今日で今までずっと見ていた買ったDVDの「ジャイアントロボ」を見終りましたので、その事について書きます。
前にも見た事があるのですが、全話見たのは今回が初めてです。
スタッフ原作:横山光輝
音楽:山下毅雄
編集:大橋四郎
技斗:久地明
キャスト草間大作(U7):金子光伸
南十郎(U3):伊東昭夫
ジャイアントロボ:土山登志幸
ギロチン帝王:佐藤汎彦
怪獣、ロボット:渡辺孝夫、清川正宏 ほか
ナレーター:千葉耕市
ストーリー宇宙からやって来たギロチン帝王は、他の宇宙人や地球の悪人を集めてBF(ビッグファイア)団という組織を作り、地球侵略を企んでいた。
そんな奴らが開発した兵器の中に、スフィンクスに似た巨大なロボット、ジャイアントロボがいた。
しかし草間大作少年と出会った事で正義のヒーローとなったジャイアントロボは、BF団の野望に立ち向かっていく。
頑張れ!我らのジャイアントロボ!BF団の魔の手から地球を守れ!!
レビュー「鉄人28号」で有名な、横山光輝さんの漫画を実写化したもの。
久々に見ましたが、本作は後世に影響を与えまくっている事がよく分かりました。
まずジャイアントロボの設定や、BF団のナチスみたいな敬礼(元々ジャイアントロボですら、ナチスの残党が作ったという設定だったので、胸にはそのマークがデザインされていたんだとか)、第23話のみ登場するBF団の幹部ゲルマのデザインは「仮面ライダー」で、目玉の怪獣ガンモンスは「ウルトラマン」シリーズでお馴染みのガンQ、巨大な手のロボットガンガー(似たようなモンスターは1963年のファンタジー映画「キャプテン・シンドバッド」に登場しているが、それは地面から植物のように生えており、後のキャラとは異なる姿で描かれていた)は、「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズのマスターハンドとクレイジーハンド、顔が2つあるダブリオンは「ウルトラマンレオ」のアシュランとブリザード、GRと大作少年の友情とその結末は「アイアン・ジャイアント」、GRのデザインと独特の掛け声は、アニメ版「アイドルマスター」の劇中劇「無尽合体キサラギ」です。
ミニチュアセットがあまりにも作り物然としている、戦闘シーンがGRの設定やデザイン、着ぐるみの構造上、派手な動きが出来ないせいか動きがグダグダ気味で、あっさり決着がついてしまう(怪獣やロボットの暴れるシーンは問題なし)、よっぽど時間や予算がなかったのか同じモンスターの使い回しが多すぎる(しかも再登場した時、初登場した時の事がなかったかのように語られる事もあったので矛盾している。せっかくストーリーは毎回違うのに勿体ない)など、不満点もいくつかありますが、本作が歴史に残る名作である事に間違いはなく、その後も「ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日」や、「GR-GIANT ROBO-」といったアニメが作られたり、「スーパー特撮大戦2001」や「スーパーロボット大戦」シリーズといったゲームでも活躍しているなどで、今でもその人気は衰えておらず、彼がいかに偉大なキャラクターであるかを証明しています。
最終回で「いつの日か、きっとまた我々の前に姿を現してくれる」みたいなナレーションが出たのですが、あれは本物でした。
OPです↓
私が思うに本作は終わり頃のエピソードの方が、ややシリアスで重々しいストーリーなので、そちらの方が好きです。
最初の明るくてあっさりとしたノリも良いのですが、ちょっと深みに欠けていますから。
だからこそ後半がより際立つといいますか、活きてくる気もしますけどね。
他にも外国へ行って事件を解決するエピソードが妙に多く、国際的なのも印象に残りました。
それと主役のU7こと草間大作を演じた金子光伸さんは、実写版の「悪魔くん」でも主役でしたね。
引退した後「もう一度役者をやりたい」と思ったらしいですが、両親の反対で出来なかったそうです。
また元気な姿を見せてほしいですが、1997年に交通事故で39歳という若さで亡くなられてしまったので、その勇姿を二度と見る事が出来ないのが非常に残念です。
1枚目:
懐かしの特撮 半壊矛盾城m(_ _)m…☆α==(・・#)パーンチ - 楽天ブログ.html2枚目:
ももクロ サンテCMとガンモンス ( グループ ) - ビッグ・ボスマンのハード・タイムな日々 - Yahoo!ブログ.html参考:
ジャイアントロボ - Wikipedia.html、
金子光伸くんForever and Ever.html、
ジャイアントロボ 殺人兵器カラミティ - 逆襲のジャミラ.html、
bbhさんのコメント、
TV ジャイアントロボ - allcinema.html、
ジャイアントロボ Vol.2<完>に入っている解説書、
ジャイアントロボとは- ニコニコ大百科.html、
BF団とは【ピクシブ百科事典】.html