会を痛烈に批判した内容となっています(実際劇中でも、のび太達が普段目にしている学校の裏山をゴルフ場にされそうになり、住民達がやめさせようとするシーンがある。何故ゴルフ場かというと、当時のバブル景気の世相を反映したからだという)。
このニムゲが所属している組織は、原作では「ニムゲ同盟」という名前ですが、映画版では「秘密結社コックローチ団」と完全にゴキブリ呼ばわりしており、強い否定的イメージが案に植えつけられています(侵略する宇宙ゴキブリとは、「地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン」のM宇宙ハンター星雲人のようである)。

本作ではドラえもん達が世界観に合わせる為に動物の被り物を被り、のび太がクマ、しずかちゃんがウサギ、ジャイアンがゴリラ、スネ夫がキツネとなっていますが、これによりドラえもんの耳が復活する事になりました(今までは、昔の黄色の時しかなかった)。
それぞれの動物の特徴を生かしたシーンがあるのは面白かったですが(しずかちゃんなら普通では聞こえない音が聞こえるようになり、スネ夫なら嗅覚が発達し、ジャイアンなら怪力になる)、のび太の場合はそれがなく運が良くなれる道具を使っての活躍であり、クマの能力を活かした活躍がなかったのは、ちょっと不満でした(でもおかげで、ニムゲの正体が分かった)。
ちなみにジャイアンは映画版だと兄貴肌になりますが、こちらではいつまで経っても帰れなかったりニムゲに襲われたトラウマから、弱気になってしまう珍しいシーンがあるのが新鮮でした(その代わりにヘタレなイメージがあるスネ夫は、その一面は見せず、みんなに協力的であった)。

シリアスなテーマでメッセージ性がある作品ですが、環境問題を前面に押し出しているので、やや露骨な印象を受けます(作者自身も、その事を認めている)。
けどアニマルプラネットの童話と神話を思わせる世界観(童謡の「犬のおまわりさん」や、「やぎさんゆうびん」を意識したシーンもある)や、色んな所に行けてしまうピンクのもやの不気味さなどもあって、見応えのある魅力な作品となっています。



主題歌の「天までとどけ」です↓

ニムゲに荒らされたアニマルプラネットを救う為に、ドラえもん達はその星にあったホタル入りの花を宇宙救命ボートにセットして、アニマルプラネットに行く様子が描かれましたが、実は同じやり方をすれば、第2作の「宇宙開拓使」で舞台となったコーヤコーヤ星にもう一度行く事が可能だったりします(もう永遠に会えないような感じで終わっていましたが、別れる時にそこの住人から花を貰った為)。

また本作には今までのトラウマでもやの中に入りたがらないジャイアンを、みんなで説得するシーンがありますが、そこで「うわぁぁぁぁ…」という奇妙な声が入っていたりします。
最初は気がつかなかったですが、動画サイトで確認してみたら、確かにありました。
私がかつて東京声優プロデュース静岡校に通っていた時、アフレコを2回ぐらいやった事があるのですが、アフレコする時隅っこに数字が出てきて、台本も見ながら自分が演じるキャラクターは今このシーンでは、このぐらいの時間で喋った方が良いなというのを調べます。
ですから合わせるだけでも大変で、何も経験ない人がいきなりやれと言われて出来るものではありません(顔出しの芝居の方がやりやすくて楽)。
だからふざける余裕なんてないので、普通では考えられないでしょうけど、一体誰がこんな悪ふざけを・・・?
いずれにせよ、気味が悪い事は事実です。



出典

参考サイト

参考動画

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by asabatyou | 2018-08-25 10:15 | アニメ | Comments(0)

蛍火の杜へ

昨日は借りたDVDの「蛍火の杜へ」を見ましたので、その事について書きます。
前から興味があり、夏になったら見ようと思っていましたが、その時にまたしても我が家に、1枚だけ無料で借りられるハガキが来たので、ちょうど良かったです。


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スタッフ
原作 : 緑川ゆき
監督 : 大森貴弘
キャラクターデザイン : 髙田晃
音楽 : 吉森信  
制作 : ブレインズ・ベース 
製作 : 「蛍火の杜へ」製作委員会


キャスト
ギン : 内山昂輝  
竹川蛍 : 佐倉綾音


ストーリー
祖父の家に遊びに来た6歳の少女・竹川蛍は、妖怪が住んでいる「山神の森」に迷い込んでしまうが、そこで白狐の面をつけたギンという少年に出会う。
迷子になって困っていた蛍をギンは助けるが、彼は山神の力で人間に触れられると消滅する運命だった。
これがきっかけで親しくなった2人は、夏になると必ず会うようになったが・・・。


レビュー
「夏目友人帳」(アニマックスで放送しているのを何度か見た事があるが、おそらくこれで主役を演じた神谷浩史さんの事を知ったと思う。デブネコみたいなニャンコ先生が、可愛くて癒しだった)で有名な緑川ゆきさんの漫画を、アニメ映画化したもの(絵や雰囲気などが似ているのも、それが理由)。

話自体は成長した蛍が昔何があったかを話すところから始まるので、完全に彼女の視点で語られており、劇中の出来事は殆どが過去編です。

ある森に迷って困っていたところをギンという少年に助けられ、親しくなって楽しい日々を過ごして恋心まで芽生えますが、結局結ばれない悲恋ものです(しかもお互い触れ合う事が出来ないから、余計悲劇である)。

ギン自体は普通の人間ではないので何年経っても少年のままですが、蛍はそうはいかないので普通に年を取るので、段々ギンの年齢に近づくわけですが、もしも何も問題なく2人の関係が続いていたら、年の差カップルになっていたでしょう。

元々が短編漫画なので映画化された時でも、テレビアニメぐらい1話分の長さでしたが、季節が夏で自然豊かな不思議な出来事が起こるファンタジーもので、自分を救ってくれた恩人と相思相愛になるなど娯楽性はあります。

よくあるパターンで特に深みはないですが、気軽に楽しめるのは事実です。



予告編です↓

作者だけでなくスタッフも「夏目友人帳」と同じで、ブルーレイとDVDのCMでは「夏目友人帳」に登場するニャンコ先生(CV:井上和彦さん。「いなかっぺ大将」にも同名のキャラがいるが、無関係である)が、ナレーションをやっていたようです。



出典

参考サイト

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by asabatyou | 2018-07-21 11:46 | アニメ | Comments(0)

ドラえもん のび太の日本誕生

今日は録画した「ドラえもん のび太の日本誕生」を見ましたので、その事について書きます。
本作は作者の藤子・F・不二雄さんが亡くなった後、彼を偲んでテレビ放送した事があるのですが、それ以来なので今回が2回目となります。


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スタッフ
監督 : 芝山努  
脚本、原作、製作総指揮 : 藤子・F・不二雄  
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館  
音楽 : 菊池俊輔


主題歌
「時の旅人」 : 西田敏行


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代  
野比のび太 : 小原乃梨子  
源静香 : 野村道子  
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也  
骨川スネ夫 : 肝付兼太
ククル : 松岡洋子
ギガゾンビ : 永井一郎
ツチダマ : 高島雅羅


ストーリー
学校でも自宅でも叱られてばかりののび太は今の生活に嫌気が差して、家出を決意するが、どうも良い土地がなく失敗ばかり。
初めは「無駄だから、やめておけ」と馬鹿にしていたドラえもん、静香、ジャイアン、スネ夫だったが、彼らも家庭教師やレッスンが辛い、ハムスターが家に1週間過ごす事になった(のび太の父親の知人の頼み)など様々な理由で家出するが、他に行く所がなくて途方に暮れていた。
それならまだ人間が誰もいない太古の日本に行けば良いと思い付き、スケールのデカい家出を開始。
そこで誰にも邪魔されない自分達のユートピアを築き上げるが、一旦帰宅してみたら原始人の少年ククルと出会う。
ククルの一族であるヒカリ族は、凶暴なクラヤミ族と精霊王ギガゾンビの襲撃を受けたという。
ドラえもん達はヒカリ族を救う為に、中国大陸に向かう。


レビュー
ドラえもん映画シリーズ第10作目で、生誕10周年記念作品(第1作目の「のび太の恐竜」は1980年だが、大山のぶ代版ドラえもんが誕生したのは1979年なので、ちょうど10年目になる)。
ドラえもん映画の中では最もヒットしたようで、史上最大の観客動員数を記録しており、本作の続編であるファミリーコンピューター(ファミコン)のゲーム「ドラえもん ギガゾンビの逆襲」まで作られました(ギガゾンビがかつてドラえもん達に敗れた悪党達を復活させる話で、「宇宙開拓使」から本作までのゲストキャラや悪役達が登場する)。

内容はドラえもんが大昔の日本に行ったのは良いけど、ギガゾンビ(ゾンビと付いているが、アンデッドではない)という精霊王が、人々を拉致しては自身の理想の世界を作る為の奴隷としてこき使っている事実を知り、それを倒しにいく話です。
ドラえもん達が過去の時代へ行く話は、これまで「のび太の恐竜」や「パラレル西遊記」がありましたが、「のび太の恐竜」は現代に蘇ったフタバスズキリュウのピー助を元の時代へ帰す為で、「パラレル西遊記」は自分達がうっかり妖怪軍団を生み出して人類を滅ぼすきっかけを作ってしまい、責任を感じたからという真っ当な理由がありました。
でも今回は普段の日常世界で嫌な事があったからであり、今まで違って現実逃避なのです。
人間生きていればどうして嫌な事が起きますし悩みもあるので、気持ちは分からなくもないですが、過去作品と比べるとスケールが小さくて、動機が不純です。
そこで自分達のユートピアを作るのですが、本来その時代にない物を色々作ってしまって良いのでしょうか(タイムパトロールがいるのに)?
「のび太の恐竜」も恐竜狩りをすると歴史が変わってしまい、未来に悪影響を与えてしまうから犯罪とされています。
悪気はなくても私利私欲の為にやっているのは事実なので、これも十分歴史破壊になるのでは・・・?
でも最終的に故郷を滅ぼされて行き場をなくしたヒカリ族を日本に連れて来て(それでも元から日本で暮らしていたわけではない)、タイトルの意味が明かされますから、結果オーライな気もしますが。

悪役のギガゾンビも最初は魔人的な雰囲気があったのに、正体が分かってしまうと警察に逮捕されるレベルのショボサ(「のび太の恐竜」はそのパターンでありながら、まだ悪っぽさがあり威厳がありましたが)で、小物感が強いです(正直、「何でこんな弱そうな奴に、振り回されていたんだ」と言いたくなるぐらい)。
見た目は悪魔的で凄く良いのに、出来れば「海底鬼岩城」のポセイドンや「魔界大冒険」のデマオン、「パラレル西遊記」の牛魔王みたいに、倒されてほしかったです。
もういっその事、魔人にした方が良かったかな?

このようにツッコミどころは多いですが、「こんなこといいなできたらいいな」という歌詞の通り、もしも自分達のユートピアを作れたら、デカい大根に見えるけど割ってみるとラーメンやカレーライスなどが入っていたら、ペガサスやドラゴン、グリフォンといった神話や伝説のモンスターを作れるだけでなく、彼らと友達になれたらと、誰もが一度は考えたであろう夢を嫌味なく純粋に描いているので、娯楽性はちゃんとあります。
ゲストキャラのククルもドラえもん達に助けられた後、のび太が自分達が作った動物達が行方不明になって落ち込んでいるのを見て励まし恩返しするので、ドラマ部分も見逃せません。
怖いシーンも健在で、遮光器土偶に似たツチダマがそれを担っています。
土偶であるがゆえに無表情で無機質で(喋るだけでなく、妙な術まで使える)、死んだと思ってもあっという間に復活して再び襲ってくるなど、「ターミネーター」のような怖さを感じます(バラバラになっても致命傷にならないのは、「ターミネーター2」のT-1000を先取りしている)。
私が遮光器土偶を知ったのは、これです。
ですがこの中ボスポジションだったツチダマも「ドラえもん ギガゾンビの逆襲」では、最弱の敵に降格されているようですが・・・。
その代わりにいくつか種類が増え、ボスとして登場している者もいるので、一応メンツは保たれたと言えます。

10周年記念として作られた「日本誕生」ですが、奇しくも最初の「のび太の恐竜」と同様、のび太の動物キャラとの出会いと別れを描いた作品となりました。



劇中にあるシーンの、一部です↓

ドラえもんが神隠しを語るシーンがありますが、あれは実際に伝えられている話に基づいているものの、その多くは誇張や創作を含んだ都市伝説みたいです。

OPはお馴染みの「ドラえもんのうた」ですが、前作の大杉久美子さんが歌ったオリジナル版から、山野さと子さんが歌ったものに変更されました。



出典

参考サイト
http://www.70percent-komado.com/entry/2016/08/13/000010

参考動画

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by asabatyou | 2018-06-23 16:27 | アニメ | Comments(4)

ドラえもん のび太のパラレル西遊記

昨日は録画した「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」を見ましたので、その事について書きます。
存在自体は昔ドラえもん映画の名場面集的な番組を見た事があり、それで知りましたが、実際に見たのはこれが初めてです。


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スタッフ
監督 : 芝山努 
脚本 : もとひら了
原作 : 藤子・F・不二雄(クレジットでは、藤子不二雄Ⓕ)
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館
音楽 : 菊池俊輔


主題歌
「君がいるから」 : 堀江美都子、こおろぎ'73


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代
野比のび太 : 小原乃梨子
源静香 : 野村道子
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也
骨川スネ夫 : 肝付兼太 
ドラミ : 横沢啓子(現 : よこざわけい子)
リンレイ : 水谷優子 
三蔵法師 : 池田勝 
牛魔王 : 柴田秀勝 
羅刹女 : 栗葉子


ストーリー
小学生の新入生歓迎会にて、のび太の提案で「西遊記」の劇をやる事になった一同。
しかしのび太は助けを求める村人役になり、やりたかった孫悟空役は出木杉に取られてしまう。

孫悟空がかつて実在したと信じているのび太は、「本物に似ている人が、孫悟空をやるべきだ」と主張し、タイムマシンで7世紀(西暦630年)の唐へ向かう。
そこで自分そっくりの孫悟空を目撃し、その事をいつものメンバーに話しかけるが、架空の存在である孫悟空の目撃談など誰も信じない。
証拠を見せる為にのび太は全員と共に、再び唐の時代へ行くが、まったく同じ時間に辿り着く事が出来ず、肝心の孫悟空も見つけられなかった。
苦肉の策でのび太はドラえもんのひみつ道具「ヒーローマシン」で孫悟空になるが、ボロを出して失敗に終わる。

落胆して現代に帰るが、そこはいつもの見慣れた日常世界ではなく、妖怪達に支配された魑魅魍魎の巣窟と化していた。
ドラえもんはこの事態を、唐の時代へ行った時「ヒーローマシン」のスイッチをうっかり切り忘れてしまったので、ゲームの妖怪達が出てしまい、人類との全面戦争に勝利した為、歴史が変わってしまったと推測する。
元に戻すにはもう一度過去に行って、まだ強大になる前の妖怪達を全て倒すしか方法はない。
「ヒーローマシン」で「西遊記」のキャラクター達になったドラえもん達は、世界を救う為に妖怪達との戦いに身を投じていく。


レビュー
ドラえもん映画シリーズ第9作目で、作者の藤子・F・不二雄さんが存命中に作られたのに、原作漫画が存在しない珍しい作品でもあります。
体調不良で入院していたからなのか藤子さんはいつものように脚本を書かず、「クレヨンしんちゃん」シリーズでも脚本を担当した事があるもとひら了さんに任せましたが、「西遊記の世界」というアイデアは藤子さんのものだそうです。

「西遊記」といいましたら過去に1941年の「西遊記 鉄扇公主の巻」や、1960年の東映が作った「西遊記」、ゴダイゴの曲が有名な1978年版「西遊記」(実際「パラレル西遊記」の曲を、「ガンダーラ」にしてみた動画が存在する)などがありますが、こちらではのび太が孫悟空、ジャイアンは猪八戒、スネ夫は沙悟浄、しずかちゃんが三蔵法師となって、西遊記の世界で大冒険します。

初期のドラえもん映画はやけに不気味なシーンがあったりしますが、本作は特にその傾向が強く、元の時代に帰ってきたと思ったら妖怪達に世界を乗っ取られていて、のび太達は正体を隠しながら生きなくてはいけないディストピアとなっています(よく考えてみたら「強殖装甲ガイバー」と同様、悪党による世界征服が成功してしまった珍しいパターンでもある)。
この妖怪達も普段は人間とまったく同じ姿ですからパッと見ただけは分からず、全体的にどこかオドロオドロしており、ドラえもん達も数少ない人間とその仲間だから、妖怪達に狙われ続けて世間から孤立しちゃいますし(自分の家族まで妖怪化しているから自宅まで危険地帯になっているので、居場所や安全な場所がどこにもない)、何より我々が普段生活している日常世界が完全に破壊されていますから、絶望感がより一層強いです(異世界での冒険だと、どうしても他人事になってしまうし)。
しかも悪気はなかったとはいえ、ドラえもんが事件を引き起こした全ての元凶なのが何とも皮肉で、他とは一線を画しています(作り話の悪役が現実世界に出てきて事件を起こすのは、シュワちゃん映画の「ラスト・アクション・ヒーロー」と同じ)。

元に戻すには過去の時代に行って、まだ強大になる前の妖怪達を全て倒すしか方法がないのが「ターミネーター」と同じパターンですが、「ターミネーター」は悪役がそれをやったのに、こちらは主人公がやっているという違いがあります。
まさか本作から10年後の1998年に作られた「モスラ3 キングギドラ来襲」で、モスラもその手を使うわけですが、歴史は繰り返されるようです。

前半のホラー要素のインパクトが強過ぎて他の事を忘れてしまいがちですが、過去の時代へ行った後は全員で協力して敵と戦う純粋な冒険物で、ゲストキャラも悲劇的な立場なので(詳しくは言えないが、ドラえもん達が敵の妖怪の1人を倒した時、ちょっと複雑な顔をしていた)、色んな要素が楽しめる作品と言えます。
ドラミちゃんが「魔界大冒険」以来2度目の登場をしていますが、再びドラえもん達の危機を救います。



予告編です↓

ゲストキャラのリンレイを演じたのは、かつてミニーマウスの日本語版声優だった水谷優子さんで、ジャイアン役でお馴染みのたてかべ和也さんに見出された人でもあります。
たてかべさんは他に見出した人に「クレヨンしんちゃん」で有名な矢島晶子さんや、「ホーム・アローン」のソフト版とテレビ朝日版の日本語吹き替えに出演した折笠愛さん、今現在のドラえもん声優である水田わさびさんらがいますが、矢島さん曰く「人材発掘して育てるのが好きだったようだ」と語っていました。
「フルハウス」の日本語吹き替えなどで有名な堀内賢雄さんもその人で、たてかべさんとは師匠であり親子ぐらい年が離れていますが、親友でもあったそうです。
ちなみに堀内さんは「のび太のブリキの迷宮(ラビリンス)」で、師弟共演をしています。

本作には本物の三蔵法師も登場していますが、よくありがちな中性的な男性ではなく体格の良いおじさんになっていますが、こちらの方が史書の記述どおりみたいです。



出典

参考サイト
http://www.70percent-komado.com/entry/2016/08/13/000010

参考動画

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by asabatyou | 2018-06-17 09:39 | アニメ | Comments(4)

ドラえもん のび太の宇宙小戦争

昨日は録画した「ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」を見ましたので、その事について書きます。
今までは見てない部分がいくつかありましたが、まともに見たのは今回が初めてです。


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スタッフ
監督 : 芝山努
原作、脚本 : 藤子・F・不二雄(クレジットでは、藤子不二雄)
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館  
音楽 : 菊池俊輔


主題歌
「少年期」作詞、歌 : 武田鉄矢


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代
野比のび太 : 小原乃梨子 
源静香 : 野村道子
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也
骨川スネ夫 : 肝付兼太
パピ : 潘恵子 
ロコロコ : 三ツ矢雄二 
ゲンブ : 金井大 
ギルモア : 八名信夫 
ドラコルル : 屋良有作


ストーリー
のび太はスネ夫達が趣味で自主特撮映画を作っている事に対抗し、自分もドラえもんや静香の協力で同じ事をやろうとするが、そこへピリカ星からやって来た親指ぐらいしかないパピという少年と出会う。
のび太達はパピとすぐに打ち解けたが、そこへクジラに似た宇宙艦隊が現れて、スネ夫の映画の撮影現場を徹底的に破壊して去って行く。
実はパピはピリカ星から亡命してきた大統領で、独裁者ギルモアの手に落ちたピリカ星の情報機関PCIA(ピシア)が地球までパピを追ってきたのだ。
パピを守ると約束するドラえもん達だが、静香をさらわれた上に、ドラえもん達が小さくなっている状態で「スモールライト」を奪われてしまい、元の大きさに戻れなくなってしまった。
ドラえもん達に迷惑をかけられないと思ったパピは、敵が待機している場所に単身で向かい、静香を救出したと同時に自分を犠牲にし、PCIA長官ドラクルルの手に落ちてしまう。
ドラえもん達はスネ夫が作ったラジコン戦車を強化改造し、パピの救出とスモールライトを取り返す為に、パピの愛犬ロコロコの案内で、ピリカ星へと旅立つ。


レビュー
ドラえもん映画シリーズ第6作目。

「ガリヴァ―旅行記」にある小人の国リリパットで冒険するエピソードをベースに、「スター・ウォーズ」シリーズや「縮みゆく人間」への影響を受けて作られていますが、前半はドラえもん達が小さくなった状態で楽しい日々を過ごすのでそこは「縮みゆく人間」、途中からピリカ星での冒険が描かれるので、「スター・ウォーズ」と「ガリヴァ―旅行記」といった感じです。

別の惑星から来た巨大宇宙人がその星の悪党を倒すのが、もしもウルトラマンの立場が我々地球人になったらという見方も出来ます。
スモールライトの効き目が切れて元の大きさに戻る時、しずかちゃんが最初だったのですが、ピリカ星の視点で描かれているので、「妖怪巨大女」などで有名な巨大娘に見えてしまいます。
巨大娘も萌え属性の1つで、藤子さん自身女の子への強いこだわりがあったらしいので、もしかして狙ってやったのかも(笑)。

他にもMGMのロゴやキングコング、スーパーマンといった映画のパロディがやけに多いので、今までのドラえもんと比べますと、遊び心があるのが印象的です。

ただスモールライトを取り返さないと元の大きさに戻れないと焦るドラえもん達ですが、ビッグライトを使えば簡単に戻れたのでは?という疑問があるのも事実です。
前作の「魔界大冒険」ものび太が魔法の世界を創造する前に、タイムマシンで戻れば防げたのでは?と指摘される事がありますが、あれはそうなる前でも魔王の手下が暗躍している事が明らかになりましたから、どちらにせよ防げなかったのでしょう。
けど本作ではビッグライトが故障して使えない、もしくはその影響で修理に出しているという話もなかったので、ドラえもん達がそこまで頭が働いていないようにしか見えません。
でもそのおかげで案内人のロコロコとの出会いがあり、パピが乗っていた宇宙船を取っておいたからピリカ星へ行く事が出来たので、何とも皮肉な展開です。
あっさり戻ってしまったら、戻ったのは良いけど全然知らないピリカ星へ行くにはどうしたらいいの?という別の問題が発生しますし、もし宇宙船に乗って行けばいいと思い付いても、スモールライトが奪われた以上、再び小さくなる事も出来ません。
ロコロコも人語を話せたり宇宙船の操縦は出来ますが、それ以外に特殊能力は一切ないので、結局何も出来ないまま終わっていた可能性があります。
けど同じく大きさを自由に変えられる道具にガリバートンネルがあるので、もし何も問題がなかったらそれで普通に戻れたのでは・・・?
便利な道具を沢山持っているのも、それはそれで問題となります。
どうしてもツッコミどころがありますし、緊迫感に欠けてしまいます。

話自体は「のび太の大魔境」と同じで異世界の独裁者をドラえもん達が倒すもので、ツッコミどころもありますが、大きさが自由に変わったり映画パロディもあったりと、差別化はちゃんと図っています。



主題歌の「少年期」です↓

いつもジャイアンとスネ夫は一緒にいるイメージがありますが、こちらでは途中からドラえもん、のび太、ジャイアンのチームと、スネ夫としずかちゃんのチームに別れて行動します。
お約束というべきか怖気づいて戦うのをためらうスネ夫ですが(よく考えてみたら未知の相手、しかも独裁者達と戦うわけだから恐怖心が出るのは無理もないし、ある意味一番人間らしい)、ラジコン戦車を提供したり(途中ドラえもんの道具で、強化改造されたが)、しずかちゃんが1人で敵と戦おうとするのを見て加勢するので、意外と活躍します。
今までのドラえもん映画ではスネ夫は正直印象が薄かったので、少しは活躍させたかったのかもしれません。
しずかちゃんも印象的なシーンがあったので、この2人を見せる為の映画と言えるでしょう。



出典

参考サイト
http://seesaawiki.jp/w/radioi_34/d/%A5%C9%A5%E9%A4%A8%A4%E2%A4%F3%20%A4%CE%A4%D3%C2%C0%A4%CE%B1%A7%C3%E8%BE%AE%C0%EF%C1%E8
http://www.70percent-komado.com/entry/2016/08/13/000010

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by asabatyou | 2018-06-12 17:35 | アニメ | Comments(5)

ドラえもん のび太の魔界大冒険

昨日は録画した「ドラえもん のび太の魔界大冒険」を見ましたので、その事について書きます。
今までちょびちょびと見ただけでしたが、ちゃんと見たのはこれが初めてです。


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スタッフ
監督、絵コンテ : 芝山努
原作、脚本 : 藤子・F・不二雄(クレジットでは、藤子不二雄)
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館
音楽 : 菊池俊輔


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代
野比のび太 : 小原乃梨子 
ドラミ : 横沢啓子(現 : よこざわけい子)
源静香 : 野村道子
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也
骨川スネ夫 : 肝付兼太
満月美夜子 : 小山茉美
満月博士 : 中村正
大魔王デマオン : 若山弦蔵


ストーリー
のび太は魔法に憧れている事をドラえもんと静香に話すが本気にされず、出木杉にも相談したが既に廃れている事を知る。
しかしそれでも諦められないのび太は、ドラえもんの道具の1つ「もしもボックス」を使って魔法の世界を創造し大喜び。
だがそこは期待していた世界と程遠く、魔法の絨毯は免許がないと操れず、絨毯自体も高額な為自宅にはなく、のび太も基本的な魔法が出来ないと馬鹿にされ、結局こっちの世界でも落ちこぼれである事に、すっかり落胆する。
さらに悪い事に魔界が地球を侵略しつつある事を知り、早く元の世界へ戻そうとするが、もしもボックスはママに捨てられてしまい、回収を試みるが失敗に終わる。
絶望したドラえもんとのび太は対立するがやがて和解し、悪魔に詳しい満月博士の家に行こうとするが、そこにある猫がやってきた。
実はこの猫は博士の娘である美夜子が悪魔によって姿を変えられたもので、月光を浴びた時のみ元の姿に戻れるようになっていた。
美夜子は2人に一緒に魔界に乗り込んでほしいと頼み、さらに水晶玉の占いで魔王を倒す勇者がドラえもん、のび太、静香、ジャイアン、スネ夫の5人である事が判明する。
最初はためらった5人だが、やがて共に戦う事を決意し、大魔王デマオン率いる悪魔軍団に立ち向かう。


レビュー
ドラえもん映画シリーズ第5作目であると同時に生誕5周年記念作品で、もしもボックスが登場する唯一の作品でもあります。

今までのドラえもん映画といいましたら、過去の時代や別の惑星に行ったり、地球にある未知の世界で冒険するパターンでしたが、今回は悪気がなかったとはいえ、のび太が作った魔法の世界が舞台となっています(その代わりに科学が迷信とされており、現実世界では不可能な事が可能である)。
しずかちゃんやジャイアン、スネ夫といったお馴染みのメンバーも登場しますが、あくまで魔法の世界の住人として登場しているのであって、実質的なゲストキャラ的な扱いとなっています。

ファンタジー映画のドラえもんは後の「夢幻三剣士」と同じですが、あくまで夢で冒険する「夢幻三剣士」に対して、こちらはちゃんと現実世界で冒険する違いがあります。
「夢幻三剣士」では完全に西洋ファンタジーものなのに、敵が妖怪やお化けと言われており違和感バリバリでしたが、こちらは純粋に悪魔と言われていたので、不自然さはまったくなかったです(今だったら、魔族と言われそう)。
けどそれでも魔界そのものが別の惑星で、そこにいる悪魔と戦うのは「DOOM」シリーズの元ネタのようにも思えます。

本作はそれまでの作品と比べるとホラー要素が強く、普通に日常生活を送っているのに、石になったドラえもんとのび太が空から落ちてきただけでなく、勝手に動き出したりする(その表情や動きは、明らかに恐ろしい物を見たと思われるもの)、魔界に生息する生物達の奇怪さ、悪魔の中に嗅覚が優れている奴がいるので、透明帽子とも言える石ころぼうし(もしかしたら「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」に登場する、石コロのお面の元ネタかもしれない)が全然通用しなかったりと緊張感があるのも特徴で、ダーク・ファンタジーとも言えます。
大魔王デマオンもディズニーの「ファンタジア」にある、「禿山の一夜」に登場する巨大な悪魔に似ていますが(心臓が別の場所にあるからそれを潰さない限り倒せないのは、「キャプテン・シンドバッド」のエル・カリムや、「クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険」のオカマ魔女と同じ)、ひょっとしたら影響を受けたのかもしれません。

ちなみにドラミちゃんが映画版に初登場する作品でもありますが、後の「ドラミちゃん アララ・少年山賊団!」や「ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!」などと異なり主役ではなく、ドラえもん達を助ける為に登場します。



劇中にあるシーンの一部(当時の映像)と、主題歌の「風のマジカル」です↓



この「風のマジカル」が本当の主題歌で、1984年のテレビ放送時では劇場公開時に近い形で放送されましたが、ソフト化された時に使用契約期限の関係でエンディングテーマが、「のび太の大魔境」の主題歌「だからみんなで」に変更され、エンディング映像上のスタッフロールや予告編での「風のマジカル」のテロップも削除されました。
本編に2回ある「風のマジカル」をアレンジしたBGMも、「ポケットの中に」をアレンジした曲に変更されました。
DVD化された時も変更されたバージョンを使用しているので(私が初めて見たのは、こちらだった)、長い間劇場公開版は見られる機会がありませんでしたが、YouTubeやニコニコ動画といった動画サイトに、その時のシーンが投稿されたり、Amazonビデオで配信された時も劇場公開時の形で視聴可能となりました。
さらに2017年7月16日に2回、夏休み特別企画としてAbemaTVの家族アニメチャンネルで配信された本作では、本編中BGMとエンディングが劇場公開時の形でそのまま配信され、2018年3月に行われたWOWOWにおける大長編シリーズ全作品一挙放映時の本作は劇場公開時と同じ「風のマジカル」が使われるバージョンが放映されました(私が視聴したのは、5月22日にWOWOWで放送されたものだが、「風のマジカル」が使用されたバージョンだった)。
これにより当時を知らない世代にも知られるようになりましたので、大変嬉しく思います。

話は変わりますが、ゲストキャラの満月美夜子は人間の時より、猫の姿の方が可愛くて魅力的だと思うのは私だけでしょうか(笑)?



出典

参考サイト
http://seesaawiki.jp/w/radioi_34/d/%A5%C9%A5%E9%A4%A8%A4%E2%A4%F3%20%A4%CE%A4%D3%C2%C0%A4%CE%CB%E2%B3%A6%C2%E7%CB%C1%B8%B1
http://www.70percent-komado.com/entry/2016/08/13/000010

参考動画

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by asabatyou | 2018-06-06 17:18 | アニメ | Comments(3)

ドラえもん のび太の大魔境

昨日は録画した「ドラえもん のび太の大魔境」を見ましたので、その事を書きます。
今まで所々見ていただけでしたが、まともに見たのはこれが初めてです。


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スタッフ
監督、絵コンテ : 西牧秀夫
原作、脚本 : 藤子・F・不二雄
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館
音楽 : 菊池俊輔
動画 : 千葉朝美、中村久子、寺田千久紗 ほか


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代  
野比のび太 : 小原乃梨子  
源静香 : 野村道子 
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也  
骨川スネ夫 : 肝付兼太
ペコ(クンタック王子) : 清水マリ
チッポ : 杉山佳寿子
ブルスス : 村瀬正彦
ダブランダー大臣 : 滝口順平
サベール隊長 : 柴田秀勝
コス博士 : 永井一郎


ストーリー
春休み。大冒険を求めたのび太達は、偶然拾った白い犬ペコを引き連れて、謎の巨神像があるというアフリカ中央部のヘビー・スモーカーズ・フォレストにやって来た。
ジャイアンの希望により、便利な道具は全て空き地に置いていく危険な状態で進んで行った末に彼らが見つけたのは、外界から閉ざされた環境で進化した犬の国バウワンコ王国。そしてペコはそこの王子、クンタックであった。

しかし王国は凶悪なダブランダー大臣に支配されており、禁断の古代兵器を用いて世界征服を企んでいた。
クンタックとドラえもんは、偽王子とおたずね者として指名手配され、似顔絵まで貼り出されてしまう。
クンタックの亡き父王の親衛隊長だったブルススによれば、王家には「王国が危機に陥った時、10人の外国人が巨神像の力をもって国を救う」という救世主伝説があるという。
外国人はドラえもん達5人しかいないが、王国を救う為に巨神像の所へ向かうが、ダブランダー達もこれを脅威と見なし先回りするが・・・。


レビュー
劇場版ドラえもんシリーズの第3作目で、オープニングテーマが「ドラえもんのうた」になった最初の作品です(出木杉君が登場するのもこれが初だが、チョイ役で共に冒険はしない)。

話自体は誰も知らない謎の世界を見つけてそこ行く典型的な冒険物ですが(このパターンを最初にやったのが、本作だったりする)、そこに着いた後は凶悪な王に支配されている国があり、巨神像を動かして悪を倒すという大映の「大魔神」シリーズに似た展開となっています。

さて本作で一番印象に残るのは、ジャイアンではないでしょうか?
普段はいじめっこだけど、映画版では頼れる兄貴肌になる彼ですが、こちらでは冒険を楽しみたいから便利な道具は全部置いていけと言った結果、どうにもならない問題が発生して孤立してしまいます。
すっかり責任を感じて悩んでいたジャイアンにペコが「そんなに自分を責めないで」と言うかのように寄り添い、それが終わり頃になってダブランダー一味に1人で立ち向かおうとするペコ(脱出出来るルートを教えた後、これ以上皆さんに迷惑をかけられないと言っている)にジャイアンが助太刀して(ペコへの恩返しや、自分が今までしてきた事に決着をつけたい思いがあったのだろう)、他のみんなも共に戦う決意をします。
過去作品である「のび太の恐竜」や「宇宙開拓使」ではそんなに目立った活躍はせず印象が薄かったので、カッコいいジャイアンはここから始まったと言えます。
トラブルメーカーだったジャイアンが、最後は全員を1つにして国を救うのですから、彼なしに解決は出来なかったでしょう。まさに真の主役です。
その為ゲストキャラのペコも、ジャイアンとの友情が印象的です。

見所はありますが、本作の製作は遅れ気味だったようで、3月初めにヤクルトホールで開催予定だった特別試写会は、開催当日にフィルムが間に合わず、既に観客が会場入りしている時間帯に中止となったんだとか。
さらに藤子さんは「作品の出来はいい」としたものの、「私の作品を理解していない。監督を変えてほしい」と不満があったようで、シンエイ動画の楠部三吉郎さんに指示し、次回作の「海底鬼岩城」から芝山努さんに変更されました(後に芝山さんは、大山のぶ代版ドラえもんの完結編である「ワンニャン時空伝」まで監督をします。芝山さんは「のび太の恐竜」でレイアウトを担当していたので、ひょっとしたら運命だったのかもしれません)。
本作の監督である西牧秀夫さんは、前作の「宇宙開拓使」も担当しており、西部劇的な面白味があったのですが・・・。



主題歌の「だからみんなで」です。
「自分1人では何も出来ないが、みんなと一緒に力を合わせれば強くなれる」といった歌詞であり、「三銃士」にある「1人はみんなの為に、みんなは1人の為に」に相通じるものがあります。
第5作目の「魔界大冒険」では、ソフト版のエンディングテーマとして使用されました(理由は「魔界大冒険」を見た時に書きます)↓

また本作では私の母の友人である千葉朝美さんが動画担当で参加していますが、第1作目の「のび太の恐竜」では製作事務担当だったので、それ以来の参加となりました。
2014年には「ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~」という、リメイク版が作られました。



出典

参考サイト

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by asabatyou | 2018-05-29 17:16 | アニメ | Comments(1)
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タイトルの通り「asabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)」の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。


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