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蛍火の杜へ

昨日は借りたDVDの「蛍火の杜へ」を見ましたので、その事について書きます。
前から興味があり、夏になったら見ようと思っていましたが、その時にまたしても我が家に、1枚だけ無料で借りられるハガキが来たので、ちょうど良かったです。


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スタッフ
原作 : 緑川ゆき
監督 : 大森貴弘
キャラクターデザイン : 髙田晃
音楽 : 吉森信  
制作 : ブレインズ・ベース 
製作 : 「蛍火の杜へ」製作委員会


キャスト
ギン : 内山昂輝  
竹川蛍 : 佐倉綾音


ストーリー
祖父の家に遊びに来た6歳の少女・竹川蛍は、妖怪が住んでいる「山神の森」に迷い込んでしまうが、そこで白狐の面をつけたギンという少年に出会う。
迷子になって困っていた蛍をギンは助けるが、彼は山神の力で人間に触れられると消滅する運命だった。
これがきっかけで親しくなった2人は、夏になると必ず会うようになったが・・・。


レビュー
「夏目友人帳」(アニマックスで放送しているのを何度か見た事があるが、おそらくこれで主役を演じた神谷浩史さんの事を知ったと思う。デブネコみたいなニャンコ先生が、可愛くて癒しだった)で有名な緑川ゆきさんの漫画を、アニメ映画化したもの(絵や雰囲気などが似ているのも、それが理由)。

話自体は成長した蛍が昔何があったかを話すところから始まるので、完全に彼女の視点で語られており、劇中の出来事は殆どが過去編です。

ある森に迷って困っていたところをギンという少年に助けられ、親しくなって楽しい日々を過ごして恋心まで芽生えますが、結局結ばれない悲恋ものです(しかもお互い触れ合う事が出来ないから、余計悲劇である)。

ギン自体は普通の人間ではないので何年経っても少年のままですが、蛍はそうはいかないので普通に年を取るので、段々ギンの年齢に近づくわけですが、もしも何も問題なく2人の関係が続いていたら、年の差カップルになっていたでしょう。

元々が短編漫画なので映画化された時でも、テレビアニメぐらい1話分の長さでしたが、季節が夏で自然豊かな不思議な出来事が起こるファンタジーもので、自分を救ってくれた恩人と相思相愛になるなど娯楽性はあります。

よくあるパターンで特に深みはないですが、気軽に楽しめるのは事実です。



予告編です↓

作者だけでなくスタッフも「夏目友人帳」と同じで、ブルーレイとDVDのCMでは「夏目友人帳」に登場するニャンコ先生(CV:井上和彦さん。「いなかっぺ大将」にも同名のキャラがいるが、無関係である)が、ナレーションをやっていたようです。



出典

参考サイト

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by asabatyou | 2018-07-21 11:46 | アニメ | Comments(0)

ドラえもん のび太の日本誕生

今日は録画した「ドラえもん のび太の日本誕生」を見ましたので、その事について書きます。
本作は作者の藤子・F・不二雄さんが亡くなった後、彼を偲んでテレビ放送した事があるのですが、それ以来なので今回が2回目となります。


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スタッフ
監督 : 芝山努  
脚本、原作、製作総指揮 : 藤子・F・不二雄  
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館  
音楽 : 菊池俊輔


主題歌
「時の旅人」 : 西田敏行


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代  
野比のび太 : 小原乃梨子  
源静香 : 野村道子  
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也  
骨川スネ夫 : 肝付兼太
ククル : 松岡洋子
ギガゾンビ : 永井一郎
ツチダマ : 高島雅羅


ストーリー
学校でも自宅でも叱られてばかりののび太は今の生活に嫌気が差して、家出を決意するが、どうも良い土地がなく失敗ばかり。
初めは「無駄だから、やめておけ」と馬鹿にしていたドラえもん、静香、ジャイアン、スネ夫だったが、彼らも家庭教師やレッスンが辛い、ハムスターが家に1週間過ごす事になった(のび太の父親の知人の頼み)など様々な理由で家出するが、他に行く所がなくて途方に暮れていた。
それならまだ人間が誰もいない太古の日本に行けば良いと思い付き、スケールのデカい家出を開始。
そこで誰にも邪魔されない自分達のユートピアを築き上げるが、一旦帰宅してみたら原始人の少年ククルと出会う。
ククルの一族であるヒカリ族は、凶暴なクラヤミ族と精霊王ギガゾンビの襲撃を受けたという。
ドラえもん達はヒカリ族を救う為に、中国大陸に向かう。


レビュー
ドラえもん映画シリーズ第10作目で、生誕10周年記念作品(第1作目の「のび太の恐竜」は1980年だが、大山のぶ代版ドラえもんが誕生したのは1979年なので、ちょうど10年目になる)。
ドラえもん映画の中では最もヒットしたようで、史上最大の観客動員数を記録しており、本作の続編であるファミリーコンピューター(ファミコン)のゲーム「ドラえもん ギガゾンビの逆襲」まで作られました(ギガゾンビがかつてドラえもん達に敗れた悪党達を復活させる話で、「宇宙開拓使」から本作までのゲストキャラや悪役達が登場する)。

内容はドラえもんが大昔の日本に行ったのは良いけど、ギガゾンビ(ゾンビと付いているが、アンデッドではない)という精霊王が、人々を拉致しては自身の理想の世界を作る為の奴隷としてこき使っている事実を知り、それを倒しにいく話です。
ドラえもん達が過去の時代へ行く話は、これまで「のび太の恐竜」や「パラレル西遊記」がありましたが、「のび太の恐竜」は現代に蘇ったフタバスズキリュウのピー助を元の時代へ帰す為で、「パラレル西遊記」は自分達がうっかり妖怪軍団を生み出して人類を滅ぼすきっかけを作ってしまい、責任を感じたからという真っ当な理由がありました。
でも今回は普段の日常世界で嫌な事があったからであり、今まで違って現実逃避なのです。
人間生きていればどうして嫌な事が起きますし悩みもあるので、気持ちは分からなくもないですが、過去作品と比べるとスケールが小さくて、動機が不純です。
そこで自分達のユートピアを作るのですが、本来その時代にない物を色々作ってしまって良いのでしょうか(タイムパトロールがいるのに)?
「のび太の恐竜」も恐竜狩りをすると歴史が変わってしまい、未来に悪影響を与えてしまうから犯罪とされています。
悪気はなくても私利私欲の為にやっているのは事実なので、これも十分歴史破壊になるのでは・・・?
でも最終的に故郷を滅ぼされて行き場をなくしたヒカリ族を日本に連れて来て(それでも元から日本で暮らしていたわけではない)、タイトルの意味が明かされますから、結果オーライな気もしますが。

悪役のギガゾンビも最初は魔人的な雰囲気があったのに、正体が分かってしまうと警察に逮捕されるレベルのショボサ(「のび太の恐竜」はそのパターンでありながら、まだ悪っぽさがあり威厳がありましたが)で、小物感が強いです(正直、「何でこんな弱そうな奴に、振り回されていたんだ」と言いたくなるぐらい)。
見た目は悪魔的で凄く良いのに、出来れば「海底鬼岩城」のポセイドンや「魔界大冒険」のデマオン、「パラレル西遊記」の牛魔王みたいに、倒されてほしかったです。
もういっその事、魔人にした方が良かったかな?

このようにツッコミどころは多いですが、「こんなこといいなできたらいいな」という歌詞の通り、もしも自分達のユートピアを作れたら、デカい大根に見えるけど割ってみるとラーメンやカレーライスなどが入っていたら、ペガサスやドラゴン、グリフォンといった神話や伝説のモンスターを作れるだけでなく、彼らと友達になれたらと、誰もが一度は考えたであろう夢を嫌味なく純粋に描いているので、娯楽性はちゃんとあります。
ゲストキャラのククルもドラえもん達に助けられた後、のび太が自分達が作った動物達が行方不明になって落ち込んでいるのを見て励まし恩返しするので、ドラマ部分も見逃せません。
怖いシーンも健在で、遮光器土偶に似たツチダマがそれを担っています。
土偶であるがゆえに無表情で無機質で(喋るだけでなく、妙な術まで使える)、死んだと思ってもあっという間に復活して再び襲ってくるなど、「ターミネーター」のような怖さを感じます(バラバラになっても致命傷にならないのは、「ターミネーター2」のT-1000を先取りしている)。
私が遮光器土偶を知ったのは、これです。
ですがこの中ボスポジションだったツチダマも「ドラえもん ギガゾンビの逆襲」では、最弱の敵に降格されているようですが・・・。
その代わりにいくつか種類が増え、ボスとして登場している者もいるので、一応メンツは保たれたと言えます。

10周年記念として作られた「日本誕生」ですが、奇しくも最初の「のび太の恐竜」と同様、のび太の動物キャラとの出会いと別れを描いた作品となりました。



劇中にあるシーンの、一部です↓

ドラえもんが神隠しを語るシーンがありますが、あれは実際に伝えられている話に基づいているものの、その多くは誇張や創作を含んだ都市伝説みたいです。

OPはお馴染みの「ドラえもんのうた」ですが、前作の大杉久美子さんが歌ったオリジナル版から、山野さと子さんが歌ったものに変更されました。



出典

参考サイト
http://www.70percent-komado.com/entry/2016/08/13/000010

参考動画

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by asabatyou | 2018-06-23 16:27 | アニメ | Comments(3)

ドラえもん のび太のパラレル西遊記

昨日は録画した「ドラえもん のび太のパラレル西遊記」を見ましたので、その事について書きます。
存在自体は昔ドラえもん映画の名場面集的な番組を見た事があり、それで知りましたが、実際に見たのはこれが初めてです。


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スタッフ
監督 : 芝山努 
脚本 : もとひら了
原作 : 藤子・F・不二雄(クレジットでは、藤子不二雄Ⓕ)
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館
音楽 : 菊池俊輔


主題歌
「君がいるから」 : 堀江美都子、こおろぎ'73


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代
野比のび太 : 小原乃梨子
源静香 : 野村道子
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也
骨川スネ夫 : 肝付兼太 
ドラミ : 横沢啓子(現 : よこざわけい子)
リンレイ : 水谷優子 
三蔵法師 : 池田勝 
牛魔王 : 柴田秀勝 
羅刹女 : 栗葉子


ストーリー
小学生の新入生歓迎会にて、のび太の提案で「西遊記」の劇をやる事になった一同。
しかしのび太は助けを求める村人役になり、やりたかった孫悟空役は出木杉に取られてしまう。

孫悟空がかつて実在したと信じているのび太は、「本物に似ている人が、孫悟空をやるべきだ」と主張し、タイムマシンで7世紀(西暦630年)の唐へ向かう。
そこで自分そっくりの孫悟空を目撃し、その事をいつものメンバーに話しかけるが、架空の存在である孫悟空の目撃談など誰も信じない。
証拠を見せる為にのび太は全員と共に、再び唐の時代へ行くが、まったく同じ時間に辿り着く事が出来ず、肝心の孫悟空も見つけられなかった。
苦肉の策でのび太はドラえもんのひみつ道具「ヒーローマシン」で孫悟空になるが、ボロを出して失敗に終わる。

落胆して現代に帰るが、そこはいつもの見慣れた日常世界ではなく、妖怪達に支配された魑魅魍魎の巣窟と化していた。
ドラえもんはこの事態を、唐の時代へ行った時「ヒーローマシン」のスイッチをうっかり切り忘れてしまったので、ゲームの妖怪達が出てしまい、人類との全面戦争に勝利した為、歴史が変わってしまったと推測する。
元に戻すにはもう一度過去に行って、まだ強大になる前の妖怪達を全て倒すしか方法はない。
「ヒーローマシン」で「西遊記」のキャラクター達になったドラえもん達は、世界を救う為に妖怪達との戦いに身を投じていく。


レビュー
ドラえもん映画シリーズ第9作目で、作者の藤子・F・不二雄さんが存命中に作られたのに、原作漫画が存在しない珍しい作品でもあります。
体調不良で入院していたからなのか藤子さんはいつものように脚本を書かず、「クレヨンしんちゃん」シリーズでも脚本を担当した事があるもとひら了さんに任せましたが、「西遊記の世界」というアイデアは藤子さんのものだそうです。

「西遊記」といいましたら過去に1941年の「西遊記 鉄扇公主の巻」や、1960年の東映が作った「西遊記」、ゴダイゴの曲が有名な1978年版「西遊記」(実際「パラレル西遊記」の曲を、「ガンダーラ」にしてみた動画が存在する)などがありますが、こちらではのび太が孫悟空、ジャイアンは猪八戒、スネ夫は沙悟浄、しずかちゃんが三蔵法師となって、西遊記の世界で大冒険します。

初期のドラえもん映画はやけに不気味なシーンがあったりしますが、本作は特にその傾向が強く、元の時代に帰ってきたと思ったら妖怪達に世界を乗っ取られていて、のび太達は正体を隠しながら生きなくてはいけないディストピアとなっています(よく考えてみたら「強殖装甲ガイバー」と同様、悪党による世界征服が成功してしまった珍しいパターンでもある)。
この妖怪達も普段は人間とまったく同じ姿ですからパッと見ただけは分からず、全体的にどこかオドロオドロしており、ドラえもん達も数少ない人間とその仲間だから、妖怪達に狙われ続けて世間から孤立しちゃいますし(自分の家族まで妖怪化しているから自宅まで危険地帯になっているので、居場所や安全な場所がどこにもない)、何より我々が普段生活している日常世界が完全に破壊されていますから、絶望感がより一層強いです(異世界での冒険だと、どうしても他人事になってしまうし)。
しかも悪気はなかったとはいえ、ドラえもんが事件を引き起こした全ての元凶なのが何とも皮肉で、他とは一線を画しています(作り話の悪役が現実世界に出てきて事件を起こすのは、シュワちゃん映画の「ラスト・アクション・ヒーロー」と同じ)。

元に戻すには過去の時代に行って、まだ強大になる前の妖怪達を全て倒すしか方法がないのが「ターミネーター」と同じパターンですが、「ターミネーター」は悪役がそれをやったのに、こちらは主人公がやっているという違いがあります。
まさか本作から10年後の1998年に作られた「モスラ3 キングギドラ来襲」で、モスラもその手を使うわけですが、歴史は繰り返されるようです。

前半のホラー要素のインパクトが強過ぎて他の事を忘れてしまいがちですが、過去の時代へ行った後は全員で協力して敵と戦う純粋な冒険物で、ゲストキャラも悲劇的な立場なので(詳しくは言えないが、ドラえもん達が敵の妖怪の1人を倒した時、ちょっと複雑な顔をしていた)、色んな要素が楽しめる作品と言えます。
ドラミちゃんが「魔界大冒険」以来2度目の登場をしていますが、再びドラえもん達の危機を救います。



予告編です↓

ゲストキャラのリンレイを演じたのは、かつてミニーマウスの日本語版声優だった水谷優子さんで、ジャイアン役でお馴染みのたてかべ和也さんに見出された人でもあります。
たてかべさんは他に見出した人に「クレヨンしんちゃん」で有名な矢島晶子さんや、「ホーム・アローン」のソフト版とテレビ朝日版の日本語吹き替えに出演した折笠愛さん、今現在のドラえもん声優である水田わさびさんらがいますが、矢島さん曰く「人材発掘して育てるのが好きだったようだ」と語っていました。
「フルハウス」の日本語吹き替えなどで有名な堀内賢雄さんもその人で、たてかべさんとは師匠であり親子ぐらい年が離れていますが、親友でもあったそうです。
ちなみに堀内さんは「のび太のブリキの迷宮(ラビリンス)」で、師弟共演をしています。

本作には本物の三蔵法師も登場していますが、よくありがちな中性的な男性ではなく体格の良いおじさんになっていますが、こちらの方が史書の記述どおりみたいです。



出典

参考サイト
http://www.70percent-komado.com/entry/2016/08/13/000010

参考動画

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by asabatyou | 2018-06-17 09:39 | アニメ | Comments(4)

ドラえもん のび太の宇宙小戦争

昨日は録画した「ドラえもん のび太の宇宙小戦争(リトルスターウォーズ)」を見ましたので、その事について書きます。
今までは見てない部分がいくつかありましたが、まともに見たのは今回が初めてです。


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スタッフ
監督 : 芝山努
原作、脚本 : 藤子・F・不二雄(クレジットでは、藤子不二雄)
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館  
音楽 : 菊池俊輔


主題歌
「少年期」作詞、歌 : 武田鉄矢


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代
野比のび太 : 小原乃梨子 
源静香 : 野村道子
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也
骨川スネ夫 : 肝付兼太
パピ : 潘恵子 
ロコロコ : 三ツ矢雄二 
ゲンブ : 金井大 
ギルモア : 八名信夫 
ドラコルル : 屋良有作


ストーリー
のび太はスネ夫達が趣味で自主特撮映画を作っている事に対抗し、自分もドラえもんや静香の協力で同じ事をやろうとするが、そこへピリカ星からやって来た親指ぐらいしかないパピという少年と出会う。
のび太達はパピとすぐに打ち解けたが、そこへクジラに似た宇宙艦隊が現れて、スネ夫の映画の撮影現場を徹底的に破壊して去って行く。
実はパピはピリカ星から亡命してきた大統領で、独裁者ギルモアの手に落ちたピリカ星の情報機関PCIA(ピシア)が地球までパピを追ってきたのだ。
パピを守ると約束するドラえもん達だが、静香をさらわれた上に、ドラえもん達が小さくなっている状態で「スモールライト」を奪われてしまい、元の大きさに戻れなくなってしまった。
ドラえもん達に迷惑をかけられないと思ったパピは、敵が待機している場所に単身で向かい、静香を救出したと同時に自分を犠牲にし、PCIA長官ドラクルルの手に落ちてしまう。
ドラえもん達はスネ夫が作ったラジコン戦車を強化改造し、パピの救出とスモールライトを取り返す為に、パピの愛犬ロコロコの案内で、ピリカ星へと旅立つ。


レビュー
ドラえもん映画シリーズ第6作目。

「ガリヴァ―旅行記」にある小人の国リリパットで冒険するエピソードをベースに、「スター・ウォーズ」シリーズや「縮みゆく人間」への影響を受けて作られていますが、前半はドラえもん達が小さくなった状態で楽しい日々を過ごすのでそこは「縮みゆく人間」、途中からピリカ星での冒険が描かれるので、「スター・ウォーズ」と「ガリヴァ―旅行記」といった感じです。

別の惑星から来た巨大宇宙人がその星の悪党を倒すのが、もしもウルトラマンの立場が我々地球人になったらという見方も出来ます。
スモールライトの効き目が切れて元の大きさに戻る時、しずかちゃんが最初だったのですが、ピリカ星の視点で描かれているので、「妖怪巨大女」などで有名な巨大娘に見えてしまいます。
巨大娘も萌え属性の1つで、藤子さん自身女の子への強いこだわりがあったらしいので、もしかして狙ってやったのかも(笑)。

他にもMGMのロゴやキングコング、スーパーマンといった映画のパロディがやけに多いので、今までのドラえもんと比べますと、遊び心があるのが印象的です。

ただスモールライトを取り返さないと元の大きさに戻れないと焦るドラえもん達ですが、ビッグライトを使えば簡単に戻れたのでは?という疑問があるのも事実です。
前作の「魔界大冒険」ものび太が魔法の世界を創造する前に、タイムマシンで戻れば防げたのでは?と指摘される事がありますが、あれはそうなる前でも魔王の手下が暗躍している事が明らかになりましたから、どちらにせよ防げなかったのでしょう。
けど本作ではビッグライトが故障して使えない、もしくはその影響で修理に出しているという話もなかったので、ドラえもん達がそこまで頭が働いていないようにしか見えません。
でもそのおかげで案内人のロコロコとの出会いがあり、パピが乗っていた宇宙船を取っておいたからピリカ星へ行く事が出来たので、何とも皮肉な展開です。
あっさり戻ってしまったら、戻ったのは良いけど全然知らないピリカ星へ行くにはどうしたらいいの?という別の問題が発生しますし、もし宇宙船に乗って行けばいいと思い付いても、スモールライトが奪われた以上、再び小さくなる事も出来ません。
ロコロコも人語を話せたり宇宙船の操縦は出来ますが、それ以外に特殊能力は一切ないので、結局何も出来ないまま終わっていた可能性があります。
けど同じく大きさを自由に変えられる道具にガリバートンネルがあるので、もし何も問題がなかったらそれで普通に戻れたのでは・・・?
便利な道具を沢山持っているのも、それはそれで問題となります。
どうしてもツッコミどころがありますし、緊迫感に欠けてしまいます。

話自体は「のび太の大魔境」と同じで異世界の独裁者をドラえもん達が倒すもので、ツッコミどころもありますが、大きさが自由に変わったり映画パロディもあったりと、差別化はちゃんと図っています。



主題歌の「少年期」です↓

いつもジャイアンとスネ夫は一緒にいるイメージがありますが、こちらでは途中からドラえもん、のび太、ジャイアンのチームと、スネ夫としずかちゃんのチームに別れて行動します。
お約束というべきか怖気づいて戦うのをためらうスネ夫ですが(よく考えてみたら未知の相手、しかも独裁者達と戦うわけだから恐怖心が出るのは無理もないし、ある意味一番人間らしい)、ラジコン戦車を提供したり(途中ドラえもんの道具で、強化改造されたが)、しずかちゃんが1人で敵と戦おうとするのを見て加勢するので、意外と活躍します。
今までのドラえもん映画ではスネ夫は正直印象が薄かったので、少しは活躍させたかったのかもしれません。
しずかちゃんも印象的なシーンがあったので、この2人を見せる為の映画と言えるでしょう。



出典

参考サイト
http://seesaawiki.jp/w/radioi_34/d/%A5%C9%A5%E9%A4%A8%A4%E2%A4%F3%20%A4%CE%A4%D3%C2%C0%A4%CE%B1%A7%C3%E8%BE%AE%C0%EF%C1%E8
http://www.70percent-komado.com/entry/2016/08/13/000010

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by asabatyou | 2018-06-12 17:35 | アニメ | Comments(5)

ドラえもん のび太の魔界大冒険

昨日は録画した「ドラえもん のび太の魔界大冒険」を見ましたので、その事について書きます。
今までちょびちょびと見ただけでしたが、ちゃんと見たのはこれが初めてです。


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スタッフ
監督、絵コンテ : 芝山努
原作、脚本 : 藤子・F・不二雄(クレジットでは、藤子不二雄)
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館
音楽 : 菊池俊輔


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代
野比のび太 : 小原乃梨子 
ドラミ : 横沢啓子(現 : よこざわけい子)
源静香 : 野村道子
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也
骨川スネ夫 : 肝付兼太
満月美夜子 : 小山茉美
満月博士 : 中村正
大魔王デマオン : 若山弦蔵


ストーリー
のび太は魔法に憧れている事をドラえもんと静香に話すが本気にされず、出木杉にも相談したが既に廃れている事を知る。
しかしそれでも諦められないのび太は、ドラえもんの道具の1つ「もしもボックス」を使って魔法の世界を創造し大喜び。
だがそこは期待していた世界と程遠く、魔法の絨毯は免許がないと操れず、絨毯自体も高額な為自宅にはなく、のび太も基本的な魔法が出来ないと馬鹿にされ、結局こっちの世界でも落ちこぼれである事に、すっかり落胆する。
さらに悪い事に魔界が地球を侵略しつつある事を知り、早く元の世界へ戻そうとするが、もしもボックスはママに捨てられてしまい、回収を試みるが失敗に終わる。
絶望したドラえもんとのび太は対立するがやがて和解し、悪魔に詳しい満月博士の家に行こうとするが、そこにある猫がやってきた。
実はこの猫は博士の娘である美夜子が悪魔によって姿を変えられたもので、月光を浴びた時のみ元の姿に戻れるようになっていた。
美夜子は2人に一緒に魔界に乗り込んでほしいと頼み、さらに水晶玉の占いで魔王を倒す勇者がドラえもん、のび太、静香、ジャイアン、スネ夫の5人である事が判明する。
最初はためらった5人だが、やがて共に戦う事を決意し、大魔王デマオン率いる悪魔軍団に立ち向かう。


レビュー
ドラえもん映画シリーズ第5作目であると同時に生誕5周年記念作品で、もしもボックスが登場する唯一の作品でもあります。

今までのドラえもん映画といいましたら、過去の時代や別の惑星に行ったり、地球にある未知の世界で冒険するパターンでしたが、今回は悪気がなかったとはいえ、のび太が作った魔法の世界が舞台となっています(その代わりに科学が迷信とされており、現実世界では不可能な事が可能である)。
しずかちゃんやジャイアン、スネ夫といったお馴染みのメンバーも登場しますが、あくまで魔法の世界の住人として登場しているのであって、実質的なゲストキャラ的な扱いとなっています。

ファンタジー映画のドラえもんは後の「夢幻三剣士」と同じですが、あくまで夢で冒険する「夢幻三剣士」に対して、こちらはちゃんと現実世界で冒険する違いがあります。
「夢幻三剣士」では完全に西洋ファンタジーものなのに、敵が妖怪やお化けと言われており違和感バリバリでしたが、こちらは純粋に悪魔と言われていたので、不自然さはまったくなかったです(今だったら、魔族と言われそう)。
けどそれでも魔界そのものが別の惑星で、そこにいる悪魔と戦うのは「DOOM」シリーズの元ネタのようにも思えます。

本作はそれまでの作品と比べるとホラー要素が強く、普通に日常生活を送っているのに、石になったドラえもんとのび太が空から落ちてきただけでなく、勝手に動き出したりする(その表情や動きは、明らかに恐ろしい物を見たと思われるもの)、魔界に生息する生物達の奇怪さ、悪魔の中に嗅覚が優れている奴がいるので、透明帽子とも言える石ころぼうし(もしかしたら「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」に登場する、石コロのお面の元ネタかもしれない)が全然通用しなかったりと緊張感があるのも特徴で、ダーク・ファンタジーとも言えます。
大魔王デマオンもディズニーの「ファンタジア」にある、「禿山の一夜」に登場する巨大な悪魔に似ていますが(心臓が別の場所にあるからそれを潰さない限り倒せないのは、「キャプテン・シンドバッド」のエル・カリムや、「クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険」のオカマ魔女と同じ)、ひょっとしたら影響を受けたのかもしれません。

ちなみにドラミちゃんが映画版に初登場する作品でもありますが、後の「ドラミちゃん アララ・少年山賊団!」や「ドラミちゃん ハロー恐竜キッズ!!」などと異なり主役ではなく、ドラえもん達を助ける為に登場します。



劇中にあるシーンの一部(当時の映像)と、主題歌の「風のマジカル」です↓



この「風のマジカル」が本当の主題歌で、1984年のテレビ放送時では劇場公開時に近い形で放送されましたが、ソフト化された時に使用契約期限の関係でエンディングテーマが、「のび太の大魔境」の主題歌「だからみんなで」に変更され、エンディング映像上のスタッフロールや予告編での「風のマジカル」のテロップも削除されました。
本編に2回ある「風のマジカル」をアレンジしたBGMも、「ポケットの中に」をアレンジした曲に変更されました。
DVD化された時も変更されたバージョンを使用しているので(私が初めて見たのは、こちらだった)、長い間劇場公開版は見られる機会がありませんでしたが、YouTubeやニコニコ動画といった動画サイトに、その時のシーンが投稿されたり、Amazonビデオで配信された時も劇場公開時の形で視聴可能となりました。
さらに2017年7月16日に2回、夏休み特別企画としてAbemaTVの家族アニメチャンネルで配信された本作では、本編中BGMとエンディングが劇場公開時の形でそのまま配信され、2018年3月に行われたWOWOWにおける大長編シリーズ全作品一挙放映時の本作は劇場公開時と同じ「風のマジカル」が使われるバージョンが放映されました(私が視聴したのは、5月22日にWOWOWで放送されたものだが、「風のマジカル」が使用されたバージョンだった)。
これにより当時を知らない世代にも知られるようになりましたので、大変嬉しく思います。

話は変わりますが、ゲストキャラの満月美夜子は人間の時より、猫の姿の方が可愛くて魅力的だと思うのは私だけでしょうか(笑)?



出典

参考サイト
http://seesaawiki.jp/w/radioi_34/d/%A5%C9%A5%E9%A4%A8%A4%E2%A4%F3%20%A4%CE%A4%D3%C2%C0%A4%CE%CB%E2%B3%A6%C2%E7%CB%C1%B8%B1
http://www.70percent-komado.com/entry/2016/08/13/000010

参考動画

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by asabatyou | 2018-06-06 17:18 | アニメ | Comments(3)

ドラえもん のび太の大魔境

昨日は録画した「ドラえもん のび太の大魔境」を見ましたので、その事を書きます。
今まで所々見ていただけでしたが、まともに見たのはこれが初めてです。


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スタッフ
監督、絵コンテ : 西牧秀夫
原作、脚本 : 藤子・F・不二雄
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館
音楽 : 菊池俊輔
動画 : 千葉朝美、中村久子、寺田千久紗 ほか


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代  
野比のび太 : 小原乃梨子  
源静香 : 野村道子 
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也  
骨川スネ夫 : 肝付兼太
ペコ(クンタック王子) : 清水マリ
チッポ : 杉山佳寿子
ブルスス : 村瀬正彦
ダブランダー大臣 : 滝口順平
サベール隊長 : 柴田秀勝
コス博士 : 永井一郎


ストーリー
春休み。大冒険を求めたのび太達は、偶然拾った白い犬ペコを引き連れて、謎の巨神像があるというアフリカ中央部のヘビー・スモーカーズ・フォレストにやって来た。
ジャイアンの希望により、便利な道具は全て空き地に置いていく危険な状態で進んで行った末に彼らが見つけたのは、外界から閉ざされた環境で進化した犬の国バウワンコ王国。そしてペコはそこの王子、クンタックであった。

しかし王国は凶悪なダブランダー大臣に支配されており、禁断の古代兵器を用いて世界征服を企んでいた。
クンタックとドラえもんは、偽王子とおたずね者として指名手配され、似顔絵まで貼り出されてしまう。
クンタックの亡き父王の親衛隊長だったブルススによれば、王家には「王国が危機に陥った時、10人の外国人が巨神像の力をもって国を救う」という救世主伝説があるという。
外国人はドラえもん達5人しかいないが、王国を救う為に巨神像の所へ向かうが、ダブランダー達もこれを脅威と見なし先回りするが・・・。


レビュー
劇場版ドラえもんシリーズの第3作目で、オープニングテーマが「ドラえもんのうた」になった最初の作品です(出木杉君が登場するのもこれが初だが、チョイ役で共に冒険はしない)。

話自体は誰も知らない謎の世界を見つけてそこ行く典型的な冒険物ですが(このパターンを最初にやったのが、本作だったりする)、そこに着いた後は凶悪な王に支配されている国があり、巨神像を動かして悪を倒すという大映の「大魔神」シリーズに似た展開となっています。

さて本作で一番印象に残るのは、ジャイアンではないでしょうか?
普段はいじめっこだけど、映画版では頼れる兄貴肌になる彼ですが、こちらでは冒険を楽しみたいから便利な道具は全部置いていけと言った結果、どうにもならない問題が発生して孤立してしまいます。
すっかり責任を感じて悩んでいたジャイアンにペコが「そんなに自分を責めないで」と言うかのように寄り添い、それが終わり頃になってダブランダー一味に1人で立ち向かおうとするペコ(脱出出来るルートを教えた後、これ以上皆さんに迷惑をかけられないと言っている)にジャイアンが助太刀して(ペコへの恩返しや、自分が今までしてきた事に決着をつけたい思いがあったのだろう)、他のみんなも共に戦う決意をします。
過去作品である「のび太の恐竜」や「宇宙開拓使」ではそんなに目立った活躍はせず印象が薄かったので、カッコいいジャイアンはここから始まったと言えます。
トラブルメーカーだったジャイアンが、最後は全員を1つにして国を救うのですから、彼なしに解決は出来なかったでしょう。まさに真の主役です。
その為ゲストキャラのペコも、ジャイアンとの友情が印象的です。

見所はありますが、本作の製作は遅れ気味だったようで、3月初めにヤクルトホールで開催予定だった特別試写会は、開催当日にフィルムが間に合わず、既に観客が会場入りしている時間帯に中止となったんだとか。
さらに藤子さんは「作品の出来はいい」としたものの、「私の作品を理解していない。監督を変えてほしい」と不満があったようで、シンエイ動画の楠部三吉郎さんに指示し、次回作の「海底鬼岩城」から芝山努さんに変更されました(後に芝山さんは、大山のぶ代版ドラえもんの完結編である「ワンニャン時空伝」まで監督をします。芝山さんは「のび太の恐竜」でレイアウトを担当していたので、ひょっとしたら運命だったのかもしれません)。
本作の監督である西牧秀夫さんは、前作の「宇宙開拓使」も担当しており、西部劇的な面白味があったのですが・・・。



主題歌の「だからみんなで」です。
「自分1人では何も出来ないが、みんなと一緒に力を合わせれば強くなれる」といった歌詞であり、「三銃士」にある「1人はみんなの為に、みんなは1人の為に」に相通じるものがあります。
第5作目の「魔界大冒険」では、ソフト版のエンディングテーマとして使用されました(理由は「魔界大冒険」を見た時に書きます)↓

また本作では私の母の友人である千葉朝美さんが動画担当で参加していますが、第1作目の「のび太の恐竜」では製作事務担当だったので、それ以来の参加となりました。
2014年には「ドラえもん 新・のび太の大魔境 ~ペコと5人の探検隊~」という、リメイク版が作られました。



出典

参考サイト

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by asabatyou | 2018-05-29 17:16 | アニメ | Comments(1)

ドラえもん のび太と銀河超特急

昨日は録画した「ドラえもん のび太と銀河超特急(エクスプレス)」を見ましたので、その事について書きます。
今はないのですが町民会館で見て以来何度も見た事があるので、印象に残っている作品の1本です。


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スタッフ
監督 : 芝山努  
脚本、原作、製作総指揮 : 藤子・F・不二雄  
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館  
音楽 : 菊池俊輔、フェリックス・メンデルスゾーン


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代  
野比のび太 : 小原乃梨子  
源静香 : 野村道子  
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也  
骨川スネ夫 : 肝付兼太  
野比玉子 : 千々松幸子
銀河超特急車掌 : 伊倉一恵
ボーム : 塩沢兼人
アストン : 真殿光昭
ドン : 菅原淳一
ジェーン : 丹下桜
ヤドリ天帝 : 内海賢二


ストーリー
スネ夫は人気のミステリー列車の切符3枚を手に入れたと、ジャイアンやしずかに自慢する。
その時のび太が来て「のび太の分はないよ」と言うつもりだったが、彼はそんな事はどうでもいいと一蹴。
ドラえもんが突然行方不明になってしまい、のび太は心配して探し回ったが結局見つけられず、帰宅せざるを得なかった。
ところが帰ってみるとドラえもんが当たり前のようにいて、22世紀に帰った時大人気の銀河ミステリー列車の切符を、3日間かかってやっと手に入れたという。
大喜びしたのび太はドラえもんと共に、そのミステリー列車に乗り込むが、そこは列車というより巨大な宇宙船のようで、まさしく銀河鉄道の夜の世界であった。
地球では到底見られない宇宙や惑星の絶景にすっかり魅入られたのび太は帰宅後、お返しとばかりにしずか達に自慢する。
そんな話を聞かされて3人が黙っているはずがなく、ジャイアンとしずかは自分達も行きたいと頼み込み、スネ夫は嫉妬心がありつつも、ちゃっかり旅の準備をしていた。
こうしていつものメンバーが揃い、楽しい宇宙旅行が幕を開けた。
そのミステリー列車が到着した場所は、宇宙の外れにある巨大な遊園地「ドリーマーズランド」。
ドラえもん達は完全にドリーマーズランドを満喫するが、そこへ人間に乗り移る恐怖の寄生生物「ヤドリ」の、魔の手が迫りつつあった・・・。


レビュー
ドラえもん映画シリーズの第17作目。
前作の「創生日記」が生物の進化や科学や文明の発達を描いた壮大且つ難解な内容だったので、子供が楽しめるようにという事で、宇宙にある不思議な遊園地で冒険する娯楽性の強い内容となっています。

ストーリー自体はマイケル・クライトン氏原作の「ウエストワールド」や「ジュラシック・パーク」と同じで、テーマパークで起こった事件に巻き込まれる様を描いています。
様々な種類のアトラクションがあるのは「ウエストワールド」で、恐竜のアトラクションがあるのは「ジュラシック・パーク」を思わせバリエーション豊かですが、これは作者の藤子さんの趣味や趣向が多く取り入られているそうです。
恐竜は「のび太の恐竜」や「竜の騎士」や「創生日記」にも登場しており、西部劇ネタは「宇宙開拓使」や「ねじ巻き都市冒険記」にもありますが、西部劇ネタについてはワイアット・アープ氏(実在した人物だが、「荒野の決闘」や「OK牧場の決斗」などの映画にも登場している)の名前が出たり、明らかにクリント・イーストウッド氏(「荒野の用心棒」や「夕陽のガンマン」といった、マカロニ・ウェスタンで有名)を意識した、クリントン・イースト・ウードという名前のキャラが登場しています。
他にも地図を見るシーンで、そこに書いてある字が銃の名前らしいので、知っている方やファンが見たら思わずニヤリとするでしょう。

スネ夫が「のび太は映画になると、急にカッコ良くなるんだから」とメタ発言するのは笑ってしまいましたが、少々マニアックな要素があり、しずかちゃんの入浴好きやのび太が射撃の達人といったメインキャラの設定が、ヤドリを倒す大変重要な役割を果たしています。

ヤドリに寄生されてスネ夫とのび太が一時的に悪役になりますが、見所満載の作品となっています。
ゲストキャラのボームさんは頼りがいがあって、車掌さんはいつもニコニコと笑っていて可愛いです。

次回作の「ねじ巻き都市冒険記」ですが、それの執筆中に藤子さんが亡くなられたので、本作は彼が作品を完成せただけでなく上映まで見届けた最後の作品となりました。
第1作目の「のび太の恐竜」からずっとドラえもん映画の主題歌を担当した武田鉄矢さんもこれを最後に降板しましたが、2010年の「人魚大海戦」で14年ぶりに挿入歌を担当する事になりました。

このドリーマーズランドの「西部の星」にあるフワフワ銃は、「ねじ巻き都市冒険記」にも登場し再びのび太愛用の銃として大活躍する事になります。



劇中にあるシーンの、一部です。
保安官になる為の試験で、標的の空き缶を最初の1発で浮かせた後、空中に浮いたままの空き缶の同じ面に残りの5発の弾丸を全て叩き込んで、パーフェクト合格する凄技を披露しただけでなく、他の合格者を秒殺するほどの強敵だった銀行強盗団を瞬殺しています(この時はアトラクションである事を忘れて、すっかりマジになっている)。
ヘタレのイメージがあるのび太ですが、実は結構チートキャラだったりします。
もし「Gears of War(ギアーズ・オブ・ウォー)」などのシューティングゲームをやらせた場合、やり方やコツさえ分かれば無敵と言える強さを発揮するのではないでしょうか?
ですが相対的に主人公であるドラえもんは、これといった見せ場や活躍がなく、主人公(笑)となりましたが・・・↓

それにしても、ヤドリ天帝役の内海賢二さん。
「宇宙開拓使」ではボーガント役で、「ねじ巻き都市冒険記」では熊虎鬼五郎、「宇宙漂流記」ではアンゴルモア、「のび太の恐竜2006」ではドルマンスタイン役なので、ドラえもんとはやけに縁があります。
嫁さんもしずかちゃんの声優で有名な野村道子さんなので、夫婦で何度も共演している事になります。



出典

参考サイト
http://seesaawiki.jp/w/radioi_34/d/%A5%C9%A5%E9%A4%A8%A4%E2%A4%F3%20%A4%CE%A4%D3%C2%C0%A4%C8%B6%E4%B2%CF%C4%B6%C6%C3%B5%DE

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by asabatyou | 2018-04-13 17:23 | アニメ | Comments(2)

ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記

昨日は録画した「ドラえもん のび太のねじ巻き都市冒険記」を見ましたので、その事について書きます。
久々に見たかったので、ちょうど良かったです。


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スタッフ
監督 : 芝山努
脚本、原作、製作総指揮 : 藤子・F・不二雄
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館
音楽 : 菊池俊輔


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代  
野比のび太 : 小原乃梨子  
源静香 : 野村道子  
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也  
骨川スネ夫 : 肝付兼太
野比玉子 : 千々松幸子  
野比のび助 : 中庸助
ピーブ : 佐々木望
プピー : 白川澄子
ウッキー : よこざわけい子
ホクロ : 松尾銀三
熊虎鬼五郎 : 内海賢二


ストーリー
ある日の夜、のび太はドラえもんの道具の1つ「命のねじ」を使って、命を得た馬のぬいぐるみ「パカポコ」と一緒に走りの練習をしていた。
しかし空地では狭く、のび太はジャイアンとスネ夫に「牧場を持っている」と嘘を言ってしまった為、何とかしようと考えていると、ドラえもんが未来から福引の小惑星引換券のはずれ券を持ってくる。
そこに牧場や町を作ろうと思ったのび太は徹底的に小惑星を調べるが、どれも小さかったり穴だらけの惑星ばかり。
しかし最後の1枚を調べてみると、そこは大自然に囲まれた美しい惑星だった。
ドラえもん達はこの惑星におもちゃの町を作ろうとし、「ねじ巻き都市(ねじまきシティー)」と名づけ、作業に取り掛かる。
ねじ巻き都市はドラえもん達と命のねじで命を得たぬいぐるみによって住みやすい環境になりつつあったが、不審な事にどこからともなく「出ていけ」との声が聞こえるようになる。
そんなある日、凶悪な脱獄囚・熊虎鬼五郎がねじ巻き都市に侵入する。
熊虎はおもちゃ達の数を増やした「タマゴコピーミラー」に偶然触れた事で、自分のクローンを次々と生み出し、この惑星を侵略しようと企む。
ドラえもん達は熊虎軍団の魔の手が迫っている事を知らずに、雷のショックで生まれたピーブ達と共に、さらなる町作りをするが・・・。


レビュー
映画ドラえもんシリーズの第18作目。

ドラえもんの作者である藤子・F・不二雄さんは本作の執筆中に亡くなられたので、本作が最後の作品となりました。
藤子さん自身もその事が分かっていたようで、周囲に積極的に話し込んでいたみたいです(執筆を引き継いだ萩原伸一(現:むぎわらしんたろう)さんも、「今までは細かい指示をしていなかった藤子Fが、これだけ描き込んでいたので、ちょっとおかしいなと思った」と話したという)。
第1作目からずっとエンディングテーマ曲を担当した武田鉄矢さん(第5作目の「魔界大冒険」のみ異なる)も前作を最後に降板し、音楽担当の菊池俊輔さんも(「ガメラ対大悪獣ギロン」から「宇宙怪獣ガメラ」までの、ガメラシリーズの音楽を担当した人でもある)本作を最後に長編作品を降板し、短編作品やテレビシリーズのみ担当しています。

そんな時代の変化や世代交代、節目を感じる状態でしたが、別世界で自分達のユートピアを作るのは「日本誕生」を思わせます。
ただ悪役が異世界人や宇宙人のような特殊な存在ではなく、ごく普通の人間でドラえもんの道具を偶然使った事で、自分の分身を複数作っただけに過ぎません。
普通の人間の悪役といいましたら、過去に第12作目の「雲の王国」の密猟者がいたようですが、名前があるのは熊虎鬼五郎が初との事です。
その為他と比べますと地味でスケールダウンしてしまった感が否めませんが、代わりに現実味が増したので新鮮味もありました。
私が今まで見てきたドラえもん映画は、ドラえもんとゲストキャラ達が協力して敵を倒す事はありましたが、今回は実在感がありどちらも軍団と呼べるほど数が多く、その両者がぶつかり合うので見ていて一番カタルシスがありました。
ラストの決戦シーンは、ちょっと戦争映画や合戦シーンのようでしたし。

ただエンディングで熊虎が元の1人の人間に戻った時、唯一善の人格を持った「ホクロ」の状態でしたが、ちょっとあれはご都合過ぎかな?
他に決着のつけ方が思い付かなかった可能性もありますが、見方を変えれば気弱で優しいがゆえに散々こき使わっていたのに、その格下だと思っていた相手に敗北するとは皮肉な最後でした。

それにしても熊虎は脱獄囚ですが、何の罪で逮捕されたのかは不明です。
いくらドラえもん達相手でも完全に殺す気満々で銃をぶっ放したり、のび太がしずかちゃんを助けようとして転落してしまった時(このシーンが、中々ショッキングである)、ドラえもん達が号泣した姿を見て嘲笑ったり、彼らを騙して見殺しにしようとした事を考えますと、殺人鬼の可能性があります。
けどそれでも分身達の中に善の人格があったので、多少罪悪感があったかもしれません。



主題歌の「Love is you」です↓

個人的に驚いたのは、前作「銀河超特急」とリンクしていた事です。
のび太が熊虎との一騎討ちで勝利した「フワフワ銃」がそれで、これは元々「銀河超特急」の舞台ドリーマーズランドの「西部の星」で使われた安全な拳銃で、記念にもらったみたいです。
撃たれた相手は風船のように膨らんで飛んでしまう仕組みになっていますが、まさかここでも活躍するとは予想外でした。
普通この手のアニメ映画ですと、過去作品の事はなかったかのように扱われますから。



出典


参考サイト
http://seesaawiki.jp/w/radioi_34/d/%A5%C9%A5%E9%A4%A8%A4%E2%A4%F3%20%A4%CE%A4%D3%C2%C0%A4%CE%A4%CD%A4%B8%B4%AC%A4%AD%C5%D4%BB%D4%CB%C1%B8%B1%B5%AD


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by asabatyou | 2018-04-08 16:10 | アニメ | Comments(4)

ドラえもん のび太の創世日記

昨日は録画した「ドラえもん のび太の創世日記」を見ましたので、その事について書きます。
今までは一部だけ見ただけだったので、全部見たのはこれが初めてです。


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スタッフ
監督 : 芝山努
脚本、原作、製作総指揮 : 藤子・F・不二雄
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館
音楽 : 菊池俊輔


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代
野比のび太 : 小原乃梨子
源静香 : 野村道子
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也
骨川スネ夫 : 肝付兼太
出木杉英才 : 白川澄子
野比玉子 : 千々松幸子
野比のび助 : 中庸助
ノンビ、ノビ彦、ビタノ : 林原めぐみ
野比奈 : 辻村真人
野美のび秀 : 井上和彦
源しず代 : 玉川紗己子
出木松博士 : 速水奨


ストーリー
夏休みの自由研究をやっていないので困ったのび太は、ドラえもんのひみつ道具「創生セット」で新しい宇宙と地球に似た惑星を創造し、観察する事になった。
新地球にはのび太をはじめとした身近な人物によく似た人々もいて、のび太はつい自分に似た人物に力を貸していく。
それから長い月日が経って現代に近い時代になり、のび太に似た野美のび彦は南極の大洞窟探検に出発する。
その先で見たのは、何と昆虫人間達が住んでいる世界だった。
昆虫人間達はこの地球は元々昆虫が進化するはずだったが、人類のせいで昆虫人間達は地底に隠れ住んでいたと主張する。
昆虫人間は地上へ進出し、地上世界を取り戻そうとする。


レビュー
劇場版ドラえもんシリーズ第16作目。

本作では異世界に行って冒険するのではなく、その世界を一から全て作る珍しいタイプの作品となっています。
これは作者の藤子・F・不二雄さん自身、創世記をライフ・ワークだとも公言しており、過去にもそれをテーマにした作品を作った事があり、その集大成にすべく、多くの資料を使って練り上げたそうです。

あくまで作り物の地球ですが、生命の誕生や人類の登場、文化や文明や科学の進歩や発展などを描いた、壮大なスケールのストーリーとなっています。

なのでドラえもん達は、新地球の住人達を観察したりサポートする第三者の立場で、悪役と呼べるキャラクターも登場せず、異色作と言える作品です(だからワクワクもドキドキもないので、いかんせん地味な印象もあります)。
ジャイアンとスネ夫も一応登場しますが、そんなに話に絡まず途中で捕まってしまうから、出番はやや少なめです。
「夢幻三剣士」ほどではないですが、どうも印象が薄いです。

内容が難解な為次回作の「銀河超特急」で分かりやすいストーリーとなりますが、新地球人が神の仕業で怒りを鎮めようとすると、「神様は僕なのに、何言ってんの!?」と怒ったり、宗教戦争を目の当たりにした時はどっちの味方にもなれないと嘆いたりと、現実の世界に置き換えると非常に深い神様視点の描写があります。

他にものび太達のそっくりさんが登場している中、普段は劇場版でレギュラーにならない出木杉くんのそっくりさんもいるので、貴重な作品でもあります。



主題歌の「さよならにさよなら」です↓

この昆虫人間達はチュン子(昆虫人間の子供)の関係で人類をあまり良く思っていませんが、終わり頃になって人類と戦争する気満々だったので、何だかどっちもどっちです。

実は昆虫人間は、進化退化放射線源で無理矢理魚類の進化を促進させた時に、虫が偶然浴びた事で誕生したのであって、ドラえもんとのび太が事件を起こした全ての元凶だったりします。
それでも本当の事を話し両者が対立する事なく終われたので良かったですが、よく考えてみたら「創生セット」という未来ではおもちゃのような存在なのに、丸ごと世界や生命を作れるのは、とんでもない話です。



出典

参考サイト
http://seesaawiki.jp/w/radioi_34/d/%A5%C9%A5%E9%A4%A8%A4%E2%A4%F3%20%A4%CE%A4%D3%C2%C0%A4%CE%C1%CF%C0%A4%C6%FC%B5%AD

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by asabatyou | 2018-04-06 17:54 | アニメ | Comments(0)

ドラえもん のび太と夢幻三剣士

昨日は録画した「ドラえもん のび太と夢幻三剣士」を見ましたので、その事について書きます。
以前見た事がある劇場版ドラえもんの中では一番見てみたかったので、今回の放送は大変嬉しかったです。


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スタッフ
監督 : 芝山努
脚本、原作、製作総指揮 : 藤子・F・不二雄
製作 : シンエイ動画、テレビ朝日、小学館
音楽 : 菊池俊輔


キャスト
ドラえもん : 大山のぶ代
野比のび太 : 小原乃梨子
源静香 : 野村道子
剛田武(ジャイアン) : たてかべ和也
骨川スネ夫 : 肝付兼太
野比玉子 : 千々松幸子
トリホー : 田村錦人
竜 : 石丸博也
妖霊大帝オドローム : 家弓家正


ストーリー
夢の中で良い思いをしたのび太は夢と現実の落差に嘆き、せめて夢の中でカッコ良くなりたいとドラえもんに頼む。
一度は「現実世界で頑張らなくてどうするの!?」と怒られたが、最終的にはカセットを入れる事で自分の好きな夢を見られるひみつ道具「気ままに夢見る機」を出してもらう。
その翌日、宿題を忘れてしまったのび太が裏山でそれをしていると、奇妙な老人が現れて「知恵の木の実」をもらい、帰り道では「夢幻三剣士」の存在を教えられる。
「夢幻三剣士」とは「気ままに夢見る機」で使用するカセットであり、のび太はドラえもんに買ってもらい、早速プレイを開始する。
そこで妖霊大帝オドロームに侵略されかけているユミルメ国を救う為の冒険をするが、これがただ夢物語ではない事に気付いている者は、誰もいなかった・・・。


レビュー
劇場版ドラえもんの第15作目で、シリーズ生誕15周年記念作品。
アレクサンドル・デュマ・ペール氏の「三銃士」をモチーフに、オドロームといういかにも魔王や大魔王が似合う正統派なデザインの悪役(見た目は何となくジム・ヘンソン氏とフランク・オズ氏の、「ダーククリスタル」に登場するスケクシス族を思わせる)を倒す剣と魔法の世界で、様々な魔族(お化けや妖怪と呼ばれているけど、もろ西洋の話なので悪魔と呼んだ方がしっくりくるし自然である)を相手に戦う正統派ファンタジー物となっています。

他と異なりあくまで夢の世界で冒険するのであって、本当に冒険しているわけではありません(途中で立場が逆転するが)。
しずかちゃんやジャイアン、スネ夫といったお馴染みのメンバーも登場しますが、夢の世界の住人として登場してるので、今回の事件はまったく知らない状態で話が進んでいきます。
しかも途中から夢と現実が段々ごちゃ混ぜになって怖くなってきた事から、ジャイアンとスネ夫はのび太達と同じ夢を共有するアンテナを外されたけど、しずかちゃんだけはそれを忘れてしまったので、ラスボス戦はドラえもんとのび太としずかちゃんの3人だけでやります。
その為ジャイアンとスネ夫は後半は出番なしで、しずかちゃんが2人登場したり、のび太としずかちゃんがオドロームの魔法で戦死する(竜のだし汁を浴びていたので、蘇生はしたが)異色作でもあります。

スケールは小さいですが、こちらは夢の世界で起こった事が現実世界にも影響を与えるようになっていき、エンディングも学校が何故か高い山にあるのに、誰もその異変に気づいていないまま完結します。
あの白目をした謎の老人(トリホーが化けた姿らしい)と同じ顔をしたロボットが関係している事は一目瞭然なのですが、未来から来た事や何らかの会社に所属している以外は一切不明です。
それで別に成敗される事なく退場するので、最も救いようがなく非常に後味が悪いです。

何故こんなスッキリしない作品になったのかといいますと、作者の藤子さんが長編が苦手な事や、描いている時キャラが勝手に動き出して、話の筋が作者の思惑と関係ない異なる方向へ展開してしまった事が原因だそうです。
これにより「何があっても、現実世界に一切影響を残さない」というお約束を崩してしまったので、藤子さんは失敗作と語ったんだとか(原作と映画で、ラストが違うらしい)。

前作の「ブリキの迷宮」はどこか恐怖感がありましたが、こちらは謎が謎のまま終わるので常に奇妙で不気味なままです。
けどそれでもしずかちゃんが男装して剣士の1人になり、敵を倒すきっかけも作っておりカッコいい一面も見られるので、見所はあります。



CMです↓

エンディングテーマの「世界はグー・チョキ・パー」は、まるで「クレヨンしんちゃん」みたいにやけに明るくてコミカルタッチな曲ですが、挿入歌の「夢の人」はヒーロー物に相応しい熱血系の曲なので、人気があるのも納得出来る完成度の高さです。

また竜の血を浴びると不死身になれるのは、完全に「ニーベルンゲンの歌」の影響を受けていますが、こちらはのび太が人間の身勝手な理由で殺されるのは可哀想と同情した事や、竜も平和に過ごしたかっただけなのが分かり、和解しています。
この竜の声が石丸博也さんですが、もしかして狙っているのでしょうか(「プロジェクトA」に出演した時のジャッキー・チェン氏の役名がドラゴンで、彼の出演作にも「ドラゴン・ファイター」や「ツイン・ドラゴン」などがある為)?



出典

参考サイト
http://seesaawiki.jp/w/radioi_34/d/%A5%C9%A5%E9%A4%A8%A4%E2%A4%F3%20%A4%CE%A4%D3%C2%C0%A4%C8%CC%B4%B8%B8%BB%B0%B7%F5%BB%CE

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by asabatyou | 2018-04-04 17:53 | アニメ | Comments(2)
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タイトルの通りasabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。


by asabatyou
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