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大怪獣頂上決戦

昨日はウル魔の最新話を読みましたので、その事について書きます。


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ストーリー
ウルトラマンガイアとアグルは、ガディバに乗り移られてサラガスが変身してしまったEXゴモラと戦っていた。
勿論コウモリに似た宇宙人が絡んでいるのだが、奴は「テストは、もう充分」と言い放って、EXゴモラを回収。

一方ルイズはエレキングやスラン星人の襲撃事件で、すっかりヒーローになって女の子達からチヤホヤされるようになった才人に苛立っていた。
モンモランシーもギーシュに対して同じ事を思っていたので意気投合するが、そこへキュルケが来て、2人の手助けをする。
ベアトリスやティラとティアの姉妹、ティファニアも加わって、お気に入りの服を探す事にしたが、そこで事件に巻き込まれてしまう。

EXゴモラが再び現れて、ルイズ達に襲いかかるが、ティファニアはみんなを救う為にウルトラマンコスモスに変身。
しかしEXゴモラの強さにコスモスは押されてしまうが、そのピンチを救ったのが、何とゴモラだった。
2対1という有利な立場でEXゴモラを追い詰めるが、ゴモラは途中からEXゴモラだけでなく、コスモスにまで攻撃するようになる。
驚くルイズ達を気にする事なく、ゴモラは再びコスモスを攻撃するが、その時EXゴモラが放ったEX超振動波が、ゴモラを直撃する。
死亡したかのように思われたが、ゴモラは平然としており、さらに皮膚の一部が破れてその下から金属の体が露出していた。
その正体は、全身鋼鉄で出来たメカゴモラだ!!


レビュー
今回は、特撮ネタがやけに多いです。

オレンジ色のスーツ(青地のブレザーに変える事も可能)とは、初代「ウルトラマン」に登場した科学特捜隊で、

灰色をした地味めの洋服は、「ウルトラセブン」のウルトラ警備隊、

オレンジとグレーの服は「ウルトラマンエース」のTAC、

青と赤の鮮やかな服は「ウルトラマンタロウ」のZAT、

白と赤を基調としたツヤツヤした服は、おそらく「ウルトラマンマックス」のDASH、

青いつなぎのような服は、「ウルトラマンコスモス」のTEAM EYESかTEAM SEA、SRCのどれか、

黄色とグレーを基調としたスーツは、「ウルトラマンメビウス」のGUYSで間違いないでしょう。


敵怪獣がEXゴモラですが、以前登場した個体はギロン人の成れの果てだったのに対し、今回はガディバに乗り移られたザラガスが変身したものです(おそらく、ザラガスがゴモラの着ぐるみを改造したものだから、それを意識したと思われる)。

前にも登場した事があるゴモラと同一個体かと思ったら、実はメカゴモラが化けた偽物だったというのが、完全に「ゴジラ対メカゴジラ」のメカゴジラを意識しています。
もうメカゴジラが正体を現した時の音楽が、聞こえてきそうでした↓


偽ゴモラがEXゴモラの顎を引き裂こうとする時、てっきりキングコングかなと思いましたが、「~対メカゴジラ」で偽ゴジラがアンギラスに同じ事をして撃退するシーンがありましたから、それへのオマージュでしょう。



出典

参考サイト

本編


by asabatyou | 2018-11-28 10:25 | ウルトラ5番目の使い魔 | Comments(0)

新世紀エヴァンゲリオン

昨日はWOWOWで再放送していた「新世紀エヴァンゲリオン」を全部見終りましたので、その事について書きます。
今まで途中ぐらいまで見た事があるだけだったので、ちゃんと見たのは今回が初めてです。


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スタッフ
企画、原作 : GAINAX
企画 : Project Eva.  
掲載 : 角川書店、月刊少年エース
メカニックデザイン : 山下いくと、庵野秀明
音楽 : 鷺巣詩郎
アニメーション制作 : タツノコプロ、GAINAX
監督 : 庵野秀明


キャスト
碇シンジ : 緒方恵美  
綾波レイ : 林原めぐみ 
惣流・アスカ・ラングレー : 宮村優子
葛城ミサト : 三石琴乃 
赤木リツコ : 山口由里子 
碇ゲンドウ : 立木文彦 
渚カヲル : 石田彰


ストーリー
西暦2000年9月13日、大災害セカンドインパクトが起きた事により、世界は人口の半分が失われた。
それから15年後、14歳の少年碇シンジは、別居していた父で国連直属の非公開組織・特務機関NERV(ネルフ)の総司令官である碇ゲンドウから突然呼び出されて、巨大な人型戦闘兵器エヴァンゲリオン(EVA)初号機のパイロットとして、謎の敵「使徒」と戦うよう命じられる。

最初は嫌がったシンジだが、EVA零号機パイロットである綾波レイが負傷した姿を見て、仕方なく戦いに身を投じていく。
戦いを通じて戦闘指揮官で保護者役にもなった葛城ミサトや、同級生の鈴原トウジや相田ケンスケ達との交流によって、次第に自らの意思でEVAで戦うようになる。
次々と猛威を振るう使徒達を、戦線復帰したレイと協力して倒し、新たにドイツから来日したEVA弐号機のパイロットである少女、惣流・アスカ・ラングレーが仲間に加わり、苦戦しつつも勝利を重ねていくが・・・。


レビュー
ガイナックスとタツノコプロの合作である、全26話のテレビアニメ。

当初は視聴率が低かったですが、作画のクオリティの高さや、オタク心をくすぐるキャラクター造形や萌え系な演出、謎めいた設定などがマニアの間で高い評価を得て、社会現象を巻き起こしました。

1990年代を代表するアニメといっても過言ではない作品ですが、実際見てみますと、それが分かります。
使徒はまるで怪獣みたいですし、主役のエヴァンゲリオンはロボットのようですが(完全な機械ではないので、サイボーグというべきかもしれない)、ウルトラマンのような巨大ヒーローにも見えます。
それで可愛い女の子達も出てきますから、夢中にならないわけがありません。

監督の庵野秀明さん自身特撮好きのせいか、それを意識したネタもあり、ジェットアローンは「ゴジラ対メガロ」のジェットジャガーで(その前身である、一般公募作品の「レッド・アローン」もモデルの1つらしい)、ラミエルは「帰ってきたウルトラマン」のプリズ魔がモデルで、ゼルエルとの戦いで水にその姿が写るのは、「ウルトラセブン」のキングジョーとの戦いを思わせ、イスラフェルとの戦いでエヴァが後方転回したり飛び蹴りで倒すのは、「ウルトラマンレオ」に似ています。
他にもサンダルフォンの鳴き声の一部が、初代「ウルトラマン」のグビラと「帰ってきたウルトラマン」のモグネズンの流用です。
さらに「交響曲第9番」を使用したのは、「ウルトラセブン」でクラシック音楽をした事が元ネタだそうです。

しかし本作は最初こそ純粋に娯楽として楽しめる作りになっていたのですが、後になればなるほど可笑しな方向に進んでいきます。
シンジがゼルエルとの戦いに勝利した後、アスカは今まで下だと思っていた相手に完敗した事や、その後も嫌っていたレイに助けられるという屈辱を味わった為廃人同然となり、周囲の人々も情緒不安定になって泣き崩れたりと、作った方々の身を思わず案じてしまうほどです。
次回予告や本編にも絵コンテや台本が普通に登場したりと、「何?これ」状態になりますが、これは庵野監督の精神状態が不安定で、ガイナックスの屋上から何度も飛び降りようとしたり、「医者にもらった薬を飲んでも気持ち良くならない」と嘆いていたようです(2012年に、うつ病を患っていた事を告白)。
そんな彼の状態がそのまま映像に現れており、苦悩するシーンや話がやけに多いのは、それが理由だと伺えます。
特にシンジについては、幼い時に母親を亡くし、父親にも捨てられた感じで育ってしまったわけですから、こうなるのは無理もないでしょう。
最終話もこんな調子ですから、一応使徒は全部倒したものの、シンジは苦悩し続け、さらに「世界は自分次第であらゆる可能性がある」事、そして「僕はここに居ても良いんだ」と気付き、知り合いや家族から「おめでとう」と祝福されるという、「えっ!?」な結末です(終わったはずなのに、全然すっきりしない)。

こういう作品ではありますが、後世に与えた影響は大きく、「セカイ系」という単語が生まれたり、綾波レイも無口で感情がなさそうな美少女キャラクターの原点となりました(「涼宮ハルヒ」シリーズの長門有希も、レイがいなかったら誕生しなかっただろう)。
話題になった同じ庵野監督の「シン・ゴジラ」も、一般市民が殆ど出てこない政府だけで話が進んだり、魅力的な女性陣が登場するところは、エヴァンゲリオンにそっくりです(音楽もエヴァの物が使用されていますが、これは作曲が同じ鷺巣詩郎さんだからでしょう)。




「ダイ・ハード」と同じく「交響曲第9番」の使用が印象的ですが、他にも使用された作品は多いです。
また温泉ペンギンのペンペン(架空の種類だが、見た目がイワトビペンギンやマカロニペンギン、ロイヤルペンギンなどに似ており、それに近い種類なのかもしれない)ですが、最初から一緒に暮らしているミサトはともかく、初対面のシンジやアスカは驚いているだけでなく、ペンギンの名前を一度も口にしていません。
「序」ではペンギン自体がセカンドインパクトで絶滅し、シンジ達にとって未知の存在となっている描写があるそうですが、こちらもペンギンは知らないような感じで描かれています。
ペンペンが数少ない生き残りなのか、最後の生き残りなのかは明らかになっていません。

後個人的に驚いたのが、渚カヲルの出番が思ったより少なかった事です。
人気と知名度もありますから、もっと多いと思っていましたが、何とも意外です。



出典

参考サイト


by asabatyou | 2018-11-19 11:05 | アニメ | Comments(4)

袋井市ふれあい夢市場2018

今日は「袋井市ふれあい夢市場2018」を見に行ってきましたので、その事について書きます。


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袋井市浅羽支所と浅羽保健センターや、浅羽記念公園に様々なお店が並んでいましたが、記念公園の所で太田隆文監督の「明日にかける橋 1989年の想い出」の、製作実行委員会の方々と再会しました(それ専用の服も、着ていました)。
まだ始まって間もないせいか、記念公園はミニ新幹線のりば以外の出し物やゲームはなかったです。


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芝八幡神社祭典祢里連合会の「あ組」の皆さんによる、三社祭礼囃子の披露がありました。
本当なら映像で撮りたかったですが、今はお金に余裕がなく、新しいメモリーカードを買うのが厳しいので、写真だけ撮りました。
これは10時からやり始めた最初の1回で、子供達が中心となっています。
馬鹿囃子で大人のひょっとこが登場しましたが、差別化や変化を出す為かもしれません。


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ミシシッピアカミミガメやクサガメ、イシガメといった、3種類の亀が展示されていました。
どうやらペットとして飼われていたミシシッピアカミミガメが捨てられて野生化しただけでなく、在来種であるイシガメの生息域を奪うなどが問題になっており、それを伝えた内容となっています。
確かにこの近くの川には、カメやコイ、小魚、カニなどが結構生息しているので、それを眺めるのが好きですが、カメはミシシッピアカミミガメが殆どです。
今思えばここでクサガメを見たのは、運が良かったのかもしれません。


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毎年参加している税務課の税金関連のクイズに、今年も挑戦してみました。
50点という結果でしたが、ポケットティッシュを貰いました。


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上の2種類と異なりメロープラザではなく、保険センターでやったものです。
大豆粉パンケーキの試食が出来る、「糖質クイズと栄養相談コーナー」に行った時の物です。
糖分を摂り過ぎると糖尿病を発症しやすくなるそうですが、まさか私の大好物の野菜ジュースにまで入っていたとは・・・。

毎年やっている「まちの保健室」にも行ってみましたが、痩せ過ぎだからもう少し体重を増やしても良いのではと言われました(以前、他の人にも同じ事を言われましたが)。


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浅羽記念公園にもう一度行ってみたら、時間の関係もあってディスゲッターナイン(的抜きゲーム)が出来るようになっていました。
2回目の三社祭礼囃子の披露まで時間があったので、図書館で暇つぶしをしました。


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お昼の12時になって再び「あ組」の皆様による、三社祭礼囃子の披露がありました。
大人の皆さんが中心となってやりましたが、今まで異なりその場で「シタシタ」とやっているだけで、あまり動かなかったのが少し不満でした。


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お昼休憩したくて一度帰宅した後、2回目の三社祭礼囃子の披露で、2階で芝八幡神社大祭のポスターなどを展示しているという話を聴き、それ目当てで再び行きました。
カレンダーや今年の写真が展示されていたり、2015年度の映像がこうして見られるようになっていました。
昔の写真もあって、20年ぐらい前の笠原地区祭典の祢里が全員集合したもの(見た目に、今との違いがいくつかあった)や、山栄車が今の姿になったばかりのものなどがありました(こちらに全部ではないですが、私が実際見た写真が見られます)。

ここで9番馬さんや、お祭りでは必ず会うと同時に、池田千尋監督の「映画をつくろう!」のワークショップに参加している子供達の父親と再会しました。
9番馬さんはかつて1990年代の初頭まで存在していた、十二社の事について触れていましたが、処分されたのかどこかに売ったのか、消息不明みたいです。
み組の昔の屋台は元々掛川の物らしく、2001年に遠州横須賀三熊野神社大祭の大工町から購入したので、今現在の姿となりましたが、昔の方はどこかに売ったようです。
今は四輪の屋台に改造されたそうですが、中々見に行く暇がないんだとか。



詳しくは、こちら↓


by asabatyou | 2018-11-11 16:20 | 観光、イベント | Comments(1)

アナタはアナタ(後編)

今月の7日ですが、ウル魔の最新話を読みましたので、その事について書きます。


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ストーリー
タバサとイザベラはフック星人に捕まってしまい、彼らの基地に連行されていた。
隙を見て奪われた杖を取り返す事に成功した2人は、フック星人達が自分の隊長や今の仕事に不満があり、早く故郷に帰りたがっている事を知ると、言葉巧みに彼らを味方に引き込む事に成功する。
フック星人達のおかげで武器の製造工場を破壊したタバサとイザベラだったが、帰れると意気込んでいたフック星人達は、全員何者かによって始末される。
タバサはまだ次の戦いがある事を確信し、その準備に取り掛かろうとするが・・・。


レビュー
前回の続きです。

フック星人達がまさか味方になるとは思いませんでしたが、上司に不満があって反乱するのは「戦艦ポチョムキン」で、若い娘に先導されてやるのは「メトロポリス」(1927年版)のようでした。

フック星人軍団の隊長が部下達と共にタバサを襲う時、アクロバットのような動きをしていますが、これは彼らの初登場作品である「ウルトラセブン」へのオマージュでしょう(実は動くフック星人は「ウルトラギャラクシー大怪獣バトル NEVER ENDING ODYSSEY」で少し見て、2度目が「ウルトラマンライブPeace of the Earth 2017」だったので、セブン版を見たのはつい最近だったりします。鳴き声が初代「ウルトラマン」に登場した、ドラコのアレンジでした)。

さらにタバサが体を鍛えていたおかげで、フック星人達の戦いに勝利出来ましたが、いつどこで何が役に立つか分からないものです。

結局誰が一体フック星人達に武器を作らせていたのか分からないまま終わりましたが、どうやらバット星人らしき宇宙人は、一切関与していないみたいです。


出典

本編


by asabatyou | 2018-11-09 19:04 | ウルトラ5番目の使い魔 | Comments(5)

三大怪獣 地球最大の決戦

昨日は録画した「三大怪獣 地球最大の決戦」を見ましたので、その事について書きます。
最近録画した映画やアニメを見る場合必ずWOWOWですが、今回はBS11で放送したものです。


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スタッフ
監督 : 本多猪四郎(本編)、円谷英二(特撮)
脚本 : 関沢新一
製作 : 田中友幸
音楽 : 伊福部昭


キャスト
進藤刑事 : 夏木陽介
進藤直子 : 星由里子
村井助教授 : 小泉博
塚本博士 : 志村喬 
小美人 : ザ・ピーナッツ(伊藤エミ、伊藤ユミ)
サルノ王女 : 若林映子
マルメス(黒眼鏡の男) : 伊藤久哉
沖田刑事課長 : 平田昭彦 
金巻班長 : 佐原健二
ゴジラ : 中島春雄、手塚勝巳


ストーリー
金星人と名乗る謎の女性が現れて世間を騒がせていたが、彼女は暗殺されたはずのセルジア公国のサルノ王女にそっくりだった。
彼女の予言通り、ラドンやゴジラが復活しただけでなく、かつて金星を滅ぼした恐ろしい宇宙怪獣キングギドラまで出現し、地球は大パニックとなる。
モスラは対立しているゴジラとラドンの所へ行き、争いごとをやめてギドラの猛威から地球を守る為に共に戦おうと呼びかけるが、2匹は聴く耳を持たない。
仕方なく諦めたモスラは単身ギドラに立ち向かうが、力の差は歴然としており、ろくに近づけないまま光線で撃たれ続ける。
その光景を眺めていたゴジラとラドンが遂に和解し、モスラに加勢。
今世界の運命を握った地球最大の決戦が、幕を切って落とされた!!


レビュー
「ゴジラ」(1954年版)のゴジラ、「空の大怪獣ラドン」のラドン、「モスラ」(1961年版)のモスラといった、主役経験のある怪獣達の共演を描いた豪華な作品。
かつてユニバーサルも、「魔人ドラキュラ」や「フランケンシュタイン」(1931年版)、「狼男」(1941年版)で主役だった怪物達を共演させた、「フランケンシュタインの館」や「ドラキュラとせむし女」を制作しましたから、その東宝版とでも言いましょうか。

本当は作る予定がなかったらしいですが、黒澤明監督の「赤ひげ」の撮影が長引いたので、正月興行用に急遽制作されました。
これが作られた1964年といったら、東宝は「宇宙大怪獣ドゴラ」や「モスラ対ゴジラ」も作っていたので、1年に3本も怪獣映画をやる事になりました(時間やお金は、大丈夫だったんだろうか?)。
1年にゴジラ映画を2本やるのはこれが初めてで、2度目が2018年の「GODZILLA 決戦機動増殖都市」と「GODZILLA 星を喰う者」です。
しかも「星を喰う者」にもギドラが登場している事に、何だか因縁を感じます。

話自体はゴジラ、ラドン(翼がデカいので、結構大きく見える)、モスラの3匹が、キングギドラから地球を守る為に戦う様を描いているので、人類の脅威なのが当たり前だったゴジラが、初めて味方となる記念すべき作品となりました。
モスラと違って完全な味方ではないですが、仕草がどこかやんちゃで子供っぽく(これはラドンにも、同じ事が言えるが)、初登場した時にあった恐ろしさは既にありません。
特にラドンとの喧嘩やモスラに説得されているところは、完全に駄々っ子そのもので、可愛く見えてしまいます(このモスラはまだ幼虫だから一番年下なのに、彼(彼女?)の方がよっぽど大人であった)。
ちなみに今回のモスラは、前作の「モスラ対ゴジラ」の終わり頃に登場した双子の幼虫と同一個体ですが、親兄弟の敵であるゴジラの力を借りなきゃならないのが皮肉です(親はゴジラとの戦いで戦死し、もう1匹の幼虫は劇中で死亡した事が語られているので)。

ゴジラシリーズを代表する名敵役、キングギドラもこれで初登場していますが、改めて見ますとインパクトがあります。
竜に似た姿ですが、全身黄金で頭が3つあったり尻尾が2本で、翼がデカかったりと、はっきりとした特徴があるので、他の怪獣と間違える事はまずないです(モデルは1956年に旧ソ連で作られたファンタジー映画、「豪勇イリヤ 巨竜と魔王征服」に登場した三つ首竜のズメイとされているが、1959年に同じく東宝が作った「日本誕生」に登場する、ヤマタノオロチもイメージ元になっている。他にもヒュドラやペガサスといった、神話や伝説の怪物をモチーフとして挙げているものもある)。
登場の仕方も大爆発が起こったと思ったら、そこから徐々にあの形になっていくところは、恐ろしい敵が来たという威圧感に溢れていますし、鳴き声や飛行音が非生物的なのも異世界感が出ていて素晴らしいです。
後に異星人や侵略者の手下として暴れる事が多いギドラですが、本作では自分の意思で行動しているのも特徴です。

怪獣の事ばかり語ってしまいましたが、人間ドラマも金星人と名乗る謎の女性が死亡したはずのサルノ王女にそっくりで、彼女を巡って暗殺団と刑事の死闘をスリリング且つ軽快に描いているので、こちらも見逃せません。
この暗殺団は確かに悪役ですが、王女を狙う時あえて冷静で穏やかな口調で接したり、任務に失敗して上司に怒られた時はビクッとしていたりと、この人達はこの人達できっと色々苦労しているんだろうなと垣間見えたので、あまり憎めなかったです。
その中の1人を演じたのが、「ウルトラマン」のハヤタ隊員役で有名な黒部進さんですが、変身後を演じた古谷敏さんも隕石の調査隊の1人を演じているので、2人のウルトラマンが共演した事になります。



1971年にリバイバル上映された時の、予告編です。
本当は三大怪獣とは、ゴジラとラドンとモスラの事を指しているのに、こちらではラドンの名前が削除されているなんて・・・↓

本当ならいつもみたいに怪獣を演じたスーツアクターの名前を全部書きたいですが、この映画ではゴジラ以外誰なのかがはっきりしていないので(キングギドラ役が広瀬正一さんか坂本晴哉さん、さらにラドン役とされている宇留木康二さんが、実はギドラ役だったという表記もある為)、ここではあえて記載しません。

個人的にびっくりしたのが、金星人の話を聞いている人々の1人が、「おめぇさん、男かい?女かい?何ならここでストリップしてくれよ」と言っていた事です。
ゴジラ映画は小学生の時、夢中になって何度も見ていましたから、見ていると「こういうシーンあったな、このセリフ覚えてる」など、当時の事を思い出しますが、まさかこんな卑猥なセリフがあった事に驚きました(当時は、全然分かりませんでしたが)。

他にも始まる前に「本作には不適切な表現がありますが・・・」とテロップが表示されましたが、それも納得出来ます。
「きちがい」という言葉が何度も出てきたり、インファント島の住民は日本人が演じてるけど、それらしく見せる為に肌を茶色に塗っているのが、ミンストレル・ショーを思わせます(これは他のゴジラ映画や、特撮映画にもありましたが)。
今では絶対に出来ませんし、やったら問題になるでしょう。



出典

参考サイト
https://seesaawiki.jp/w/ebatan/d/%b1%a7%ce%b1%cc%da%b9%af%c6%f3

参考文献

参考動画


by asabatyou | 2018-11-06 09:58 | 特撮、モンスター | Comments(2)

チート

昨日は元々自宅にあるDVDの1枚、「チート」を見ましたので、その事について書きます。
久々にもう一度見たいと思っていましたが、中々時間がありませんでした。


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スタッフ
監督、製作、編集 : セシル・B・デミル(監督と編集した事は、ノンクレジット)
脚本 : ヘクター・ターンブル、ジーニー・マクファーソン
撮影 : アルビン・ワイコフ


キャスト
ヒシュル・トリ : 早川雪洲 
イーディス・ハーディ : ファニー・ウォード
ディック・ハーディ : ジャック・ディーン  
トリの使用人 : 阿部豊  
ジョーンズ : ジェームズ・ニール


ストーリー
ニューヨークの投資家ディック・ハーディの妻イーディスは社交的な女性だったが、同時に浪費家でもあった。
ディックはイーディスに浪費を慎むようたしなめるが、彼女にその気はなかった。
赤十字の基金を使い込み途方にくれたイーディスは、親交のあった日本人の富豪ヒシュル・トリから大金を借りるが、その条件とは彼の愛人になる事であった。
大儲けしたハーディから嘘をついて1万ドルを得たイーディスだが、トリはそれを受け付けず、彼女に迫る。
必死に抵抗するイーディスに激怒したトリは、自分の所有物である事を意味する焼印を、彼女の肩に当てるが・・・。


レビュー
ハリウッドで有名な日本人俳優と言ったら、誰がいるでしょうか?
黒澤映画によく出演し、多くの映画人に尊敬された三船敏郎さん、元祖ゴジラ俳優で「ミスター・ゴジラ」という愛称で親しまれている中島春雄さん、「世界のキタノ」と呼ばれているビートたけしこと北野武さん、「硫黄島からの手紙」や舞台版「王様と私」などに出演した渡辺謙さん、「ラストサムライ」や「ラッシュアワー3」などに出演した真田広之さんがいますが、彼らの先駆けと言える人物がいます。
それがこの「チート」に出演している、早川雪州さんです。

元々早川さんは剣劇の俳優として活動していたのですが、それを見ていたセシル・B・デミル監督(実は旧約聖書の「十戒」を1923年と1956年と2回も映像化しており、グロリア・スワンソン氏主演の「サンセット大通り」では、本人役で出演していたりする)に気に入られて、出演する事になったようです(最初は「活動写真なんて・・・」と乗り気じゃなかったけど、お金がたんまり貰える事を知って、引き受けたという)。

人妻が焼印を押されるショッキングなシーンや、早川さんの外国人ならではの東洋的な美貌が受けて大ヒット(この頃はまだ人種差別があって当たり前の時代だったので、彼の成功が面白くない人々も少なからずいたとの事)、早川さんもアメリカとヨーロッパで主演男優としてスターダムにのし上がった最初のアジア系俳優となりました。
けど「残忍かつ好色で、非人道的な日本人」が主人公なので日本では公開されず、早川さんも母国での立場が悪くなり、白人家族に雇われている日本人がこの映画を見た主人から、いきなり解雇される事態まで起こりました。

さてタイトルとなっている「チート」、今現在でも耳にする事が多いので聞いた事がある人も多いと思いますが(使用例:「リアルチート」、「チートキャラ」など)、英語で「ズル」や「騙す」を意味する言葉です。
15歳ぐらいに初めて見た時は意味が分かりませんでしたが、色々知るようになった今ならそれが分かります。
被害者ぶっているヒロインですが、元を辿れば後先に考えずに金をバンバン使ったり、悪人と関係を持ってしまったからこんな事になったので、ぶっちゃけ全ての元凶であり自業自得です。
それで最後はトリに全責任を押し付けて、自分は清廉潔白みたいな感じになりますから、なるほど確かにチートキャラだ(笑)。
実際この映画のチートとは、早川さん演じる日本人ではなく、このヒロインの事らしいです。

サイレント映画ではありますが、44分(59分という表記もあり)でテンポ良く進んでいきますので、この手の映画に馴染みがない人でも楽しめます。
それに映像を見ていれば、大体どういう話なのかが分かります。
国辱的と言われてしまったのは仕方ないと思いますが、それでも悪い印象がないのは、早川さんの悪の魅力が堪能出来るおかげです(他の人では、こうはならなかったかも)。



劇中にあるシーンの一部です↓

この映画での早川さんですが、人間でありながらどこか人間離れしていて冷たい雰囲気があり、それで服装や立ち振る舞いに気品がありますから、吸血鬼に見えます。
他の人々は至って人間的ですが、1人だけ異世界人のようで何だか浮いた感じがしたのは確かです。
もしドラキュラ映画に出演しても、彼なら違和感なくこなせたでしょう。

ちなみに第1次世界大戦後の1918年にリバイバル公開された時は、日本がアメリカと同じ連合軍側で戦った事を考慮し、早川さんの役名や設定が「日本人の骨董商ヒシュル・トリ」から、「ビルマ人の象牙王ハカ・アラカウ」へと変更されました。
しかし撮り直しはせず、早川さんの衣装や邸宅が日本的であるシーンはそのままなので、違和感がある作りとなってしまいましたが・・・。
今現在日本で入手出来るDVDは、この1918年版です。



出典

参考サイト


by asabatyou | 2018-11-02 09:22 | 映画 | Comments(0)
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タイトルの通り「asabatyouのなんでもブログ(http://d.hatena.ne.jp/asabatyou/)」の続編です。ツイッターは、こちらです(https://twitter.com/asabatyou)。


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